【2015年大河ドラマ『花燃ゆ』特集】話題の大河ドラマの情報満載!
2016/08/17
グリ777
『風林火山』(ふうりんかざん)は、2007年1月7日から12月16日まで放送された46作目の大河ドラマです。全50話。
原作は井上靖さん、脚本は大森寿美男さん、音楽は千住明さん、主演は内野聖陽さん。
『風林火山』原作者、井上靖さん
1991年に急性肺炎のため、83歳で亡くなりました。
大河ドラマ『風林火山』は、2007年に井上靖さん生誕100周年を記念して放送されました。
『風林火山』音楽担当、千住明さん
アニメ、ドラマや映画、純音楽など広く活躍する、作曲家・音楽家・音楽プロデューサーです。
大河ドラマ『風林火山』では、第49話にて実際に武田軍の兵士役で直接出演されています。
大河ドラマ『風林火山』で主演の内野聖陽さんが演じた山本勘助。
戦国時代の武将である武田信玄の軍師と言われています。
片目片足であったが、旗本の足軽隊将となり、兵法に優れていました。
武田流兵学の祖と言われ、永禄4(1561)年川中島の戦いで戦死したと伝えられています。
山本勘助は実在したのか?
山本勘助は昭和に入るまでは架空の人物ではと考えられていました。
そもそも山本勘助は武田家の軍法などが書かれた「甲陽軍鑑」で重要な役目を果たしていますが、この資料の信憑性も疑わしいと考えられています。
ところが、昭和44年、武田信玄の書状が見つかり、その中に「山本菅助」という名前が書かれており、山本勘助は実在したと決定づけられたのです。
大河ドラマ『風林火山』では、オリジナルのストーリーも多く取り上げられていますね。
ミツはこのドラマのオリジナル人物で、実在しません。
しかし、キーパーソンの一人として重要な役です。
大河ドラマ『風林火山』では貫地谷しほりさんが演じました。
甲斐の虎と呼ばれた戦国大名。
大河ドラマ『風林火山』では市川亀治郎さんが演じました。
いわゆるクーデターを起こし、甲斐を統一した父・武田信虎を駿河に追放、武田家の家督を相続しました。
「武田軍の強さは天下一」と言われるゆえん
武田信玄は生涯で70回以上の合戦を行い、敗北はわずか3回。
「負けない戦」を摂る戦略・戦術を駆使し、特に三ツ者・素破と呼ばれる偵察要員に情報収集をさせ、事前に敵情を探らせました。
大河ドラマ『風林火山』でも、その天才ぶりがよく描かれていました。
武田信玄の旗印「風林火山」
中国の戦術・戦略論の最高峰の一つである「孫子」を愛読し、「孫子」に帰された戦術の心得である「風林火山」を旗印に使用していました。
風のように素早く動いたり、林のように静かに構えたり、火のような激しい勢いで侵略したり、山のようにどっしりと構えて動かないという意味。
甲斐の守護大名・戦国大名。武田信玄の父。
大河ドラマ『風林火山』では仲代達也さんが演じました。
1521年、上条河原の戦いで甲斐を統一しました。
武田信虎はなぜ信玄に追放されたのか?
信虎追放には諸説ありますが、大河ドラマ『風林火山』での引用説はこちらです。
肥沃な土地である信濃進出のため、戦を幾度も企て、家臣や領民の反感を徐々につのらせ、長男の晴信を廃嫡し、二男の信繁に家督を継がせようとしていたという理由です。
武田信虎の子で、信玄の同母弟。
武田二十四将では副大将として位置づけられていました。
大河ドラマ『風林火山』では嘉島典俊さんが演じました。
真田丸「真田信繁」の名前の由来は?
現大河ドラマ『真田丸』の主人公である、真田信繁の名前は、実は武田信玄の弟であるこの武田信繁からきています。
信玄は信繁の死体を抱くと号泣したと伝えられ、上杉謙信らからもその死は惜しまれたという。武田家臣団からも「惜しみても尚惜しむべし」と評され、もし信繁が生きていたら、信玄の長男・義信が謀反を起こすことはなかったといわれるほどである。山県昌景は「古典厩信繁、内藤昌豊こそは、毎事相整う真の副将なり」と評したという(『甲陽軍鑑』)。真田昌幸は次男に「信繁」と名づけている。
この真田昌幸というのが、真田信繁の父親なのです。
武田晴信の側室で武田勝頼の母。
勝頼は、武田信玄の没後、武田家の家督を継ぐ武将ですね。
大河ドラマ『風林火山』では柴本幸さんが演じました。
武田信虎、信玄の二代に仕えた戦国武将。
武田二十四将、武田四天王の一人。
大河ドラマ『風林火山』では千葉真一さんが演じました。
板垣退助は板垣信方の子孫
明治時代の自由民権運動の主導者として知られる板垣退助は、武田軍武将の板垣信方の子孫に当たります。
武田軍の「風林火山」の時代から明治に繋がっている・・・歴史は本当に奥深いですね。
武田信虎、信玄の二代に仕えた戦国武将。
武田二十四将、武田四天王の一人。
大河ドラマ『風林火山』では竜雷太さんが演じました。
甘利明氏は甘利虎泰の子孫
自由民主党所属の衆議院議員である甘利明氏は、武田軍武将の甘利虎泰の子孫に当たります。
「風林火山」を掲げる武田軍には名将が多いと言われていましたが、現代にもその鬼才な血が受け継がれているのですね。
武田信虎、信玄、勝頼の三代に仕えた戦国武将。武田四天王の一人。
織田信長との合戦である、長篠の戦いにて戦死しました。
大河ドラマ『風林火山』では高橋和也さんが演じています。
現代において「不死身の馬場美濃」と評されるわけ
馬場信春は、現代において「不死身の馬場美濃」と評されています。
武田三代に仕えた40数年間の間、70回を超える戦いに参加しましたが、長篠の戦いまでかすり傷一つ負わなかったためと言われています。
さすが、「風林火山」を掲げる武田軍の四天王の1人、圧倒的な強さを物語っていますね。
越後の龍や軍神と称された、義と権威を重んずる義将。
内乱続きだった越後国を統一し、産業を振興して国を繁栄させました。
大河ドラマ『風林火山』ではGACKTさんが演じました。
第58回NHK紅白歌合戦で戦国ロック
GACKTさんは、この大河ドラマ『風林火山』の上杉謙信の衣装で登場。
スタジオに時代劇のセットが組まれ、ドラマ仕立てで歌唱が行われました。
約300人もの兵士が槍や刀を持って登場するという、迫力満点の演出でした。
越後上杉氏の家臣で、上杉謙信の軍師。
上杉二十五将、上杉四天王の一人であり、後世に越後十七将に数えられる。
大河ドラマ『風林火山』では緒形拳さんが演じました。
駿河国・遠江国の守護大名・戦国大名。
婚姻関係により、武田信玄や北条氏康とは義兄弟に当たる。
大河ドラマ『風林火山』では谷原章介さんが演じました。
大河ドラマは1年を通して一人の人間の生涯を追います。
史実とは違ったオリジナルの人物なども出てきますが、その主人公と出逢い交流した様々な人間模様がドラマチックに演じられています。
そして、俳優陣の豪華なことは言うまでもなく、その演技にとても心を打たれます。
とくに『風林火山』は普段顔合わせのないようなキャストが組まれていてとってもお勧めの作品です。
是非、一度ご覧になってください。
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