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2023/12/28
大今里
まずは、夢日記がどういったものなのかについてお伝えします。テレビにも登場したエピソードについても迫ってみたいと思います。
『夢日記』の書き方は、夢を記録するのみとなっています。まず寝る前には、枕元にメモとペンなどを用意しておきましょう。見た夢の内容を直ぐに書き留めるためです。脳というのは少しの刺激であっても夢の内容を忘れてしまうものであるため、スマホではなくアナログであるメモ帳が適しています。
目が覚めたなら、見た夢の内容をメモ帳にすぐ記録します。箇条書きやイラスト入り、単語のみなど、書き方は自由です。全く夢の内容を覚えていないとしても、焦ることなく少しでも内容を思い出そうとしてみましょう。思い出そうとすること自体が大事です。
『奇跡体験アンビリバボー』で、『夢日記』が登場したことを知っているでしょうか。2022年4月7日の放送で、『夢日記』について取り上げられていたのです。20歳で漫画家としてデビューした、たつき諒の話です。たつき諒は、2011年3月11日に発生した東日本大震災を予知する夢まで見ていたといいます。
夢日記は危険・怖いと言われますが、それは一体なぜなのでしょうか。続いては、夢日記が危険とされる理由について迫ってみたいと思います。
夢日記は、インターネットの巨大掲示板である2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)で、『気が狂う』として話題になりました。では、夢日記にはどういった危険性があるというのでしょうか。
夢日記をつけると、夢と現実の区別がつかなくなるとされています。夢日記を書き始めて2週間程度経つと、夢の内容をますます鮮明に思い出せるようになっていきます。飲み込みが早い人であれば、この時には既に夢のコントロールができるようになっている可能性があるでしょう。
しかし夢日記を1か月ほど継続すると、徐々に夢と現実が区別できなくなってくるといいます。
夢日記は、トラウマを追体験するという点でも危険とされています。夢には悪い内容のものもあり、過去に経験した辛いことやトラウマなどが夢の中に現れることがあります。夢というのは、辛い体験などを浄化する時にも見ることがあるでしょう。
しかしその際の夢の内容を夢日記に記述すると、夢が現実的になってくるのです。もしかしたら、再度嫌な思いをすることもあり得ます。
嫌な夢なら、忘れてしまいたいものかもしれません。しかし夢日記に書くと、嫌な夢であっても忘れられなくなってしまいます。思い出すだけでも不快になる夢でも、脳裏から離れなくなってしまうでしょう。例えばそれは、自身の大事なペットや誰かを殺してしまう夢である可能性もあります。
そういった夢でも、夢日記に書くと記憶してしまうのです。映像としても、夢であるもののリアリティがあるとされます。
夢日記をつけると、自身の感情やトラウマが露呈してしまいます。寝ている間に、処理がなされるはずの記憶あるいは感情が、夢となり出現することがあります。実際に自分が受けたストレスや傷付けられた言動、普段は心の奥底に眠る感情などが、夢の中に出てくることがあるのです。
思い出したくない事柄であっても、夢に出てくる可能性があるでしょう。負の感情が夢に混じることで、悪夢を見てしまうということです。
夢日記に関するゲームやアプリといったものはあるのでしょうか。ここで、夢日記のゲームあるいはアプリについて迫ってみたいと思います。
『ゆめにっき』のスマートフォン版のアプリがあります。暗い雰囲気の、夢の中という設定になっている世界を歩き回るゲームです。歩き回るのみであり、特段にストーリーあるいは目的があるわけではありません。なお”RPGツクールの歴史に残る傑作”とされているでしょう。
Windows用の、Yume Nikkiというゲームもあります。有料版のゲームでしたが、Steamで無料配信されています。一直線に、夢の世界を探索するゲームであり、独特な面白さがあるでしょう。
夢日記をつけた結果、危険というのは嘘なのかという話があります。では、夢日記は付けてみても危険はないのでしょうか。夢日記は本当に危険なのかという点について、迫ってみましょう。
夢日記は、”諸刃の剣(もろはのつるぎ)”だという声があります。”諸刃の剣”とは、利益をもたらす可能性がある一方で、損失を与える可能性もあることを意味します。両辺に刃のついた剣を振りあげることで、自身をも傷付けてしまう恐れがあることから例えられた言葉です。
夢日記も、一歩間違うと自身が傷付いてしまう恐れがあることをから、”諸刃の剣”といわれているでしょう。
夢日記をつけると、明晰夢を見る確率が上がります。明晰夢とは、寝ている時に見る夢の中で、自身で夢であることを自覚しながら見る夢です。また、幽体離脱の成功率も上がるとされています。夢についての、感覚的な部分がとても敏感になるでしょう。
夢日記を書くと、前世の記憶を思い出すことができることがあります。夢と前世は深く関わりがあるとされています。夢の中に前世の記憶がはっきりと出てくることはないでしょう。夢の中で見た初めて行った場所や初めて会った人の名前など、しっかりと憶えていることもあり得ます。
そうした場合には、前世の記憶である可能性があります。
夢日記を書くことで、自身の心理状況を把握できるようになる可能性もあります。夢日記を読み返してみると、読んだ内容の夢を、夢を見た日の辺りに実体験ことがあるものです。人や出来事などについて、自身が意識をしていることに気付くかもしれません。自身のその時の精神状態を把握することができるでしょう。
夢日記を書くことは、どういった人に適さないのでしょうか。最後に、夢日記が適さない人について迫ってみたいと思います。当てはまる人は、夢日記を書くことを避ける手段もあるでしょう。
精神的に安定していない人は、夢日記を書くことを避けた方が良いかもしれません。夢日記には、精神的に病むような内容が書かれていることがあります。記憶に残る夢というと、殺されることや恐怖を感じるといった、怖い夢であることが少なくありません。
こうした内容について夢日記として綴ろうと思うことから、書く際にも字が乱雑になることや読みにくい書き方になることがあります。そのため、自身がおかしくなってしまったように感じられるのです。日常生活にまで支障が出るようなら、夢日記は辞めておくことが大事です。
眠りが浅い人も、夢日記は辞めておいた方が良いでしょう。夢日記をつけ始めると、夢を覚えておこうとするあまりに熟睡できなくなる恐れがあります。睡眠は、脳や体を休めるためにとるものです。夢の内容を覚えておこうとすると、脳が冴えてしまい眠りが浅くなり、疲労あるいはストレスに繋がりかねません。
また眠りが浅いと、怖い夢などを見る確率も高まってしまいます。
夢日記を書かない方が良いのは、ネガティブ思考の人も該当します。夢で見た自身の気持ちを夢日記に綴ることは、ストレス発散にもなるとされています。しかし書かれている内容がネガティブなものばかりなら、読み返す際に過去の苦い記憶などが蘇ってしまいます。
それにより、余計に気持ちが落ち込んでしまいかねないからです。
怖い夢を頻繁に見る人も、夢日記を書くのは控えた方が良いでしょう。怖い夢について夢日記に書く際に、怖いと思った自身の感情を思い出すことになります。そうなると、ストレスを溜めることにも繋がります。
夢日記というのは、夢と現実の区別がつかなくなるなどの理由で危険だとされています。またトラウマを追体験することになるともいわれているでしょう。しかし、夢日記は明晰夢などを見ることができるなどの面も、持ち合わせています。夢日記には良い面もあるということです。
もし夢日記を書くなら、夢と現実の区別ができなくならないように、気を付ける必要があります。夢について探ってみたいという人は、夢日記を書いて見る手段もあるでしょう。
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『夢日記』は、寝ている時に見た夢の内容を書き留める日記です。見た夢の内容が良い意味を持つのか気になる方は多いかもしれません。しかし、直ぐに夢の内容を忘れてしまうと夢占いをすることはできないでしょう。『夢日記』として夢の内容を書き留めておくと、夢占いの際にも役立ちます。