江利チエミの元夫、高倉健の不器用さが江利チエミをお酒に溺れさせた
2016/08/05
セラフィム
江利チエミさんの人生は波乱に満ちていて、幸せだった時期は、高倉健さんと結婚してから義姉に裏切られるまでのわずかな間だけだったのではないかと推測されます。
それほど波乱万丈で過酷な人生だったから、江利チエミさんはその重圧に耐えかねて、若くして死因と言われる脳卒中で亡くなったのではないのでしょうか。
えり チエミ
江利 チエミ
本名 久保智惠美
生年月日 1937年1月11日
没年月日 1982年2月13日(満45歳没)
出生地 東京市下谷区(現・東京都台東区下谷)
血液型 A型
職業 歌手・女優・タレント
ジャンル ジャズ・歌謡曲
活動期間 1952年 - 1982年
配偶者 高倉健(1959年 - 1971年)
江利チエミさんの人生を振り返りながら、その死因についても見て行きたいと思います。
写真中央が江利チエミさんです。
右側に写っているのが、アルコール依存症と言われていた美空ひばりさんです。
みなさん、大スターなのに、何かから逃れるようにアルコールに走るのは、やはり大スターであるがゆえの悩みや、公私に渡って様々な問題を抱えていたため、ストレスから逃げるために、アルコールに走ったと言えるのではないでしょうか。
江利チエミ(1937年(昭和12年)~1982年(昭和57年) 享年45歳)といえば、私にとっては「テネシーワルツ」と「サザエさん」。
美空ひばり、雪村いづみとともに「3人娘」と呼ばれ、一世を風靡した。
美空ひばりがアルコール依存症だったことはほぼ間違いないようだが、江利チエミがそうだったことを示す証拠は何もない。
江利チエミさんの死因は脳卒中で、ウィスキーのミルク割りを愛飲していたことは知られていましたが、江利チエミさんがアルコール依存症だったという証言は得られていなかったようです。
死亡した当時、江利チエミさんの死因は脳卒中と言われ、吐寫物が気管に詰まっての窒息死と言われていました。
ということは、窒息も死因の1つということになります。
ところがステージに立つ前や、死亡する直前にもウィスキーのミルク割りを飲んでいることがわかっていて、江利チエミさんの死因である脳卒中は、その飲酒によって引き起こされたのではないかと思われる節があるのです。
もう少し早く、江利チエミさんが発見されていれば、もしかしたら、死因の1つである窒息死は免れたかもしれませんね。
そう思うと、江利チエミさんの死は残念でなりません。
1983年(昭和57年)2月13日午後、港区高輪の自宅マンション寝室のベッド上で、うつ伏せの状態で吐いて倒れているのをマネージャーに発見されたが、既に呼吸・心音とも反応が無く死亡が確認された。享年45。死因は脳卒中と、吐寫物が気管に詰まっての窒息によるものだった。
江利チエミさんの死因は脳卒中でも、脳卒中を引き起こした原因がいろいろとあるのではないでしょうか。
その辺のことも見て行きたいと思います。
江利チエミさんについて調べていると、やはりお酒の話がよく出てきます。
アルコール依存症だとは誰も言っていないのですが、飲酒をしていたこと、ウィスキーのミルク割りを好んで飲んでいたことなどから、お酒は好きだったのではないかと推測されます。
風邪と飲酒で体調が悪かったところに、ウィスキーの牛乳割りを呷り、さらに暖房をつけたまま薬を飲んで寝入ってしまったのが原因と言われる。その前日は、一昨日に行われた熊本での和服卸会社主催のイベントから帰宅したばかりで、亡くなった当日の夜にも北海道でやはり和服関連のイベントが組まれていた。
江利チエミさんが亡くなった日も、風邪と飲酒で体調を崩していたところに、ウィスキーのミルク割りを飲んでいたことがわかっています。
ということは、飲酒も死因の脳卒中と深く関係していたことになります。
江利チエミさんが高倉健さんと結婚していたことは有名ですが、江利チエミさんの義姉に多額の借金を背負わされることになり、高倉健さんに迷惑はかけられないということで離婚しています。
偶然ではあるが、チエミの柩が玄関を出た2月16日は、奇しくも最期まで愛してやまなかった高倉健との結婚で、花嫁衣装を着て実家の玄関を出た日と同じであった。その高倉はチエミの葬儀当日、会場の前で車を停め手を合わせていたという。
しかし、江利チエミさんと高倉健さんは、お互いのことが嫌いで離婚したわけではないので、何度も復縁の話が持ち上がったようです。
そんな仲の良い江利チエミさんと高倉健さんでしたから、脳卒中が死因で江利チエミさんが亡くなった時も、高倉健さんは愛しい人との最後のお別れに、葬儀場を訪れたのだと思います。
江利チエミさんの葬儀の日と花嫁衣裳を着て実家を出た日が一緒だったのも、江利チエミさんと高倉健さんがそれだけの縁で結ばれていたからなのではないでしょうか。
やはり江利チエミさんの死因は脳卒中でも、脳卒中になるにはそれなりの原因があるのだと思います。
超売れっ子だったチエミの、女優、歌手としての名声を保つための著名人ゆえの重圧、殺人的なスケジュールからくる過労、ストレスにも相当なものがあったことだろう。
アルコールがそんなチエミの失意と悲しみ、孤独、そして過労とストレスの友達となっただろうことは容易に想像がつく。
大スターであるがゆえのプレッシャーやひっきりなしに襲い掛かってくる不幸な出来事。
義姉に負わされた多額の借金によって、大好きだった高倉健さんと離婚せざるを得なくなったことが一番大きな打撃となって、お酒に逃げざるを得なくなり、お酒に溺れていったのではないでしょうか。
ステージに上がる前に、ミルクで割ったウイスキーを飲んでいたという逸話もきっと本当のことだろうと思う。
江利チエミも、結局、アルコールに毒されて、その若く短い生を終えたに違いない、そう思う。
ステージに上がる前に、ミルクで割ったウィスキーを飲んでいたということは、江利チエミさんはプレッシャーやストレスに弱かったのではないでしょうか。
人間誰しもそうですが、1人で抱えきれないほどのプレッシャーやストレスと向き合うには、素の状態では無理なのだと思います。
江利チエミさんの死因にもなった脳卒中について調べてみました。
脳卒中は、脳の血管が破れたり詰まったりすることによって、突然倒れたり、手や足のしびれや記憶障害、意識障害を受けることをいう。
脳血管障害(脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血など)の一種である。
その原因として、アルコールの多飲、高血糖、高血圧、過労、ストレス、ヘビースモーカーなどが挙げられる
やはり、アルコールの多飲と過労とストレスは、脳卒中の原因になるのですね。
江利チエミさんの場合、この全てが死因である脳卒中を引き起こしたと考えられるのではないでしょうか。
脳卒中が死因で亡くなられた江利チエミさんの人生は、本当に不幸続きで、若くして亡くなられたのも無理からぬことなのではないかと思ってしまうほどです。
突然の死で、嘆き悲しむ人も多かったと思いますが、不幸続きだった人生の幕を突然下ろされた江利チエミさんは、自分の死をどう思ったでしょうね。
チエミの私生活にも、美空ひばりと同様、不幸がつきまとっている。
実母とはチエミがデビュー直前に死に別れた。3人いた兄達のうち2人もチエミが生きている間に死亡している。高倉健とは義姉の背信行為などが災いして愛し合いながらも離婚し、その高倉健との間に授かった子どもも流産。義姉による預金使い込み、多額の高利の借金、チエミがかわいがっていた甥の電車事故死、チエミ本人のポリープによる声帯手術などなど。
不幸な人生から逃れられて、もし、これで楽になれたと思ったのだとしたら、心残りだったのは高倉健さんとの結婚生活を続けられなかったことだけでしょうか。
死因は脳卒中でも、江利チエミさんが死因の脳卒中で亡くなるまで、彼女を襲い続けたプレッシャーやストレスも死因だし、愛する人達、特に高倉健さんを失った孤独や寂しさ、悲しみも死因であり、それらのことから逃げるために江利チエミさんが飲んだお酒も死因の1つと言えるのではないでしょうか。
不幸続きだった人生から解放された江利チエミさんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
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