木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
ゴールデンカムイは、全31巻でかなり長い漫画です。ゴールデンカムイのストーリーを第1回から最終回まで、簡単なあらすじにまとめました。あらすじには重要なネタバレも含まれるので、未読の人はご注意ください。
日露戦争を生き残った陸軍兵士の杉本佐一は、目を患った幼馴染の梅子の治療を得るため、砂金を採りに北海道に渡ります。杉本はアイヌの埋蔵金の噂を聞きかされます。それは、網走監獄から脱獄した24人の囚人の刺青が、埋蔵金の金塊が隠された場所を示すというものでした。
直後にヒグマに襲われる杉本でしたが、アイヌの少女アシㇼパに救われます。埋蔵金の話をした男が、刺青の脱獄囚本人と知った杉本は埋蔵金の話が真実だと確信。さらに杉本は、アシㇼパの父親ウイルクが脱獄囚に殺された話を聞かされます。
杉本は治療費以外の金塊をアイヌに渡すと約束し、アシㇼパと金塊を探す旅に出ます。同時期に第七師団の情報将校・鶴見篤四郎も埋蔵金を狙い、脱獄囚を集めていました。死んだはずの新選組副長土方歳三も、埋蔵金の探索を開始。杉本一派・鶴見一派・土方一派の金塊争奪戦が始まります。
アシㇼパはウイルクを殺した人物が、のっぺら坊と呼ばれる囚人だと考えていました。のっぺら坊は、仲間を殺して金塊を独り占めしたと言われているアイヌです。しかし、アシㇼパはウイルクの仲間のキロランケから、ウイルクとのっぺら坊は同一人物だと聞かされます。
真実を知るために、一行はキロランケと脱獄囚の白石を加えて網走監獄に向かいます。途中、鶴見一派に対抗するために、杉本一派と土方一派は協力することに。杉本たちは、網走監獄に侵入してのっぺら坊から金塊の場所を聞き出そうとします。
土方の息のかかった看守部長・門倉の手引きで侵入に成功しますが、監獄内で出会ったのっぺら坊は偽物でした。土方は杉本を囮に使い本物ののっぺら坊の居場所を知ること、そしてアシㇼパの確保を狙っていたのです。一度は土方と行動したアシㇼパですが、杉本の所に戻ろうとします。
本物ののっぺら坊と出会った杉本はウイルクだと確信します。しかし、ウイルクは狙撃されて死亡、杉本も頭部に銃弾が命中し生死不明に。ウイルクが死んだことで、刺青の謎を解けるのはアシㇼパだけになりました。杉本たちが撃たれるの見たアシㇼパは、キロランケと一緒に脱出します。
キロランケと手を組んだ尾形から、アシㇼパは杉本とウイルクの死を告げられます。アシㇼパたちは、金塊のヒントがある樺太に向かいます。生きていた杉本は鶴見一派に捕えられ、自分を狙撃したのは尾形だと聞かされていました。杉本は鶴見一派と協力し、アシㇼパを連れ戻そうとします。
樺太でアシㇼパは金塊のヒントを思い出しますが、杉本と鶴見の部下がやってきました。戦闘が始まり、重傷を負ったキロランケは死亡します。尾形は右目を失いますが、逃亡に成功。杉本とアシㇼパは樺太で再会しました。
鶴見を危険だと感じた杉本は、アシㇼパを連れて逃亡します。途中で土方一派と再会し、情報を独占する鶴見一派に対抗するために再び協力することになりました。しかし、札幌で鶴見一派と戦闘になり、アシㇼパが拉致されてしまいます。
アシㇼパは金塊を手に入れたアイヌの同志が、鶴見の差し金で同士討ちをした事実を聞かされます。鶴見は金塊の秘密を聞き出すために、アシㇼパに仲間を拷問する様子を見せます。杉本・白石はアシㇼパの救出に成功しますが、アシㇼパは暗号解読のヒントを鶴見に教えた後でした。
杉本・土方一派も暗号を解読し、金塊のある五稜郭に向かいます。五稜郭には金塊で購入した土地の権利書が隠されており、残り半分の金塊の隠し場所も判明。しかし、鶴見一派から攻撃を受けてしまいます。杉本たちは権利書だけを持ち出し、函館行きの汽車に乗り込みます。
逃げ込んだ汽車には、鶴見一派の兵士たちが乗り込んでいました。さらに鶴見本人たちも乗車してしまい、激しい戦闘に。さらに先頭車両にヒグマまで現れ、両陣営で多数の死者が出る事態になります。一度は権利書を奪われますが、アシㇼパは鶴見から権利書を奪還。
しかし、汽車は海に沈む寸前でした。杉本は馬で負ってきた白石の方にアシㇼパを投げ、鶴見ともみ合ったまま汽車と一緒に海に沈んでしまいます。杉本の犠牲で戦いに勝利したような描かれ方でしたが、最終回では特に説明もなく、無事に登場しました。
杉本の目的であった梅子の治療にも成功し、権利書の土地は国立公園になるようです。残り半分の金塊は白石が持ち出しており、東南アジアの国で国王になったことが判明。3年後に白石の顔をビルマ語が印字された金貨が、杉本とアシㇼパに届けられたところで物語は完結します。
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ゴールデンカムイには、多くのキャラクターが登場します。ゴールデンカムイの登場人物を紹介し、最終回の時点でどうなったのかをまとめました。
杉元佐一はゴールデンカムイの主人公です。不死身の杉本と呼ばれており、日露戦争ではどんな負傷を負っても翌日には回復し戦闘に復帰したことが由来となっています。作中では頭部に銃弾を受けて、脳にダメージを追っても1ヶ月で復活しました。
砂金を採るために北海道に渡りましたが、アイヌの埋蔵金の話を知ることでヒロインのアシㇼパと共に行動します。敵には容赦しませんが、温厚で義理人情に厚い性格です。相棒のアシㇼパに敬意を払っており、常にさん付けで呼びます。
戦闘能力は非常に高く作中最強と呼ばれる牛山辰馬とも、素手で互角に渡り合いました。最終決戦では傷を負った状態で海に落ちましたが、最終回では無事に登場します。最終的には、北海道でアシㇼパと共に生活しています。
ゴールデンカムイのヒロインで、青い瞳を持つアイヌの少女です。ヒグマに襲われていた杉本を助けたことで、彼と知り合います。父ウイルクの敵討ちのために金塊を探す杉本と行動を共にします。アイヌ語と日本語を使いこなし、作中ではアイヌ文化や自然の解説を担当することが多いです。
ウイルクから狩猟術やサバイバル術を教えられて育ったため、非常に逞しく戦闘でも頼りになります。半面一般的なヒロインらしさが薄く、美少女ながら変顔を担当することが多いです。アイヌ料理を作るシーンが多く、基本的に何でも食べてしまいます。
自分を「新しいアイヌの女」と称しており、伝統を大事にしつつも因習に囚われない柔軟で合理的な考え方の持ち主です。ウイルク以外で金塊のヒントを知る唯一の人物のため、鶴見一派・土方一派からよく狙われます。最終回では、生きていた杉本と北海道で生活を送るようになりました。
白石由竹刺青の脱獄囚の1人で、杉本の仲間です。自在に関節を外せる特異体質で、優れた観察眼と体内にさまざまな細工を隠す能力で脱獄を繰り返したため、明治の脱獄王と呼ばれています。あまりに脱獄を繰り返したせいで、全国の警察関係者にも顔を覚えられています。
適当な性格な上に戦闘などでも足を引っ張ることが多く、仲間からは頼りにされていません。しかし、ドジで愛嬌のある性格からムードメーカーになること多く、コミュニケーション能力も優れています。「愛され脱獄王」として、読者人気も高いです。
作中ではさまざまな動物に頭をかじられるギャグシーンも担当しています。最終的には金塊を回収することに成功し、自分の国を作るというまさかの活躍を見せました。
谷垣源次郎は第七師団員のメンバーですが、杉本たちの仲間になる人物です。非常にまじめで誠実な性格で、杉本からも信頼されるようになります。元々はマタギをしていましたが、目的のために兵士になりました。
しかし、マタギとしての生き方を捨てたことに疑問を持っており、最終的にマタギに戻っています。作中の登場人物の中では珍しく、金塊に全く興味のない人物として描かれています。
最終決戦では汽車には乗らず、馬に乗って並走する形で杉本たちをサポート。多くのキャラが死ぬ中で、死亡説もながらましたが無事に生還しました。アイヌ女性のインカラマッと結婚し、15人の子どもが生まれたことが描かれてます。
鶴見篤四郎は、第七師団歩兵第27聯隊所属の小隊長かつ情報将校を務める人物です。北海道に軍事政権を樹立する野望を掲げ、部下を率いて金塊争奪戦に参加しました。脳の一部を欠損するほどの傷を負っており、琺瑯性の額当てを付けているのが特徴です。
階級は中尉ですが、上官の弱みを握ることで軍内でも非常に大きな力を持っています。カリスマ性と人心掌握術に優れており、部下や協力者からの中には彼を狂信的に信頼する者も少なくありません。脳が欠損した影響で狂気的な行動を取ることも多く、その真意ははかり知れません。
最終決戦では杉本と共に汽車から落下し、そのまま生死不明になりました。最終話でも生死が不明のまま、連載が終了します。しかし、最終巻の加筆で描かれた数十年後の描写で、鶴見そっくりの老人が登場しました。
鯉登音之進と月島基は、第七師団歩兵第27聯隊所属の兵士です。一緒に行動することが多く、名コンビと呼ばれています。鯉登の階級は少尉で、月島は軍曹です。性格は正反対ですが、2人のやり取りが面白いことで人気があります。
鯉登は鶴見に心酔していますが、彼の狂気に飲まれることなく作中で成長していく姿が描かれました。月島は極めて常識的な性格ですが、鶴見に対して狂気的な忠誠心を持つ危うい人物でもあります。
最終決戦では2人とも生き残り、鶴見の遺体を探す月島に対して、自分の右腕になってほしいという鯉登の姿が描かれました。鯉登は最終的に中将にまで昇進し、最後の第七師団として活躍したことがわかっています。
尾形百之助は第七師団歩兵第27聯隊所属の上等兵で、凄腕のスナイパーです。第七師団では珍しく鶴見篤四郎に造反した人物でもあります。ただし、鶴見はクーデターを企てていたので、軍人としては職務に忠実な行動とも言えます。
裏切りを繰り返し所属陣営を変えることから、作中ではコウモリ野郎とも呼ばれました。300m以内なら確実命中させるだけでなく、2000m先の標的を撃ちぬけるかのような発言もしています。網走監獄でウイルクを殺害した犯人です。
最終決戦では杉本たちと戦い、アシㇼパの毒矢を受けることになります。尾形は毒が回らないように矢の周囲の肉を抉り取りますが、最終的に自分の目を打ち抜いて自害しました。自害した理由に関しては、さまざまな考察がされています。
ゴールデンカムイには、新選組副長土方歳三も刺青囚人の1人として登場します。史実の土方歳三は30代で亡くなっていますが、作中では網走監獄の中に捕らえられていました。土方は、蝦夷共和国を作るためにアイヌの金塊を狙います。
杉本たちと敵対するグループのリーダーですが、協力することも多いです。すでに、70歳を超えていますが、驚異的な精神力と野心を持つことで、実年齢より若い肉体を維持しているという設定です。年老いたリーダーながら、自ら前線で戦い驚異的な戦闘力を見せます。
最終決戦では日本刀の一撃を頭部に受けて致命傷を負いますが、すぐには死亡せず、乱入したヒグマに切り付けて撃退する活躍を見せました。その後協力関係にあった杉本たちに自らの刀を託します。最後は「これから楽しくなったのに悔しい」と発言して、死亡しました。
新選組最強と言われた永倉新八もゴールデンカムイの登場人物です。史実の通り北海道に在住していた永倉新八は、脱獄した土方に協力する形で戦いに参加します。 普段は、裏方として情報収集や、金銭面の援助などを行うことが多いですが、いざと言う時は戦闘にも参加します。
年上の土方よりも見た目は老けていますが、剣の腕は衰えておらず、一度刀を抜いたら圧倒的な強さを発揮しました。基本的に落ち着いた性格ですが、かなり口の悪い部分も見せていました。
最終決戦でも生き残っており、土方の最期を看取った後にその遺体をどこかに埋葬したようです。最終回では最後の武士として、歴史にその名を刻んだことが語られました。
牛山辰馬は刺青囚人の1人で、不敗の牛山と呼ばれる天才柔道家です。白兵戦では作中最強と思われる人物で、ヒグマを投げ飛ばすシーンまで存在します。作中では、たびたび杉本と戦いましたが、結局決着はつきませんでした。
性格は紳士的で作中屈指の人格者とも言われますが、異常に性欲が強いのが最大の問題点。長期間女を抱かないと見境が無くなり、そのせいで人を殺めて服役していました。腕を見込んだ土方に勧誘されて、土方一派に加わります。
最終決戦では武装した第七師団相手を素手で圧倒する驚異的な強さを見せました。しかし、手榴弾の爆発からアシㇼパを守るために、致命傷を負ってしまいます。不敗の牛山は作中で、1度も敗北が描かれないままその生涯を閉じました。
ゴールデンカムイの最終章では、菊田杢太郎・鯉登平二・都丹庵士・二階堂浩平・ソフィア・ゴールデンハンドも死亡しています。菊田杢太郎は鶴見一派に潜入していた中央政府のスパイで、金塊の暗号が解けた直後に鶴見に撃たれ、月島に止めをさされました。
鯉登平二は鯉登音之進の父親です。最終決戦で戦艦に乗って登場しましたが、土方一派の砲撃を受けて艦と運命を共にしました。都丹庵士は土方一派の刺青囚人です。最終決戦で土方をかばって、銃弾を受け死亡しました。
二階堂浩平は、鶴見一派の兵士です。手榴弾の自爆に杉本を巻き込もうとしますが、投げ飛ばされてしまい、爆風で動いた銃剣で真っ二つになって死亡しています。ソフィア・ゴールデンハンドはウイルクの同志です。杉本たちと五稜郭に向かい、鶴見に撃たれて死亡しました。
ゴールデンカムイはさまざまな要素が詰め込まれた漫画ですが、それぞれの要素が魅力的に描かれています。ゴールデンカムイが人気の理由について解説します。
ゴールデンカムイは、アイヌ文化を魅力的に描いた作品として注目されました。文献や資料に基づいて描かれたアイヌ文化の描写は専門家からも高い評価を受けており、多くの読者がアイヌ文化に興味を持ちました。
さまざまな面でアイヌ文化が丁寧に描かれていますが、特に注目されるのがアイヌの料理です。ゴールデンカムイの最大の魅力は料理と言われることもあり、作中で登場するアイヌの料理は非常においしそうに描かれています。
「チプタプ」は素材を細かく刻むことで、食べづらい部分も余すことなくいただくことができる調理法として有名になりました。カワウソ肉・山菜・野菜を鍋にした「エサマンのオハウ」、カジカと野菜の鍋「キナオハウ」など、多くの料理が登場します。
ゴールデンカムイの魅力は、個性的すぎるのに憎めないキャラクターにもあります。ゴールデンカムイのキャラは、基本的に個性的というよりは、奇人・変人と表現した方がいいほど強烈な性格の人物ばかりです。アニメ化するのが難しいと言われるほど、やばい行動や発言するキャラは珍しくありません。
主人公ですらかなりの変人で、新しい登場人物が登場すると歴史上の殺人鬼がモデルではないかと読者に考察されることもあります。ゴールデンカムイのすごいところは、強烈すぎる個性のキャラを絶妙なバランスで憎めない人物にしてしまうところでしょう。
ゴールデンカムイは、過激なバトルシーンが魅力の1つです。素手の戦いからあらゆる武器を使用した戦いが描かれ、バトルシーンは銃で撃たれたり、指が無くなったりするのは当たり前です。また、異常に頑丈な人物が多く、簡単には死にません。ヒグマが、バトルに多く登場するのも特徴です。
ヒグマは現実の世界でも人間にとって脅威になりますが、ゴールデンカムイではヒグマの脅威をリアルに解説しています。作中では冬眠明けのヒグマの恐ろしさ、アイヌ語で畏敬の念を込めて「キムンカムイ(山の神)」と呼ばれていることなどが語られます。
ゴールデンカムイでは第1話からヒグマが登場し、最終決戦の列車の中にまでヒグマが乱入してきます。基本的に人間が叶う相手ではないヒグマをどうやって撃退するのかも、ゴールデンカムイの見所です。
シリアスでハードなゴールデンカムイですが、ギャグ要素が多いのも人気の理由です。ハードでグロテスクな展開があっても、ギャグが見事にそれを打ち消してくれます。特にラッコ鍋はTwitterで話題になり、伝説のギャグ回として今でも語り継がせています。
単純にギャグが中和剤となってくれるだけでなく、シリアスとギャグが交互に描かれることでより作品が魅力的になっています。大笑いした後に信じられないほどシリアスになる場合も多く、その落差に読者は引き込まれてしまいます。
聖地巡礼したいゴールデンカムイファンにおすすめなのが、北海道開拓の村です。北海道開拓の村には、ゴールデンカムイに登場した建物のモデルが30ヶ所以上あります。かなり広いため、移動する順番を考えないと1日では回り切れません。
旧三〼河本そば屋は2巻に登場したそば屋のモデルで、旧納内屯田兵屋は2巻で白石が潜んでいた小屋のモデルです。旧山本理髪店は6巻の理髪店のモデルで、外観から内部まで漫画そっくりな作りになっています。
6巻に登場した札幌世界ホテルは、浦河支庁庁舎がモデルです。他にも旧札幌停車場や旧手宮駅長官舎などが、あります。漫画に登場した順番通りに巡ると遠回りになるので、開拓村マップの順番通りに移動するのがおすすめです。
ゴールデンカムイの作者野田サトル先生は、刺青人皮の設定を考えたことや奇人・変人ばかり描くせいでおかしいと言われています。また、単行本の加筆修正が多いことでも有名ですが、今後の活動の予定はどうなっているのでしょうか?
ゴールデンカムイの作者の活動予定についてまとめました。
ゴールデンカムイは完結しましたが、スピンオフ作品が描かれる可能性があります。ゴールデンカムイは白石が国王になったように、スピンオフ作品にできぞうなエピソードが多く存在します。本編では「また別のお話」として深くは語られませんが、これらの物語を読んでみたい読者は多いです。
他にもスヴェトラーナと岩息、チカパシとエノノカ、紅子先輩などのキャラは、本編で語られない物語があることがわかっています。作者は「スピンオフとかも全然あり」とコメントしているので、魅力的なサブキャラが主人公のスピンオフが読めるかもしれません。
ゴールデンカムイの作者は、すでに次回作「スピナマラダ!」の連載が決まっています。スピナマラダはアイスホッケー部の物語で、舞台はゴールデンカムイと同じ北海道です。スピナマラダは完全な新作ではなく、作者のデビュー作としてゴールデンカムイの前にヤングジャンプで連載されていました。
スピナマラダには二瓶利光というキャラが登場しますが、ゴールデンカムイの二瓶鉄造とそっくりです。作者も子孫の可能性があるとコメントしており、2つの作品は同じ世界観の可能性があります。他にもゴールデンカムイのキャラの子孫が登場するかもしれません。
スピナマラダは、6巻で打ち切りになった作品でした。しかし、作者は完全版を描きたいと考えていたそうで、ゴールデンカムイの成功で今回リブート連載となりました。連載開始は2023年春予定なので、期待して待ちましょう。
ゴールデンカムイは、作中のアイヌ文化を見てワクワクするなど、アイヌ文化が魅力的に描かれているなどの口コミがあります。また、長い物語ですが、怒涛の展開の途中にギャグや癒されるエピソードが挟まれることで最後まで面白いと好評です。
実際に作中で料理を食べた食レポが魅力的で、グルメ漫画として面白いとの口コミもあります。
ゴールデンカムイはアイヌ民族の文化が丁寧に描かれており、さまざまな豆知識が登場します。アイヌ民族豆知識についてまとめました。
アイヌ民族にはアイヌ語がありますが、アイヌ語を話せるのは民族の中でも0.7%ほどと言われています。アイヌ民族の人口は1万3千人ほどなので、アイヌ語を話せる人は100人に満たない計算になります。
明治時代になると同化政策で、アイヌ語を話す機会は非常に少なくなっていきました。アイヌ語の意味は分かるけれど、自分で話すことはできない人も多いようです。消滅寸前の言語として、アイヌ語を残すための活動も行われています。
実はアイヌ語には独自の文字がなく、親から子へ音で受け継がれる言語です。現在はカタカナなど他の言語の文字でアイヌ語の記録も残されていますが、失われた言葉も少なくないと考えられています。
アイヌ民族が大人になるためには、技術を身に付けたり、痛い試練を受けたりする必要があります。アイヌでは、決まった年齢で大人として扱われるわけではありません。男性は狩りと儀式の技術を身に付け、女性は刺青が完成した時点で大人として扱われました。
腕には手の甲から肘まで、唇にはヒゲのような刺青を入れるのが伝統です。刺青を入れ始める時期は諸説ありますが、7~8歳からスタートして10代後半までには出来上がったと 言われています。
刺青は刃物で傷をつけた部分に、白樺を燃やした灰を練り込んで作られていました。刺青を入れるにはかなり痛みがあり、完成させるには何年もかかったようです。刺青が入っていない女性は結婚は許されず、儀式にも参加できません。
アイヌの恋愛にはほとんど制限はありません。親同士が決めた許嫁もいましたが、本人が気に入らない場合は破談になることが多かったようです。近親婚などの特殊なケース以外は、恋愛結婚が認められないケースは少なかったと言われています。
交際が始まるとお互いに贈り物を贈り合うことで、関係を深めていきました。贈り物は自分で作ったもので、男性はメノコマキリ(女性用小刀)や機織り具、女性は着物などをプレゼントしていたようです。
男性は木彫り、女性は裁縫が苦手だと、恋愛も生活も苦労したと言われています。結婚した夫婦がどちらかの両親と暮らすのは一般的ではなく、実家の近くに分家を作って暮らしていました。
ゴールデンカムイのあらすじや登場人物、人気の理由などをご紹介しました。完結したゴールデンカムイですが、第4期のアニメが放送され、実写映画も公開予定です。作者の次回作にも期待が集まっています。
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ゴールデンカムイは、北海道を舞台に主人公の杉元佐一を中心に、金塊を巡る争いが展開されるサバイバルバトル漫画です。2014年にヤングジャンプで連載が開始し、2022年に完結しています。
ゴールデンカムイの人気は連載終了後も継続しており、実写映画化も決定するなど、今後も注目されること間違いなしです。
本記事では、ゴールデンカムイの最終回までのあらすじを簡単に解説します。登場人物の特徴や原作が人気な理由の考察、実際に作中に登場する北海道の名所も紹介するため、ぜひ最後まで内容をご確認ください。