【実力派俳優・佐々木蔵之介】1人20役舞台「マクベス」に悲鳴?!
2021/11/24
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マクベスを演じる佐々木蔵ノ介のプロフィール
・本名:佐々木 秀明
・生年月日:1968年2月4日
・出生地:京都府京都市
京都市の造り酒屋・佐々木酒造の次男。
元広告代理店勤務(ますだおかだの増田と同期)の脱サラ俳優としても有名。
トーク番組やインタビューでは京都弁を交えて話す事が多い。
実家では食卓に自然と酒を使った料理がよく並び、中学時代には友人と弁当のおかずを交換した際「佐々木の卵焼きは酒臭い」と言われた事がある。また、実家の風呂は酒風呂であった。
酒造屋を営む佐々木蔵ノ介の実家ならではというエピソード。
俳優になる際は、家業を継ぐ予定であったため家族から反対されたが、NHK連続テレビ小説『オードリー』(2000年)に出演した頃には認めてもらい、実家の酒造からは「オードリー」という銘柄の日本酒も販売された。
佐々木蔵ノ介が演じるマクベスの元になっているのは、ウィリアム・シェイクスピア作の同名戯曲である『マクベス』
実在のスコットランド王マクベス(在位1040年–1057年)をモデルにした作品。
『マクベス』は『ハムレット』『オセロー』『リア王』とならぶウィリアム・シェイクスピアの4大悲劇のひとつ。
『マクベス』は全5章から構成されています。
簡単にあらすじをまとめると「スコットランド王ダンカンの臣下将軍マクベスは、魔女の予言と妻にそそのかされ、ダンカン王と友人である将軍バンクォーを殺して王と名乗るが、その後悔から次第に心の安定が得られなくなり、やがてマクベスに妻子を殺されて仇を狙っていたスコットランドの貴族マクダフと戦い敗死する」という物語。
・マクベス
スコットランド王ダンカンの臣下で将軍。後のスコットランド王。
・マクベス夫人
マクベスの妻。夫に悪行を重ねさせる。
・ダンカン
マクベスを重用していたスコットランド王。マクベスに暗殺される。
・マルカム
ダンカンの長男。
・ドナルベイン
ダンカンの次男。
・バンクォー
スコットランドの将軍で、マクベスの友人。
・フリーアンス
バンクォーの息子。
・マクダフ
スコットランドの貴族。マクベスに妻子を殺された。
・マクダフの妻と息子
マクダフがイングランドへ亡命したマルカムのもとへ行ったためマクベスに殺される。
・レノックス、ロス、メンティス、アンガス、ケイスネス
スコットランドの貴族。
・シーワード
イングランドの将軍。
・小シーワード
シーワードの息子。
・3人の魔女
マクベスに「いずれ王になる。女が生んだものにはマクベスを倒せない。バンクォーの子孫が王になる」などの予言をする。
・ヘカテ
呪術を司る女神。
・3人の暗殺者
マクベスの指示でバンクォーやマクダフの妻子を殺害する。
・マクベスの侍医
佐々木蔵ノ介が演じる『マクベス』は上記のあらすじを大胆に翻案したシナリオになっているようです。
舞台となるのは精神病院というから驚きです。
しかも佐々木蔵ノ介が演じる『マクベス』は一人芝居。登場人物のすべてをほとんど佐々木蔵ノ介が一人で演じ切るそうです。
精神病院を舞台に、病室に隔離された患者と彼を見守る看護師2人、計3人の出演者で構成される同作。佐々木蔵之介が演じる患者の男が、人格が乗り移ったように自身に内在する『マクベス』の様々な登場人物を代わる代わる演じ、シェイクスピアの『マクベス』の物語を再現していく。同時に、病室に取り付けられた監視カメラによって、患者の一挙手一投足が舞台上のスクリーンに映し出されるという。
佐々木蔵ノ介は「ひとり舞台だけは絶対やらない」と言っていたそうです。
それがなぜ今回一人芝居『マクベス』を演じることになったのか。
制作発表会見で佐々木蔵ノ介本人から面白い発言が出ています。
佐々木蔵ノ介本人も困惑しているご様子。
最後に笑かそうとするのが佐々木蔵ノ介らしいです。
この会見の後、佐々木蔵ノ介と演出家のアンドリュー・ゴールドバーグが茶話会を開催。報道陣にチョコレートと紅茶を振る舞ったそうです。
佐々木蔵ノ介主演『マクベス』の演出家
アンドリュー・ゴールドバーグ
ニューヨークを拠点におく、演出家・プロデューサー・ティーチングアーティスト。
古典作品、新作、ミュージカルなど幅広いジャンルの作品演出を世界各国で手がける。
佐々木蔵ノ介が一人で演じる『マクベス』は、ジョン・ティファニーとアンドリュー・ゴールドバーグの二人の演出家と実力派俳優アラン・カミングが共同リハーサルを重ねて練り上げたNTS版がオリジナル。
オリジナルの『マクベス』は2012年6月スコットランドで初演を迎えた後、毎年世界中から優れた舞台を選りすぐって開催される『NY・リンカーンセンター・フェスティヴァル』(ROSE THEATRE)に招聘され、演劇賞各賞を受賞しています。
日本公演はオリジナル演出家であるアンドリュー・ゴールドバーグを招聘し、National Theatre of Scotlandの全面協力で美術、衣裳、照明、映像、音響デザイン、全てがオリジナル演出による日本語版の上演。
アンドリュー・ゴールドバーグが語る意気込み。
熱い思いから佐々木蔵ノ介に対してプレッシャーをかける場面も。
佐々木蔵ノ介の一人芝居であること、日本初上演作品ということでかなり話題になった本作品。
テレビでも佐々木蔵ノ介とアンドリュー・ゴールドバーグが二人揃ってインタビューに応じていましたね。
佐々木蔵ノ介が大注目の『マクベス』を語る、動画を集めてみました。
こちらの動画は佐々木蔵ノ介とアンドリュー・ゴールドバーグの二人が登場した制作記者会見の動画の前編。
こっちは後編。
こちらは囲み取材で佐々木蔵ノ介が心境を吐露しています。
佐々木蔵ノ介による動画コメント。
『マクベス』で100分間の一人芝居に挑戦した佐々木蔵ノ介。
脚本もシェイクスピアの戯曲を大胆にアレンジした、まさに革新的な舞台作品。
残念ながら2015年の8月で公演は終了しましたが、初心者でもシェイクスピアの世界に浸りやすい舞台になっていた模様です。
一人20役を演じきった経験が役者、佐々木蔵ノ介のこれからにどんな変化を与えるのか。
今後の佐々木蔵ノ介の演技に期待です。
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