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【都市伝説】きさらぎ駅とは?行き方や場所は?たどり着いた5人まとめ

2004年に「はすみ」という女性が、2chにある相談を投稿し、話題になりました。その内容は、電車で帰宅途中に「きさらぎ駅」という無人駅にたどり着き、様々な奇妙な体験をしたというものでした。その後も「きさらぎ駅」にたどり着いたという人が多数現れています。一体「きさらぎ駅」とはどこにあるのでしょうか。実在するのでしょうか。

「きさらぎ駅」にたどり着いた5人をご紹介!

皆さんは、「きさらぎ駅」の都市伝説をご存知でしょうか。2004年に「はすみ」さんという女性が、2chの掲示板に投稿した相談内容が、発端となっています。電車での帰宅途中に、「きさらぎ駅」という無人駅にたどり着き、多くの恐怖体験をしたという内容です。

その後も、「きさらぎ駅」にたどり着いたという人が、多数現れています。一体「きさらぎ駅」とは、どこにあるのでしょうか。「きさらぎ駅」にたどり着いた人達の体験談から、「きさらぎ駅」が実在するのか真相を調査してみました。

1人目 2004年「はすみ」という女性が「きさらぎ駅」に

1人目の「きさらぎ駅」に関する投稿があったのは、2chの掲示板です。「はすみ」さんという女性が「きさらぎ駅」に到着し、恐怖体験をするという内容でした。その書き込みは、リアルに詳細が語られていたことから、信憑性があると言われています。その真相を、調査してみました。

「はすみさん」の乗った電車が停まらなくなった

1人目の「はすみ」さんの書き込みが始まったのは、2004年1月8日・23時14分です。静岡県の新浜松駅から電車に乗車しましたが、途中から普段と様子が違うことに気が付き、2chの掲示板に相談を投稿しました。

普段なら、5分から長くても8分の間隔で駅に停車する電車が、20分近くも走り続けていることや、5人乗客がいるも、全員眠っているという点です。

掲示板を見た人達から、車掌室で尋ねるようアドバイスをもらいますが、車掌室の窓には、ブラインドカーテンがされており、中が見えません。ノックをするも誰も出てこず、応答がありませんでした。

「きさらぎ駅」に到着

普段はトンネルの無い沿線ですが、トンネルを通過しました。トンネルを通過した後、電車の速度が徐々に落ち始めます。電車が停車した駅は、「きさらぎ駅」でした。到着時刻は、1月9日の0時25分です。

聞いたこともない「きさらぎ駅」に到着し、電車から降りた「はすみ」さん。無人駅に1人取り残されて、電車は発車しました。

駅には、公衆電話もありません。駅名や、前後の駅名が掲示されている看板もなく、場所を特定する手掛かりもありません。改札の外に出ますが、そこには交番どころか民家もなく、草原や山が見えているだけでした。

両親に迎えを頼むが場所がわからない

家に電話をかけ、「きさらぎ駅」までの迎えを頼むことにしました。しかし、両親も「きさらぎ駅」の場所が分からず、調べてから向かうことになります。

掲示板でも「きさらぎ駅」を検索した人達がいましたが、「きさらぎ駅」の情報が無く、場所の特定ができませんでした。また「はすみ」さんも、携帯電話の位置情報で場所を検索しますが、エラーになってしまいます。

しばらくして、父親から電話があり、「きさらぎ駅」の場所を調べるも分からない為、警察に電話をするよう指示を受けました。直ぐに警察に電話をして、自分の状況を懸命に説明しますが、いたずら電話だと勘違いされ、相手にしてもらえませんでした。

線路を歩いて戻ることにした

掲示板で相談しながら、解決策を模索していた「はすみ」さん。その中に、線路を歩いて帰るよう提案があり、「はすみ」さんは意を決して、線路をたどって帰ることにしました。しかし、線路をたどりながら歩く中、更に恐怖体験をすることとなります。

歩いている最中に、遠くの方から太鼓と鈴の音が聞こえてきました。恐怖で、後ろを振り向くことができませんでした。そんな中、後ろから「危ないから、線路の上を歩いたら駄目だよ」と忠告する声が聞こえました。振り向くと10mほど先に、片足の無いおじいさんが立っており、直ぐに消えてしまいます。

線路沿いを、必死に歩き続けた「はすみ」さん。1月9日・2時35分に、再度父親に電話し、父親から警察に連絡してもらうことになります。しかし、太鼓の音は更に近づいてきます。何とか、トンネルまでたどり着きました。トンネル名は、「伊佐貫」だと書き込んでありました。

トンネルの先には人が

1月9日・3時10分に、何とか無事にトンネルを通り抜けたことを書き込んでいます。トンネルの先には、偶然にも人がいました。

しかし、深夜に人が線路にいることは、とても不信に感じます。掲示板の中でも、近寄ってはいけない、戻った方がいい、連れていかれる等の忠告が書き込まれていました。しかし、目の前に現れたその人だけが、「はすみ」さんにとって、唯一の救いだったのです。

車で送ってくれる親切な人との出会い

伊佐貫トンネルを抜けて、出会った男性に話しかけた「はすみ」さん。その男性が、車で近くの駅まで送ってくれることになりました。その駅の周囲には、ビジネスホテルもあるとのことで、安心して男性の車に乗ります。

「はすみ」さんは、男性に現在の場所を尋ねると、比奈であるとの真相が判明します。実際に静岡県には、富士山の近くに比奈という場所があります。しかし、「はすみ」さんが電車に乗った新浜松駅からは、遠く離れた場所でした。

男性の車に乗ってから、再度奇妙な状況が訪れます。車は駅があるような場所を目指しているようには感じず、どんどん山の方へ向かって走っているのです。男性は、次第に無言になり、ぶつぶつと訳も分からない独り言を、つぶやき始めました。

「はすみ」の消息が途絶える

車に乗せてくれた男性の様子に、恐怖を感じた「はすみ」さん。しかし、とうとう携帯のバッテリーが残り少なくなります。

1月9日・3時44分に「男性の様子が変なので、隙を見て逃げようと思う。先程から、訳の分からない独り言をつぶやき始めた。いざという時の為に、最後の書き込みにする。」との内容で、掲示板への投稿が最後となっています。

これまで、細かく経過を書き込んでいた「はすみ」さんでしたが、この投稿後の書き込みは無く、消息が途絶えたのです。掲示板では、「はすみ」さんが失踪した、行方不明になったとの見方が広まりました。

「はすみ」さんの体験談で気になるポイント

「はすみ」さんの「きさらぎ駅」にたどり着き体験した内容は、長年「都市伝説」として語り継がれています。その中でも、その内容を検証し、真相を探ろうとした人達が注目したポイントがありました。

1つ目は、線路で片足の無い老人から話しかけられるところです。老人は、村や土地の境目に祀られている、「道祖神」の見方が強まっています。旅の安全を祈願するだけではなく、外からくる災いを防ぐ神といわれています。この「道祖神」が、危険だから向こうへ行ってはいけないと止めたのかもしれません。

2つ目は、遠くから聞こえてきた太鼓や鈴の音です。太鼓や鈴は、神事で使われる楽器であることから、神様の元へと「はすみ」さんを送り届ける為に、迎えに来たのではないかという見方です。神様の元ということは、死を意味することだと思われます。

3つ目は、特に強調されていたトンネルです。トンネル名の伊佐貫は、日本神話の「いざなぎ」を示しているとの見解があります。「いざなぎ」が「あの世」から戻ってくる道の途中に、追手から逃れる為、大きな岩を置いたと伝えられています。その岩が、トンネルのある山を指すと見られています。

また、トンネルは「あの世」と「この世」を繋ぐ通り道だったのではないかと、考える人もいます。「はすみ」さんは、真っ暗なトンネルを通り、「あの世」の入り口へ戻っていったのかもしれません。そこは、まだ命がある人が行くと、「あの世」に連れて行かれる危険な場所だったのかもしれません。

4つ目は、トンネルから出た所で出会った男性の車が、山の方へ進んで行くことです。「あの世」を指す言葉に、黄泉をいう言葉があります。黄泉とは、死後の世界といわれています。黄泉に行くには、山や坂を登りきらなければならないと言われています。山に向かった車は、黄泉を目指していたと見られています。

2人目 2011年「radio_buna」という男性が「きさらぎ駅」に

「きさらぎ駅」にたどり着いた2人目は、「radio_buna」さんです。2人目の方は、2chではなくTwitterに、「きさらぎ駅」にたどり着いたことが投稿されました。Twitterに写真を投稿したことで、1人目の「はすみ」さんとは違った臨場感がありました。

また、1人目の「はすみ」さんとは異なり、無事に生還することができました。しかし、生還後に驚きの展開を迎えることになります。「きさらぎ駅」の真相が判明するのか、また、1人目の「はすみ」さんとの相違点についても調査してみました。

またもや静岡県で「きさらぎ駅」に到着

2人目の「きさらぎ駅」にたどり着いた人物は、「radio_buna」さんでした。酔っぱらって電車で乗り過ごし、「きさらぎ駅」にたどり着いたことを、Twitterに投稿したことが始まりです。

当初「radio_buna」さんは、東京の地下鉄・東西線沿線から乗車し、千葉まで乗り過ごしたと思っていました。しかし到着した駅には、「きさらぎ駅」と書いてあります。携帯で位置情報を検索するも、場所が判明しません。Twitterには、2chで話題となった「きさらぎ駅」にたどり着いたのではないか、とのツイートが寄せられました。

「radio_buna」と「はすみ」の相違点

「きさらぎ駅」にたどり着いた2人目の「radio_buna」さんも、1人目の「はすみ」さんと同様に奇妙な体験をします。1人目の「はすみ」さんと同じ点は、「きさらぎ駅」は無人駅である、携帯電話での位置検索ができない、線路沿いにトンネルがあることなどが上げられます。

しかし、2人目の「radio_buna」さんと、1人目の「はすみ」さんの相違点もあります。駅の周囲が草原や山ではなく住宅地である点や、強い眠気に襲われる点です。そして、大きな相違点は、時間軸がずれていることです。Twitterで「radio_buna」は、時間を行ったり来たりしているような、書き込みをしていました。

また、大きな地震があったことをツイートしていましたが、その時間に日本で地震があったことは、確認できていません。

写メをネットに投稿

2人目の「radio_buna」さんは、Twitterに写真も掲載しています。掲載された写真には、駅周囲の道路や、駅のホーム、線路などがありました。

写真に写っている車のナンバーを問う質問が寄せられると、浜松ナンバーであると答えており、「はすみ」さんと同じように、静岡県にいるのではないかとの見方が強まります。また、歩道橋に書いてある場所を問われれば、「如月駅前交差点前」と答えています。

無事に生還

「radio_buna」さんは、こういう時には、煙を出すといいと聞いたことがあるとのことで、自身が持っていたノートを燃やすことにしました。ノートが燃え始めて煙が出ると、駅の外に人通りを感じるようになりました。駅の外に出ると、そこには、日常の世界がありました。

GPSの位置情報も入るようになり、現在の場所が千葉県の八千代緑が丘のはずれにいることが判明しました。コンビニに立ち寄り、コンビニから出ると「きさらぎ駅」から来た道が消えていました。「radio_buna」さんは、無事にタクシーで八千代緑が丘駅に着き、生還することができたのです。

後日、デマであることが判明

2人目の「radio_buna」さんが、都市伝説として噂されている「きさらぎ駅」にたどり着いたとして、その真相を検証しようとする人が多く現れたのです。すると、Twitterへ投稿された写真が、他人のブログから引用されていたことが判明し、嘘のツイートだったことが判明しました。

3人目 2012年「闢藍(びゃくらん)」という女性が「きさらぎ駅」に

3人目の「きさらぎ駅」にたどり着いた人物は、「闢藍(びゃくらん)」さんです。「闢藍」さんもTwitterに、知らない場所にいることをツイートしたことがきっかけでした。では、「闢藍」さんがたどり着いた「きさらぎ駅」とは、どのような場所だったのか、真相を調査してみました。

今度の場所は神奈川県

「闢藍」さんはTwitterで、電車を乗り間違えをツイートしたことが始まりです。小田急線に乗り、携帯に集中していた「闢藍」さんは、『終点のきさらぎ駅』とのアナウンスを聞いて、焦って停車した駅で降りました。

そこは、真っ暗な無人駅でした。駅名の書かれた看板もなく、時刻表もボロボロで読めません。ホームにある自販機の住所は削り取られており、自分がどこにいるのか分かりませんでした。駅の改札は、電源が入っていないのか動きません。遠くから、鈴の音が聞こえていました。

Twitterで話題に

Twitterで、「闢藍」さんも詳細をツイートしています。その内容を確認すると、1人目・2人目と比べてみて、共通点がいくつかありました。「きさらぎ駅」は無人駅である、位置情報が確認できない、異常な眠気に襲われた、時間軸がずれていることです。

しかし、写真は撮れないとつぶやいています。また、電話が繋がらない点が異なっていました。「闢藍」さんは駅から出ていません。駅の外の様子は分からず、静岡なのかは不明です。

無事に帰ってこれたが・・・

やっと「闢藍」さんに、友人から電話がかかってきました。そこで、途端に場面が変わり、小田原駅にいることが分かりました。「闢藍」さんは、自分がツイートした内容を見て、夢ではなかったと確信しました。

しかし、「闢藍」さんについては後日談があります。2015年5月31日に、「闢藍」さんのTwitter上に、「闢藍」さんの友人と名乗る人物が、『闢藍は神様へ嫁いでいった為、Twitterに闢藍が来ることはない』との伝言をツイートしています。以降「闢藍」さんの行方は、分かっていません。

4人目 2014年「のんた」という人が「きさらぎ駅」に

4人目の「のんた」さんについても、きさらぎ駅のある場所へ迷い込んだのではないのかと、話題になりました。「のんた」さんは、電車に乗車していたところ、全く知らない場所を走行していることに気が付きます。

「のんた」さんは、この体験をTwitter上につぶやいています。内容についても、これまで「きさらぎ駅」にたどり着いた人達と同じように、詳細をツイートしていました。場所はどこだったのか、無事に生還できたのか調べてみました。

場所は不明

「のんた」さんは京浜東北線で、神奈川県の桜木町駅に向かって走る電車に乗っていました。ところが気が付くと、全く知らない場所に、たどり着いていました。そこは、「新浜松駅」です。慌てて、直ぐに電車へ戻りました。

長い時間電車に乗り、ようやくアナウンスが流れましたが、男性の呻くような声しか流れません。駅に停車しましたが、「のんた」さんは降りませんでした。再度、電車は走り出します。

次の車内アナウンスで「かたす駅」と流れます。「かたす駅」で、一度ホームに降りますが、直ぐに電車の乗り込みました。すると、上野駅に到着し、元の場所に戻ってきていたのです。

「のんた」さんは、Twitterで色んな人達からアドバイスをもらい、電車から降りても、ホームに残ることはしませんでした。その為、外の詳しい情報はありませんでした。しかし、「新浜松駅」を確認したことがツイートされていることから、静岡が関係している可能性は、捨てきれません。

数珠を持っていたため無事だった

「のんた」さんは帰宅後に、再度Twitterを更新し、体験した状況を振り返っています。これまで「きさらぎ駅」に到着した人達と異なる点は、電車の中を移動すると電車が途中で途切れていた、電車のドアの上に赤黒い泥のようなものがあった、窓をすごい力で叩かれたなどの相違点ありました。

その中でも興味深いのは、「のんた」さんが財布の中に入れていた、ひいおじいさんの形見の「数珠」が無くなっていたことです。Twitterには、「のんた」さんを守ったことで、役目を終えて姿を消したのではないのかとの見方が寄せられていました。

5人目 2018年「みずは」という少女が「きさらぎ駅」に

5人目の「きさらぎ駅」にたどり着いた人物は、「みずは」さんという中学生の少女でした。「みずは」さんも、自分が乗った電車が突然知らない場所を走っていることに驚き、掲示板に相談を書き込みました。

しかし「みずは」さんは、これまで「きさらぎ駅」にたどり着いた人達とは、全く異なる体験をつづっていました。異世界へと、迷い込んでしまった「みずは」さん。「みずは」さんが見た世界はどんな場所だったのか、「きさらぎ駅」はどんな駅だったのか調べてみました。

場所は都内か

「みずは」さんは、東京の十条駅から池袋駅まで乗車している途中で、見知らぬ場所へと迷い込んでしまいます。電車には、車掌さん(34歳)と、車掌さんの息子さんが乗車しているだけでした。朝焼けや星空のきれいな場所、白い砂浜のあるきれいな海など様々な場所を旅しているようです。

親切な車掌さんの案内で、「みずは」さんは、旅を楽しみます。もちろん、「きさらぎ駅」にも立ち寄っていますが、これまでの「きさらぎ駅」とは異なり、笛や太鼓を演奏した人達が駅のホームで歓迎してくれました。また、同じくらいの年の女の子達とも話をして、楽しんた様子です。

きさらぎ駅を後にした後、しばらくすると十条駅に戻っており、無事に帰還することができました。「みずは」さんが体験した話には、静岡県に関するキーワードは全く出てきません。「みずは」さんが位置情報を検索すると、十条だったことが書き込まれており、関東での出来事だったと見られています。

1人目の「はすみ」が7年後に無事生還か?

「きさらぎ駅」にたどり着いた1人目である「はすみ」さんは、2chの掲示板に書き込みが途絶えていた為、行方不明になったと噂されていました。しかし、7年後に2chの掲示板へ「はすみ」さんからの書き込みが確認され、あの後に何があったのかが語られていました。その内容から、真相を紐解いていきます。

2011年にある書き込みが

「はすみ」さんの最後の書き込みから、7年後の2011年6月30日に、再度「はすみ」と名乗る人物から、掲示板に書き込みがされています。

2004年1月9日、「はすみ」さんは、トンネルの先にいた男性に助けを求め、最寄り駅まで送ってもらうことになりますが、車は山奥へと向かっていました。不安に感じた時、突然男性が現れました。そして周囲が光に包まれ、車に衝撃が当たりました。気が付くと、運転席の男性は姿を消していました。

山奥で出会った男性が、「こんな所にいてはいけない。運転していた男性を消した。逃げろ。光の方へ歩け!」と言いました。「はすみ」さんは、車から降り、必死に走りました。強い光を感じた後、気が付くと最寄り駅に戻っていました。それが、2011年4月の出来事だったそうです。

その後の消息は不明

「きさらぎ駅」にたどり着いた1人目の行方が分からないことが、2chの掲示板で話題になっていることを知った「はすみ」さんは、7年後に帰り着いたことを再度書き込みました。しかし、それ以降の行方は分かっていません。これまでに、「はすみ」さんと見られる人物が、ネット上に投稿や書き込みを行っている事実を、確認することはできませんでした。

「きさらぎ駅」の場所は?

「きさらぎ駅」がどこにあるのか、様々な憶測が広がっています。1人目の「はすみ」さんが、静岡県の新浜松駅から乗車していることが分かっており、他の体験談にも、静岡県に関連する駅名や地名が出てくるケースがあります。

実際に静岡県では、「きさらぎ駅」の話題が、新聞に掲載されたこともあります。新浜松駅から、西鹿島まで乗車しても、「はすみ」さんが最後に確認した場所の「比奈」まで行くことはできません。西鹿島線の沿線上にある「さぎの宮駅」をモチーフにして、創られた話なのではないか、との見方があるようです。

他には、東京都や神奈川県など関東圏から電車に乗って「きさらぎ駅」にたどり着いたり、知らない場所に迷い込むこむ人の体験談が多いことから、関東に「きさらぎ駅」があると考える人もいます。

中には、Googleの地図検索で「きさらぎ駅」を検索した人もいました。現在は「きさらぎ駅」で、検索しても場所は示されません。しかし以前は、茨城県つくば市にある、大学内の池に「きさらぎ駅」が示されていたのです。

池の中に、駅があるとは考えられません。しかし、関東圏で「きさらぎ駅」にたどり着く体験をした人が多いこともあり、表示された茨城県つくば市内の、大学内にある池には、何か関係があるのかもしれません。

「きさらぎ駅」の脱出方法は?

これまで「きさらぎ駅」にたどり着いた人達の中で、無事に生還できた人達の共通点とは、何かが注目されています。実際に、「きさらぎ駅」に迷い込んだ人が、ネット上に相談を書き込んだ際、無事帰還する為に注意事項を書き込んでいる人もいました。

では、もし「きさらぎ駅」にたどり着いてしまった場合、どのようにして脱出したらいいのか、帰還した人達の書き込みから調査してみました。

電話

「きさらぎ駅」に向かう電車に乗ってしまっても、インターネットが使えることは、共通しています。しかし、電話は繋がらなくなるようです。電話が繋がらないことを書き込んでいる人が、多くいました。

また、こちらの世界に戻るきっかけは、電話が繋がる状態になることのようです。3人目の「闢藍」さんは、友人からの電話がきっかけとなり、元の世界に戻れました。電話が繋がることが、鍵になるのかもしれません。

数珠

次に4人目の「のんた」さんは、無事に生還した後、財布の中に入れていた、ひいおじいさんの形見の「数珠」が無くなっていたことが分かりました。数珠やお守りなど、普段より大切に持ち歩くことで、自身が危険な時に、身代わりに助けてくれるのかもしれません。

ものを燃やす

一番危ない行為は、「ものを燃やす」です。2人目の人物は、煙を出したことで、無事に帰還したとなっていましたが、「きさらぎ駅」に関する嘘の書き込みだったことが分かっています。他の無事帰還した人達の中に、「ものを燃やした人」はいません。危険ですので、やめましょう。

「きさらぎ駅」は夢?嘘?

「きさらぎ駅」は、本当にあるのでしょうか?実際に「きさらぎ駅」に迷い込んだ人達は、ネットに状況を、詳細に書き込んでいます。一部では、その書き込みを検証して、嘘の書き込みと判明している件もありました。 

しかし、一概に「きさらぎ駅」が嘘だとも言い切れません。宇宙には、同じ世界が二つとして存在するとも言われています。インターネットで世界中の人と繋がることができるようになった時代です。どこかに時空の歪みがあり、異次元に入り込みやすくなったのかもしれません。

「きさらぎ駅」は臨死体験?

「きさらぎ駅」にたどり着くことが、臨死体験ではないかと見る人もいます。その見解として、実際に臨死体験をした人の多くは、宗教や人種を問わずに、トンネルや光に関する体験をした人達が多いことが分かっています。

1人目の「はすみ」さんが通ったトンネルのことを、黄泉平坂(よもつひらさか)だったのではと考える人もいました。黄泉平坂とは、生死の境目とも言われています。「あの世」と「この世」の境目のトンネルを戻ったのではと考えられます。

また、「はすみ」さんは、車で山の方向へ連れて行かれます。黄泉の語源に、山(坂)があることから、まだ生きている「はすみ」さんを、確実に「あの世」の世界へ連れていく為に、山に向かったのではないかとも見られています。

また、臨死体験にも多様性があり、脳が何かの影響で化学変化を起こすことも臨死体験に繋がるそうです。生命の危険にさらされた時、人間はこれまでの人生から培った多くの情報を引き出そうとして、脳内で再生される映像があるそうです。

「きさらぎ駅」に向かう電車に乗る体験をした人の中には、何かしら脳が臨死状態と勘違いをして、電車に乗っていることから、自身がどこかで聞いたことがある情報や知識を引き出したのかもしれません。その中に、「きさらぎ駅」の情報を、脳が引き出したと思われます。

「きさらぎ駅」以外の都市伝説も

これまで紹介した「きさらぎ駅」以外にも、実際には存在しない駅にたどり着き、不思議で奇妙な経験をした人達もいました。「きさらぎ駅」以外に迷い込む異世界の駅について調べてみました。

かたす駅

ネットの掲示板に、京都から大阪に向かっている車内で、向日町を出た後、うとうとしていたら「かたす駅」という知らない駅にたどり着いたとの書き込みがありました。

その内容は、「かたす駅」は無人駅、GPSはエラー、写真を撮っても赤く反射して撮影できない、時間軸が現実と異なる、住所は「牛頭」と書かれていた、電話が繋がらない、駅に電車が来るも古い車両だった、などの情報が書き込まれていました。

この人は、「かたす駅」から「またのぞき」をしながら線路沿いを歩いていたら、いつの間にか現実の世界に戻り、無事に生還しました。「またのぞき」が功を奏したアイデアだったようです。ちなみに、この「かたす駅」は、「きさらぎ駅」の次の駅になるようです。

やみ駅

「きさらぎ駅」にたどり着いた5人目の「みずは」さんは、「やみ駅」についても触れていました。「やみ駅」は、「きさらぎ駅」の手前の駅になるようです。

「みずは」さんが異世界に迷い込み、その世界を案内してくれた車掌さんでも、「やみ駅」は危ないので行きたくないと言い、立ち寄ることはできませんでした。他に「やみ駅」にたどり着いた人を探しましたが、見つかりませんでした。

しかし「やみ駅」に対して、「やみ」を「黄泉(よみ)」と考える人もいました。黄泉とは、日本神話における死者の国を表す言葉です。「やみ駅」を超えてしまうと、死後の世界に入り込んでしまうと見られています。

あなたも「きさらぎ駅」に迷い込んでしまうかも!

これまで「きさらぎ駅」について、真相を調べてみましたが、紹介した人達以外にも、同じような経験をした人がいるようです。その多くは、嘘の書き込みだと判明しています。しかし、信憑性の高い投稿もあることから、本当に「きさらぎ駅」にたどり着いた人がいるかもしれません。

「きさらぎ駅」にたどり着いた人達が共通していることは、ネットは必ず繋がる環境だということです。そして、電車から下車しないことも重要なようです。もし、あなたが迷い込んでしまったら、この内容を参考にしてみてください。

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