木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
ジルドレは100年戦争期にフランスで活躍した軍人で、ジャンヌダルクの戦友でした。グリム童話の青髭のモデルになったという話や大量殺人を犯した大罪人としても有名です。ジャンヌダルクと関りがあることや伝説のインパクトから知名度は高いでしょう。
アニメや漫画、ゲームなど数々の作品にも登場しています。しかし、ジルドレがどんな人物だったのか詳しく知っている人は少ないでしょう。ジルドレの生涯や本当に子供を虐殺したのか?ジルドレが登場する作品などについてまとめてみました。
ジルドレは1404年9月10日生まれの貴族です。ジル・ド・レと表記されることも多いです。本名はジル·ド·モンモランシー·ラヴァルであり、ジルドレというのは通り名でした。男爵ですがラヴァル家は名家であり、家の格では当時のフランス国王にも引けを取りません。
幼少期のジルドレは美男子であり、武術と芸術の双方に優れた才能を発揮したと言われています。成長し、軍人になったジルドレはジャンヌ・ダルクの監視を命じられますが、ジャンヌ・ダルクに対して協力的になります。
ジャンヌ・ダルクと共に百年戦争を終結させたとしてジルドレは救国の英雄と呼ばれるようになり、国王をもしのぐ財力と元帥の地位を手にしています。
そんな英雄ジルドレですが、ジャンヌ・ダルクが魔女として逮捕されたことをきっかけに荒んだ生活を送るようになったと言われています。放蕩三昧を繰り返すようになり、様々な問題行動を繰り返すようになります。
更に、ジルドレの城に行った子供たちが戻ってこないと噂になり、大量の少年を殺害していたという驚愕の事実が明らかになります。現在では、ジルドレの名前は英雄ではなく、史上まれにみる殺人鬼、シリアルキラーとして知られているのです。
グリム童話の初範のみに収録された青髭という童話があります。作者はシャルル・ペローです。青髭という金持ちの男が登場する物語です。主人公の娘は青髭に求婚されます。青髭は何度も結婚しており、全ての妻が行方不明になっているという不気味な噂がありました。
娘は最初嫌がりますが青髭の熱意や家族の勧めもあり、結婚することになります。結婚してみると青髭との生活は何不自由もなく、何の問題も起こりませんでした。しかし、青髭が家を留守にした際に、大変な事実が発覚します。青髭に入るなと言われた部屋の中には、かつての妻たちの死体があったのです。
娘は部屋の中を見たことを隠そうとしますが、帰ってきた青髭にバレてしまい殺されそうになります。しかし、偶然やってきた娘の兄たちによって、青髭は殺され娘は助け出されます。娘は青髭の遺産を手に入れ、兄たちはその財産で出世したという内容です。
ジルドレはグリム童話青髭のモデルになったと言われています。そのため、青髭はジルドレのあだ名のようなあつかいになることもあります。しかし、作者は、ジルドレが青髭のモデルとは一言も言っていませんし、あくまで推測にすぎません。
ジルドレが少年たちを虐殺した事件は青髭と重なるものがありますが、妻を次々と殺していた青髭とは全く別物のようでもあります。6回の離婚を繰り返し、その度に妻を死刑にしたと言われているイギリスのヘンリー8世が青髭のモデルという説もあるのです。
歴史的なシリアルキラーとして一般に知られるジルドレですが、実は事件自体を疑う意見もあります。ジルドレは政敵も多く、破格の財産を持っていました。ジルドレの財産を没収しようと企む人間は多く、ジルドレは嵌められたのではないかとも言われています。
ジャンヌ・ダルクを騙して処刑したことを考えれば、当時の裁判は全く信用できたものではありません。そもそも、当時の貴族の感覚では領民を殺すこと自体を問題と考えなかったとも言われています。
当時の状況を考えると、殺された子供の人数はかなり水増しされた可能性が高いと言われています。当時の記録も残っておらず、ジルドレが大量虐殺をした証拠はありません。万が一無実なのだとしたら気の毒な話です。
ジルドレは名門貴族の子息として生まれ、救国の英雄と呼ばれるまでになります。しかし、最後は狂気の殺人鬼として30代半ばで最期を迎えました。生い立ちから最期までジルドレの経歴についてまとめてみました。
ジルドレはラヴァル家の父とクラン家の母の間に1404年に産まれました。しかし、母と父を早くに失うことになり、母方の祖父に育てられることになります。クラン家は問題のある人物が多いことで知られ、ジルドレの曽祖父はフランス大元帥の暗殺を企んだことで知られています。
ジルドレを引き取った祖父も強引な方法で領土を拡大し、誘拐を行うなどかなり問題のある人物でした。祖父はジルドレに対しては甘く、放任されて育ちました。一方で、祖父はジルドレを政略結婚にも利用しています。
ジルドレは立派な領主と呼ばれたこともありますが、祖父を見て育ったせいか領土拡大のために誘拐など行ったと言われています。
成長して軍人となったジルドレは、祖父のコネもありすぐに部隊を動かせるほどの地位につきます。更に本人が優秀だったこともあり、短期間で指揮官として一目置かれる存在になっています。その後、ジャンヌ・ダルクと出会うことになりました。
最初は、ジャンヌ・ダルクの監視役だったと言われていますが、ジルドレはジャンヌ・ダルクに感銘を受け忠誠を誓ったとされています。ジャンヌ・ダルクの軍事的能力については議論があります。しかし、ジャンヌ・ダルクが聡明な人物で、彼女が加わってフランス軍が快進撃を始めたことは議論の余地がありません。
信仰心の篤かったジルドレは、ジャンヌ・ダルクが神の声を聴いたことを信じ心酔していたのでしょう。一方、ジャンヌ・ダルクの死でジルドレが精神的に錯乱したことに説得力を持たせるために、ジルドレはジャンヌ・ダルクに心酔していたことになったという意見もあります。
ジャンヌ・ダルクが魔女として捕らえられてから、ジルドレの行動はおかしくなっていきます。ジャンヌ・ダルクの救出に失敗してからは、放蕩三昧を繰り返すようになりやがて錬金術に傾倒していきました。
ジルドレの周りには錬金術師を名乗る詐欺師がうろつくようになり、その中にはジルドレに黒魔術を勧めた元凶とされるフランソワ・プレラーティもいました。錬金術を成功させるためにジルドレは黒魔術にのめり込み、とうとう殺人に手を染めたとされています。
ジルドレは錬金術を成功させるため、何百人もの少年少女を悪魔への生贄にしたとされています。しかし、そのほとんどは男子であったとされており、ジルドレは少年を殺害することに性的な快感を得ていたと伝えられています。
更に芸術に優れていたジルドレは、殺人の演出にも芸術的なセンスを発揮していたとも言われています。このことは、後にジルドレを扱ったフィクションでも取り上げられ、殺害した少年で工芸品を作るという猟奇的なストーリーが展開しています。
大勢の少年を殺害し被害者は1500人にまでなったとされるジルドレですが、とうとう逮捕されることになります。ジルドレは、所領の主権を巡り対立していた聖職者を監禁しました。このことがきっかけとなり、ジルドレは告発され逮捕されることなったのです。
調査されたジルドレの城の中からは、悪魔崇拝や多数の少年を殺害した証拠が発見されたとされています。ジルドレは全ての罪を認めて懺悔しました。その姿は泣きながら許しを請うというみじめなもので、救国の英雄とは思えないものでした。
ジルドレは絞首刑となり、遺体は焼かれることになりました。当時の価値観では、遺体を焼くことは死者を侮辱する火刑でした。さすがに、救国の英雄の遺体を焼くことは取りやめになったそうです。
ジルドレの死後、彼を黒魔術の世界に引きずりこんだフランソワ・プレラーティは終身刑になっています。しかし、ジルドレが黒魔術に手を出したと証言して減刑されて、フランソワは終身刑で済んだのです。その後は脱走し、代官に出世しています。
ジルドレが全ての罪を自白したことで、遺族は財産の一部を継承しかなりの地位につくことができたものもいたそうです。
ジルドレは全ての罪状を認めていますが、全ての告白は拷問の後に行われた考えられています。罪を認めなければ全ての財産は没収された上で処刑される可能性が高いですが、ジルドレは認めることで財産の一部を残すことができたのです。このため、ジルドレはわざと罪を認めたとも考えられるのです。
フランソワ・プレラーティは代官になった後に捕えられて処刑されていますが、不可解な点が残ります。ジルドレが死んだことで得をした人間が裁判に関わっている上に、まともな証拠は残されていません。そのため、陰謀説も囁かれるのです。
ジルドレは錬金術に傾倒して、その後黒魔術にのめり込んでいったと言われています。しかし、そもそも錬金術や魔術とはなんでしょうか?日本では財を得るための怪しげな方法を錬金術と呼ぶこともありますが、完全に間違っています。
黒魔術や錬金術とは何なのか、簡単にご紹介します。
黒魔術とは簡単に言ってしまえば、悪意を持つ魔術です。中世ヨーロッパでは、悪魔の力を借りて魔女が行う悪しき技を言いました。魔女は女性のことのように思えますが、過去の魔女狩りでは男性も魔女として処刑されています。
RPGでは、黒魔術は攻撃的な魔術で、白魔術は回復や防御のための魔術のように扱われることもあります。実際は、呪いで相手を傷つける利己的な魔術が黒魔術とされ、利他的な魔術が白魔術と呼ばれることが多いです。
RPGでは黒魔術師が登場することは珍しくありませんが、そもそも黒魔術師などというものは存在しません。黒魔術という言葉自体が日本で考えられたものですが、そもそも人に害を与えるための魔術が黒魔術と呼ばれるだけで、黒魔術という魔術の体系は存在しません。
悪しき魔術と考えられるものを周りが黒魔術と呼んでいるだけで、魔術を使う本人は自分の使う魔術を黒魔術と呼ぶはずがないのです。考えようによっては、黒魔術という言葉は相手の使う魔術に対する蔑称とも言えるでしょう。
また、ヨーロッパの考えでは全ての魔法は悪魔の力を借りて行う邪悪な術であり、黒魔術しか存在しないと言えます。ただし、本来魔術という文化を持っていた人たちの間では、悪魔の力を借りるわけではありません。完全な言いがかりになっているのです。
ヨーロッパで行われた魔女狩りはほとんど言いがかりのようなもので、大勢の人たちが犠牲になりました。ジャンヌ・ダルクが魔女として処刑されたように、政治的な邪魔者を葬るための手段として利用されたこともありました。
ジルドレもその被害者の可能性もないわけではないのです。現代では、魔女狩りなどあるはずがないと思うかもしれません。しかし、2019年に入ってからも、魔女狩りで殺人事件が起こっています。一部の国では魔術を使ったと言われて、殺される人が今でもいるのです。
錬金術は古代エジプトや古代ギリシャが起源とされています。卑金属から金を作り出す魔術のようなものと考えられていますが、古代ギリシアで考えられた四大元素説が元になった学問と呼べるものでした。
目的も金を作り出すことではなく、あらゆる物質や人間の魂まで扱います。錬金術は元になったものをより完全な存在にするための技術であり、最終的には不老不死を目指しています。錬金術で金が重要視されるのは、金が完全な金属だと考えられていたためです。
オカルト的な要素があるのは確かですが、魔術とは明らかに異なるものです。四大元素説を考えたのは、古代ギリシャで有名なアリストテレスです。ニュートンが錬金術に関する文献を残し、最後の錬金術と評されることもあります。化学で有名ボイルの法則を発見したロバート・ボイルは錬金術でした。
日本では怪しげなお金儲けの方法を錬金術と呼ぶことがありますが、とんでもない誤解です。錬金術の目的は間違っても金を作り出して、財を得ることではありません。金を作ることは最終目的ではありませんし、あくまで研究のために行われていた要素が強いです。
錬金術はあくまで未熟な時代の科学であり、理論が確立していないためにオカルト様子が多いだけと言えます。実際、錬金術は否定されて消滅したわけではなく、間違いが正されて化学に生まれ変わったのです。
錬金術がお金儲けのためのものという考えも日本特有のものであり、ジルドレが錬金術で失われた財産を取り戻そうとしたというのはあり得ない話です。実際、中世ヨーロッパで魔術は悪でしたが、錬金術は悪ではありません。ジルドレは、錬金術をしたことで全く罪に問われていません。
ジルドレは、漫画やゲーム、ライトノベルなどに登場し、その多くの作品がアニメ化されています。作品ごとに様々な解釈のジルドレが描かれており、キャラクターとしてのジルドレの人気の高さがわかります。
ジルドレが登場する作品や作品内でのジルドレについてまとめてみました。
過去の英雄を呼び出して戦わせる聖杯戦争を描いたFateシリーズの作品『Fate/Zero』にも、ジルドレは登場しています。『Fate/Zero』のジルドレは身長2メートル近い大男ですが非常に痩せており、カメレオンのような目つきの不気味な人物です。
また、槍を武器として使用する武人的な面は描かれておらず、妖魔を召喚して戦う魔術師です。ジャンヌ・ダルクが死んだことで狂気に取り憑かれたシリアルキラーとしての側面が強く描かれています。子供を次々に誘拐して殺害し、工芸品の材料にする姿はまさに伝説の殺人鬼と言えます。
全く別の人物であるセイバーをジャンヌ・ダルクだと思い込んで執着を見せます。最後はセイバーの攻撃で消滅しますが、最終的に正気に戻ったようなシーンが描かれます。
Fateシリーズのスマホゲーム『Fate/GrandOrder』では、ジルドレは全く違う姿で登場します。それはジャンヌ・ダルクが命を落とし、ジルドレが狂気に落ちる前の騎士としての姿です。
なぜか、魔術師としてのジルドレに比べると身長が10cmも低くなっています。魔術を使って身長を伸ばしたのでしょうか?ただし、体重は騎士の頃のほうが20㎏も重いです。
物静かで穏やかな人格者であり、シリアルキラーになるとは到底思えないキャラになっています。一方でスキルに狂化があったり、真面目ゆえに精神的に追い詰められるなど狂気に追いやられる下地も描かれています。
異世界に呼び出された英雄達の戦いを描いたドリフターズにもジルドレは登場しています。ドリフターズに登場する英雄は行方不明になったり、非業の死を遂げた人物で構成されています。非業の死を遂げた英雄は、世界を憎んだ廃棄物(エンズ)として登場しジルドレもその一人です。
ドリフターズのジルドレは全身に文字が書かれた上に、鎖を纏った異様な姿の男として登場します。城壁を一撃で破壊するほどの怪力を持ち、全身に矢をを受けても平然としているなど不死身に近い肉体を誇ります。その姿は、源義経から「弁慶みたい」と評されています。
最後は、重火器で蜂の巣にされてようやく倒されました。本編では、ほとんど口もきかず苦悩を抱えた真面目な雰囲気の人物として描かれています。しかし、おまけ漫画では少年を虐殺したことなどをなじられ、首を吊ってしまうというブラックジョークが描かれています。
ジャンヌ・ダルクが主人公のPSPのゲーム『JEANNED'ARC』では、ジルドレはジャンヌ・ダルクの副官として登場します。ジャンヌ・ダルクが主人公のゲームで処刑されないため、ジルドレの狂気的な面は描かれていません。
ジャンヌ・ダルクとは強い信頼関係で結ばれています。ジャンヌ・ダルクが17歳の設定に対して、ジルドレは27歳と史実よりも年上に設定されています。更に、ムービーの中で描かれるジルドレの姿が老けていると言われることがあります。
しかし、日本人から見ると欧米人は老けて見られることが多いので、ごく自然なのかもしれません。反撃されずに攻撃可能なアイテム鬼神の腕輪を所有しており、一方的に敵を攻撃できます。また、ゲーム中では槍を武器として使用しています。
諸星大二朗さん作の短編漫画の『青ひげおじさん』では、面白い視点でジルドレについて描かれています。現代日本を舞台に、青髭おじさんと呼ばれる人物の物語が描かれました。この青髭おじさんはジャンヌダルクの像を飾り、ジルドレを崇拝しています。
青ひげおじさんは明らかに、現代のジルドレとして描かれている存在です。この青ひげおじさんは、殺人を犯しているのではないかと疑われます。彼自身は、結局何もしていませんでした。
しかし、人の命を何とも思わない冷酷な人物として描かれています。この作品では、ジルドレを狂気の人物ではなく人の命を何とも思わない冷酷な人物として捉えているようです。この『青ひげおじさん』はミステリーとしてよくできた漫画ですが、残念ながら単行本には収録されていません。
『ラヴヘブン』は スマートフォン向けのパズルゲームです。過去の偉人と協力して、世界を滅ぼそうとする敵と戦っていくゲームになっています。女性向けのいわゆる乙女ゲーであり、異人たちとの恋愛要素が用意されています。
世界中の様々なジャンルの偉人が登場しますが、海外の軍人6人の中にジルドレの名前が加えられています。ナポレオン、カエサル、イスカンダルなどそうそうたる面々の中に、シリアルキラーとして恐れられるジルドレがいることを意外に感じるかもしれません。
しかし、ヴラド3世も軍人として参加しています。ヴラド3世は、串刺し公の異名を持ち吸血鬼ドラキュラのモデルとして知られる人物ですから、あえてそういう人物を選んでいるようです。『ラヴヘブン』の作中では俺様キャラとして描かれています。
『青き伯爵の城』はSoundHorizonの楽曲のタイトルです。SoundHorizonは楽曲が音楽物語になっているのが、大きな特徴です。声優の大塚明夫さんが楽曲の中で青髭伯爵を演じています。
この青髭伯爵がジルドレというわけですね。ただし、青髭伯爵がジルドレと明言されているわけではありません。物語の内容はグリム童話の青髭に非常に近くなっています。そもそも、ジルドレは男爵ですから、伯爵の時点でジルドレ本人の歌と考えるのは無理がありそうです。
ただし、ジルドレのセリフの中にはジャンヌダルクのことを連想させるものがあり、ジルドレを意識して、青髭伯爵は書かれています。色々と考えさせる内容になっているので、様々な場所で『青き伯爵の城』の考察も行われています。
『BLADESTORM百年戦争』は、プレイヤーが傭兵隊長になって百年戦争に参加するゲームです。それほど史実に忠実なゲームではなく、物語が進行するほどオリジナルストーリーの度合いが強くなっていきます。
ジルドレはフランスの主要人物の一人として登場しています。このゲームでのジルドレはフランス軍の将軍です。優秀ですが、人を見下すため人望のない人物として描かれています。
同じく将軍のラ・イールを利用しようとしますが、正義感が強く豪快なラ・イールの性格に魅了されていきましす。ラ・イールと共に、戦友としてジャンヌダルクを支えていきます。
『ユリシーズジャンヌ・ダルクと錬金の騎士』は、百年戦争のフランスを舞台にしたライトノベルです。主人公の錬金術師モンランシが、ジャンヌ・ダルクと出会うことで物語が始まります。
一見、ジルドレが登場しないようにも見えますが、モンランシはジルドレのフルネームの一部です。つまり、ジルドレを主人公として描いた作品になっています。ジルドレは最初から錬金術師という設定になっています。また、非常にファンタジー色の強い作品です。
ジルドレは、異端者になってしまったジャンヌ・ダルクをなんとか救おうします。2019年4月時点で未完結の作品のため、ジルドレがどんな最後を迎えるのかは分かっていません。
大人気ソーシャルゲーム『モンスターストライク』にもジルドレは登場しています。進化前のジルドレは、ジャンヌダルクが持っていた剣を弱々しく抱きしめる姿で登場します。しかし、進化後は、数多くの怨霊を踏みつけるような姿になり「魂に潜む悪魔ジルドレ」と名前を変えます。
神化後の姿は、堂々とした「救国の英雄ジルドレ」です。多くは語られませんが、3つのイラストで見事にジルドレの人生を表しています。
稀代の殺人鬼と呼ばれるジルドレについてご紹介しました。調べてみるとまともな証拠は残されておらず、ジルドレが大量に大量殺人を犯したのかはわかりません。とはいえ、ジルドレがやっていないという証拠もなく、今後もジルドレはシリアルキラーとして歴史に名を残すのでしょう。
ジルドレがここまでフィクションに登場するのもジャンヌ・ダルクと縁が深く、大量殺人鬼としての伝説があるからと言えます。悪行のせいで名を残し、その悪行が本当かどうかわからないというのは後味が悪いものです。
最近は、ジルドレは真面目なせいで狂ったと描写されることも増えています。本来は、まともな人物と描かれることが多いのが救いでしょうか?
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