【画像・動画有】「寄生獣」初心者の為の漫画・アニメ・映画講座！
2021/12/01
AYAKA12321
エンタメ40451
【作者】岩明均
【出版社】講談社
【掲載誌】モーニングオープン増刊、月刊アフタヌーン
【ジャンル】ＳＦ、青年漫画
【発表期間】1988年 - 1995年
【巻数】全10巻（アフタヌーンKC・新装版）、全8巻（完全版・講談社文庫）、 全3巻（講談社プラチナコミックス）
『寄生獣』（きせいじゅう）は、岩明均による日本の漫画。
『モーニングオープン増刊』（講談社）にてF号（1988年）からH号（1989年）まで全3話の中編作品として連載された後、続きの第4話以降が『月刊アフタヌーン』（同）に1990年1月号から1995年2月号にかけて連載された。
単行本はアフタヌーンKCより全10巻が発行された。
2003年には連載時のカラーページを収録した完全版全8巻がKCデラックスで新しく発売され、その後も新装版、文庫版などが発売されている。
面白い臭いがする…寄生獣のあらすじ
ある日突然、空から人知れず多数の正体不明の生物が飛来する。その生物は鼻腔や耳介から人間の頭に侵入し、脳を含めた頭部全体と置き換わる形で寄生して全身を支配し、超人的な戦闘能力で他の人間を捕食するという性質を持っていた。寄生後の頭部はもはや人間の物ではないが、自在に変形して人間そっくりに擬態する。彼ら「パラサイト（寄生生物）」は高い学習能力で急速に知識や言葉を獲得し、人間社会に紛れ込んでいった。
あらすじだけでも面白い予感がしてワクワクしますね！
それでは以下より誰が呼んでも「面白い！」と評判の漫画・寄生獣の登場人物についてご紹介していきます。
主人公「泉新一」
謎の寄生生物「ミギー」
新一に寄生したパラサイト。ベッドに横たわりヘッドホンで音楽を聴いていた新一の耳から侵入できず、鼻孔から侵入を図るが失敗。その後、目を覚ました新一の右手に突き刺さるようにして侵入し脳を目指すが、新一が自身の上腕をコードできつく縛り上げ阻止したため、そのまま右腕に寄生した。
一見ぎょっとするような見た目のミギーですが、学習能力が高く言葉づかいもしっかりしていてそこらの人間よりもかしこそうです。そして時々見せるお茶目な言動も面白いんですよ！
ヒロイン「村野里美」
新一と同じ高校に通うガールフレンド。中学生時代から新一を知っており、受験会場で一緒だったことがきっかけに接点ができ、高校進学と同時に新一と交際を始めた。新一が抱えているミギーの秘密や母親の死といった出来事については何も知らされていないが、彼の身に何かが起こって悩み続けていることには気がついている
現在の漫画でもあまりいない不思議キャラ？な雰囲気を醸し出すヒロイン。この子の発言は面白い半面、ハッとするような鋭さもあって面白いのです。
数学教師…？「田宮 良子」
新一の通う高校の代用かつ新任の教師として現れたパラサイト。数学教師「田宮良子」の名前と社会的立場をそのまま受け継ぎ、パラサイトの中でも特に高い知能を持つ個体。
寄生獣にはまだまだ沢山の登場人物がいますが、以上が特に主要と言えるキャラクターたちです。
20年近く前の漫画ですが、今見てもミギーのキャラデザインは斬新で面白いですね～！
面白い！寄生獣の魅力その１ 「深淵なテーマ」
“「シンイチ・・・・・
『悪魔』というのを本で調べたが・・・・・
一番それに近い生物は やはり人間だと思うぞ・・・・・
人間はあらゆる種類の生物を殺し食っているが、わたしの『仲間』たちが食うのは
ほんの１〜２種類だ・・・・・。質素なものさ」”
こちらは寄生獣の主人公新一の体に寄生したパラサイト「ミギー」の発言ですが、これを読んでハッとする人も多いのではないでしょうか。
地球上の誰かがふと思った
『人間の数が半分になったらいくつの森が焼かれずにすむだろうか・・・』
地球上の誰かがふと思った
『人間の数が100分の1になったらたれ流される毒も100分の1になるだろうか・・・』
誰かが ふと思った
『生物（みんな）の未来を守らねば・・・・・』
以上の台詞やナレーションから読み取れるように、寄生獣という漫画には、ある種の「人間社会への批判」がメッセージとして込められているようです。
面白い！寄生獣の魅力その２ 「ミギーがかわいい！」
プニプニした体から、カタツムリのように長く伸びた目と、手のような触手が生えた姿が多いミギー。大きなくりっとした目がなんともかわいらしいですよね。その体は自由自在に形を変えることができ、特に鉛筆を持って勉強する姿や、両手を鎌のように変形させた戦闘形態、マトリョーシカ人形のように分裂している姿などが人気があります。
姿だけではなく、その言動も魅力です。普段は他の人間を犠牲することを厭わない、冷静で合理的なのですが、興奮して体が絡まっちゃったり、新一が手を洗ったときに「シンイチ つめたい」（「寄生獣」1巻 第2話より抜粋）と言ったりと、時折見せるお茶目なところがあります。シリアスな展開の中、場を和ませてくれる貴重な存在でもありますね。
なんと、寄生されたいとの声まで。面白いですね～～。
面白い！寄生獣の魅力その３ 「タイトルに隠された真実」
タイトルの寄生獣は、寄生生物のことではなく、人間のことです。作者は肯定
していないし考え方は人それぞれですが、作中に寄生獣という言葉が出てくる
のは、人間が地球の寄生獣だ、というシーンしかなく、このセリフがこの作品の
肝なのでしょう。それでも人間は本能と理性のバランスを保って生きるのです。
人間も言ってみれば地球に寄生して生きてるわけで、
その「寄生」っていうのを「何かに寄りそい生きる」と
表現したのはこの物語を締めくくる言葉としてはぴったりだと思いました。
深い…そして面白い！！
寄生獣という漫画の特に面白いところは、主人公の新一がミギーと共存することで人間以外の視点から世の中を見るようになり、様々な苦難の中で成長し、最後にはこの漫画のテーマでもある一つの「結論」にたどり着くところにあるのでしょう。
これまで多くの読者に「面白い！」と絶賛されてきた寄生獣ですが、なんと現在活躍中の漫画家たちにとっても愛読書でした！！
寄生獣が好きな漫画家さんにはどのような方たちがいるのでしょう？
漫画家「 福本伸行」
漫画家「諫山創」
漫画家「羽海野チカ」
漫画家による二次創作も…？？！
中村明日美子氏コメント
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喜んでお引き受けしたのち、
こんな鬼面白い作品をどうトリビュート？と苦悩しました。
結局イロモノなかんじで大変恐縮です。
ミギーの秀逸さもさることながらシンイチの誠実な心が、
物語をリアルで親密で分厚いものにしているんだなと。
素敵な機会をありがとうございました。
なんと、寄生獣は現役の女性漫画家たちによってオマージュされ、連作で雑誌「AERA」に発表されていました。寄生獣はストーリーにもメッセージ性があり、本当に面白いです！！だからこそ多くの漫画家にも愛されているんですね。
漫画が描かれていたのは今から20年も前のことですが、寄生獣は近年映画化＆アニメ化もされています。寄生獣は現在の若者たちの間でも面白いと評判のようで、映画、アニメ共に盛況だったようです！！
@doitsumo @ecq 最近、漫画原作ばかりが映画化されてる訳だけど、漫画読んでる人は、そんな感じだね。「寄生獣」も「進撃の巨人」も私には酷い作品だったなぁ。
Fri Oct 30 15:21:25 +0000 2015
@fujino_miya ああ～でも絵の取っ付きにくさは最初だけで話の面白さで視聴率取れると思うのですが… 因みに前アニメ化してた寄生獣は原作と全く違う絵柄でしたが、話の面白さで気にも止めませんでした!! ジブリ制作スタッフに土下座しましょうかね～(；´_ゝ`)
Wed Oct 28 13:19:45 +0000 2015
今更ながら初めて寄生獣を見ています。ストーリー面白い！！ イケメンや萌要素が全くない(いやミギーが萌なのか？)アニメって新鮮〜と思って見ていたら まさか冴えない主人公が覚醒して眼鏡パーンした挙句 髪型が浦飯幽助みたいになっちゃってイケメン化するとは。
Thu Oct 29 14:57:10 +0000 2015
原作に関しては面白いとの評価はゆるぎないようですが、アニメ化、映画化については複雑な思いをしている方も多くいるようですね…！
しかしそれでも原作に絶大な人気があって面白いので20年経った今でもこうして再熱するのでしょう！！
いかがでしたでしょうか？？
誰が読んでも面白いと評判の漫画「寄生獣」について説明してきました。
個人的にも、20年前の作品とは思えないほど「寄生獣」はストーリーにメッセージ性が強く込められていて面白い！の一言です。
アニメ、映画を見たけれどもまだ原作を読んでいない…という方はぜひこれを機会に漫画「寄生獣」に挑戦してみてくださいね！！
