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    本は売れてるの?評価はいかに?芥川賞作家【又吉直樹】の魅力

    先日、相方の綾部がニューヨークへと旅立ったことで知られる、お笑いコンビ【ピース】のボケ担当・又吉直樹。2015年に書いた本『火花』で、お笑い芸人として初となる芥川龍之介賞受賞。独特のおしゃれセンスと作家・太宰治を敬愛する本が好きな又吉直樹の魅力をご紹介します。

    最新作も売れ行き好調?本の虫 【又吉直樹】とは?

    ピース・又吉直樹

    又吉 直樹(またよしなおき)
    1980年6月2日 生まれ
    大阪府寝屋川市出身
    お笑いコンビ・ピースのボケ担当
    吉本興業所属
    小学生のころからサッカーをしており、高校時代は大阪府代表としてインターハイに出場。
    大学推薦を断り、NSC東京校に入学した。
    2003年「線香花火」というコンビで活動しはじめたが、後に解散。
    NSC同期の綾部祐二と「ピース」を結成した。
    同期には、NON STYLE・平成ノブシコブシ・5GAPがいる。 

    2010年にキングオブコント準優勝 ・M―1グランプリ 4位。
    吉本の後輩芸人・元ジューシーズの児玉智洋、パンサーの向井慧と一緒に暮らしていたことがある。

    本を書く又吉に触発された?綾部はNYへ

    NYにやっと行った相方の綾部

    2016年10月、会見を開き、突如NYへ行くと行った又吉の相方・綾部祐二。
    トランプ政権になり、ビザがなかなか発行されず、
    いつになっても行く様子がないことから、行く行く詐欺とまでいわれていましたが・・・

    ついにNYへ旅立ち

    2017年10月
    相方の又吉直樹がツイッターを更新し、「今日、綾部さんを成田空港まで見送りにいきました」と、綾部の旅立ちを報告しました。
    又吉が本を書き始めたことに触発された行動でしょうか?

    なぜ又吉は本を書き始めたの?

    又吉が本を書き始めたきっかけとは


    本の虫として知られる又吉が、プライベートで訪れたイベント「文学フリマ」にて、
    同じくプライベートで訪れていた『別冊 文芸春秋』の編集者・浅井茉莉子さんと
    出会ったことがきっかけでした。

    浅井さんは、又吉が本が好きということはテレビなどのインタビューで知っており、
    又吉の書くエッセーなどを読むたびに、表現力や視点のユニークさが気になっていて、いつか一緒にできれば楽しいだろうと思っていたんだそうです。

    浅井さんが、『雑誌を送られてほしい』と又吉に声をかけたことが最初の出会い。

    その偶然の出会いをきっかけに、定期的に又吉さんと連絡を取るようになったそうです。浅井さんとのやり取りが続く中、又吉から浅井さんに送られてきたのが、
    小説『火花』の原稿だったそうです。

    芥川賞受賞 小説『火花』は大ベストセラーに


    浅井さんとの出会いがきっかけで、本を書き始めた又吉。

    2015年には『文學界』2月号に初の小説『火花』を発表しました。
    又吉の作品の掲載効果は凄まじく、『文學界』2月号は発売2日で4万部も売り上げたほど。
    なんと、創刊以来初となる重版もかかりました。

    2015年3月 満を持して、文芸春秋より小説『火花』が単行本化され、発売から5日で計35万部の快挙を成し遂げます。

    お笑い芸人としては初めて

    4月には第28回三島由紀夫賞候補に挙げられましたが、受賞は出来ず。

    6月19日、第153回芥川龍之介賞の候補となり、
    7月16日、お笑い芸人として初の芥川賞を受賞したのです。

    本好き芸人だった又吉が、2011年に編集者の浅井さんと出会ってから約4年。
    まさか、芥川賞を受賞するとは、又吉本人も浅井さんもその時は思わなかったでしょうね。
    現在、小説『火花』は累計300万部を突破しました。本の印税も物凄いでしょうね。

    二作目・小説『劇場』を発売

    衝撃的な小説家デビューから2年。
    2017年5月、又吉の二作目となる本『劇場』が発売されました。
    初版は異例ともいえる30万部だそうです。
    実はこの二作目の本『劇場』は、『火花』より先に執筆していたそうなんです。
    しかし、なかなか筆が進まず中断し、先に文芸春秋から『火花』を出版。
    幻の一作目だったんですね。

    本人は、『又吉直樹として二作目をちゃんと書けたんか??』という感じで世間から見られていると感じ、一度書いた原稿を何度か書き直したそう。

    二作目の重圧を一時は感じていたみたいですが、周りの芸人仲間が、『二作目めっちゃ売れなかったらおもろい』と言ってくれて、転んでも余裕と気持ちが楽になったそう。
     

    芸人も作家も大事!

    お笑い芸人として、芥川賞作家として大活躍の又吉直樹。
    執筆活動と芸人の両立については、「どっちが上ではなく両方必要」と思っているそうです。
    これからも、三作目、四作目と私たちに楽しい作品を届けてくれるのが楽しみですね!!

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