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2023/12/28
大今里
2018年6月28日から7月8日にかけて、西日本を中心に大きな被害を与えた西日本豪雨。
その被災地である、岡山県倉敷市真備町にボランティアで訪れた高知県大豊町の町議、三谷幸一郎が、驚くべきトラブルを起こしていたことがわかりました。
今回、トラブルを起こした三谷幸一郎という人物や、トラブルの真相について見ていきましょう。
トラブルを起こした本人、三谷幸一郎とはどんな人物なのでしょうか。
まず初めに、彼について詳しく見ていきましょう。
三谷幸一郎に関する情報
氏名 三谷 幸一郎
選挙 大豊町議会議員選挙
投票日 2015年2月15日
得票数 232当
生年月日 1952年5月11日
主な肩書き 自営業
ちなみに、過去には、郵便局長を務めた経験もあるようです。
前述したプロフィールの肩書きに「自由業」とありますが、彼のFacebookによると、ゲストハウス「天空の宿晴れる家(ハレルヤ)」を経営していることが判明しています。
四国のまんなか、標高400mにぽっかりと浮かぶ、家の離れを宿とした普段着スタイルのお宿のようですね。
大豊町の「顔」として被災地を訪れた三谷幸一郎町議が起こしたトラブルとは、一体どのような内容なのでしょうか。
ここで、詳しく見ていきましょう。
三谷幸一郎は、ボランティアに訪れた2018年7月18日の夕刻、倉敷市立薗小学校の避難所を訪問し、一緒にボランティアに来た男性を含めた計4人の宿泊を要求しました。
避難所責任者である校長は「被災者しか泊めることができない」と断りましたが、1時間近く押し問答となり、結果、校舎の廊下での宿泊を認めさせました。さらに、自衛隊が設営した、仮設の風呂にも入浴していたことがわかっています。
避難所は、あくまでも被災者のための大切な場所であり、ボランティアで訪れた人が宿泊したり、ましてや風呂まで世話になることはあり得ません。彼ら4人が宿泊をすることにより、単純に、4人の被災者が避難できないことになるのです。
実は、宿泊先の確保を要求して校長に断られた際、一度は避難所を後にしていた三谷幸一郎。しかし、近くでビールを飲んだ後、再度避難所を訪れ、そこから1時間近くの押し問答に発展していたのです。
ボランティアに訪れる人がアルコールを摂取すること自体理解しがたいですが、嗜好品ですので百歩譲って良しとしても、被災地でトラブルを起こすなんてことは、もっての外です。
ちなみに、押し問答の際の内容ですが、「避難所に宿泊できないのであれば、被災していない家を紹介してほしい」とまで言っていた様子。そんなことが可能であれば、被災者が行きたいところです。
トラブルは前述したことに限らず、実は、被災地を去った後も続きます。なんと三谷幸一郎は、自身のFacebookに「囚人のような扱いを受けた」と投稿したのです。
ここまでくると、どこから驚いていいのかわかりませんよね。被災者の気持ちを考えると、いたたまれません。
宿泊の要求や、酒を呑んでトラブルを起こしてしまった、三谷幸一郎。
誰でも考えればわかる、というよりも、考えなくても常識的にありえないことだと認識していてほしいところですが、なぜ、三谷幸一郎は、このようなトラブルを起こしてしまったのでしょうか。
三谷幸一郎は、7月11日~13日にも真備町でボランティア活動を行っており、その際、同小学校に宿泊させてもらったことから、「今回も大丈夫という甘い考えだった」と説明しています。
それなら今回のトラブルも納得できる、と思ってしまいそうですが、そもそも、前回宿泊させてもらっていることも疑問です。被災者の好意で宿泊が可能だったようですが、そこは甘えず、自分でなんとかすべきであったと感じますよね。
普段は多くの人で賑わう中心地も、豪雨の影響で観光客が激減し、宿泊キャンセルが相次いでいたようです。そこで、ボランティアに参加すれば、料金を割り引くプランを用意する宿泊施設も登場していたとのこと。
しかし、三谷幸一郎は、「宿泊施設も被害を受け、(被害がない宿は)マスコミが全部確保しているから、ボランティアが宿泊する余地はないと聞いていた。友人知人の家に身を寄せていた人も、次第におりづらくなって仕方なく避難所に来ています」とコメント。
「少しでも売り上げに貢献できれば」と考え、中心地から被災地に通うボランティアの人も多くいた中で、単に、彼の考えやリサーチ不足だっただけではないかと考えざるを得ません。
三谷幸一郎は、一度校長に断られたのち、近くの空き地で寝ることも考えたそうですが、近隣住民から「マムシが出る」と聞いて震え上がり、小学校に戻ったという情報もあります。
本人は「数年前に頚椎の手術をし、睡眠が十分でないと、次の日、体が動かず、寝たきりの状態になることが時々ある。それを一番恐れ、蚊に刺され、マムシが来るかもしれないというので一睡もできないと思い、宿泊をお願いした」とコメント。
マムシは確かに怖い生き物ですが、だからといって、避難所を当てにすること自体に問題があることに気が付かなかったことが残念です。
被災地に大きな迷惑をかけることなった三谷幸一郎。
このトラブルの後、彼は一体どうなったのでしょうか。
ここまで大きな問題になってしまうと反省せざるを得ないとも思いますが、トラブル後、三谷幸一郎は「議員としてあるまじき言動。被災地の皆様にも多大なご迷惑をかけてしまった」と話しています。
ちなみに、彼の代わりに、町議会の佐藤徳治議長や岩崎憲郎町長が、7月26日に小学校などを訪れて謝罪しました。
2018年8月2日午前、三谷幸一郎の妻が「一身上の都合により辞職したい」との書面を議会事務局に提出して受理されたことが、徳治町議会議長への取材でわかっています。
また、妻を通した電話で、「議員としてあるまじき言動。被災地の皆様にも多大なご迷惑をかけてしまった」とも話していたようです。
これに関しては、もう仕方がありません。信用を失った以上、議員を続けることは困難ですね。
今回のトラブルについて、世間からはかなり厳しい声が上がっていました。
一部抜粋し、ご紹介していきます。
「現場で被災者たちの世話に追われる職員たちの手を止め、“邪魔”をしたことに変わりはありません」
こちらは、地元の住民の声です。校長と押し問答になったことに対するコメントですね。とても厳しいコメントですが、おっしゃる通りで、ボランティアに訪れた人が迷惑をかけてはいけません。
「自分の地元だって高速道が被害を受けたり被災者もいたじゃないですか。ボランティアの行動規範も知らないで行ったんですか。断られたら酒飲んで気が大きくなってまた頼みに行ったんですか。」
三谷幸一郎の地元も被害を受けたにもかかわらず、ボランティアの仕方についてわかっていない点についてのコメントですね。被災地の状況を身近に感じた経験があるにもかかわらず、今回のようなトラブルに発展するのが不思議ですね。
芸能人や役職のある人がボランティアへ訪れることを「売名行為」と批判する声もありますが、ボランティア自体は良いことです。売名行為かどうかは本人にしかわかりませんし、行動を起こす、起こさないでは、大きく違ってきます。
ただ、過剰に自分の活動についてアピールしたり、被災地に迷惑をかけるような行動については、よくよく考えてほしいですね。ボランティアのあり方について正しく認識し、ボランティアに参加する人が増えるようなやり方をしてほしいですね。
また、今回のトラブルにかかわらず、昨今、国や県、市町村等の議員によるお騒がせ事件が多発し、メディアでも大々的に取り上げることが多くなっています。各地域の代表として、見本となる行為を行ってもらえるよう祈るばかりです。
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