■太平輪沈没事故 1949年1月27日に発生した海難事故である。 上海から台湾に向かっていた豪華フェリー「太平輪」は、夜間航行の際に明かりをつけずにいたため木材と石炭を満載した貨物船「建元輪」と衝突、2隻の船はともに沈没し乗員乗客932人が犠牲となった。 ----- ジョン・ウー監督は、2008年よりこの太平輪事故についての映画の構想を練っていたようで、脚本はワン・ホエリン(王蕙玲)が担当することも明かしていた。 ウー監督は2008年、『グリーン・デスティニー』(00)の脚本を務めたワン・ホエリンからこの太平輪沈没事故の悲話を聞き、本作のアイデアを得たそうだ。 この時の仮タイトル「1949」が「太平輪」に変更された。

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