【衝撃】太陽の末裔の全24話のあらすじを簡単に解説!ネタバレ要注意
2023/05/18
himawari3232
浅見光彦シリーズは、西村京太郎、山村美紗とともに、旅情ミステリー作家の代表的人物として知られる内田康夫の推理小説です。
内田康夫の推理小説を原作とし、テレビ会社各局の2時間ドラマ帯にて長期シリーズを獲得するほど、人気を博しており、ドラマ化だけでなく、映画化や漫画化もされている作品です。
内田康夫さんは、2018年に83歳で亡くなりましたが、浅見光彦シリーズは、114作目まで執筆されており、遺作となった「孤道」が未完のままシリーズ最終巻となっています。
タイトルの通り、主人公はルポライターの浅見光彦です。浅見光彦は、大学卒業後、商社・新聞社・薬品会社などを転々としてルポライターになり、主に旅雑誌「旅と歴史」を中心に、紀行文や旅案内のルポを専門として原稿を寄せている人物として描かれています。
住所は東京都北区西ヶ原で身長は179センチの男前で、ルポの取材先などで殺人事件に巻き込まれる事が多く、それに対して持ち前の好奇心で独自の調査を行い、事件を解決に導く事が多くあるため「名探偵」と称されているという設定です。
また、マドンナ役にいつも振られてしまい、いつもいい人で終わってしまう部分もあります。
この浅見光彦シリーズは、日テレやTBS、フジテレビがドラマ化しています。
一番最初にドラマ化したのが日テレで、1987年に火曜サスペンス劇場でドラマ化され、8作品放送されました。
TBSは、1994年から月曜21時の2時間ドラマ枠で放送を行い、現在も定期的に放送を継続中で、今までに40作品放送されています。また、連続テレビドラマ化されたこともありました。
フジテレビは、1995年から金曜21時の2時間ドラマ枠にて、53作品放送されています。
浅見光彦シリーズは、母親や兄が登場することで家族と浅見光彦との絡みも見どころとなっています。
母親は、高級官僚で家庭持ちの兄と、無職に近いルポライターで独身の弟の浅見光彦を何かにつけて比較して、独身の浅見光彦を心配し、良い女性が現れないか気にしていて、浅見光彦は母親には頭が上がらない状態です。
また、兄は警察庁の刑事局長を務めるエリートです。このシリーズのお決まりのパターンに、浅見光彦が持ち前の好奇心で事件について独自の調査を行うが、それが原因で地元警察に捕まる⇒取り調べを受ける⇒警察庁刑事局長の浅見陽一郎の弟だと判明する⇒地元警察は態度を変え刑事が協力的になるというものがあります。
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続いては、日テレ版の浅見光彦シリーズのキャストなどについて見ていこうと思います。
日テレでは、1987年9月~1990年7月まで、計8作品が放送されました。浅見光彦を演じたのは、俳優の水谷豊でした。
火曜サスペンス劇場で放送されていたものであり、既に日テレでのシリーズは終わっています。
日テレの浅見光彦シリーズが8作品で終了したのは、原作者の内田康夫が日テレに対して以降のドラマ化を拒否したという噂があります。
なんでも、浅見光彦の衣装のイメージが原作とはあまりにかけ離れているとテレビ局側に伝えましたが、それを無視されたためと言われています。
日テレの浅見光彦シリーズは、平均視聴率が20%を超えていたにも関わらず、早々に終了していたのはそういった経緯があったのかもしれませんね。
共演者には、母親役で音羽信子、刑事である兄役は高橋悦司が演じていました。
続いては、TBS版の浅見光彦シリーズのキャストなどについて見ていこうと思います。
1994年から2000年までの13作品では、辰巳拓郎が浅見光彦役を務めました。
浅見光彦シリーズは、沢村一樹の印象が強い人が多いのではないでしょうか。沢村一樹は、2000年から2012年までの14作から31作までの18作品で、浅見光彦を演じました。
2009年10月期に水曜劇場で連続ドラマ化され、これが沢村一樹にとって初めての連続ドラマ単独主演作となりました。
沢村一樹の代表作と言っても良い作品となっています。
意外なことに、実は速水もこみちも浅見光彦を演じており、2013年から2016年まで、32作から36作まで出演していました。
2017年から『新・浅見光彦シリーズ』となり、1作目から平岡祐太が演じています。
平岡祐太は、オファーを受けたときは、「重みのようなものを感じ尻込みしてしまった」のだそうです。しかし、「人に寄り添い、気高く生きる光彦の人柄に惹かれた」とコメントをしています。
続いては、フジテレビ版の浅見光彦シリーズのキャストなどについて見ていこうと思います。
1995年から2002年まで、1作目から14作目までを榎木孝明が浅見光彦を演じました。原作者の内田康夫は、榎木孝明さんの浅見光彦が一番のお気に入りだったそうです。
降板は、年齢を理由としたもので榎木孝明が自身で申し出たそうですが、原作者である内田康夫の希望により、15作以降は、光彦の兄を演じていました。
15作目から53作目までの39作品、2003年から2018年まで浅見光彦を演じたのは、中村俊介です。浅見光彦を演じた俳優で最も多くの作品に出演しており、浅見光彦シリーズと言えば中村俊介を思い浮かべる人も多いかもしれません。
続いては、単発ドラマとして作られたものを見ていこうと思います。
1982年に、TBSの『ザ・サスペンス』において、国広富之主演で『後鳥羽伝説殺人事件』が放送されました。
この作品は、浅見光彦シリーズの第1作を原作としていますが、主人公は刑事となっています。浅見光彦ももちろん登場します。
浅見光彦がなぜ探偵のようなことをするようになったのか、それは妹が亡くなった事と関係があり、この作品でそれらが明かされています。
1986年には、テレビ朝日系の『土曜ワイド劇場』で篠田三郎主演で『小樽殺人事件』が放送されました。
2002年には、日本テレビ系で『火曜サスペンス劇場』20周年記念スペシャルで、高嶋政伸主演で『貴賓室の怪人』が放送されました。
浅見光彦シリーズは、テレビドラマだけではなく、映画化もされています。詳しく見ていきましょう。
浅見光彦シリーズでは唯一の映画は、1991年3月に公開されました。
続編を匂わせるような終わり方や「浅見光彦・事件簿ファイル第一号」と書かれていること、一時「第2弾製作決定」が報道されたことがあり、シリーズ化が計画されていたようですが、この作品一本のみとなっています。
映画は『天河伝説殺人事件』というタイトルであり、榎木孝明が主演でした。この映画で浅見を演じた榎木孝明は、原作者の内田から絶賛され、フジテレビでのドラマ化のきっかけともなりました。
榎木孝明は、映画出演が決まり、小説を読み始めたところ、その性格があまりに自分とそっくりで、自分の事を書いているのではないかと驚いたと語っています。
また、原作者の内田康夫も、榎木孝明と対面した際、ここに浅見光彦がいると思ったと語っています。
様々なテレビ局などで映像化されている浅見光彦シリーズについてご紹介してきました。
1987年に映像化されてから、30年以上、愛され続ける作品となっています。以前は『浅見光彦倶楽部』、現在は『浅見光彦友の会』に名称が変更され、ファンクラブまで存在するほど愛されるキャラクターで、人気が継続しているようです。
今後も愛され続けるシリーズでしょうね。最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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ロングセラーで、様々なところでメディア化されている浅見光彦シリーズですが、いったいどういったものなのでしょうか。詳しく見ていこうと思います。