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    パン切り包丁で女性を刺傷!汐田雄介容疑者の犯行動機はパワハラ?

    阪神梅田駅の改札近くのパン屋で、女性従業員をパン切り包丁で切りつけるなどした、汐田雄介容疑者。事件の要因には、汐田雄介容疑者がパワハラをうけていたという証言が。事件の詳細な内容とともに、パワハラの対処法についてまとめました!

    パン屋で起きた殺害未遂事件とは?

    2017年8月4日午後0時20分ごろ、阪神梅田駅、改札近くのパン屋で働いていた汐田雄介容疑者が、同じ店で働く同僚の女性をパン切り包丁で切りつけ、警察は容疑者を殺人未遂容疑で逮捕しました。

    大勢の人がいる中で起きた殺人未遂事件と、現場は騒然としました。通り魔事件と報道された、この事件が起きたのにはわけがあったようです。

    汐田雄介容疑者の犯行動機や、被害者の女性について、汐田雄介容疑者の逮捕されたその後、そして最後にパワハラをうけた際の対処法などまとめました!

    どんな事件だったのか?

    まずはこの事件の詳細についてみていきましょう。

    事件当時「女性が刺された」という通報で警察官が駆けつけ、汐田雄介容疑者を確保し、事件の経緯について詳しく調べました。容疑者と被害者である女性が、事件現場であるパン屋のパート従業員同士だったことから、仕事上のトラブルに巻き込まれて殺害されそうになったのではとみられています。

    容疑者と被害者である女性について調べてみました。

    容疑者について

    汐田雄介容疑者(22)は事件現場であるパン屋「フレッシュベーカリー神戸屋阪神梅田店」で、パート従業員として働いていました。ネット上では被害者である女性との男女関係のもつれだとされていましたが、これは間違いです。

    被害者である女性は、汐田雄介容疑者の先輩従業員だったようです。汐田雄介容疑者は、大学生とのうわさもありましたが確認できませんでした。勤務態度は普段からあまり良くなかったという情報もあり、これが事件の要因のひとつになったのではないでしょうか。

    被害者の女性について

    被害者である女性(28)についてですが、当初は汐田雄介容疑者と同じ神戸屋で働くパート従業員ということになっていましたが、どうやら汐田雄介容疑者とはべつの、すぐ近くにある神戸屋の店舗に勤務していたようです。

    女性は汐田雄介容疑者に、パン切り包丁で後頭部を切りつけられるなどして負傷し、救急搬送されました。命に別状はなく、全治10日の軽傷だったということです。

    汐田雄介容疑者はパワハラを受けていた?

    当初、通り魔事件として報道され、殺人未遂の容疑で逮捕された汐田雄介容疑者。しかし詳細な事件の内容があきらかになるにつれて、汐田雄介容疑者が被害者である女性からパワハラをうけていたのではないか、という情報があらわれてきました。

    汐田雄介容疑者は「女性に先に何度も殴られカッとなり、店内にあったパン切り包丁で切りつけた」と供述しており、被害者である女性の少し不可解な行動も明らかになっています。

    汐田雄介容疑者は、本当に被害者である女性からパワハラをうけていたのでしょうか?

    被害者の女性のおかしな行動

    被害者である女性は、警察に「汐田雄介容疑者の接客対応について注意するために阪神梅田駅店に行った」と説明しており、どうやらその日女性は自身が休日であるにも関わらず、汐田雄介容疑者を注意しにいったようです。

    その点だけを見れば、指導熱心な人と見ることもできます。しかし事件のあった日は汐田雄介容疑者はひとりで勤務していたらしく、仕事が忙しい中でわざわざ注意に向かうというのはやり過ぎではないでしょうか。

    事件当時、店はシャッターが閉められており、中から女性の怒鳴り声が聞こえていたという声もあります。

    被害者の女性から暴行

    女性は、汐田雄介容疑者の顔を複数回にわたって平手打ちを行っていたという証言がありました。女性は警察にたいして、接客対応について注意していたといっていますが、そうだとしても暴力行為に及んだとすれば、それは指導とは呼べませんよね。

    ネット上では実際に暴力行為を行っていた女性を見たという情報がありますが、事件当時シャッターが閉まっていたとのことで、事実であるか確認できません。もし本当のことだとすれば、被害者の女性にも少し非があるのではないでしょうか。

    勤務態度の悪さがあったとしても、そこには何らかの理由があるはずです。相手には相手の考えがありますから、相手の行動の理由を理解せずにただ叱り、まして暴力行為を行ったとすれば、それは指導ではありません。

    逮捕された汐田雄介容疑者のその後は?

    逮捕された汐田雄介容疑者はその後どうなったのでしょうか?被害者である女性が実際に平手打ちを複数回にわたって行っていたとすれば、完全に汐田雄介容疑者だけが悪いとは言えませんよね。開かれた裁判ではいったいどういった判決が下されたのでしょうか?

    調べてみると、異例ともいえる処置がなされていました。

    不起訴となった

    汐田雄介容疑者の事件当時の状況、相手女性がさきに暴力行為を行っていたという事実が認められたのか、汐田雄介容疑者は不起訴処分となっていました。包丁による殺害未遂事件として処理されていたことを考えると、不起訴処分というのは異例といえるのではないでしょうか。

    当初は、汐田雄介容疑者の容疑は殺人未遂ということになっていましたが、どうやら傷害罪の容疑に変わっているようです。もしかすると殺人未遂の容疑としてしまったのは、「包丁で切りつけた」という事実から、警察側が警戒し早とちりしてしまったのかもしれませんね。

    正当防衛

    不起訴処分となった具体的な理由はなぜか明かされていません。なにか不都合があったのでしょうか?ともあれ汐田雄介容疑者は不起訴となり、今回の事件は正当防衛の範疇ということになったのでしょう。

    被害者の女性の非もあり、実際の女性の被害は全治10日とごく軽傷でした。殺人未遂というのは、やはり少し過剰に受け止めすぎた結果だったのでしょう。

    パワハラをうけた際の対処法は?

    今回の一件のように、上司や先輩からパワハラをうけた際にはどう対処すべきなのでしょうか?

    汐田雄介容疑者がしてしまったように、暴力行為など反撃を行うということでは何も解決にはなりません。暴力行為では警察の方に逮捕される結果になりますし、そういった行為ではあなたの人生に悪い結果を招きます。

    そういった行為をとる前に、なにかもっといい方法があるはずです。それではパワハラをうけた際にはどう行動すべきなのか、対処法をまとめました。

    記録をとる

    パワハラをうけた際には、まずは相手にどんなことをされたか詳細に記録をとりましょう。メモや録音などをとることによって、後々の事実確認の際、第三者から見てあなたがパワハラをうけているという事実が確認しやすいものになります。

    自身の立場を第三者に明確に伝えるためにも、まずは記録をとりましょう。

    周囲に相談する

    パワハラを我慢していれば、無くなるどころかエスカレートすることが殆どです。信頼できる近くの同僚や上司に相談しましょう。また相談する際には、自分のうけたパワハラの事実について、なるべく冷静に相手にわかりやすいように説明し、困っているという事実を明確に伝えましょう。

    相談した相手が、もしもあなたの立場をわかってくれない場合は、おそらく相手はあなたのうけたパワハラについて実際にあったことなのか、実感が湧いていません。

    なるべく感情的な部分を伝えるのではなく、パワハラをうけた際の実際の状況を伝えましょう。そうすることで、相手はあなたの立場を理解してくれるはずです。

    社内・社外の相談窓口に相談する

    同僚や上司に相談することが難しい場合には、人事部や社内相談窓口に相談しましょう。大事なのはこういったことを一人で抱え込まず、周りを頼ることです。パワハラをうけている人がそれを一人で解決することは、とても難しいことですよね。

    パワハラや、暴言・暴力・いじめといったものは、人の身体的なダメージよりも、精神にダメージを与える行為です。精神的なダメージをおった人は、冷静な思考をおこなうことが難しい状態です。解決する方法は、信頼できる周りを頼ることです。

    なにより大事なことは、パワハラは絶対に耐えてはいけないということです。耐えることで、相手はこれが言うことをきかせる正しい方法なのだと感じ、みるみるうちに悪化していきます。

    パワハラをうけたあなたは悪くない

    汐田雄介容疑者が女性を切りつけてしまったという犯罪行為には、被害者の女性からうけたパワハラという行為がありました。

    パワハラという行為は本人がどういった意図でおこなっていようと、方法を間違えてしまっており、それは決して指導ではなく、単なる暴力行為にあたります。相手になにかを伝える際には、暴言・暴力といった行為は必要ないものです。

    パワハラをうけた人は、だんだんと自分が悪いのではないかと思ってしまいがちです。しかし、あなたは実際に悪くないのだから、自信をもって相手の間違いを伝えるようにしましょう。

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