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【仮面ライダー電王】ハナの魅力とは?キャスト変更の真相が明らかに?!

2007年に放送された仮面ライダー電王。今でも人気のある作品の一つである電王にはハナというキャラクターが登場しました。電王のキーを握るキャラクターだったハナは、作中で突然キャスト変更があったりと気になる点も多々。そんなハナについて、掘り下げてみました!

【この記事は2019/9/24に更新されました。】

仮面ライダー電王とは?ハナってどんな子?

「仮面ライダー電王」とは、今や知らない人はいないであろう人気俳優の佐藤健を主役とする仮面ライダーシリーズです。

 

シリーズでは見られなかった男性声優の複数人レギュラー出演や、各エピソードでゲスト声優が出演したりなど、それまでにはなかった試みが多くなされたシリーズです。

 

放送時、電王は「史上最弱のライダー」と言われていました。

電王に変身する良太郎の恐るべき悪運や体力のなさ、ひ弱さからつけられたフレーズです。

シリーズを通して見ていくと、確かに見た目や運のなさ、イマジン達がいなければ殺されてもおかしくないほどの闘いにおいてのセンスのなさは最弱と言われても仕方ないレベルですが、内面は他のライダーに引けを取らないほど、心の強い一面が見えてきます。

 

この電王という作品は、そんな良太郎の成長を軸に、良太郎に取り憑いているイマジン達の成長などが描かれています。

それでは電王とはどんな作品だったのか、あらすじを見てみましょう!

【あらすじ】

2007年の現代に現れ、時間の改編を企てる侵略者イマジンと、これを阻止するために戦う仮面ライダー電王・野上良太郎、そして良太郎に憑依し力を貸す味方イマジン達の活躍を描いています。

イマジンは憑依した人間との間にその望みをかなえるという「契約」を結び、手段を選ばず「契約完了」することで望みにまつわる記憶を呼び覚まし、それを足がかりに過去へ飛び破壊活動を行うことで時間を改変してしまいます。

 

それに対抗できる電王に変身できるのは、時間改変の影響を受けない特質の持ち主「特異点」のみ。

しかし時の列車デンライナーに乗って未来から来た女性ハナが見出した特異点・良太郎はひ弱で気弱、しかも不運続きと一見およそヒーローらしくありません。

そんな良太郎に憑依して力を貸すのが、モモタロス・ウラタロス・キンタロス・リュウタロスといった強烈な個性を持ったイマジン達。

彼らが憑依することで良太郎は能力のみならず性格も一変します。

彼らの力と良太郎の奥底にある正しく強い心が合わさることで電王はその力を発揮しました。そして過去へ飛んだイマジンを追って、電王もデンライナーで過去へ飛びます。

 

そうして戦いを続ける良太郎の前に、仮面ライダーゼロノス・桜井侑斗と名乗る青年がイマジン・デネブを伴って現れます。良太郎の姉・野上愛理の失踪した婚約者と同じ名前を持つ彼の存在には、この事件の根幹に関わる秘密が隠されていました...。

ハナとは

19歳。

彼女も特異点で、デンライナーのオーナーと契約してイマジンを追っています。

2007年に落としたパスを拾った良太郎が特異点だと気づき、電王に変身させますが、電王やイマジン、デンライナーのことを全ては知りません。

 

本来は未来の時間で暮らしていたものの、カイやイマジンらの2007年への介入によりその時間が消滅して居場所を失ったため、イマジンを強く憎んでいました。

しかし、モモタロスらのことは共に戦う内に大切な仲間と認めるようになります。

負けず嫌いで勇敢であり、良太郎を守ることが自分の役割と認識しています。

イマジンに対しても怯むことがなく、素手での格闘能力も極めて高いようです。

判断力も鋭く、一方で良太郎の体調を常に気づかうなど内面は繊細で心優しいが、気が強く口調もキツい上、物陰とはいえ良太郎の横で突然着替える等、「女の子」としてはガサツな面もあり、自覚なく相手を怖がらせてしまうことには悩んでいるようです。

 

ナオミのコーヒーは苦手で、「ミルクディッパー」の愛理の煎れたコーヒーがお気に入り。

意外にもお化けが苦手な様子。

 

実は桜井と愛理の間に生まれるはずだった子供(良太郎にとっては姪に当たる)で、本物の分岐点の鍵です。

そのため桜井がカイに敗れて一度崩壊した時間が修復される際、桜井、愛理、良太郎がゼロノスカードの力で記憶をなくすことにより存在を隠されていました。

つまり、実際には彼女の時間は消滅しておらず、彼女の方が世界から消えていたことになります。

電王中盤で登場した”コハナ”とは

コハナとは物語中盤でハナの外見のみが幼児化した姿。

 

命名は良太郎。愛理たちにはハナの妹で通っています。

性格・記憶は全く変わっていないため、故に子ども扱いされることを非常に嫌い、身長が低くなったことをイマジン達にからかわれることにも悩んでいましたが、戦闘能力に関しては成人の時以上のようです。

 

小さくなった理由は時空の歪みが原因とされましたが、彼女の登場により時空の歪みに関する新たな設定が加わり、『超・電王』における良太郎の少年化など以後のシリーズにも影響を与えました。

 

ライダーシリーズの中では珍しい、作品途中でのキャスト変更で登場したコハナ。
毎週登場していたハナが数話登場しなくなり、その後出てきた姿はこのコハナの姿でした。

電王においてのハナの役割

「特異点」ということで、本来の役割は時間の歪みを戻す為、イマジンと闘うというもの。
良太郎を特異点と見抜き、電王に変身させるなど、(元はハナのドジからですが)自分の役割をしっかりと果たしました。

良太郎がピンチのときは身を呈して守ったり、バトルのときも傍で一緒に闘っていたハナ。

が、物語中盤での役割はデンライナーの中に増えたイマジン達の暴走を止める、というものが多くなります。
イマジンを素手で殴り、けり飛ばし、ときには一列に並ばせて正座させ、説教することも。
最初は毛嫌いしていたイマジン達を少しずつ仲間と認めていく様子が描かれました。

このようにモモタロスもタジタジです。

コハナになってからは、コハナ自身が狙われることもあったため、このように守られることもしばしば…。
ですが、本来は戦闘能力の高いハナなので、それでも闘いの場に赴くことも多かったです。

リュウタロスに「ハナちゃんちっちゃーい!」とからかわれると不満げな顔を見せていました。

突然のハナのキャスト変更!その理由とは

歴代の仮面ライダーではなかった、珍しい作品中のハナの降板。
電王は本当に異例尽くしの仮面ライダーでした。
では、どうしてキャスト変更があったのでしょうか…?
その理由は表向きなものと、噂としてまことしやかに流れているものと2種類ありました。

 

ハナを演じていた白鳥百合子さんの体調不良、というのが公式からの発表です。
電王最終回の放送後には、ご本人のブログで電王についての思い出を綴っていた白鳥さん。
その中で、体調不良になったのは決して電王の撮影が原因ではない、ということを強く主張されていました。

他にもいろいろな噂は流れていますが、噂は噂…どこまで行っても真実には辿りつけませんので、公式の発表を真実として、受け止めておきましょう。

撮影時の裏話

この白鳥さんのブログで、電王撮影時の裏話も少し語られています。

 

「ハナパンチ」や「ハナキック」「ハナビンタ」はすべて「本物」だったようです。

監督さんの「本気でやれ~!」という言葉を真に受けてしまった白鳥さんは全力で振り切ってた様子。

「他の出演者(スーツアクター含む)には随分痛い思いをされた方も多いと思います」

とのお詫びも加えられていました。

 

結構思いっきり入ってるように見えるな~。と思いながら当時も見ていましたが、なんと本当にやってたんですね。

白鳥さん自体は反省しているようですが、それが逆に自然に見せていたので視聴者としては結果良ければすべてよし、と思ってしまいます。

強気で暴力的で、でも気配りの出来る女の子らしいハナというキャラクターは魅力のギュッと詰まった女の子でした。

現在のハナとコハナのキャストはどうしてるの?

ハナ役を演じていた白鳥百合子さんは、電王の出演後も地元宮城に戻り体調と相談しながら、女優としての活動を続けていました。


2008年以降のブログの更新や作品出演情報がないので、もしかしたら事実上引退という形になっているのかもしれません。

ただ、2015年3月にナオミ役の秋山莉奈さんのブログで、久しぶりに一緒に遊んだという記事が上がっていました。
元気そうな姿を久しぶりに見れたということで、ファンには嬉しいサプライズ記事でした。

現在のコハナ

コハナ役で出演していた松元環季さんは、2019年9月現在は二十歳!
放送当時はまだ8歳だったんですね。現在は明治学院の3年生だそうです。

 

松元さんは、小学生の頃、中学への受験のため「学業に専念する」という理由で芸能界を引退されています。
今現在、どうされているかはわかりませんが、楽しい高校生活を送っているといいですよね!

電王、オススメです!!

今回はハナをピックアップしてお届けしましたが、電王自体も本当に楽しい作品です。
個性豊かなキャラクターがたくさん出てきて、それぞれの成長を見れるのが面白い!
佐藤健の若い頃を今見返す、というのもなかなか楽しいですよ♪

なんと劇場版ではクレヨンしんちゃんとも共演!
こんな仮面ライダー見たことない!
本当に斬新な試みの多かったシリーズです。

良太郎+イマジンが憑依した状態のそれぞれの良太郎、ということで、実質一人6役演じた佐藤健。
それぞれの憑依した良太郎と、普段の良太郎のギャップなど見事に演じ分けています。
そういった部分も、電王の見どころの一つです。

更に、劇場版はシリーズが終了した後も数年にわたり新作が放映されていたのも、仮面ライダーシリーズでは珍しいこと。
それだけ、人気が高かったというのも伺えますね。

また、イベントが開催された際には、チケットは即完売という人気ぶりでした。
仮面ライダーのイベントに、声優やスーツアクターも顔を出して出演するというのも、珍しいことですよね。

様々な新しい風を巻き起こし、今までになかった仮面ライダーを構成した電王。
今見返しても面白いシリーズとなっています!

是非、時間の許す方は見返してみてください♪

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