綾瀬はるか大河ドラマ初出演にして主演!!『八重の桜』の裏話!
2016/08/26
shufuti_old
明治元年(1868年9月)。板垣退助率いる新政府軍に対し、鶴ヶ城から最新のスペンサー銃を撃つ女がいる。山本八重、後の新島八重(24)である。
会津藩の砲術指南の山本家に生まれた八重の幼少期はまさに"少年"そのもの。広い見識をもつ兄・覚馬を師と仰ぎ裁縫よりも鉄砲に興味を示し、会津の人材育成の指針"什の誓ひ"(子弟教育7カ条)「ならぬことはならぬもの」という理屈ではない強い教えのもと、八重は、会津の女として育っていく。
当初はまったく別の作品を計画していたものの、2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)が発生したことを受け、NHK内部で東北復興を支援する内容にすべきだとの意見が上がり方針を転換。福島県会津出身で、同志社を創設した新島襄の妻となった八重の生涯を描いた作品となることが公式発表以前にマスメディアを通して明らかにされていた
モデルになった新島八重とは
1845年会津藩の鉄砲師範の家に生まれ、会津戦争では自ら銃を持って戦った女傑。明治維新後は京都にて女学校の元となる女紅場の寮母および教師見習いに。
後に結婚した新島襄が同志社英学校を開設。自身も同志社女学校を開設する。
夫の死後は日本赤十字社の正社員となって日清戦争や日露戦争に従軍し、その功績により勲七等宝冠章や勲六等宝冠章を授与された。
晩年は茶道や華道に精通した。1932年、86歳にて死去。葬儀には4,000人も参列した。
幕末から明治を力強く生き抜いた女性、新島八重を綾瀬はるかが演じた2013年の大河ドラマ『八重の桜』
そんな綾瀬はるか主演の大河ドラマ『八重の桜』がどんなドラマだったかを振り返ってみましょう。
山本八重(後の新島八重)(綾瀬はるか)
賛否両論ありながらも終わってみれば好評だった綾瀬はるか。銃を構えるし凛々しい姿やイメージポスターの美しさなども好評でしたね。
大河ドラマ『八重の桜」が放送された2013年の紅白歌合戦で司会を務めたことも記憶に新しいところです。
会津籠城戦での衣装に身を包み、ラストカットを撮り終えた綾瀬は、号泣しながら「最高の1年をありがとうございました。あっという間の1年で、もっと撮影したい気持ちも。いいものを作ろうという士気が高い現場で、ものを作る素晴らしさを改めて感じさせてもらった」と感謝を語った。
綾瀬さんは「あきらめない」という信念を持って激動を時代を生き抜いた八重という人物を、エピソードに多少の無理があっても(汗)、存在感と瞬発力、眼差しの強さで、見事に演じきられたと思います。
終わってみれば、まさしく大河の主人公でした。
山本覚馬(西島秀俊)
山本家の長男であり山本八重の兄。維新後は京都府顧問を務め、同志社英学校の設立に貢献た人物。
何といってもその肉体美が大きな話題となりました。大河ドラマ・八重の桜は『綾瀬はるかが主役なのに話題になるのは西島秀俊の肉体美ばかり』と言われたことも。
ここ5回で思ったのは「主人公:西島秀俊じゃないのか?」という危うさ。
まだ本格的に話が進んでないし、時代解説も多く、主人公の活躍シーンもまだまだ先っぽい。
何より「女が政治に口を突っ込むな」的な世相が色濃く、時代背景に綾瀬はるか(八重)が絡んできていない。
この人、武士というよりか、智慧の人なんでしょうね。
池田屋の新撰組とは相容れない。知で日本を変えようとする人。
勝海舟、坂本龍馬、吉田松陰と並ぶようなキャラじゃないか?と思う人は、上に上げておいた「歴史街道」を是非ご一読ください。西島さんのインタビューもあります。
西島さん関連の雑誌は沢山ありすぎるのですが(苦笑)、これはご本人の覚馬に対する真摯な思いが伝わってきます。決して脱ぐために大河に出ている訳ではないのですよっ!!
川崎尚之助(長谷川博己)
藩の学校「日新館」の講師を務め八重と結婚するが、維新戦争により離れ離れになりのちに離縁。維新後は詐欺にあって起訴されることとなり、その裁判中に病死した人物。
序盤はその王子様的なキャラが女性から支持を集めました。綾瀬はるか演じる八重とのほのぼのした恋愛パートに癒されていた人も多いのではないでしょうか。
今回の大河ドラマで、もっとも大化けしたのは川崎尚之助である。
あまり史料の残らない人物ということもあって、自由な演出ができたことも大きい。ま、いちばん大きいのは配役かな。よくぞここに長谷川博己をもってきたものだと思う。ひときわ目立つ白い羽織と、ていねいな言葉づかいの「ハセヒロ爽やか尚之助」でイメージが確立しただろう。
そして尚之助の絶筆の演技たるや・・・。
激しい咳と苦しみにで震える指で、それでも激しい思いを込めて、しっかり筆を握りしめ
「婦人」という草書を書いていました。
川崎尚之助の、最期の命のほとばしりです。
長谷川さんが自らの手で書きたい、と願われたのではないでしょうか。
きっと撮影前に練習もされたのでしょう。
画面の端であろうが、一瞬のシーンであろうが、どんなときも決して手抜きをしない
長谷川さんの役者魂、なればこそです。
新島 襄(オダギリジョー)
八重の2番目の夫で同志社を設立し、校長に就任。様々な苦難を八重とともに乗り越えていくが志社に大学を設立する資金集めに奔走する中で病死した人物。
自身の信仰と、ただただ人のためにと生きた新島襄。綾瀬はるかが演じる八重と心を通わせていく様子をほほえましく思う半面、そんなことより時代の流れはどうなってるの?とやきもきした人が多かったようです。
八重さんの心に重く沈殿している、託された沢山の命を、
失われた沢山の人たちの命の重みを、寄り添い共に背負い、
生きる希望や力へと変えて行く、この物語の新島襄と言う人物を演じるのに、
オダギリジョーと言う俳優は唯一無二の存在なのかも知れないと思いました。
山本権八(松重豊)
会津藩砲術師範を務める八重の父親。天保に興味を持つ八重に、女が鉄砲を学んでも生かす場所がないとの思いから「ならぬものはならぬ」とかたくなに反対した人物。
厳しさの裏にある父の愛情を繊細に演じていた松重豊。銃撃を受けた後、八重に手を取られて息絶えるシーンは涙なくしては見られなかったと評判でした。
松重の演技を「“コワかわいい”お父さんを好演して、存在感がありました」と絶賛する。
「なまっているしゃべりは、声だけ聞いていると、伊東四朗さんに似ていて、味わい深く新発見でした。頑固であったかい父親役として、ますます注目で、今回のドラマ以外でも、需要が高まっていきそう」
個性的過ぎない綾瀬さんの八重は会津弁と共にとても感じがよい。他のキャスティングも無理がなくそれぞれの人物によく合っていると思う。特に、厳しいけれど子供達への愛情にあふれている八重たちの父の松重豊さんの演技が好きだ。
松平容保(綾野 剛)
まだ幼かった八重に決意を芽生えさせる言葉をかけた9代会津藩主。
時代に翻弄され、悩める藩主を演じる綾野剛の演技がセクシーだと話題になりましたね。憂いを帯びたうるんだ瞳が印象的でした。
八重の桜では、圧倒的な存在感を見せ付けている綾野剛さん。
会津魂をもった聡明にしてまっすぐな忠義を重んじる若殿。
しかし、それゆえに苦渋の多い人生を歩まねばならない悲劇です・・・。
殿であるがゆえに臣下に弱みを見せられず、凛として姿勢を崩さない様子、けれどもその思いや覚悟が静かな演技の中に感じられます。
松平容保公(綾野剛さん)がかっこよかったですね~
迫力がありました、それが伝わってきました。
よかった、よかった。
これを見れただけでもよかったよぉ~
幕末、諸外国からの開国要求が高まり、日本国内は開国派、攘夷派などの思想の違いによる分断が起きようとしていた。この時代の転換期に、会津藩の砲術師範の家に生を受けた八重は、藩軍備の洋式化を目指す兄・覚馬や、その友である洋学者・川崎尚之助らの側で、会津そして日本の変化を感じていた。
幕末の争乱により治安が悪化する京都警護のため藩主・松平容保が京都守護職に指命され、徳川将軍家への忠義を尽くさんと、会津は藩を挙げて倒幕派追討への動きに加わることとなる。それは後にいわれる「会津の悲劇」の序章であった。
注目の初回視聴率は、21.4%(関東地区)でした。
これは、すごいですね♪(^^)
関東の『平清盛』初回は17.3%、『江』初回は、21.7%、『篤姫』初回は、20.3%です。
『平清盛』初回と『篤姫』初回を超えたと、ネットのニュースにありますが、清盛の最終回の視聴率は、9.5%ですからね。
そこから、よくここまで上げたものです♪
前作の大河ドラマ「平清盛」が低視聴率に苦しんでいたため、綾瀬はるかにかかるプレッシャーが心配されていた八重の桜。初回は高視聴率でスタートでした。
幼少期を演じた鈴木 梨央もその後ブレイクしましたよね。
ドラマを楽しんでる方には申し訳ないんですが…
前にも書きましたが、男性陣の魅力にやられて「八重の桜」を観てますやじるし
(初めの視聴動機は綾瀬はるかちゃんが好きな女優さんだから!なんですけどね。)
始めは綾瀬はるかが演じる主役の八重自身が歴史にか変わることがなかった為、「退屈」「兄の覚馬が主人公でいいのに」と言われたり、男性キャストの魅力ばかりが話題になることが多かったようです。
しかし、会津藩が幕府に裏切られて賊軍となる、という歴史の辻褄合わせがやっと終わり、第二十話「開戦!鳥羽伏見」から、白虎隊の悲劇としてもよく知られる戊辰戦争へと物語は一気に雪崩こむ。やっと八重も本編に絡む気配を見せ始め、現在は目が離せない展開が続いている。
大河ドラマ、方目をつぶって銃を構える綾瀬はるかがかっこいいです
綾瀬はるかのイメージは
「部長ぅ~」
と猫なで声で言ってるイメージだけでした
今回の大河ドラマ八重の桜で綾瀬はるかが演技力を向上させているのは何故ですか?
ストーリーがすすむにつれて「銃を構える綾瀬はるかの姿がかっこいい!」と評判になりました。
また、脚本については賛否両論でしたが、綾瀬はるかの演技に関しては好評だったようです。
幕末の動乱で尚之助との別れを体験した八重だが、アメリカ帰りの新島襄と出会い、心を開き結婚。キリスト教に根ざした学校を作ろうとするも、偏見を持つ人々の反発に遭い葛藤する襄を支えたのが「ならぬことはならぬ」の精神を持った八重。従来の会津の教えを「良いものは良い」と発想を転換、肯定的に捉えて邁進し同志社英学校の開校にもこぎつける。その後も、二人の夢は同志社大学設立へと向かうのである。
「ジョー」「八重さん」と呼び合うこの風変わりな夫婦が、明治という新たな時代を駆け抜けて行く。
戦争や愛する人との別れを経て傷ついた八重の心をほぐしていく新島襄。綾瀬はるかが演じる八重の笑顔が戻ってくると共に自分の頬も緩んでいたなんて人もいるのではないでしょうか?
綾瀬さんは「実際のエピソードを通して描く2人の夫婦像が、これからの見どころになっていきます。男尊女卑の時代に、平等で対等、男女関係なく、よきパートナーとして歩いていく、ユニークで力強い夫婦の姿を楽しんで見ていただけたらと思います」とコメントしている。
学校の生徒たちに「鵺」と呼ばれた、着物に帽子やブーツを合わせた斬新なファッションもステキでしたね。
八重は長生きしたので最終回は一機に縮めた感じで物足りない。
せめて会津陥落は半分の25話で描いて欲しかったです。
戦後の八重をもう少し丁寧に描いて欲しかったですね。
夫の死後、従軍看護婦として再び戦争の悲惨さを目の当たりにする八重。献身的な綾瀬はるかの演技に心を打たれた人も多かったようです。
しかし赤十字社部分のストーリーが駆け足過ぎたいう感想も目に付きました。
全50話の平均は14・6%。大河ドラマ第52作目だったが、「平清盛」(2012年)の12・0%、「花の乱」(1994年)の14・1%、「竜馬がゆく」(1968年)14・5%に続く、過去4番目の低さとなった。
100年続く恨み、呪いのように会津に渦巻く怨念を、これまでのドラマは浄化させることができなかった。白虎隊を持ち出して、あな哀しで仕舞にしてしまった。けれど、八重を軸とすることで、会津は新たな清算の物語を紡ぐ好機を得たのです。
1967年大河ドラマ 『三姉妹』
ある旗本の家の3姉妹の視点から、幕末の動乱から明治維新を迎えるまでを描いた大河ドラマ第5作目にして、はじめて女性を主人公にしたストーリー。
女性が主人公の大河ドラマはこんなに昔からあったんですね。
1981年大河ドラマ『おんな太閤記』
1979年に源頼朝・北条政子夫婦をW主人公に据えた大河ドラマ「草燃える」を挟んで久々の女主人公となったのが、豊臣秀吉の妻・ねねを主人公に据えた『おんな太閤記』
西田敏行の豊臣秀吉ははまり役でしたね。
1989年大河ドラマ『春日局』
1985年松坂恵子主演で女優・川上貞奴を主役に描いた『春の波涛』、1986年三田佳子主演で戦後の日本を描いた『いのち』と2年続けての女性主人公(しかも近代を舞台にした異色作でした)が続いた後、渡辺謙主演の『独眼竜正宗』・中井貴一主演の『武田信玄』と大ヒット大河ドラマを挟んでの女性主人公大河ドラマ。
大奥を生み出したと言われる春日局をおっとりしたイメージが強い大原麗子が熱演しました。
1994年大河ドラマ『花の乱』
戦国時代の女傑・日野富子を2度目の怠惰ドラマ主演となった三田佳子が演じた作品。4月スタートという変則スケジュールや、主役を演じる三田弘子本人がナレーションを務める等、異例尽くしの作品でした。
2008年大河ドラマ篤姫
前回女性を主人公にした大河だろま『花の乱』か記録的な低視聴率だったためか、『利家とまつ』うあ『功名が辻』のように夫婦を題材にしたW主人公の大河ドラマはあったものの、そ女性主人公の大河ドラマはしばらく作られていませんでしたが、宮崎あおいさんが主人公を演じた『篤姫』は大ヒット。現在の女性主人公の大河ドラマの流れを作ったと言っても過言ではありません!一方でコアな大河ドラマファンからは「スイーツ大河」と言われ嘆かれていた面も。
2011年大河ドラマ『江』
『篤姫』の大ヒットを受けて「のだめカンタービレ」で大ブレイクした上野樹里を主役に迎え、徳川2代将軍の妻・江姫を描いた作品ですが、「脚本がいまいち」「上野樹理が時代劇に合わない」などのネガティブな感想が多かったようです。
2013年に放送された、綾瀬はるか主演の大河ドラマ『八重の桜』を振り返ってみましたがいかがでしたか?
前年が大河ドラマ例題最低視聴率だったことや、急きょ企画された題材という事も有り不安視されていた綾瀬はるか主演の『八重の桜』。最終的に平均視聴率では不名誉な記録となってしまいましたが、出演していた西島秀俊の大ブレイクなど記憶に残る作品になったのではないでしょうか。また、綾瀬はるかの演技をはじめ、視聴していた人たちの満足度は高かったようです。
一年空けて2016年の大河ドラマは柴咲コウさん主演の『おんな城主 直虎』。次の女性主人公の大河ドラマがどうなっていくのか気になりますね!
この記事に関する記事
キーワードから記事を探す
Copyright© 運営事務局