「デスパレートな妻たち」のあらすじやキャストは？打ち切り理由や続編は？

まずは、「デスパレートな妻たち」がどんなものかを確認します。その内容と、タイトルの意味についても見ていきます。

「デスパレートな妻たち」は2004年から2012年にかけて放送された、アメリカのテレビドラマです。高い人気を誇り、全8シーズン、180話放送されました。

この作品は主婦向けのドラマであり、コメディタッチで描かれています。主人公の女性たちが巻き起こす波乱万丈なエピソードを、サスペンス、ミステリー、お色気の要素を交えて描かれています。

原題は「Desperate Housewives」です。「desperate」は、自暴自棄の、死に物狂いの、絶望的な、などの意味があります。タイトルで、この作品の内容を説明しています。

この作品は、Amazonのプライムビデオで視聴できます。プライムビデオのサイトでは、各話ごとのあらすじなどの説明があります。気になる方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。

このドラマの撮影現場でいじめがあったとされており、話題になっています。この作品でガブリエル役を演じたエヴァ・ロンゴリアが、いじめを受けていたことを示唆しています。エヴァによると、いじめられていた自分を、共演者のフェリシティ・ホフマンがかばってくれたそうです。

次に、「デスパレートな妻たち」のあらすじを確認します。あらすじを掲載しているサイトの紹介もしていきます。

RENOTEというサイトに、5つに分けたあらすじが掲載されています。キャラクター別の説明も充実しており、これからこのドラマを見たい方にお勧めです。

また、ciatrというサイトには、最後の8シーズンまでのあらすじ概要が掲載されています。そのシリーズがどういったストーリーになっているのかが分かり、便利です。画像付きでそれぞれのシーズンの説明が載っており、そのシーズンの傾向が分かります。

のんびり楽しむ海外ドラマというサイトでは、シーズン1のラストの23話まであらすじが掲載されています。物語の導入から中盤あたりまでのストーリーが紹介されており、視聴者目線のコメントが参考になります。

この項では、「デスパレートな妻たち」のキャストを見ていきます。この作品には、個性の強い役者が揃っています。

テリー・ハッチャーが演じたスーザン・メイヤーは絵本作家のシングルマザーです。天然キャラであり、よくトラブルを招きます。お節介焼きな性格なため、探偵のような役割を果たすことが多いです。

リネット・スカーボは元キャリアウーマンであり、4児の母です。人心操作術に長けており、家族に対してそれを活用しています。夫婦関係や母親としての葛藤、闘病生活など、様々なトラブルに見舞われるキャラクターです。

ブリー・バン・デ・カンプは、お嬢様育ちのカリスマ主婦であり、完璧主義者です。夫と子供たちの暴走によって理想の家庭が崩壊していきますが、それを守ろうとします。夫の死後、様々な男性と交際しますが、その度にトラブルに巻き込まれます。

ガブリエル・ソリスは元トップモデルで、欲しいものは手に入れないと気が済まない性格です。裕福な夫との夫婦生活に不満を持ち、高校生と不倫関係になります。物語が進むにつれて、富や名誉、美貌を喪失していきます。

このドラマに出演していたイーディー役のニコレット・シェリダンは、性格が悪いために降板になったという噂があります。ただし、降板の本当の理由は明らかになっていません。男好きのセクシーなトラブルメイカーを演じていました。

次に、このドラマの打ち切りの理由を見ていきます。その理由としては、キャストのギャラの高騰、作品としてのマンネリ化などがあるようです。

シーズン8の終了するタイミングである、2012年5月で、このドラマは打ち切りになりました。シーズン8で終わるというニュースが出て、メインキャストの4人はショックを受けていました。

主演女優4人のギャラが、1話あたり2900万円まで高騰したことが、打ち切りの原因の一つです。視聴率が稼げなくなったことも大きな原因です。人気シリーズとして、長く続き過ぎたツケが回ってきたようです。

番組クリエイターのマーク・チェリーは、前述の元出演者であるニコレット・シェリダンに暴行・差別・不当解雇などで訴えられ、裁判は長期化していました。マーク・チェリーはシーズン8においては、製作総指揮ではなくコンサルタントとしてのみ関わるなど、番組に対する意欲が薄れてきていました。このように、番組を取り巻く環境がどんどん悪くなっているところで、番組終了の決定でした。

この項では、「デスパレートな妻たち」の続編の可能性について見ていきます。このドラマは、何度か続編の制作が噂されています。制作側と、それを受け止めるファンの反応を確認します。

主要キャストのシーズン8の契約が更新された際、その契約にはその先のシーズン9のオプション契約も含まれていました。そのことなどから、シーズン9の制作の可能性もあるのではと期待されてきました。しかし、その後、シーズン8の開始を待たずして、番組終了が決定されました。

2022年の元日に、番組公式ツイッターにおいて、主要キャストの写真とともに、『*デスパレートに*2022年を待っている』と投稿され、話題を集めました。このドラマのリバイバルを示唆しているという声が多く上がりました。この作品のリブート版が始動される発表があったわけではありませんが、ファンはこの作品の続編を熱望しているようでした。

2021年にも、主要キャストのエヴァが、続編の可能性を感じさせるコメントをしています。制作者と、続編を前向きにとらえる話をしているという発言でした。しかし、ブリー・ホッジ役のマーシア・クロスはリブート版は不可能だと思うとコメントしています。描くべきストーリーがもう残っていないというのが、その理由です。

この作品のクリエイターであるマーク・チェリーは、ドラマのコンセプトが浮かんだきっかけについて語っています。そのきっかけは、5人の子供を溺死させた罪に問われるも、精神障害を理由に無罪になったアンドレア・イェーツという女性の裁判です。この事件について母に尋ねると、「私も同じような時あったわ」と驚きの返事が返ってきたそうです。彼はいつも母のことを完璧な妻であり、完璧な母や主婦を志す女性として見てきたが、自暴自棄になったことがあったと知ってショックだったそうです。

自分の母がこうした思いをしたことがあったなら、郊外に住む女性達にもあるだろうと気付いたのが、この作品のアイデアの起源だそうです。母や妻という役割に縛られがちな女性の普遍的な悩みや葛藤が根底にあるので、現代の女性の共感を得ているのかもしれません。そのような重いテーマを含みつつ、コメディ調の演出でエンターテインメントに昇華している点に、この作品の価値があるのかもしれません。一人の女性の結婚生活や子育て、恋、自己実現、お金、健康問題など、切実な悩みがキャラクターたちに振り分けられています。

人気ドラマである「デスパレートな妻たち」について調べてみました。最後までお読みいただき、ありがとうございました。この人気作の続編が制作されるかどうかは、現時点では分かりません。ただ、熱狂的なファンが存在し、その可能性があることは確かです。続編の可能性を見据えつつ、この作品を見守っていきましょう。