木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
2023/05/26 更新
『ロミオとジュリエット』は、シェイクスピアの代表作です。「おぉ、ロミオ。あなたはどうしてロミオなの?」というセリフが有名です。本記事ではロミオとジュリエットのあらすじを簡単に紹介します。時代背景もあわせて解説しますので、ロミオとジュリエットについての理解を深めたい人は、ぜひ内容をご確認ください。
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ロミオとジュリエットと聞くと、悲劇の恋物語という点と「おお、ロミオ。なぜあなたはロミオなの」という名セリフを思い浮かべる人が多いことでしょう。
あらすじ全体について、あやふやな部分もあるかもしれませんので、ここで改めて振り返ってみましょう。
モンタギュー家とキャピュレット家は双方名家で犬猿の仲。血で血を争う抗争が繰り返されてきました。
そんなある日、キャピュレット家で仮面舞踏会が開催されることに。ロミオは友人に誘われて、政敵であるキャピュレット家に忍び込みます。
そこで出会ったのが、街で1番の美貌を誇るといわれるキャピュレット家の1人娘であるジュリエット。お互いに一目惚れでした。
仮面舞踏会が終わった後で、どうにも立ち去りがたいロミオ。そこでキャピュレット家の果樹園に入り込み、ジュリエットへ想いを馳せ庭を散策します。
あてもなく歩き回っていると、ジュリエットの声が。偶然通りかかった場所こそがジュリエットの部屋の真下だったのです。
ジュリエットはバルコニーから月を眺めています。一目惚れした男性とは決して結ばれることがないと知り1人嘆いていたのです。
なお「おお、ロミオ。あなたは、なぜロミオなの」というセリフはこのシーンのものとなります。
ジュリエットの情熱的なロミオへの思いを聞き、堪らず姿を現したロミオ。お互いの気持ちを確かめ合いました。
愛を確かめ合ったものの、抗争が続く関係である以上、ロミオとジュリエットの結婚は到底無理であることを痛い程理解していました。
そこで、フランシスコ会の修道僧であるロレンスに相談することに。
ロレンスはかねてより両家の和解を望んでいる人物で、2人が恋に落ちるということは争いを止めるきっかけになるかもしれないと希望を抱きます。
ロレンスの立ち合いにより、密かに2人は結婚式を挙げました。
その帰路、キャピュレット夫人の甥にあたるティボルトから喧嘩を売られてしまい、ロミオの親友のマーキューシオが身を挺して庇って、命を落としてしまいます。
ロミオは、マーキューシオを殺害してしまったティボルトに対して、猛烈な怒りが沸き上がりました。
ティボルトに決闘を申し込んだロミオは親友の仇を打つことに成功するものの、ティボルトを殺した罪で街から追放されてしまいます。
一方のジュリエットは両親から、大公の親戚にあたるパリスと政略結婚を命じられます。
この時代において貴族は自由恋愛という概念がないため、縁談を拒むということは基本的に考えられません。
しかし、ジュリエットは、パリスとの縁談をキッパリと固辞。キャピュレット夫妻は激昂して「勘当するぞ」と怒りをぶつけました。
ピンチに陥ったジュリエットは再びロレンスに相談。一計を案じたロレンスは、42時間仮死状態になる毒薬を飲み、葬儀を行った後でロミオがジュリエットを迎えに行くというプランを提案したのです。
ジュリエットは「目覚めなかったらどうするのか」と躊躇いましたが、パリスとの挙式は着々と迫ってきます。
覚悟を決めたジュリエットは挙式前夜にリスクを承知のうえで、結婚を逃れるために毒薬を飲み干し、仮死状態となりました。
キャピュレット家では一人娘の突然の死去に悲しみに暮れながら葬儀を執り行いました。
本来であれば、時間を見計らってロミオとジュリエットは落ち合うはずでしたが、ロレンスの使者とロミオは入れ違いに。
連絡が上手くいかず、ロレンスが立てた計画を知らなかったロミオは、てっきりジュリエットが本当に死んでしまったと誤解し自暴自棄になってしまったのです。
霊安室で仮死状態にあるジュリエットの姿を見て、絶望したロミオ。「あなたがいる国に僕も行こう」と呟き、持っていた毒薬を飲み干し、やがて絶命しました。
ジュリエットは仮死状態から目覚めると、隣には既にこと切れたロミオが横たわっています。
ロミオの傍に転がった毒薬の空き瓶を見て、事の成り行きを悟ったジュリエットは「ああ、意地悪。全部飲み干して、あとを追う私に一滴も残してくださらなかったの」と嘆きました。
そして、ロミオが身に付けている短剣を引き抜き、躊躇うことなく胸を突き刺しジュリエットも後を追ったのです。
その後、両家は命懸けの恋の真実を知り抗争を続けてきたことを後悔し、せめてもの供養になればとロミオとジュリエットを同じ墓地に埋葬することに。
そして両家は「金輪際争いをやめよう」と、和解することを誓い、物語は幕を閉じました。
現代を生きていると、今一つロミオとジュリエットの世界観や、価値観について理解が難しい点があるかもしれません。ここでは作品が作られた背景について紹介します。
ロミオとジュリエットが世に出たのは1595年前後だといわれています。作者のウイリアム・シェイクスピアや、この頃の時代背景について知ることで、もっと物語を楽しむことができるのではないでしょうか。
ロミオとジュリエットの作者であるウイリアム・シェイクスピアはイギリス出身の劇作家です。
1564年4月26日に、地元のストラトフォードで市議会議員を務めた父親と裕福な家庭で育った母親のもとに誕生しました。
若い頃は俳優をしながら脚本家として活動していたのですが、1592年頃からロンドンで脚光を浴び、徐々に脚本家にシフトしていったようです。
その後、ロミオとジュリエット、ヴェニスの商人、ハムレット、リア王、マクベスといった代表作品を描き上げました。
シェイクスピアの作品の魅力は、人間くさいキャラクターや名セリフ、身近な人間との愛憎や生死といった直感的に理解しやすいテーマが多いといった点にあるのではないでしょうか。
シェイクスピアが死去してから400年以上が経過していますが、今もなお世界中で舞台が演じられています。
シェイクスピアはイギリス出身の劇作家ですが、ロミオとジュリエットの舞台は14世紀イタリアの都市ヴェローナ。
イタリアでは「ロミオ」を「ロメオ」と表記されてきました。近年ではイタリア以外の国のクラシック音楽やバレエの分野では「ロメオ」と記載されています。
シェイクスピアがロミオとジュリエットを書き上げたのが16世紀のイギリスで、作品の舞台は14世紀イタリアなので、国も時代も異なります。
しかしシェイクスピアは、当時ヴェローナで教皇派と皇帝派に分かれて争いを繰り広げていた際に起きた事件をベースにストーリーが練り上げ荒れました。
実際にモンテッキ家(教皇派)のロメオと、カプレーティ家(皇帝派)のジュリエッタが禁断の恋に落ち、1302年にロメオがジュリエッタの兄を刺殺してしまうという事件が起こりました。
こういった背景から、シェイクスピアの中ではモンタギュー家を教皇派、キャピュレット家を皇帝派として設定していたのではないかと見られています。
なお、ヴェローナには人気観光スポットとしてアディジェ川の近くに、ジュリエットの家が現存しています。中庭にあるジュリエット像の右胸を触ると幸せが訪れるんだとか。
中庭にはジュリエットの部屋のバルコニーもあります。その高さは7mとかなりの高さ。ネットでは「ロミオがどのようにして忍び込んだのか」という疑問の声も寄せられています。
そして、ロミオとジュリエットが結婚式を挙げた舞台になったサン・フランチェスコ・アル・コルソ教会では、ジュリエットの墓というタイトルの石棺が残されていて一般公開されています。
ロミオとジュリエットは、これまで世界中で映画化や舞台化されてきました。
その中でも、1996年に公開されたアメリカの映画を思い浮かべる人が多いのでは多いのではないでしょうか。若きレオナルド・ディカプリオが主演のロミオとジュリエットを紹介します。
1996年に公開された映画「ロミオ+ジュリエット」で主人公のモンタギュー家の1人息子であるロミオを演じたのはレオナルド・ディカプリオ。
ジュリエット役は、クレア・デインズで、ティボルトはジョン・レグイザモ、マキューシオをハルロド・ペリノー、ロレンス神父をピート・ポスルスウェイトが演じています。
映画と原作の違いが気になりますよね。基本的には話の流れは同じなのですが、設定が色々異なっています。
原作ではモンタギュー家とキャピュレット家は貴族でしたが、映画ではマフィアの2大勢力という違いがあります。
やや現代的なアレンジがなされていて、原作では剣を使って戦っているシーンでは拳銃を撃つというアクションにっ変わっています。
作品中で流れる音楽は、重厚感溢れるクラシックではなくロックが使われていました。
衣装も、男性が現代のスーツを着ていたりするので、中世のイタリアを想定して映画を観ると違和感があるかもしれません。
映画の口コミは、映画サイトやツイッターで確認することができます。
賛否様々な意見はあるものの、ストーリー自体は原作に沿っているため、ストーリーを知っている人にとっては特段新しい発見はなかったという意見が多いようです。
一方で、原作のファンの人から「セリフがシェイクスピアの原作でスゴイ!」と再現性の高さに感心する声もあり、作品背景を知ることで違った楽しみがあるのかもしれません。
レオナルド・ディカプリオは当時まだ20代前半でした。ネットでは「王子様のような風貌が美しい」、と改めて絶賛するコメントが寄せられています。
ツイッターの意見を見ていると「水槽越しにロミオとジュリエットが見つめ合って恋に落ちるシーン幻想的で最高に好きなんですよね」と、恋愛にドップリと入り込んで楽しむ人もいるようです。
ロミオとジュリエットは悲恋の物語ですが、現代版解釈のコメディ映画「ロザライン」という作品があります。どのようにしてコメディテイストにしているのかが気になりますよね。
ロザライン|予告編|Disney+ (ディズニープラス)
2022年にアメリカで公開された映画「ロザライン」は、Disney+から配信されました。
作品はロミオとジュリエットをベースに作られたヤングアダルト小説「When You Were Mine」を実写化したものになります。
映画のヒロインであるロザラインはロミオの従妹という関係で、原作では冒頭にロミオが想いを寄せいている女性として登場しました。
原作では、ロミオはジュリエットに一目惚れした後は、ロザラインのことを一切思い出すことはありません。
映画版におけるロザラインはロミオの元カノという関係。原作と設定が大きく異なるようです。
映画のロザラインは、元カレのロミオに未練がありヨリを戻したいと考えて、あれこれ企むも裏目に出てしまいます。
ジュリエットが仮死状態になる毒を飲むという企みを聞くと「副作用があったらどうするの? ロミオが本当に死んだと勘違いしたらどうするの」とジュリエットに畳みかけるように問い詰めるシーンもあり、ロザラインは人間臭く、コミカルに描かれています。
バレエ版のロミオとジュリエットがあるのをご存知でしょうか。ここではバレエ版の楽しみ方、見どころについて紹介します。
バレエには物語バレエと古典バレエの2つのジャンルがあります。
まず古典バレエはクラシックバレエとも呼ばれ、踊りがメインとなるためストーリーとは関係なく踊りの見せ場が設定されます。
一方の物語バレエは、その名の通り物語の進行を重視。例えば「白鳥の湖」、「くるみ割り人形」、「ドン・キホーテ」など様々な作品があります。
その中でもロミオとジュリエットこそが、物語バレエの代表作品なのです。
シェイクスピアが脚本を書いていた時代は、演劇用の舞台など存在しておらず野外で行うものだったので、出演者のセリフを通して物語を伝えていました。
このため、どうしても情熱的になりがちで現代に生きる日本人としては「セリフがクサイ」と照れてしまうかもしれません。
バレエの場合、当然のことですがセリフはなく踊りで登場人物の気持ちを表現します。
これは非常に難易度が高い表現なのですが、観客としてはクサイセリフがない分、踊りに集中することができるのではないでしょうか。
踊りや表情で気持を伝える物語バレエと、激しい愛を伝え合うロミオとジュリエットは実は愛称ピッタリなのです。
バレエでロミオとジュリエットを観覧するにあたり、チェックしたいのがジュリエットを演じるバレリーナです。実はジュリエットの年齢は14歳。
映画やドラマでは、演者の見た目が重要になりますが、バレエの場合は、観客席から舞台の距離がありますし、バッチリメイクをしているため実年齢が分かりづらいという特徴があります。
このためジュリエットを演じるバレリーナが14歳だと感じられるような演技力が重要になってくるのです。
実際にバレエ界では30歳を過ぎたバレリーナが、可憐にジュリエットを演じる機会が多いのも事実。
ベテランのバレリーナは、演技力に深みがある方が多いため、新しいロミオとジュリエットを楽しめるかもしれません。
バレエのロミオとジュリエットは第一幕~第三幕までの各幕でニュアンスがガラリと変わるところが見どころです。
第一幕ではメインキャラが登場し、家同士の争いが勃発しているなどの背景が紹介されます。
あまり長い時間を割かずに、舞台の明かりが切り替わるとジュリエットが登場し、2人が恋に落ちるまでのストーリーがテンポ良く進んでいきます。
第二幕ではガラリと雰囲気が変わり、ティボルトとマキューシオが決闘するシーンでは、ロミオの抑えきれない迸る怒りの感情を出すのは、前幕の甘い恋の表現とは対照的です。
そして第三幕ではジュリエットの別れを予感させる悲しみと悲壮な決意を固めるシーンが印象的。大人の女性として精神的に成長していく様子をみることができます。
幕によってメインとなる感情が変わっていく点は観客を飽きさせません。
ロミオとジュリエットは和訳の小説が、いくつか存在しています。翻訳者によってニュアンスが異なることを理解すると、違った楽しみができるかもしれません。
ここでは日本で人気の和訳本と作品の特徴や、ロミオとジュリエットは愛を誓い合うシーンにおけるセリフの違いについても紹介します。
松岡和子さん訳の作品は、筑摩書房から1966年に出版されました。他の訳本では場毎に舞台の場所が記載されているケースが多いのですが、松岡和子さんの本には記載がありません。
その分注釈にボリュームが割かれています。特有の言葉遊びや背景が説明されているので、違和感なく読み進むことができます。
2人が愛を誓い合うシーンにおいてロミオのセリフは「誓おう、あの清い月に賭けて。
ほら、果樹の梢という梢を銀色に染めている──」となっています。
敢えて「清い月」と文学的な表現を使う傾向があるようです。
小田島雄志さんの訳本は上が緑、下が黄色に分かれていて作者のシェイクスピアの似顔絵が描かれています。1983年に白水uブックスから出版されました。
元々は1965年に出版された訳本を加筆したのが、この作品です。句の途中で改行を入れない工夫がなされていますので、スラスラと読めるという特徴があります。
そしてロミオが愛を誓うシーンでは「ぼくは誓います、あの果樹の梢。銀一色に染める清浄な月にかけて──」と、舞台のセリフを思わせるような表現がされていますね。
中野好夫さんの訳本は1951年に新潮文庫から出版され、2010年に改版が出ています。
第二次世界大戦後すぐの年代ということもあり、かなり古めかしい表現だと感じるかもしれません。
しかし、作品の解説に40ページも割いているだけあって、作品を理解する助けになるという意見が寄せられています。
ロミオが愛を誓うシーンでは「ジュリエット様、僕は誓言します、見渡すかぎり、樹々の梢を白銀色に染めているあの美しい月の光にかけて」と、ジュリエットに様を付ける点が他の訳とは異なりますね。
平井正穂さんの訳本は1973年に岩波文庫から出版され、1988年に現在の訳本へと加筆訂正したものへと改編されました。
この作品のタイトルは「ロミオとジューリエット」となっています。作品内でも「ティボルト」は「ティバルト」と訳されています。
他の訳本と比較しても固有名詞のイントネーションや、「―」が入る位置が異なるため違和感があるかもしれません。
ロミオが愛を誓うシーンでは「おお、ジューリエット、この庭の果実(みのり)豊かな樹々を銀色に染めている、あの清らかなる月にかけて私は誓う‥‥」となっています。
河合洋一郎さんの訳本は、2005年に角川文庫から出版されています。
あとがきに「上演を目的として、原文のリズムが持つおもしろさや心地よさを日本語で表現するようにつとめた」と書かれているだけあり、舞台の様子が頭に浮かぶ再現性の高さが特徴です。
出版された時期が比較的新しいこともあり、読んでいて頭に入りやすいのではないでしょうか。
ロミオが愛を誓うシーンでは「あの神聖なる月にかけて誓いましょう。この木々の梢を銀一色に染めている──」と、他の訳よりも文字数が短いという点も理解が進みそうですね。
大場建治さんの訳本は2007年に研究社から出版されています。他の本が文庫で出されているのですが、この作品は単行本です。
ページを開くと左側に英語の原文が、右側には日本語訳が対比で並んでいるため、単純計算で2倍の量になっています。英文学を学ぶ方にとってはぴったりの本ですね。
ロミオが愛を誓うシーンでは「ああぼくは誓う、ここの木々の梢という梢を銀一色に染めているあの清らかな月にかけて──」となっています。
シェイクスピアは37編、もしくは40編の物語を手掛けたといわれています。その中でもロミオとジュリエット以外で人気の作品について3つ紹介します。
マクベスは、シェイクスピアの作品の中で四大悲劇の1つといわれる作品です。
主人公はスコットランド王ダンカンの臣下で、王の命を受け侵略してきたノルウェー軍を迎え撃ち、見事成功します。
武勲を上げたことでマクベスはダンカン王から信頼され、領主になることができました。
領内の魔女はマクベスが通る道で待ち伏せて「将来は王になり、その後は友人のバンクフォーの子孫が王となる」と予言を託します。
マクベスは、この予言を聞いて「自分こそが王にふさわしい」と考えるようになり、やがてダンカン王を暗殺し、王座に就くと暴君として振舞うようになってしまうのです。
その後も自身の保身のために、邪魔だと感じた人物と次々に手にかけていき、滅亡に向かってまっしぐら。人間の欲や弱さを描いた秀逸な作品という評価がされています。
真夏の夜の夢は何度か映画化やオペラ化されており、現在も愛されるシェイクスピアの喜劇作品として知られています。
舞台は昔のアテネ。主役は貴族の娘のハーミア。ライサンダーという青年と恋仲なのですが、ハーミアの父親は、娘にデメトリアスという別の男性と結婚して欲しいと思っています。
ハーミアは父親が持ってきた縁談を嫌いライサンダーと駆け落ちすることを決意し、親友のヘレナにだけ打ち明けることに。
しかし、ヘレナはデメトリアスに想いを寄せているので、気を引くために駆け落ちをバラしてしまいます。
郊外の森を駆け抜けるハーミアとライサンダー。そして2人を追って行くはデメトリアス。
一方で森の中では妖精の王と女王が養子について意見が合わずいがみあっていました。各々の思惑を妖精パックの活躍で解決に導くというストーリーです。
ハムレットはシェイクスピアの作品の中でも特に人気がある作品で知識人から「最高傑作」と呼ばれてきました。
シェイクスピア四大悲劇作品の1つで、舞台はデンマーク王国となります。主人公のハムレットはデンマーク王国の後継者。
先代の王だった父親が死去し、叔父のクローディアスが即位しました。ハムレットの母親は未亡人になっていましたが、クローディアスと再婚。
まだ父親が死去してから時間が経過していないのに再婚してしまったことを密かに憂いていました。
そんなある日、ハムレットは家臣から「夜になると先代の王の亡霊が現れる」と聞き、確かめに行くと確かに父親の亡霊が。
実は毒殺されて命を落としたことを聞き、衝撃を受けたハムレットは、叔父に対して復讐を誓います。
暗殺を画策するも叔父と間違えて侍従長ポローニアスを刺殺してしまうなど歯車が狂い、ハムレットは悲劇的な最期を遂げることになります。
数々の作品を世に送り出したシェイクスピアは、49歳で引退したことが判明しています。年齢的には、まだまだ劇作家として活動ができたはずです。
一体、どのような理由で引退したのでしょうか。また、映画化されたシェイクスピアの晩年を描いた作品についても紹介します。
シェイクスピアはロンドンの劇作家として名を上げ、その人気から王権にも取り上げられました。
経済的に成功し、ストラトフォードで2番目に大きな邸宅を購入したことが記録されています。
そんなシェイクスピアが引退したのは1613年のことでした。自身がオーナーを務めていたグローヴ座が、上演中に火災により消失してしまったのです。
これを機に筆を追ったシェイクスピアは、49歳で生まれ育った故郷に戻り最期の日までひっそりと余生を送りました。
映画『シェイクスピアの庭』予告編
2022年2月に公開された「シェイクスピアの庭」は、断筆したシェイクスピアが故郷に戻った後の晩年の生活を描いた作品です。
映画は20年ぶりに自宅に戻ったシェイクスピアの帰還から始まります。妻と2人の娘は戸惑いを隠せません。
そんな家族の様子を気に留めることなく、シェイクスピアはマイペースに庭造りを始めます。
実は、シェイクスピアは17年前に長男を亡くしたことを悔やみ続け、供養のためにと始めた庭仕事だったのです。
時間が経過する中で妻と娘が抱える苦悩に気が付くシェイクスピア。家族とやっと向き合うようになっていきます。
映画の結末はネタバレとなってしまうので避けますが、1人の父親として家族との絆を取り戻すまでの穏やかなストーリーです。
シェイクスピアが死去したのは1616年4月23日。没年52歳。はっきりとした死因はわかっていません。一説では腐ったニシンから感染症に罹ったという説があります。
シェイクスピアは、トラトフォード・アポン・エイヴォンにある教会に埋葬されたことが判明しています。
ロミオとジュリエットはシェイクスピアの作品で舞台は14世紀のイタリアです。元々は戯曲として作られましたが、現在も映画やバレエ、舞台、小説など世界中で愛されています。
あらすじもシンプルで、シェイクスピアの作品の入門としてはピッタリ。ただし、原作が情熱的であるため舞台や映画、舞台ではクサイセリフに照れてしまうかもしれません。
バレエであればセリフがありませんので、踊りで感情やストーリーを把握することが可能です。様々な楽しみ方ができるロミオとジュリエットに挑戦してみませんか。
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ロミオジュリエットの主な登場人物を簡単に紹介します。