【2020年】広岡瞬の現在！石野真子との関係は？レストラン「さくら」とは？

広岡瞬さんとはかつてホリプロやバーニングプロダクションに所属し、1979年から1996年まで活躍されていた俳優です。当時はイケメン俳優的扱いで、アイドル俳優として数多くのドラマに出演されていました。また、今もドラマなどでよくお見かけします石野真子さんも元旦那でもあります。

しかし広岡瞬さんは21世紀になる前に芸能界を引退されており、現在はメディアの前に姿を見せることはありません。この記事ではそんな広岡瞬さんの全盛期から引退後の現在までをまとめていきます。

引退時期や引退間際の活動を考えてもほぼ昭和の俳優と言っても過言ではない広岡瞬さんですから、最近の若い世代にはピンとこない人も多いかもしれません。よって、まずは広岡瞬さんのプロフィールや経歴をご紹介します。

広岡瞬さんの幼少期の情報は少ないのですが、デビューまでの話は有名です。

広岡瞬さんは森村学園高等部を卒業後にイギリスに語学を学ぶために渡りますが、留学先の日本料理店「さくら」でバイトをしている時に、周防郁雄さんの妻に見初められ、スカウトされました。周防郁雄さんは現在はバーニングプロダクションの社長であり、芸能界のドンと呼ばれるほどの重鎮です。

しかし当時のバーニングプロダクションの社長は酒井政利さんでした。この方も山口百恵さんや郷ひろみさんを発掘した「伝説のプロデューサー」として知られています。広岡瞬という芸名もこの酒井政利さんが名付けていたことから、広岡瞬さんへの期待値の高さが伺えることでしょう。

デビュー作は1979年に放送されたドラマ「沿線地図」。この全15話のドラマで広岡瞬さんは松本志朗役を演じます。このドラマは当時社会問題になっていた青少年の家出やドロップアウトが主題であり、その青少年役を演じた広岡瞬さんは相当の期待がかかっていたことが伺えます。

結果、沿線地図は話題作となり、何処か影があるイケメン青年を演じた広岡瞬さんの注目度も急上昇。その爽やかなルックスで数々の女性が虜となり、数々のドラマに出演されることとなりました。

1980年代に出演されたドラマは数多くあります。特にブレイク直後は多くの主演が舞い込みました。連続ドラマで主演を務めましたのは以下の作品です。

・痛快！ピッカピカ社員(1980年～)
・銀河テレビ小説「太郎の青春」(1980年)
・銀河テレビ小説「太郎の卒業」(1980年)

銀河テレビ小説とはかつてNHKに存在した夜の帯ドラマです。月～金放送、1シリーズが月で終わるペースで放送されていました。しかし1989年3月を持って終了しています。

1981年以降は2時間ドラマ中心に単発ドラマ枠での出演が多分を締めていますが、当時は2時間ドラマが主流の時代でもあり、出演数からかなり徴用されていたことが伺えます。しかし1990年に差し掛かった辺りで出演数は激減しました。

昭和の伝説の「八重歯アイドル」であり今も女優として活躍されている石野真子さんですが、広岡瞬さんと1990年に結婚されています。1990年といえば広岡瞬さんの仕事が減ってきていた時期でありますが、どう言ったご縁ご結婚されたのでしょうか？

結果的に6年で結婚生活は幕を閉じていますが、この項ではそんな2人に迫ります。

広岡瞬さんと石野真子さんの馴れ初めですが、1985年に舞台で共演したことで親しくなったと言われています。しかし1990年といえば石野真子さんは復帰後の軌道に乗り切れない頃で、広岡瞬さんは落ち目でした。故に報道や明かされている情報は少なく、共演以外の結婚に至るまでの過程は明かされていません。

広岡瞬さんと石野真子さん幸せな結婚生活は続かずわずか6年で破綻しました。公式発表では多忙によるすれ違いとされていますが、この頃の広岡瞬さんは俳優の仕事はほぼなく、石野真子さんも出演がそこまで多いわけでもありませんでした。なぜすれ違ってしまったのでしょうか。

しかし多忙の理由は後述します「レストラン経営」に繋がっているものだと思われます。この頃の広岡瞬さんはデビューのきっかけとなった、海外のアルバイト先のレストラン「さくら」を手伝っていたのです。

さくらの話は後においておきまして、広岡瞬さんと石野真子さんの間には子供がいませんでした。石野真子さんは前夫の長渕剛さんとも子供がいませんので、2度の離婚歴がありつつも子宝には恵まれなかったこととなります。

広岡瞬さんの結婚は1990年でしたが、1980年の後半に「ゲイ疑惑」などが報じられたことから出演は激減。結果的には広岡瞬さんのファンであるゲイの男性に陥れられた事が原因でしたが、イメージが拭えずに徐々にテレビから姿を消していきます。結婚後も仕事は増えることはなく、1990年～1996年の仕事はわずか9本でどれもが単発や一話限りの出演でした。

この石野真子さんとの離婚をきっかけに、広岡瞬さんは芸能界の引退を決意し、第二の人生をスタートすることとなりました。

1986年に18歳で自殺した事で今も語り継がれる岡田有希子さんですが、広岡瞬さんとの関係性がたびたび話題になっているようです。中には「自殺の原因が広岡瞬である」とも囁かれますが、その真相はどうなのでしょうか？

岡田有希子さんと広岡瞬さんは1985年ドラマ「禁じられたマリコ」で共演し、交際の噂が出ていました。しかし週刊誌でスクープされたわけでもなく、現在に追いてもよくある「共演していい感じだったから付き合っているのでは？」レベルの噂ではありました。

実際に「禁じられたマリコ」にて主演であった峰岸徹さんとの交際の噂のほうが当時は優勢です。

「禁じられたマリコ」は岡田有希子さんの遺作となりました。放送終了が1986年の1月末でしたが、その約2ヶ月後の同年4月8日に岡田有希子さんは投身自殺を起こし、短い生涯に幕を閉じました。

結果的に峰岸徹さんの次に噂になっていた広岡瞬さんが原因ではないかとも噂されることとなりましたが、その真相は岡田有希子さんだけが知るものであり定かではありません。しかし叶わない恋が理由であれば、当時は未婚だった広岡瞬さんが理由になる可能性は低いでしょう。

様々な噂が流れた上で、離婚を機に芸能界とさっぱり縁を切った広岡瞬さん。引退後は一般人となり、すべての始まりだったロンドンの日本料理レストラン「さくら」の経営に携わることとなりました。

この「さくら」は広岡瞬さんの親族が経営していたレストランであり、仕事が減り始めていた広岡瞬さんは頻繁に手伝いに行っていたことも知られていますが、後にオーナーを務めることとなりました。

引退後の広岡瞬さんはメディアの出演が無くなった上に発信も行わず、しかも海外。落ち目からの引退であったこともあり、もう話題になることはないだろうと誰もが感じていました。しかしロンドン旅行者から「"さくら"で広岡瞬を見た」という目撃談が相次ぎ、芸能人もブログでネタにするほどの盛り上がりを見せました。

広岡瞬さんは「さくら」を1975年から経営していた親族から、オーナー兼店長を任されるようになり、経営者としての敏腕っぷりを発揮。「さくら」以外にもいくつか飲食店を経営されていて、海外の有名誌に「敏腕」として紹介されるレベルにまで達しました。

しかし2014年にさくらは閉店。以降の消息は不明であり、広岡瞬さんの身に何があったかは不明となっています。「他に経営している飲食店」の噂もなく、目撃談もありません。ハリボテの敏腕経営者だったのでしょうか。

第二の人生を成功させたかと思いきや、またもや情報が途絶えてしまった広岡瞬さん。この項では引退後の広岡瞬さんについて、断片的にある情報をまとめていきます。

広岡瞬さんは2010年に再婚されています。ロンドン在住の日本人女性と言われていますが、日本料理店のご縁の可能性が高いと言われています。しかし子供の噂はなく、情報は少ないです。

広岡瞬さんは御年60歳。そろそろ隠居を考える時期であり、レストランを畳んだことも年齢が理由の可能性もありますね。今になって芸能界に復帰することは考え辛く、今度も芸能界で顔を見せることはないでしょう。

案外見てみると、広岡瞬さんはデビューの時こそ輝いていたものの、そのピークは短かった印象が拭えません。人気や有名シリーズに出演することはほぼありませんでした。

故に当時のトップに喰らい付けていたかと言われると微妙であり、時間がすぎるに連れて、俳優としての消費期限が過ぎ、フェードアウトしてしまったと考えられても仕方ありません。当時の一線級の多くは今もベテラン俳優として活躍している現在があるのですから。

新たな人物がブレイクし、飽きられ落ちぶれ、最後は消えていくのは今も昔も変わりません。私達も人生の一発屋にならないような人生を送りたいものですね。