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銀幕スターで交通事故死した佐田啓二。息子・中井貴一の思いとは?

俳優として映画やドラマ・舞台と活躍中の中井貴一さん。中井貴一さんといえば、父、佐田啓二さんの交通事故による早すぎる死に、因縁みたいなものを感じて生きてきたというエピソードは有名な話です。そこで、中井貴一さんと父の佐田啓二さんを調べてみました。

父・佐田啓二と息子・中井貴一の関係とは?

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銀幕のスターと言われながらも、交通事故により37歳という若さでなくなった佐田啓二さん。その佐田啓二さんの息子といえば、中井貴一さんですよね。

 

中井貴一さんが3歳の時になくなってしまった佐田啓二さん。そのため、

中井貴一さんが因縁のようなものを抱えながら生きてきたというのは有名な話です。お二人の関係は、どのようなものなのでしょうか?

中井貴一の父、佐田啓二はどんな俳優さんだった?!

銀幕スターだった佐田啓二

佐田 啓二(さだ けいじ)

本名:中井 寛一
生年月日:1926年12月9日
没年月日:1964年8月17日(満37歳没)
出生地:京都府京都市下京区
死没地:山梨県韮崎市

佐田啓二さんは1946年に松竹大船撮影所に入所し、1940年代後半から1960年代に活躍した、国民的な俳優さんでした。

 

1953年に公開された『君の名は』で、トップスターとなりました。晩年となる30代後半は、癖のある悪役をすることが多かったようです。

交通事故により、早くに亡くなってしまった佐田啓二

37歳でなくなってしまった佐田啓二

1964年8月13日から夏休みを兼ねて妻と信州蓼科高原の別荘に避暑に訪れていたが、NHKドラマ『虹の設計』の撮影に参加する為に帰京する途中、8月17日午前6時30分頃、乗っていた車が前方車を追い越そうとした際に韮崎市韮崎町の塩川橋の欄干に衝突、さらに暴走して別の乗用車へも衝突する事故を起こした。佐田はこの事故で頭の骨と右腕を骨折し、すぐに韮崎市立病院に運ばれたが午前11時過ぎ頃に死去した

出典:http://ja.wikipedia.org

痛ましい事故によって命を落とした中井貴一さんの父、佐田啓二さん。

映画業界にとってはかなりのショックな出来事だったことはもちろん、当時3歳になっていなかった中井貴一さんにもかなりショックだったようです。

 

小さい時のこの経験が、中井貴一さんが年齢に対して因縁を持ってしまう原因になってしまったようです。

佐田啓二が父で、ベテラン俳優として活躍中の中井貴一さん

佐田啓二の息子として生まれた中井貴一

中井 貴一(なかい きいち)

本名:中井 貴一
生年月日:1961年9月18日(57歳)
出生地:東京都世田谷区
身長:181 cm
血液型:A型
学歴:成蹊大学経済学部卒業

先ほども説明したように、中井貴一さんは3歳の頃に父・佐田啓二さんを亡くしてしまいました。

 

なんと中井貴一さんが俳優になったきっかけは、父の17回忌の法要のときに、スカウトされたことがきっかけなのだとか!

これもまた父・佐田啓二さんが、息子・中井貴一さんへ自分の思いを託したのかもしれないと思わせてしまいますね。

 

そして中井貴一さんは、大学在学中に俳優デビューをします。

父が佐田啓二の中井貴一のこれまでの主な出演作品

映画

「連合艦隊」「ビルマの竪琴」「四十七人の刺客」「愛を乞うひと」「梟の城」「壬生義士伝」「亡国のイージス」「寝ずの番」「燃ゆるとき」「どろろ」「鳳凰 わが愛」「次郎長三国志」など

テレビドラマ

「ふぞろいの林檎たち」「武田信玄」「戦艦大和」「忠臣蔵 風の巻・雲の巻」「Age,35 恋しくて」「セミダブル」「八代将軍吉宗」「ウソコイ」「義経」「風のガーデン」「平清盛」「最後から二番目の恋」「PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜」など

この他にも舞台などにも多数出演。

父・佐田啓二の早すぎる死に対する息子・中井貴一の思い

俳優になったのは、父・佐田啓二が憑依したから?

自分が幼い時に起きた父の死が、トラウマになってしまった中井貴一さん。そんな中井貴一さんには、こんなエピソードがあります。

中井貴一はデビュー作となる映画「連合艦隊」の仕事が来たとき、
中井は初め断ろうとしたらが、その瞬間に父親が憑依して、

「やります」と言わせたという。

それ以来中井は役者の道へと進んでいった。
これは亡き父が、息子貴一を俳優にさせたかったようなのだ。

出典:http://laughy.jp

このように、俳優の道へと導かれるように進んでいった中井貴一さん。
ご本人は、父の佐田啓二さんが憑依したという表現をしていることもあるようです。


きっと、父の思いが無意識に中井貴一さんの意識の中に入っていったのでしょう。
しかし、俳優としてデビューして中井貴一さんは成功したと言えますよね。

父・佐田啓二の死の年齢を超えてからの中井貴一

父・佐田啓二が亡くなった年齢をターニングポイントとしていた佐田啓二

中井貴一さんは、父・佐田啓二さんが亡くなられた38歳という年齢を、自分自身のターニングポイントとしていたようです。

 

この年齢で自分も人生が終わる・・と思ってある意味生活していたところがあったみたいですが、父の亡くなった年齢を超えた中井貴一さんはやっとトラウマから解放され、プライベートでご結婚されるなど幸せを手にしています。

中井貴一さんのお姉さんが、父に似てきているというのですから・・・不思議ですね。

夢で父と会っているという中井貴一さん。
記憶の中の父はなくても、思いはつながるのですね。

今現在の中井貴一さんと、父に対する思いとこれから・・・

中井貴一さんは、父である佐田啓二さんと接した時間は本当にわずかで、中井貴一さん自身の記憶にはほとんどないといいます。しかし、導かれるように役者への道へと進み、父が亡くなった年齢を超えてからの中井貴一さんは、やっと自分自身の人生を生きているように見えます。もちろん、役者としての中井貴一にも磨きがかかって、これからどんな役をどんな風にこなしていくのか・・・

中井貴一さんが出演する作品を見るのがさらに楽しみになりました。

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