ビートたけしが芸能界引退?事故で顔面麻痺の過去や映画作品を紹介
2023/12/28
大今里
木村一八さんは、伝説の漫才師・横山やすしさんの息子です。
2歳の時に両親が離婚し、母親と暮らしていましたが、経済的理由から10歳の時に、父・やすしに親権が移り、一緒に暮らすようになりました。
そして、父との共演でテレビ番組に出るようになります。テレビ初レギュラー出演は、中学校在学中の1983年に『やすきよの笑って日曜日』でした。
そして、1984年、横山やすしが主演した『唐獅子株式会社』で映画デビューします。
中学校卒業後に高校には進学せず、本格的に芸能界入りした木村一八さんは、父と同じ吉本興業に所属することとなりました。
すると、テレビドラマの『毎度おさわがせします』の主役に抜擢され、中山美穂と共演します。
横山やすしは「親の七光りでも何でも使えるものは使ったらいい」と話していましたが、「人気芸人の息子」という背景だけではなく少し不良っぽい雰囲気と恵まれたルックスで、一躍、人気アイドルの一人となりました。
1987年には、映画『シャコタン☆ブギ』で主演をつとめるなど、順風満帆な芸能活動を展開していきます。
また、俳優としてだけではなく、1986年1月、シングル「オレたちだけの約束」で歌手としてデビューし、オリコン週間チャート最高位8位を獲得しました。
シングルは3枚、アルバムは1枚発表されています。
木村一八さんの名づけの由来についてですが、
など諸説ありますが、木村一八さんが語ったところによると、横山やすしさんが「人生で、何か一つでも自慢できるものを持って欲しい」という願いから、歌舞伎の十八番に掛けて名付けられたそうです。
アイドル的な人気で、順風満帆な芸能生活をスタートさせた木村一八さんでしたが、後に事件を起こし、一変してしまいます。
事件に関しては後述しますが、現在、木村一八さんはどうしているのでしょうか。
木村一八さんは、いままでに3度逮捕されており、素行不良の印象が強い事から現在は、やくざになっているという噂があります。
しかし、事実ではなく、木村一八さんについてしまったイメージからでした。
テレビなどではほとんど見る機会がなくなっている木村一八さんですが、現在はVシネマを中心として、俳優を続けています。
「裏門釈放」や「極道の門」など、多くの作品で主演を務めて、活躍をしており、出演作品数は60本を超えています。
一番新しい出演作は、2021年に公開されている『義兄弟 第三章』です。
もともとは吉本興業やPower M、JAPAN STAGEに所属していましたが、2020年4月からは「ミライピクチャーズジャパン」に所属しています。
ミライピクチャーズジャパンは、映画、演劇(舞台・ミュージカル)の製作、興行(ライブ・イベント)、配給を手掛ける、株式会社MIRAIの事業部です。
続いては、木村一八さんの結婚や、過去の恋人について詳しく見ていこうと思います。
木村一八さんは、現在、数人の女性とお付き合いしていて資金援助もしてもらっているという噂があります。アイドルのように人気だった木村一八さんは、50代になっても、やはりもてるようです。
しかし、結婚しているという情報はないため、独身の可能性が高いと考えられます。
1988年頃は、女優の飯島直子さんと交際していたことが分かっています。このころはまだ、飯島直子さんは売り出し中で、木村一八さんの方が、知名度はあったのではないでしょうか。
2人は、木村一八さんが起こしたタクシー運転手暴行事件(詳しくは後述します)がきっかけで、破局したとされています。
2003年頃には、演歌歌手の藤あや子さんと交際していました。
舞台での共演をきっかけに親しくなり、結婚も視野に入れており、木村一八さんがマスコミの前で結婚を前提に付き合っている事を宣言していました。
藤あや子さんが、木村一八さんの8歳年上でしたが、二人の仲睦まじい姿を周囲はよく目にしていたそうです。
しかし、木村一八さんの素行の悪さから、藤あや子さんの周辺が二人の交際に猛反対していたと言われており、2人は破局しました。
続いては、木村一八さんの家族について見ていこうと思います。
木村一八さんの父親は、天才漫才師として有名な横山やすしさんです。
横山やすし・西川きよし、通称:やすきよは、派手な動きがおもろい「どつき漫才」を展開し、舞台の中央にあるマイクから離れて動き回るというそれまでに無かった漫才スタイルで、着実に人気を獲得していきました。
また、ボケ・ツッコミが激しく入れ替わる独特な「型破り漫才」で、結成から1年足らずで第2回上方漫才大賞の新人賞を獲得すると、結成わずか5年で、第5回上方漫才大賞の大賞を受賞しています。
しかし、破天荒な性格でお酒が好きだった横山やすしさんは、
様々なトラブルを起こしています。
1986年に相方の西川きよしさんが参議院議員通常選挙に出馬し当選したことで、漫才の仕事が出来なくなり、酒の量が格段に増え、次々とトラブルを起こし、最終的には1989年4月、吉本興業から契約を解除されました。
その後は、Vシネマに出演したりと芸能活動を細々と続けていましたが、51歳の時にアルコール性肝硬変になり亡くなりました。
木村一八さんは、両親が離婚後、母親と母親の実家である静岡県浜松市で暮らしていました。
しかし、経済的な理由から、10歳の時に親権が横山やすしさんに移ったため、大阪で横山やすしさんと暮らすようになりました。
横山やすしさんは、再婚していた為、再婚相手の木村啓子さんが木村一八さんの第2の母親となりました。
木村一八さんには、異母兄弟である2人の妹がいます。
1人は一般人、もうひとりは漫才師「さゆみ・ひかり」の木村ひかりさんです。木村ひかりさんの相方は、夫婦漫才師・宮川大助・花子の長女・宮川さゆみさんで、2000年7月に結成されています。
続いては、木村一八さんとダウンタウンの松本人志さんが不仲であるという噂について詳しく見ていこうと思います。
事の発端は、ダウンタウンのコントを横山やすしさんが「チンピラの立ち話」と批判したためと言われています。
ダウンタウン松本人志さんは「チンピラの立ち話で何が悪いのか。面白ければなんでもいい」と話しています。
さらに、ダウンタウンは『ダウンタウンのごっつええ感じ』内で、横山やすしさんをパロディ化した「やすしくん」というコントをやっていました。
ある回では、オチは、「日本一の漫才師、○ぬ!」といって、横山やすしさんがセスナ機「月光号」から転落死するというブラックジョークの内容のコントを放送していました。
このコントは、横山やすしさんが亡くなる1か月ほど前に放送されており、これに対し、木村一八さんがキレたとマスコミが掻き立てて、松本人志さんとの不仲説が取り沙汰されるようになったとされています。
しかし、このダウンタウンの横山やすしさんに関するコントは、横山やすしさん本人も公認のコントだったそうです。
実は、このコントに横山やすしさん本人も出演する回があったそうなのですが、それを放送する前に本人が亡くなってしまい、マスコミが掻き立てたため、放送されなかったそうです。
また、その事をマスコミはあえて取り上げず、確執を煽り立てたと言われています。
もともと旧知の仲で、本人たちが不仲説を否定しています。
木村一八さんは、ダウンタウンの横山やすしさんに関するコントを見た時の感想を「面白いと思った」と語っています。
横山やすしの七光りだけではなく、持って生まれたルックスなどで、デビュー後あっという間にアイドル的な人気を獲得した木村一八さんでしたが、数々のトラブルを起こし、芸能活動に陰りをもたらしました。
どのような事件を起こしたのでしょうか。詳しく見ていこうと思います。
俳優として人気を獲得していた19歳の時、タクシー運転手に対し一方的に暴行を加え傷害容疑で逮捕されます。
遊び仲間と飲酒した後、六本木の路上でタクシーに乗車を拒否されたことに腹を立て、直後に停車した別のタクシーに八つ当たりをして、車体を傷つけました。
木村一八の行為に対して抗議をした運転手に、回し蹴りをして暴行を加え、タクシー運転手が脳挫傷になるほど、一方的に暴行しました。
また、木村一八さんは「こいつが死んだら俺がムショへ行ったらええんやろっ!大したことあらへん!」と叫び、仲間は歓声をあげ、拍手までしていたとの目撃情報が多数あがり、世の中を震撼させました。
木村一八さんは、少年院送りとなり、吉本興業は懲戒処分として専属契約を解消しました。
被害者への損害賠償は吉本興業による肩代わり弁済でした。
親の横山やすしさんへも批判が集中し、「いくらかわいい息子がやったこととはいえ、人を生きるか死ぬかの目に遭わしてしまって、ホンマにすんまへんでした。」「自分の教育が間違っていた」と謝罪しました。
被害にあったタクシー運転手は、一命は取り留めたものの、味覚や嗅覚を失うという重い後遺症が残ってしまったそうです。被害者とは、総額1億円を超える示談金と治療費を支払い和解した言われています。
タクシー運転手への暴行事件の際、まだ20歳になっておらず、未成年での飲酒だったわけですが、実は、木村一八さんはデビュー前からも問題が多かったと言います。
デビュー前から飲酒や喫煙は当たり前で、ケンカをしてトラブルを起こしたりしていたようです。
また、デビュー後も仕事現場に遅刻してきたり、、二日酔いで撮影をしたり、仕事途中で帰ってしまうなどの問題行動が多々あったようです。
木村一八さんは、少年院から1年後に出所し、マスコミが押し寄せることを警戒した周囲が用意した、比叡山のお寺に身を寄せていたそうです。
そうして、しばらくは自粛していましたが、1992年にドラマ『十年愛』で俳優として復帰し、芸能活動を再開させました。しかし、以前のような活躍は難しかったようです。
今ほどではありませんが、復帰に対しては批判的な声が多数あがったようです。
そんな中で、1995年2月、アメリカ人の少年へ因縁をつけ、暴行容疑で2度目の逮捕となります。その際は、罰金20万円の略式命令を受けています。
2001年に再び専属契約を結び、芸能活動を再開させた木村一八さんでしたが、その後、吉本興業との契約を解除、フリーとして活動を始めます。
そして、2006年3月、日本刀を所持していたとして、銃刀法違反で3度目の逮捕をされています。所持していた日本刀は、模造刀だったため、不起訴処分となりました。
横山やすしの息子として有名な木村一八さんについて、ご紹介してきました。
親の知名度と、自身のルックスから、瞬く間に人気俳優となった木村一八さんでしたが、タクシー運転手への暴行事件を起こし、逮捕され、一気に転落していってしまいました。
現在は、Vシネマを中心として俳優活動を続けていらっしゃるようです。また、青少年に対する人生相談を受けており、社会貢献や地球環境のエコロジー問題の活動も始めているそうです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局