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2023/12/28
大今里
まずはじめに、エリスリトールが何なのかについて確認します。そしてその性質と、どのようにして使用されているかを見ていきます。
エリスリトールは化合物および糖アルコールの一種です。トウモロコシを原料に、酵素を用いて発酵させて製造します。
エリスリトールはカロリーがほとんどなく、血糖値を上げず、虫歯の原因になることもありません。また、インスリンの分泌も刺激しません。
エリスリトールは天然の甘味料であり、食品添加物や砂糖の代わりに使用されます。前述したような性質のため、砂糖などのマイナス面がなく、代用品として重宝されています。
次に、エリスリトールの安全性を確認します。この使用に際して、どのようなことに注意すべきなのでしょうか。
エリスリトールは、食べ物や飲み物において、調味料や甘味料として安全に使用可能であるとされ、60を超える国の政府機関で承認されています。エリスリトールを摂取すると血中に急速に吸収されますが、経口投与の大部分は24時間以内に尿中に排泄されます。
エリスリトールは一度に大量に摂取するとお腹がゆるくなることがあります。ただ、通常の摂取量では問題なく、一度に摂取する量は、成人の場合40g程度が目安です。マイナス面があまりないとはいえ、過剰に摂取しないように注意が必要です。
エリスリトールは稀にアレルギーの原因になることもあるとされていますので、症状が出た場合は摂取を控え、医療機関に相談する必要があります。確率は低いとはいえ、これもエリスリトールのマイナスの面として頭の中に入れておいた方が良さそうです。
この項では、エリスリトールによる糖質制限を見ていきます。糖質制限以外にも、虫歯予防などに効果があるようです。
エリスリトールはカロリーがゼロであり、摂取しても血糖値に影響を与えません。そのため、ダイエットに適しています。また、食後のインスリン放出も抑えられるため、糖尿病の人も使うことができる甘味料です。とてもヘルシーで便利な甘味料と言えます。
エリスリトールは口内の細菌に利用されず、虫歯の原因となる酸を産生させません。このため、虫歯を予防する効果があります。虫歯菌はすみかとなる歯垢を生成し、歯垢は虫歯菌をからめ取って歯に付着し、酸にさらされます。しかし、エリスリトールは虫歯菌の繁殖に利用されないため、酸を産生させません。
エリスリトールは、口腔内の細菌の集合体の分散を促進するため、口臭を予防する効果があります。唾液の分泌量が減少し、口腔内の殺菌作用が弱まると、細菌が繁殖し、歯垢などの細菌の集合体を生成します。これが口臭の原因になります。しかし、エリスリトールは細菌の集合体の分散を促進するため、予防効果があります。
便利なエリスリトールですが、いくつか注意点はあります。体とデザートへの影響を確認します。
前述のとおり、エリスリトールは大量摂取するとおなかがゆるくなる、緩下作用が起きることがあります。一度に摂取した際、緩下作用を起こさない単位体重当たりの量を示しておきます。成人男性で0、66g/kg体重であり、成人女性で0.80/kg体重だといわれています。具体例としては、体重60kgの男性の場合、一日当たり約40gが摂取限度量です。
エリスリトールは砂糖と違って、保湿性が少なく膨らみにくい性質を持っています。そのため、焼き菓子などを作る際に、全量をエリスリトールで代用すると膨らみの少ない仕上がりになります。ふっくらした仕上がりにしたい場合は、エリスリトールで置き換える割合を少なくする、ベイキングパウダーを入れるなどの工夫が必要です。
さらに、エリスリトールはアイスクリームのように0℃以下のメニューに使うと硬くなりすぎてしまうのが難点です。このような場合は、他の甘味料と混ぜて使う必要があります。硬すぎると、調理工程に支障をきたし、仕上がりの美しさにも影響が出るので注意しなければいけません。
次に、エリスリトールの使用法を見ていきます。正しく使うには、エリスリトールの性質を理解する必要があります。前項の注意点の他にも、頭に入れておくべき点があるので、解説します。
エリスリトールの甘味は砂糖の約75%程度といわれており、砂糖を同量のエリスリトールで置き換えると甘味が弱く物たりない味になります。砂糖と同じだけの甘味をエリスリトールで出したい場合は、レシピの約1.3倍の量のエリスリトールで代用すると、同じくらいの甘さになります。
初めてエリスリトールを使う場合はいきなり全量を置き換えるのではなく、3~5割程度にどとめ、様子を見ながら使用し、慣れていくのがベターなやり方です。
エリスリトールは甘さが同じであっても甘味の感じ方や性質は同じではありません。エリスリトールを使う場合は、いくつかの性質を念頭に置いて使う必要があります。
エリスリトールは後味が残りにくい性質を持っています。良く言えばキレが良いさわやかな味で、悪く言えばふくよかさがありません。さわやかさを感じたいデザートに向いています。ただ、前述のとおり、0℃以下のメニューでは硬くなるという性質は忘れてはいけません。
エリスリトールはキャラメルポップコーンなど、結晶が直接口に触れるメニューに使うと冷涼感が際立ち、口の中で違和感を感じる場合があります。冷涼感が必要ないデザートの場合は注意が必要です。
さらに、エリスリトールを冷やして食べるデザートに使う場合、結晶化してしまい、口の中でジャリジャリして違和感になることがあるので、注意しなければなりません。使うメニューによって、長所が短所になり、その逆もしかりです。特性をしっかり理解して、使う場面を選ばなければなりません。
エリスリトールはキノコや果物、ワインやしょうゆ、みそなどの発酵食品に含まれる糖アルコールに分類される天然の甘味料です。エリスリトールはガムヤキャンディ、清涼飲料に含まれたり、放熱作用があるため、化粧品などにも使用されています。ちなみに、糖アルコールとは、糖質甘味料に分類される、天然に存在する甘味料の一種です。糖類の分子に水素を添加することにより得られます。
エリスリトールは経口で摂取すると、大半が小腸で吸収されて血中に移動しますが、血中では代謝されません。その大半は尿に排出されます。カロリーゼロの甘味料として重宝されているのはこの特性のためです。また、エリスリトールは水に溶かした際に熱を奪う特性があるので、冷感のあるすっきりした甘さになります。
エリスリトールは野菜ジュースに0.5~1.0%ほど添加すると野菜ジュースの青臭さが抑えられます。また、エリスリトールはカクテルなどの低アルコールのリキュール類に使用する場合もあります。さらに、化粧品の成分として、化粧水など保湿調整にも用いられます。様々な用途で使用されているエリスリトールですが、非常に使い勝手が良く、便利なものであると言えます。私たちの生活において、様々な場面で活躍しています。
エリスリトールについて解説してみました。最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。エリスリトールはヘルシーで便利な甘味料ですが、いくつか注意するべき点もあります。この特性を正しく理解して、お菓子作りなどに有効に活用しましょう。糖質制限などに効力があるエリスリトールは、健康的な食生活の味方になれます。
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