【ネタバレ注意!】東京喰種(東京グール)のあらすじ【漫画・アニメ】
2018/02/27
sio-daifuku
「東京喰種トーキョーグール」とは石田スイによる漫画作品。2011年より週刊ヤングジャンプで連載、2013年に小説化、2014年にTVアニメ化された。人肉を喰らうことで生きる怪人「喰種(グール)」をモチーフとした作品で、主人公のカネキ、ヒロインのトーカ、喰種であるリゼといった登場人物たちの運命が描かれていく。
今まではウェブ漫画家として活動していた石田スイの、紙媒体でのデビュー作にあたる東京グール。
少しグロテスクなシーンも多いですが、謎がちりばめられたストーリー、細かな描写、感情の動き、さまざまな伏線やキャラクター同士の人間模様など、見どころも多く非常に読み応えのある作品となっています。
現代の東京を舞台に、人の姿をしながら人間の肉を喰らうことで生活する喰種(グール)と呼ばれる怪人をテーマとした作品。ジャンルとしてはダークファンタジーに分類されているが、サイエンス・ファンタジーの要素もある。
敵と味方、というようなわかりやすい関係性がなく、見る立場を変えると全く違った印象を受ける東京グール。
サイエンス要素もあり、ダークファンタジーという分類に違わぬ内容で、読み終わった後はなんとも言えない気分になります。
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東京グールで「ムカデ」と聞くと、今記事のサムネにもなっているカネキの姿を思い浮かべる人が多いと思います。
ネットで検索しても、まず出てくるのはこちらの「ムカデ」ですよね。
でも、東京グールで一番最初に出てきたムカデはコレじゃないんです。
強烈なインパクトを与えた東京グールで初めて登場したムカデ…
それは、この画像のヤモリに深く関係する内容でした。
この画像にも、大きなムカデが描かれていますよね。
では、最初に東京グールでムカデを目にするシーンとは…?
拡大した画像はあまりにも…だったので、漫画の一部から抜粋。
ヤモリによる、カネキへの拷問で使われたムカデが、東京グールで最初に出てきたムカデでした。
ムカデには毒もありますし、顎の力も大変強いので、噛まれると非常に痛いです。
そんなムカデを生きたまま耳に入れられる…考えただけでもゾッとしますよね…。
グールとしての力がなければ、再生されることもなく耳は使い物にならなかったのでは、と推測されます。
また、鼓膜などの傷は再生しても、中でずっと動き回る音は聞こえていたでしょう…。
さまざまな拷問が描かれた東京グールの中でも、これ以上ない拷問、と言えますね…。
常軌を逸したサディストであったヤモリによって、痛めつけては回復を待ち、痛めつけては回復を待ち……という、終わりの見えない無間地獄のような拷問を課されたカネキ。
ついには耳から大きなムカデを入れられるなど、人間ならば間違いなくただではすまない拷問を施され……
カネキの髪の毛は真っ白に変わり果ててしまっていました。
こんな拷問をしているヤモリの髪の毛もほぼ白に近い金色ですが、東京グールJackを見る限りではヤモリも元は黒髪でした。
過去にヤモリも常軌を逸した拷問を受けた経験がありますので、そこでショックから髪の色が変わったのではないかという推測もされています。
それにしても…やめてと懇願しても止むことなく、執拗に行われる拷問というのは本当に生き地獄というやつなのでしょう…。
意識を失わないようにずっと数を数えさせられるというのも、むごいですよね。
東京グールにはグロテスクなシーン、エグいシーンというのは度々出てきますが、この拷問のシーンは中でも胸がムカムカするような感覚に襲われたシーンでもありました。
グールにはそれぞれ弱点や相性、強さなどの個体差があります。
カネキのムカデはどれくらい強いのか見て行きましょう。
突然、それまでみたこともないような姿へを変貌を遂げたカネキ。
東京グールに出てくる赫子の中でも、異様さではトップクラスです。
では、東京グールに登場するグール達の中で、強さはどれくらいなのか…。
調べてみたところ、ムカデ化したカネキは東京グール内でもなかなか上位の力を手に入れていました。
東京グールには、CCGがグールの強さを示す為に付けるレートというものがあります。
このSS級とは、赫子である芳村、梟に次いで2番目に強いレートにあたります。
東京グールの中でも、上位の強さになったと考えていいでしょう。
CCGの特等捜査官と互角かそれ以上に渡り合える強さを持っていると推定されたことになります。
まだ半赫者であり形態は未完成。
しかし回数を重ねるごとに仮面の面積は増えていき、14巻では顔を全て覆った姿が描かれている。
これは狂気の領域ともいえる同胞喰らいを繰り返した結果、半年間の期間で手に入れた力である。
狂気に囚われたカネキは一時的に暴虐の限りを尽くし、その狂った姿は篠原特等捜査官に「これまで会った喰種の中で一番イカれてやがるね」と称された。
東京グールの物語が動き出すきっかけとなったリゼや、赫包を共食いしたヤモリなど、さまざまな人格が入れ替わり立ち替わり登場し、脈略のない言葉を吐きながら暴虐の限りを尽くすカネキ。
その姿を見た篠原は圧倒されます。
東京グールには数多くのグールが登場しますし、篠原特等も数多くのグールと闘ってきましたが、その中でも相当狂気に満ちていたんでしょうね。
ムカデ化するとカネキも自動でマスクが生成されますが、眉間の辺りに大きな目ができています。
カネキのムカデ化を語るには、まずムカデ化する少し前から見て行く方がわかりやすい…!
ということで、詳細のわかる文章を引用してご紹介します。
覚醒直後、アオギリの樹の幹部であり、カネキを覚醒まで追い詰めたヤモリと戦闘。初めは赫者の再生力に押されるが、2本から4本に増えた赫子による手数の力押しと、格闘技の本を読んで会得した体術を黒髪時代よりもさらにえげつなく生かし始め、逆にヤモリを圧倒。
そしてヤモリの赫子の源である赫包を文字通りに喰らい、ヤモリから聞かされた「同族食いをした喰種は強くなる」という話が本当であると確信した末、「あなたの命の責任なんてとりたくない」と言い捨て、瀕死のヤモリを放置してその場を後にした。
赫子というのは、その人の力、才能、本質などで形状が変わります。
力があれば、その分大きな赫子へと進化する。
拷問の末、「覚醒」したカネキは赫子の本数も増え、かなり攻撃的になりました。
更に、この東京グールには「共食い」というものも存在し、グールがグールを食べると強くなるという言い伝えの様な話がありました。
実際に同種喰らいの末、ヤモリを瀕死の状態にして捨て置きます。
その後、ヤモリはジューゾーと遭遇することになり、ジューゾーに返り討ちにされるという末路を迎えます。
ヤモリを瀕死の状態にまで追い込んで、その場を立ち去るカネキ。
快楽で命を奪うような奴にはならない、と言いながら、その後の行動は大量の共食いでした。
カネキの気持ちを思うと、なんともやりきれない思いになりますね…。
ここでヤモリを喰らったことが、ムカデ化するまで共食いを続けることになった決定打と言えます。
共喰いを続けることで、稀にグールは「赫者」と呼ばれる存在へと変わります。
さまざまなグールを食べることで、複数の赫包を所有することとなり、結果的に本来以上の力を発揮するようになる。
いわば、突然変異のようなものですね。
カネキの場合は、赫者になるほどの変異はありませんでしたが、ヤモリを喰らったあとも度々グールを喰らっているという描写があり、さまざまな赫包を体内に取り込むことで、「半赫者」と呼ばれる状態になりました。
半赫者となった決め手はムカデになる直前にグール化の実験体を大量に食べたこと。
それにより、Rc細胞に異変が起きたのでしょう。
カネキの中にある赫包の持ち主であったリゼの人格が出てきたり、直接赫包を食べたヤモリの人格が出てきたりと、意識混濁状態に陥ります。
その後、登場したのがあのムカデだったというわけです。
ムカデ化した状態は、複数の赫子が混ざるように出てきた為かムカデの足のように赫子が連なった状態のことなんですね。
「東京グール」ではムカデ化したあともCCGと闘い、大切にしたいと思ったあんていくもなくなることになり、何もなくなってしまったかのように見えるカネキ。
ムカデの状態でも有馬に駆逐され、東京グールの第一部は終了しました。
第二部にあたる「東京グール:re」では主人公が「佐々木排世」という名前になっていますが、カネキと同一人物ということが明かされました。
ハイセの中で、ハイセに消されるのではと怯え続けていたカネキ。
また、ハイセもカネキと向き合うことで自分を失くしてしまうのではとを恐れていました。
今後の東京グールで、カネキが救われる展開は存在するのでしょうか…。
今後の展開からも、目が離せません。
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