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グレムリンのネタバレあらすじ解説!キズモの正体は何者?

グレムリンのあらすじが気になる人も多いのではないでしょうか?グレムリンはスティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務めた1980年代の大人気映画であり、キズモなどのキャラクターも特徴です。本記事ではグレムリンのあらすじを簡単に紹介します。ネタバレを含まれておりますので、グレムリンについての理解を深めたい人は、ぜひ内容をご確認ください。

グレムリンは可愛らしい見た目のモグワイを中心に描かれた、1980年代を代表する人気映画です。製作総指揮はスティーブン・スピルバーグが務めており、公開から40年近くが経過している現在でも人気を集めています。

 

本記事では、グレムリンのあらすじを簡単に紹介します。キズモは最後どうなったのか、モグワイに隠された本当の意味も解説するため、気になる人はぜひ最後まで内容を確認してみてください。なお、本記事ではグレムリンのネタバレを含みますので、あらかじめご了承ください。

グレムリンのあらすじを簡単にネタバレ解説

グレムリンという映画の名前を聞いたことはあっても、どういった内容なのか分からないという方もいるかもしれません。まずは、グレムリンのあらすじについてご紹介いたします。ネタバレもあるため、その点はご注意いただければ幸いです。

チャイナタウンで購入したモグワイ「キズモ」

売れない物を作る発明家のランダル・ペルツァーは、チャイナタウンの骨董品店で小型の生き物であるモグワイを見つけました。モグワイの購入を申し出たものの、店主に断られてしまいます。すると店主の孫は、こっそりとモグワイを売ってくれました。

 

ただ孫は、水をかけないことや光を当てないこと、12時過ぎに食べ物を与えないことを守るように言います。旅から帰宅したランダル・ペルツァーは、銀行員である息子ビリー・ペルツァーに、クリスマスプレゼントとしてモグワイを贈りました。

 

モグワイは、ビリー・ペルツァーによりギズモと名付けられ大切にされます。

モグワイの増殖とグレムリンの誕生

翌日になり、ビリーは仲良しのピートにギズモを見せてあげましたが、ピートは誤ってギズモに水をかけてしまいます。するとギズモは苦しみだし、水のかかった背中から毛玉が5つ飛び出しました。毛玉は大きくなり、中から5体のモグワイが生まれたのです。

そしてビリーは、モグワイの1体を理科教師のハンソンに預けます。ビリーが酒場に行くと、そこで働くケイト(ビリーの友人)と共に失業中の農夫フッターマンからグレムリンの話を聞きます。グレムリンは、飛行機を墜落させる小悪魔だというのです。

帰宅したビリーは、午前12時前と勘違いしてモグワイに食べ物を与えてしまいました。そしてハンソンが調べるモグワイも、食べ物を食べてしまいました。モグワイは翌日にマユとなり、マユからグレムリンが誕生したのです。ハンソンは、グレムリンに殺されてしまいました。

増殖するグレムリンとの戦い

ビリーの自宅では、5体のグレムリンが誕生しました。ビリーの母親がグレムリンと格闘するものの、ストライプと名付けた1体は逃げてしまいます。ストライプを追い体育館にやってきたビリーは、ストライプがプールに飛び込むのを目撃し、保安官事務所に駆け込みました。

保安官たちはビリーの話を信じなかったものの、グレムリンの乗る除雪車が襲われたとして、フッターマンが通報します。その後にグレムリンたちはビリーが務める銀行のオーナー・ディーグル夫人の家で、階段を上るための電動リフトを故障させます。これにより、ディーグル夫人は亡くなってしまいました。

その後、ドリーの酒場においてビリーの友人ケイトが複数のグレムリンに囲まれます。グレムリンたちが大暴れしたためケイトは店から脱出し、助けに来たビリーの車で逃げようとするものの、途中で止まってしまいます。ケイトは、クリスマス・イブの日に父親が死んで以来、クリスマスが大嫌いだったと告白します。

グレムリン退治し、最後はキズモと別れる

グレムリンは姿を消したものの、映画館に集結します。そして皆で白雪姫を観ながら歌っていることに気付いたビリーはボイラー室でガスを噴出させ、火をつけて逃げました。グレムリンたちは爆死したものの、ストライプは生き残りデパートに逃げ込んだところを、ビリーが追います。

ストライプはビリーに向けて銃を撃ち、増殖するために噴水の水に触れました。そこにおもちゃのバギーに乗ったギズモが突進し、屋根を覆うシェードを開きます。日光を浴びたストライプは、溶けて死にました。ビリーが自宅に戻ると、ギズモの元の飼い主である骨董店の店主が現れます。

店主はギズモを返すように要求したため、ビリーの父ランダルがギズモを店主に渡しました。店主と共に去り際、ギズモは「さよなら、ビリー」と言い残します。そして店主は、「いつかギズモを買えるかもしれない」とビリーに語りました。ビリーや友人ケイトは、去っていく店主とギズモを見送ります。

グレムリンの登場キャラクターと役者紹介

さて、グレムリンにはどういったキャラクターが登場するのでしょうか。続いては、グレムリンに登場するキャラクターや演じているキャストについてご紹介いたします。

キズモは何者?モグワイの正体

モグワイは、正体不明の生命体であり30センチほどの大きさとなっています。高い知能を備えており、人間の言葉を理解して簡単な言葉を話すことが可能です。チャイナタウンにいた1匹のモグワイに名付けられたのが、ギズモという名前です。ギズモという名は、”小さな機械”の意味であるgizmoから取られました。

 

ギズモの性格は、人懐っこくて歌うことが大好きです。そして映画のタイトルにもなっている”グレムリン”とは、モグワイが変身した後の姿です。モグワイは、真夜中に食事を与えることでグレムリンへと変身します。変身後には、街を破壊したり人を殺すなど狂暴な性格に変わります。

主人公のビリー・ペルツァー

映画『グレムリン』の主人公は、ビリー・ペルツァーという青年です。ビリー・ペルツァーは、キングストン・フォールズの街で銀行員として働いています。また発明家である父親ランダルと母親のリンと3人暮らしをしています。

同僚のケイトとは親しいものの、エリートコースを進む同僚ジェラルドとは仲が悪いです。ビリー・ペルツァーを演じたのは、ザック・ギャリガンという俳優です。彼はニューヨーク市出身であり、1964年2月14日生まれとなっています。2023年で59歳となっているでしょう。

ヒロインはケイト・ベリンジャー

映画『グレムリン』のヒロインは、ケイト・ベリンジャーです。ケイト・ベリンジャーは、ビリーの銀行での同僚であり友人です。同じ同僚のジェラルドから言い寄られますが、相手にしていません。『ドリーの酒場』がディーグル夫人に潰されそうだと知り、反対の署名運動と店員のボランティアをしています。

ケイト・ベリンジャーを演じたのは、1963年7月16日生まれの女優フィービー・ケイツです。ニューヨーク出身であり、日本においてもサッポロ一番ミニカップやアサヒビールなどのCMに出演経験があります。また『グレムリン2 新・種・誕・生』 にも出演しました。

ビリーの父親・ランダル・ペルツァー

ランダル・ペルツァーは、発明家でありビリーの父親です。国内を旅しながら自らの発明品を売り歩いており、家を不在にすることが多い人物です。なおどの発明品も、上手く機能しないでしょう。ランダル・ペルツァーを演じたのは、ホイト・アクストンでした。

ホイト・アクストンはオクラホマ州ダンカン出身であり、アメリカ海軍の航空母艦レンジャー (CV-61)の隊員だった経歴の持ち主です。なおホイト・アクストンは、1999年10月26日に61歳で亡くなっています。モンタナ州の自宅において、心筋梗塞での死でした。

ビリーの母親・リン・ペルツァー

リン・ペルツァーは、ビリーの母親です。夫の発明品が失敗ばかりなことを知っていますが、発明品を使用し、夫に気を使い上手く動かなくてもその点に触れないようにしている面もあります。リン・ペルツァーを演じたのは、フランシス・リー・マッケインです。

『グレムリン』と同時期には、1984年のフットルースや1985年のバック・トゥ・ザ・フューチャーに出演しています。フランシス・リー・マッケインは、ペンシルベニア州の出身です。1944年7月28日生まれであり、現在は78歳となっています。

ビリーが務める銀行のオーナー・ルビー・ディーグル

ルビーディーグルは、ディーグル不動産のオーナーでありビリーが勤める銀行のオーナーです。キングストン・フォールズの町の権力者であり、夫は詐欺罪により服役中です。ポリー・ホリデイが、ルビー・ディーグルを演じました。ポリー・ホリデイは、1937年7月2日にアラバマ州で生まれています。

女優になる前の彼女は、アラバマ州とフロリダ州でピアノ教師をしていました。ダスティン・ホフマンと友人であり、映画『大統領の陰謀』などで共演しています。またテレビドラマ『アリス』でゴールデン・グローブ賞を受賞した経歴の持ち主でもあります。

ポリー・ホリデイは85歳であり、2023年現在も健在です。

失業中の農夫・マレー・フッターマン

マレー・フッターマンは、失業中の農夫でありビリーの家の近所に住んでいます。第二次大戦時には従軍していました。そして工場が閉鎖したため仕事がなく、ドリーの酒場で飲んだくれています。外国製品を大変嫌っており、ビリーやケイトに外国製品にはグレムリンがいると語っていました。

マレー・フッターマンを演じたのは、ディック・ミラーです。ニューヨークのブロンクス区出身であり、1928年12月25日生まれです。コロンビア大学を卒業後に、CMの美術から病院勤務を経て海軍に従軍しました。海軍除隊後に、演劇学校に入学しています。

ディック・ミラーは、1999年の『 グレムリン2 新・種・誕・生』にも出演しました。そして2019年1月30日に、老衰のためロサンゼルスにおいて90歳で亡くなっています。

ビリーと仲良しの少年・ピート・ファウンテン

ピート・ファウンテンは、ビリーの隣人の少年であり仲良しです。父親のクリスマス・ツリーの販売を手伝っている少年で、自らも衣装としてモミの木を着させられています。また、ビリーからギズモを見せられた時に、誤ってギズモに水をかけてしまいました。

ピート・ファウンテン役を担ったのは、コリー・フェルドマンです。彼は、1971年7月16日生まれのロサンゼルス出身です。1985年の『グーニーズ』や1987年の『ロストボーイ』などにも出演しています。また、マイケル・ジャクソンとも仲が良かったことで知られています。

コリー・フェルドマンは、現在51歳です。

ピートが通う小学校の理科教師・ハンソン先生

ピートが通う小学校の理科教師が、ハンソン先生です。ビリーに見せてみらったモグワイを預かり、嫌がるモグワイの血液を採取して調べようとしました。ハンソン先生は、グリン・ターマンが演じています。グリン・ターマンはニューヨーク出身であり、1947年1月31日生まれです。

2012年のドラマ『NCIS:LA 〜極秘潜入捜査班』などにも出演しています。グリン・ターマンは現在、76歳となっています。

チャイナタウンにある骨董店の店主・ミスター・ウィング

チャイナタウンにある骨董店の店主が、ミスター・ウィングです。ミスター・ウィングは東洋人であり、かなりの高齢です。彼のトレードマークは、長い白髪や白いヒゲ、キセルとなっています。またミスター・ウィングは、モグワイの言葉を理解することができます。

ミスター・ウィングは、ケイ・ルークが演じています。ケイ・ルークは中国広州市出身( 中国系アメリカ人)であり、1904年6月18日生まれです。フォックス・ウェスト・コースト・シアターやPKO撮影所の裏方として働いた経歴があります。そしてケイ・ルークは、1991年に86歳で死去しました。

ビリーの同僚・ジェラルド・ホプキンス

ジェラルド・ホプキンスは、ビリーの銀行の同僚です。エリートコースを歩む金持ちでもあります。またビリーのワンタッチネクタイを『偽ネクタイ』と言い、馬鹿にしています。ジェラルド・ホプキンスは、ジャッジ・ラインホルドが演じました。

ジャッジ・ラインホルドは1957年5月21日生まれであり、デラウェア州出身です。現在のジャッジ・ラインホルドは、65歳となっています。

キングトン・フェールズの保安官・フランク

フランク保安官は、キングトン・フェールズの保安官です。ビリーから大量にグレムリンが発生したと聞きますが、信じませんでした。その後にフッターマンからの通報を受けて、保安官補のブレントとパトカーで出動しています。フランク保安官を演じたのは、スコット・ブレイディです。

彼は1924年9月13日に、ニューヨークのブルックリンで生まれました。そして1954年の『大砂塵』や1969年の『宇宙からの脱出』、1979年の『チャイナ・シンドローム』などいった映画に出演しています。なおスコット・ブレイディは、1985年にロサンゼルスで60年の生涯を終えています。

保安官補佐のブレント保安官補

ブレント保安官補は保安官補であり、フランク保安官と同様にビリーの言葉を信じませんでした。その後に、フランクと共にパトカーで出動しています。ブレント保安官補を演じたのは、ジョナサン・バンクスです。 彼は1947年1月31日に、ワシントンD.Cで生まれています。

『グレムリン』に出演した1984年には、『ビバリーヒルズ・コップ 』などにも出演しました。なお、2023年現在は76歳となっています。

グレムリンに関する豆知識を紹介

映画『グレムリン』には、視聴者の方が知らないような豆知識が存在します。では、『グレムリン』の豆知識とは一体どの様なものなのでしょうか。次に、『グレムリン』の豆知識について5つご紹介いたします。

グレムリンの脚本は怖い話

映画『グレムリン』は、もともとホラー映画になる予定でした。グロテスクなシーンが含まれる予定だったのです。『グレムリン』は、ファミリー向けのホラー映画として認知されているでしょう。しかし、最初期の脚本は”ダークホラー”でした。オリジナル脚本を執筆したのは、クリス・コロンバスです。

 

彼は、1990年に映画『ホームアローン』の監督を務めた人物です。『グレムリン』のオリジナル脚本は、映画業界へのアプローチとして作成された簡易的な原案となっていました。この原案は、スティーブン・スピルバーグ監督の目に留まります。

 

しかしそれは、グロテスクで子供には見せられないような内容だったのです。その内容とは、マクドナルドを襲撃してハンバーガーではなく客を食べるなどでした。その後に監督のジョー・ダンテも加わって、表現が柔らかくなったのでした。

モグワイの意味は中国語の「魔怪」

映画『グレムリン』に登場する”モグワイ”は、中国の広東語で『妖怪』という意味です。漢字では『魔怪(モーグァイ)』と発音するものであり、英語風の読み方で「Mogwai(モグワイ)」になったとされています。

グレムリンの弱点と3つのルール

グレムリンには弱点や3つのルールがあります。ルールの1つ目は、日光に当てないという点です。グレムリンの最大の弱点が日光であり、日光に当たると死んでしまいます。そしてグレムリンには決して水をかけてはいけません。それは、新たなモグワイが細胞分裂を起こし、繁殖をするからです。

水をかけられ新たに誕生したモグワイは、気性が荒いか狂っている可能性があるのです。また、真夜中の午前0時以降に食べ物を与えてはいけません。食べ物が与えられた後に蛹(さなぎ)となり、凶悪なグレムリンと変わってしまうからです。

モグワイの姿であれば”いたずら”で済んでいた事柄が、悪い方向へと向かい深刻になっていき、大惨事を引き起こす可能性があるでしょう。

バックトゥーザフューチャーと同じセットが使われている

1984年の映画『グレムリン』と、1985年の映画『バックトゥザフューチャー』では、同じセットが使用されていました。『バックトゥザフューチャー』で有名になった時計塔も、『グレムリン』のオープニングクレジットで見ることができます。

『グレムリン』も『バックトゥザフューチャー』も、スティーブン・スピルバーグが制作に携わっており、出演者にも関連性があります。例えば、『グレムリン』でビリーの母親として登場した女優のフランシス・リー・マケインは、『バックトゥザフューチャー』にマーティ・マクフライの祖母役で出演しました。

グレムリンは二部作!グレムリン3の公開予定はなし

映画『グレムリン』は、1作のみではありません。1990年に、映画『グレムリン2/新種誕生』が制作されたのです。『グレムリン2/新種誕生』では、ニューヨークに移ったビリーは、クランプセンター(不動産王ダニエル・クランプが支配する高層ビル)で働いていました。

クランプは、チャイナタウンの再開発を行うためにダウンタウンの破壊工事を進めていました。再開発の現場で、逃げ隠れしていたモグワイが研究員により見つかります。モグワイは、クランプセンターに連れていかれてしまいました。ビリーは研究材料にされそうになったモグワイを助けます。

しかし、目を離した拍子にモグワイは水を浴びてしまいました。これにより、街にグレムリンが大量発生してしまうのです。なおその後、『グレムリン3』は制作されていません。

グレムリンの名シーンや名台詞

次に、映画『グレムリン』の名シーンや名台詞をご紹介いたします。大ヒット作となった映画『グレムリン』には、どういった名シーンや名台詞があるのでしょうか。名シーンや名台詞に注目しながら視聴することも一案です。

チャイナタウンで説かれるモグワイを育てる責任

映画序盤には、チャイナタウンでモグワイを育てる責任を紹介する描写があります。作品中で、少年の呼び込みについていったランダルは、骨董品店へとやって来ました。そこでラン立つは、これまでに見たことのないモグワイという生物と出会います。

 

ランダルは、200ドルでモグワイを購入しようとしますが、店主である老人ウィングは決してモグワイを売ろうとしないのです。そしてウィングは、「モグワイを育てるには責任がいる」と言います。また、「モグワイを育てるにはルールを守る必要がある」とも言いました。

ビリーとキズモが絆を深めるシーンは温かい気持ちに

映画『グレムリン』では、ビリーとキズモが絆を深めていくシーンが名シーンとなっています。例えば、一緒にピアノを弾くシーンが挙げられるでしょう。ギズモはピアノの音が珍しいようで、音を鳴らすと鳴き声を出して反応します。その姿を喜び、ビリーは笑顔を見せるのでした。

それに応えるように、ギズモは歌を歌います。ほんわかとしたシーンは、視聴者を温かい気持ちにさせてくれます。

別れの際の「自然の摂理を踏みにじる、人間は愚かだよ」という名言

キズモを返す際に、ミスター・ウイングがビリーに言った名言に、「自然の摂理を踏みにじる、人間は愚かだよ」というものがありました。ギズモがビリーのもとを去る際に、ギズモはビリーに「さよなら、ビリー」と最後の言葉をかけました。ギズモは、ミスター・ウイングと共に去っていきます。

その去り際に、「自然の摂理を踏みにじる、人間は愚かだよ」と言ったのです。この台詞は、スピルバーグ監督が本作で言いたかったことを、ミスターウィングを通して語っているようだとする見方もあります。なおミスターウィングは、最後に「君にもいつか飼える時がくる」とも言っています。

その後には、「その時をモグワイは楽しみに待っとるよ」という言葉が続きました。

名曲揃い!グレムリンの音楽

映画を鑑賞する際に、扱われている音楽にも注目される方もいるかもしれません。映画『グレムリン』には名曲が揃っています。そこで続いては、『グレムリン』の音楽についてご紹介いたします。『グレムリン』には、どういった楽曲が使用されているのでしょうか。

ジェリー・ゴールドスミス:「グレムリンのテーマ」

まず1曲目は、映画『グレムリン』の主題曲『グレムリンのテーマ』です。『グレムリンのテーマ』は、アメリカ合衆国の作曲家ジェリー・ゴールドスミスにより、作曲されました。『グレムリンのテーマ』には、「結構良い曲なんですよね」や「癖になるBGM」といった感想が聞かれます。

 

なお作曲者のジェリー・ゴールドスミスは、現地時間2004年7月21日早朝に、ロサンゼルスの自宅で肝臓癌により死去しました。75歳でした。

ダーレン・ラヴ:「Christmas (Baby Please Come Home)

Christmas (Baby Please Come Home)は、アメリカの歌手ダーレン・ラブが歌っています。映画『グレムリン』で流れたのは、ビリーが車のエンジンをかけようとするシーンでした。なお楽曲は、1963年リリースのアルバム『クリスマス・ギフト・フォー・ユー・フロム・フィル・スペクター』に収録されています。

「Do You Hear What I Hear?」

『Do You Hear What I Hear?』は、映画『グレムリン』でグレムリンたちが孵化した後で、異変に気づいたビリーの母親が包丁を持って家の中を調べる際に、使用されました。グレムリンによって、レコードで流されたのです。1962年にリリースされた楽曲であり、多数の歌手たちにカバーされました。

特にヒットしたのが、1963年のビング・クロスビーが歌ったレコードです。映画の劇中では、アメリカの歌手ジョニー・マティスがカバーしたバージョンが採用されています。

人気作が目白押し!1984年公開のおすすめ映画

映画『グレムリン』は、今(2023年)から39年前の1984年に公開されました。1984年は、おすすめできる映画が何作も制作された年でもあります。最後に、1984年に公開された『グレムリン』以外のおすすめ映画をご紹介します。1984年には、一体どういった映画が公開されているのでしょうか。

ゴーストバスターズ

大ヒット映画『ゴーストバスターズ』も、1984年に公開されました。1984年の映画興行収入ランキングにおいて1位を獲得している作品でもあります。『ゴーストバスターズ』は、ニューヨークに現れた幽霊退治に奮闘する男たちをコミカルに描いた作品です。SFXが豊富に使用されている点が特徴となっています。

 

映画の全体的なトーンは重い雰囲気ではなく、リラックスした緩さのある雰囲気があります。また当時において高い人気を得ていたコメディアンたちが、個性溢れる登場人物たちを演じました。あらすじは、コロンビア大学で超常現象の研究を行なう、3人の科学者が大学をクビになるところから映画が始まります。

 

彼らは幽霊退治を行う会社を立ち上げ、ビジネスを開始しました。ホテルでの幽霊退治が当たった彼らはある時、地下室の幽霊保管庫の電源を切られてしまいました。幽霊たちはニューヨークの様々な場所に出没するのです。映画『ゴーストバスターズ』は、レイ・パーカー・ジュニアが歌う主題歌も大ヒットしました。

 

インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説

『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』は、『レイダース/失われたアーク』に続くシリーズ第2弾です。前作より1年前の1935年に、インディ・ジョーンズは歌姫のウィリースコットと中国人少年・ショーティと行動を共にすることになりました。

そしてインディ・ジョーンズは搭乗した飛行機から脱出する憂き目に遭います。インドのある村に到着したインディ・ジョーンズたちは、村の聖なる石を取り戻すことを目的にパンコット宮殿へと向かいます。なおトロッコの暴走シーンを始めとして、本作のアクションはシリーズの中でも特にスリル満点です。

また『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』は、日本での1984年の興行収入ランキング2位となっており、『グレムリン』以上となっています。

風の谷のナウシカ

『風の谷のナウシカ』は、『千と千尋の神隠し』などで知られる宮崎駿監督の作品です。大戦争(火の7日間)で、産業文明は壊滅してしまいます。それから約1000年が経ち、僅かに生き残った人々は巨大な蟲類が発する有毒な瘴気や腐海に侵されていました。

腐海の遠くには、海からの風によって瘴気から守られた風の谷という小国がありました。ある夜に、風の谷に巨大な輸送機が墜落しますが、輸送機の中では「火の7日間」で世界を火の海に変えた巨神兵が不完全な状態で眠っていたのです。巨神兵は大国トルメキア王国の輸送機で運んでいました。

その巨神兵を回収するために、トルメキア軍が大勢で押し寄せます。なお『風の谷のナウシカ』は、スタジオ・ジブリで最初の作品となっています。

グレムリンは多くの人に愛されるストーリー

1984年に公開された映画『グレムリン』は、狂暴なグレムリンによってニューヨークの街が混乱するなど、ホラー要素のある映画です。しかし、クリスマスの時期を舞台にした多くの人に愛されるストーリーとなっています。ギズモの可愛さや愛くるしさも見どころとなっているでしょう。

またご覧になったことがない方は、U-NEXTで視聴してみることも一案です。

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