【考察あり】オペラ座の怪人あらすじを簡単に解説!見どころや結末の違いは?
2023/07/03
r.y6
まずは、『祈りの幕が下りる時』という映画について概要をご紹介します。『祈りの幕が下りる時』はどういった映画なのでしょうか。
監督は、福澤克雄が務めています。福澤克雄は、1995年の大ヒットドラマ『愛していると言ってくれ』や、『3年B組金八先生』第4シリーズから第7シリーズ、スペシャルなどを手掛けた監督でもあります。また、2013年や2020年に放送された『半沢直樹』も手掛けています。
映画では、2008年に中居正広が主演を務めた『私は貝になりたい』や、2019年の『七つの会議』が挙げられるでしょう。
映画『祈りの幕が下りる時』は、AmazonのPrime Videoでも視聴することができます。Amazonのプライム会員になることで(月額500円)、見放題となります。
映画『祈りの幕が下りる時』には原作があります。続いては、『祈りの幕が下りる時』の原作について迫ってみたいと思います。原作はどういった作品なのでしょうか。
『祈りの幕が下りる時』は、人気作家・東野圭吾の同名長編推理小説が原作です。同作は、2013年9月に単行本が刊行されています。2016年9月には文庫本も刊行されているでしょう。
『祈りの幕が下りる時』は、『新参者』シリーズの完結編となっています。また映画『祈りの幕が下りる時』は、人気ミステリー『加賀恭一郎シリーズ』第10作目が映画化されたものです。文庫版『新参者』の帯で、タイトルおよび発売日が発表されました。
その際には、以前より刊行が囁かれていた”書き下ろし最新作”として発表されています。初版部数は、20万部で刊行されています。
『祈りの幕が下りる時』の内容は実話なのだろうかと思う方もいるかもしれません。本作が実話であるという情報は見受けられないでしょう。『祈りの幕が下りる時』は、東野圭吾によるフィクションである可能性があります。
ここで、映画『祈りの幕が下りる時』のあらすじについてご紹介します。『祈りの幕が下りる時』は、どういったあらすじの作品なのでしょうか。
東京都葛飾区小菅のアパートで、絞殺死体が発見されます。その身元は、滋賀県在住の押谷道子でした。アパートの住人も行方をくらませ、住人と押谷道子の接点は見つかりません。滋賀県に住んでいるはずの押谷道子が、なぜ東京で殺されたのか理由も判明しないのでした。
加賀恭一郎は捜査を進めていきますが、押谷道子が中学の同級生である演出家・浅居博美を訪ねて東京にやってきたことを突き止めます。
インターネットの『Cinemarche』というサイトにおいて、『祈りの幕が下りる時』のあらすじが丁寧に書かれています。東日本大震災発生より10年以上前の仙台と、現在の東京に舞台が分けられて詳細に書かれている点が特徴です。
次に、映画『祈りの幕が下りる時』のキャストや相関図について探ってみたいと思います。この映画には、どういった俳優や女優が出演しているのでしょうか。
映画『祈りの幕が下りる時』は、阿部寛が主演を務めており加賀恭一郎を演じています。加賀恭一郎は、日本橋署に勤務する刑事という役柄です。阿部寛は、『祈りの幕が下りる時』以外でも、加賀恭一郎を演じています。
ドラマ『新参者』や、その後に放送されたスペシャルドラマ『赤い指』、『眠りの森』、さらに映画『麒麟の翼~劇場版・新参者~』にも、加賀恭一郎役で出演していました。何度も加賀恭一郎に扮した経験がある上での、『祈りの幕が下りる時』への出演となったのです。
松宮侑平は、加賀恭一郎の従兄弟という関係性であり、警視庁の刑事でもあります。今回の事件の謎を解くべく、加賀恭一郎に協力を求めました。松宮侑平役は、溝端淳平が演じています。溝端淳平は、阿部寛と共に加賀恭一郎シリーズのレギュラーとして出演してきました。
浅居博美は、舞台演出家であり脚本家・女優でもあるという役柄です。殺害された押谷道子とは中学時代の同級生でした。今回の事件のカギを握っているのは浅居博美です。松嶋菜々子が浅居博美を演じていて、若い頃は飯豊まりえが演じています。
松嶋菜々子は数々の作品に出演している女優ですが、阿部寛との共演は今作が初めてです。
伊藤蘭が演じた田島百合子は、失踪をしていた加賀恭一郎の母親です。田島百合子は、過去を隠して仙台で水商売をしていました。36歳の頃に、仙台のスナック「セブン」で働いていたのです。スナックのお客からも評判だったものの、段々と体調を崩していきアパートで変死を遂げます。
金森登紀子役は、田中麗奈が演じています。金森登紀子は、加賀恭一郎の父親である隆正を看取った看護師です。父親・隆正の言葉を加賀恭一郎に伝えたことが、浅居の自供にも繋がりました。父親の隆正が亡くなった後も、加賀恭一郎とは交流があります。
なお田中麗奈も、シリーズを通して金森登紀子役で出演しています。
浅居忠雄は、松嶋菜々子演じる浅居博美の父親です。浅居忠雄は妻が借金をして失踪してしまい、ヤクザに追いつめられ自身が自殺したことにします。そして、名前を変えて生きることにしたのでした。小日向文世が浅居忠雄を演じました。
宮本康代は、40代の頃より亡き夫が遺したスナック『セブン』と小料理屋を経営していた女性であり、70代になっています。温泉宿の女将である友人から紹介され、田島百合子を雇っていました。田島百合子の遺体の第一発見者でもあります。宮本康代役は、烏丸せつこが演じています。
浅居厚子は浅居博美の母親です。浅居忠雄とお見合い結婚をしますが、生活の質素さに不満を覚えるようになります。そして、夜遊びをするようになり浅居忠雄や浅居博美の元から姿を消してしまいました。キムラ緑子が、浅居厚子を演じています。
押谷道子は小菅の殺人事件の被害者であり、浅居博美の中学時代の同級生です。滋賀県彦根市に所在する清掃会社『メロディエア』に外回りとして勤務していました。そして押谷道子は、得意先である老人ホームで浅居博美の母親らしき人物を見かけます。
浅居博美にその母親らしき人物の確認を求めるために、上京しました。押谷道子は、中島ひろ子が演じています。
最後に、映画の見どころについて探ってみたいと思います。映画『祈りの幕が下りる時』は、どういった見どころがあるのでしょうか。
『祈りの幕が下りる時』は、煩雑なトリックが見どころです。映画内の事件は、親子の絆が生み出したものであり、娘が父親を殺害していたという結末でした。そのため、先が読めない展開になっていました。また、浅居忠雄が母親の恋人・綿部俊一や越川睦夫と同一人物だったのです。
越川睦夫は、死体が発見された部屋の持ち主です。こうした謎が全て解き明かされた際には、胸のつかえもとれるかもしれません。
映画のタイトルにもなっている祈りとは、各登場人物の祈りであり、それぞれの大切な人に対しての祈りでした。例えば加賀恭一郎の場合は、母親の部屋にあったカレンダーに書かれた橋の名を頼りに、勤務先まで変えて綿部俊一という男を探していました。
それは、家を出ていった母親がその後幸せに過ごしているか知りたかったからです。加賀恭一郎は、母親の幸せな人生を祈っていたということです。
映画『祈りの幕が下りる時』は、2018年に公開された映画であり阿部寛が主演を務めました。原作は東野圭吾の小説であり、「新参者」シリーズの完結編となっています。東日本大震災が起きる10年以上前の仙台と、現在の東京が舞台となっている点が特徴です。
登場人物たちそれぞれの祈りが込められている点が見どころでしょう。
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映画『祈りの幕が下りる時』は、2018年1月27日に公開されました。公開されてから4年以上が経過しています。また同映画は、香港や台湾でも公開となっているでしょう。