この作品は、本多孝好氏の同名短編小説が原作。空き巣泥棒の父、結婚詐欺師の母、 そして3人の子供達と、血のつながらない5人が「家族」として暮らす森山家。ある日、 母・皐月の詐欺がターゲットの男にばれ、相手に誘拐されたうえに身代金を要求されてしまう。 この作品では、さまざまな傷を負って生きてきた寄せ集めの家族が、血縁がなくても 家族を思い助けないながら、ささやかな幸せを守るために奮闘する姿が描かれる。 竹野内が演じるのは、空き巣の名人で一家の大黒柱「父さん」こと・和彦役。 ちょっと抜けた性格で頼りない部分もあるが人一倍義理人情に弱く、 子供たちの進路希望をかなえてあげたいと願う男気ある人物を演じる。

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