木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
ポリゴンショックとはどういった事故だったのでしょうか。まずは、ポリゴンショックの概要について迫ってみたいと思います。
ポリゴンショックは、今から25年ほど前になる1997年12月16日に発生しました。大人気アニメ・ポケットモンスターの放送中に発生した事故です。当時の子供たちは、既に30歳を超える世代となっているでしょう。
前述の通りに、ポリゴンショックは”ポケモン”の放送中に起きた放送事故です。視聴者が光過敏症発作を起こして、全国で651人が救急搬送されてしまいました。そのうち、130人以上が入院することとなったのです。この事故は、『最も多くの視聴者に、発作を起こさせたテレビ番組』としてギネス認定されています。
この事故は、ポリゴンショックの他にも“ポケモンショック”や“ポケモンパニック”など複数の呼び方をされています。なお“ポリゴンショック”という名称の意味については、後述します。
ポリゴンショックは、被害者が出たこともあってなのかNHKでも報道されました。NHKが、ポリゴンショックを真っ先に報じたのです。事故が起きてから約3時間となる、12月16日の21時59分から放送された1分間のニュースにおいて、『ポケモンの視聴者が体調不良を訴えている』と報じられました。
その後には、フジテレビも同日深夜の『ニュースJAPAN』でポケモンショックを伝えています。
では、ポリゴンショックはなぜ起きたのでしょうか。続いてはポリゴンショックが起きた原因についてお伝えします。
ポリゴンショックが起きたのは、アニメーション上の演出が原因であると判明しました。アニメの該当回では、“パカパカ”という演出が用いられていました。この“パカパカ”とは、背景を短時間に点滅させる演出です。事故当時はまだCGの技術が進んでいませんでした。
そのため、“パカパカ”が多用されていたのです。この技術により、ポリゴンショックが起きたとされているでしょう。
当時ポケモンで使われた“パカパカ”では、特に刺激が強いとされる赤と青の点滅を用いていました。また問題の起きた回では、ストロボやフラッシングといった激しい点滅が多用されていた模様です。子供たちには刺激が強すぎたものと考えられます。
ポリゴンショックは、光の点滅も原因とされています。テレビを含め家電製品などからはブルーライトが発生しています。このブルーライトは、眼精疲労や体調不良を招く恐れがあるのです。また光が照射され過ぎると体内のリズムが狂ってしまうでしょう。
ポリゴンショックが起きたのは、赤青の色が繰り返されたことに加えて、強い光が照射されたという条件が重なったのが要因であるとされています。
もしかしたら、視聴していた子供の中にはポケモンを暗い部屋で見ていたケースもあるかもしれません。暗い部屋でテレビを見ると、明るい部屋で見るよりも体調不良になりやすくなります。光感受性発作を起こしてしまう危険性があるのです。
幼い子供というのは、画面に噛り付くようにして集中してアニメを視聴することがあるものです。テレビの目の前で見るなどして、「テレビから離れて見なさい」などと親から注意されることもあるでしょう。ポリゴンショックで体調不良となった子供の多くもそうだった模様です。
彼らは、テレビから1メートル以内で視聴していたことが分かっているのです。テレビを間近で見ることは危険だということになります。
次に、ポリゴンショックでの症状について迫ってみたいと思います。ポリゴンショックに見舞われた被害者は、どういった症状を起こしたのでしょうか。
少し先述もしていますが、視聴者たちはポケモンを視聴したことで“光過敏症発作”を起こしたとされています。この“光過敏症発作”は、光の刺激による異常反応を示す症状のことです。視覚より強い刺激が入ることで、脳が過剰に興奮し様々な症状を引き起こすのです。
強い光に対しての耐性は人により異なり、同じ光を見たとしても“光過敏症発作”を起こう人もいれば、眩しいと感じる程度に留まる人もいるでしょう。耐性が低ければ“光過敏症発作”になる可能性も高く、発作を起こせば重症化しやすいとされています。
ポリゴンショックでの症状は、その子供によって様々なものがありました。中には、てんかん発作や痙攣を起こした子供がいたとされています。この様な症状が出た子供たちが、救急搬送されたものと推測されているでしょう。
ポリゴンショックは映像を目で見たことで起きたことでした。そのため、目に影響のあった子供もいます。例えば目が霞んだという子供もいましたし、目がチカチカするといった症状が起きているのです。
発作や目への影響だけでなく、他にも気持ち悪い、気分が悪くなったという子供もいました。そしてくらくらするという子供や、吐き気を催す、頭痛を訴えるといった子供もいたとされています。
ここで、ポリゴンショックが起こった問題のシーンについて探ってみたいと思います。ポリゴンショックは何話目のどこで起きたのでしょうか。
ポリゴンショックが起きたのは、第38話『でんのうせんしポリゴン』の回でした。ポリゴンとはポケモンの一種となっています。ポリゴンはノーマルタイプのポケモンであり、ポリゴン(多角形)で作られたような体をしていている点が特徴です。
ポリゴンショックは、たった4秒の間に起きた出来事でした。当日のポケモンは夕方の18時30分から放送されていました。そして18時51分34秒からのシーンにおいて、約4秒間にわたり赤と青の激しい光が猛スピードで点滅したのです。
1回の放送の中で、1秒間に12回点滅したシーンが25ヶ所もあったとされているでしょう。それだけ、光の点滅が多用されていたということです。
代表的なポケモンといえばピカチューがいますが、このピカチュウが“ポリゴンショック”の真犯人だとする話があります。それは本当なのでしょうか。
“ポリゴンショック”とも呼ばれているため、ポリゴンが原因で起こった事故であると思われがちです。しかし、ポリゴンが犯人というわけではありません。“ポリゴンショック”を引き起こした犯人は他にいるのです。要するに、ポリゴンはとんだ“濡れ衣”を着せられてしまったということになります。
では、このポリゴンショックの犯人は一体誰なのでしょうか。子供たちの具合を悪くさせて張本人について迫ってみましょう。
”ポリゴンショック”を引き起こした真犯人は、ピカチュウだとされています。ピカチュウが攻撃をした際に、子供たちが多数体調不良を訴えたからです。ピカチュウが繰り出した技が、“ポリゴンショック”を生んでしまったでしょう。では、ピカチュウの出した技とは一体どういったものだったのでしょうか。
ピカチュウは、電気を発するのが特徴であるポケモンです。”ポリゴンショック”が起きたのは、ピカチュウが10まんボルトを放ったシーンでした。ピカチュウが、ワクチンソフトのミサイルに向けて10万ボルトの電気を放ちました。その電気がミサイルに当たった場面が、“ポリゴンショック”に繋がったのです。
ピカチュウの技で起きたのに、なぜ“ポリゴンショック”というのか不思議に思う方もいるかもしれません。この回の話がポリゴンの名前が使われています。このため、勘違いにより広まったものと推測されています。これが、ピカチュウショックではなくポリゴンショックと呼ばれる理由です。
全国で651人が救急搬送されたポリゴンショックでしたが、後遺症が残った被害者や死亡してしまった被害者はいたのでしょうか。続いては、ポリゴンショックで後遺症が残ったり志望した被害者についてもお伝えします。
ポリゴンショックにより入院した子供たちは多数いました。入院はしたものの、その子供たちも回復をして退院しています。とはいえ、中には後遺症が残ってしまった子供もいなかったわけではない模様です。では、どの様な後遺症が残ったのでしょうか。
ポリゴンショックで入院をした子供の中には、その後もポリゴンショックのことが記憶に残ってしまったケースもありました。「テレビを見るのが怖い」と言う子供もいたのです。これは、PTSD(心的外傷後ストレス障害)のような後遺症となっています。
PTSDとは、命を脅かすような強烈なトラウマを契機に、強い精神的衝撃を受けることが原因です。生活機能の障害をもたらす、ストレス障害でもあります。
ポリゴンショックでは子供たちが病院に搬送されるなどしましたが、幸い死者は出ていません。怖い思いをした子供もいたと考えられますが、犠牲者が出なかったことは何よりでしょう。
ここで、ポリゴンショックのその後について探ってみたいと思います。ポリゴンショックが起きた後には、どの様なことが起きたのでしょうか。テレビ局の対応などを見てみましょう。
ポケモンを放送していたテレビ東京は、ポケモンの番組やコンテンツを全て休止しました。ポリゴンショックが起きたことは事実ですが、アニメのどこに問題がありどの様な対処が適切なのか、不明だったためです。休止期間は、『原因が究明されて再発防止策がとられるまで』とされていたました。
そのため、いつまで休止となるのかも不透明でした。休止となるコンテンツには、毎週30分のレギュラー放送だけでなく、ポケットモンスター関連が全て含まれています。それもあり、「おはスタ」でもポケモンを扱わなくなりました。なお、再開までには4か月を要しています。
マスコミ各社は、ポケモンが悪いという風潮を作り出しバッシングをしました。その際には、「電脳時代の落とし穴」や「電脳時代の新たな現象なのか」といった表現がされています。しかしながら、NHKの『YAT安心!宇宙旅行』という番組でも体調不良を訴えた視聴者がいました。
このことから、ポケモン自体が悪いのではなく、アニメでの光の演出に問題があることが判明しています。
1998年4月に、日本民間放送連盟とNHKにおいて”映像表現におけるガイドライン”が制定されました。その中には、『1秒5回を超える点滅は禁止』や『点滅時間は連続して2秒以内』といった基準が盛り込まれています。また、テレビ東京も独自のガイドラインを制定しました。
テレビ東京のものは、NHKと民放連のものと比べ規制が厳しくなっています。問題を再発しないようにするという、テレビ東京の姿勢がうかがえるでしょう。
1998年4月11日に、テレビ東京系列において問題検証報告番組が放送されました。この番組には5日後にも再放送されています。放送の翌日にはテレビ東京側が、事件後に病院に搬送された被害者の中で接見できた269名のお見舞いをしました。また、245名に医療費を支払ったことも明かされています。
ポリゴンショックが起きてからは、1998年4月16日から『ポケモン』の放送を再開しました。この際には、、もう一度『アニメ ポケットモンスター問題検証報告』も放送されています。冒頭では、ポリゴンショックのお詫びと真相を報告しました。
そして、再放送に関して多くの視聴者から再開を希望するメッセージが寄せられていたことも明かされました。なお放送が再開されてからは、『部屋を明るくして離れてみてね』といった注意喚起のテロップが流されるようになっています。
楽しくアニメを視聴していて、具合が悪くなってしまったなら悲しいことかもしれません。ポリゴンショックにならないために、視聴者側ができることはあるのでしょうか。次に、ポリゴンショックにならないためには、どうするべきなのかについてお伝えします。
テロップでも注意喚起されるようになりましたが、明るい室内でテレビから離れて視聴することが大事です。保護者側も子供の様子に注意することが必要でしょう。もしテレビの目の前に座って集中しているようであれば、「下がって見ようね」などの声掛けをすることも大事です。
先述もしていますが、テレビ等から放たれるブルーライトは体に刺激となります。そうしたことから、ブルーライトをカットしてくれる眼鏡やフィルムを用意することも有効です。これにより、子供や自身の安全を守ることができる可能性があるでしょう。
ポリゴンショックは、ブルーライトをカットすることで防止できる可能性があります。ここで、ブルーライトをカットできるアイテムを3点ご紹介します。自身の目の健康のためにも、参考にしてみてください。
国産ブランド・Zoffのメガネ『Zoff PC REGULAR TYPE』もおすすめです。ブルーライトカット率は約35%となっています。おしゃれな丸型デザインでありビジネスにも使えますが、子供でも使用可能です。カラーバリエーションがあるので、自身の好きな色を選ぶこともできるでしょう。
続いてもメガネのご紹介です。『KEN NO MEGANE 鯖江メーカーブルーライトカットメガネ』は、ブルーライトカット率99%となっています。ブルーライトのほとんどをカットしてくれる優れものとなっているでしょう。また色彩感覚が鈍ることや、歪んで見えないように補正がされています。
JIS検査済みのため、品質面でも安心です。
NIMASO ガラスフィルム はスマホ用ではありますが、ブルーライトカットができるフィルムです。もしスマホで動画を視聴することがある場合には、特に役立つかもしれません。ずれることなく貼り付けが可能であり、端までカバーできるためブルーライトの漏れもないでしょう。
『COOVER ブルーライトカットフィルム PET製』は、パソコン用のブルーライトカットフィルムです。PET素材でり、サラサラとした指ざわりが特徴となっています。また、2枚入りとなっているのでコスパの良さもあるでしょう。
それだけでなく、シリコン吸着素材であることから気泡が入りにくい設計となっています。昨今はアニメも動画配信のサブスクで視聴できるため、パソコンで動画を楽しみたい方にもおすすめです。
ポリゴンショックでは、名称にもなっている通りにポリゴンが悪者のように扱われることがあるかもしれません。しかし、20年以上の時を経てポリゴンはやっと許されたという話があります。一体、ポリゴンに何が起きたというのでしょうか。
2020年9月に、ポケモンGOでコミュニティ・デイというイベントが開催されました。この際に2020年9月20日の11時から17時まで、野生のポリゴンがいつもよりも大量に発生するイベントが行われたのです。
このイベントに合わせたものなのか、海外のポケモン公式ツイッターが『ポリゴンは何も間違っていなかった』とツイートしたのです。これまで公式サイドでは、ポリゴンショックについて言及をほぼしてきませんでした。それもあり、この際のツイートには驚くポケモンファンもいた模様です。
イベントと相まって、“ポリゴン”が一時的にツイッターでトレンド入りを果たすほど話題となりました。
この際の公式ツイッターのツイートを受けて、ネット上では『ポリゴンが公式でようやく許された』や『長かった、本当に長かった』とやっとポリゴンが許されたことに喜びの声が上がっています。
2020年のポケモンGOのイベントでようやく許されたというポリゴン。ポリゴンショックで悪いイメージとなってしまっていた模様です。ポリゴンはどういった憂き目に遭ったのでしょうか。
ポリゴンショックが起きた後は、アニメ『ポケットモンスター』に登場しなくなってしまいました。これは、進化後のポリゴン2とポリゴンZも同様です。ポリゴンショックが起きてからというもの、ポリゴンのイメージが悪くなってしまったのかもしれません。
ポリゴンをアニメに登場させると、視聴した子供たちがポリゴンショックのことを思い出す点にテレビ東京側が配慮したことも可能性としては考えられます。
ポリゴンショックの影響は、他にもありました。例えばポケモン関連で、ゲーム機の発売日が明度の調整により延期となっています。そして、次の週に放送される予定だった「ルージュラのクリスマス」の放送が約一年遅れとなったのです。この様に、ポリゴンショックは様々な面に影響を与えたということです。
しかし、そのポリゴンも時を経て『何も悪くない』と許されているでしょう。
ポリゴンショックは、アニメ『ポケットモンスター』の第38話『でんのうせんしポリゴン』の回で発生しました。ポリゴンショックとも呼ばれることから、ポケモンの1種であるポリゴンが犯人なのかとも思われがちです。しかし真相は、ピカチュウが“10まんボルト”を放った際に起きたものでした。
光の激しい点滅が起きたことから、視聴者が具合悪くなってしまったのです。この回が『でんのうせんしポリゴン』というサブタイトルだったことから、ポリゴンショックとも言われるようになりました。その後は、テロップが流されるようになるなど、対策が講じられています。
また、ポリゴンもポケモンGOのイベントの際に、公式ツイッターでついに許されたのでした。
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どうしてポリゴンショックが起きたのかという原因については、当初は不明でした。なぜポケモンのアニメによって視聴者が体調不良になったのか、分からなかったのです。