2024/02/16
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森下愛子さんは、東京都武蔵野市出身で、4歳の時に両親が離婚し、母親に引き取られて母子家庭で育ちました。麹町学園女子高校の3年生の時、スカウトされてモデルデビューしました。
当初は、CMモデルとして活動し、武田薬品や不二家などのCMに出演したそうです。
森下愛子さんは、高校を卒業した年、1977年に東映の女暴走族映画「地獄の天使 紅い爆音」で不良グループの元メンバー・麻緒役で女優デビューしました。
そして、1979年に非行少女の実態をドキュメンタリータッチで描いた映画「十代 恵子の場合」で初主演しました。共演は風間杜夫さん、三浦洋一さん他。
森下さんは、映画「俺たちの交響曲」「処刑遊戯」「とりたての輝き」「人生劇場」「魔性の夏 四谷怪談より」、ドラマ「ママはアイドル!」「万葉の女たち」「男子の本懐」「われら動物家族」など、70年代、80年代に多くの映画やドラマに出演しています。
森下愛子さんは、清純派女優として活動しましたが、1978年の映画「サード」で、売春をする女高校生を演じて濡れ場を披露し、その後も「もっとしなやかに もっとしたたかに」(1979年)「十八歳、海へ」(1979年)など、脱ぐことをいとわない演技派女優として注目されました。また、雑誌グラビアでも活動しました。
森下愛子さんの夫は、シンガーソングライターの吉田拓郎さんです。2人の出会いや結婚に至るまでどんなことがあったかなどを調べてみました。
森下愛子さんは、吉田拓郎さんのラジオ番組の出演したことで出会ったそうで、そこから交際に発展しました。なんでも、吉田さんは昔から森下さんのファンだったそうです。
1983年6月に、森下愛子さんと吉田拓郎さんの深夜デートが週刊誌にスクープされたことがあります。当時、吉田さんには妻で女優の浅田美代子さんがいました。
1984年に、吉田さんと浅田さんは離婚しましたが、吉田さんと森下さんの関係は不倫から始まったことのようです。
森下愛子さんと吉田拓郎さんは1986年に結婚しました。
元妻の浅田美代子さんは、吉田さんとの離婚に至るまでの経緯を話しています。吉田さんには以前から浮気癖があったらしいですが、浅田さんはそんな彼を憎めなかったそうです。1977年7月に21歳で吉田さんと結婚して7年近くになり、お互いに「やめようか」って感じになったらしく、それで離婚に至ったそうです。
吉田拓郎さんと結婚した森下愛子さんですが、現在の夫婦仲はどんなものか、また最近はメディアで森下さんを見ることがほとんどありませんが引退したのかどうかなどを調べてみました。
吉田拓郎さんにとって、森下愛子さんとは3度目の結婚でした。最初が、四角佳子さん(1972年~1975年)、2番目が浅田美代子さんです。
森下さんとは長く続いており、夫婦仲は良いようです。2003年に吉田さんが肺ガンを患い闘病中は、森下さんは病院に泊まりこんで献身的に看病したそうで、退院後のリハビリにも励まし支え続けたそうです。
また、吉田さんが原因不明の体調不良に悩まされた時期には、森下さんは彼をサポートするために芸能活動をセーブしたこともあったらしいです。
吉田拓郎さんは、2021年4月に、妻の森下愛子さんが1年前の2020年に“引退”していることを自身のラジオ番組「吉田拓郎のオールナイトニッポンGOLD」で報告しました。
それを裏付けるように、2020年4月に森下さんの公式サイトも閉鎖されていました。
森下愛子さんと吉田拓郎さんの間には子供がいないようです。望まなかったのかどうかは不明ですが、森下さんが結婚後に体調不良に陥ったことがあったらしく、それが理由で子供を諦めたのかもしれません。
森下愛子さんは、吉田拓郎さんとの結婚後に体調を崩し、芸能活動も休止していたことがあります。体調を崩した原因や、体重激減などについて調べてみました。
森下愛子さんは、吉田拓郎さんと結婚後ストレスなどで体調を崩して胃の調子が悪くなり、体重が30キロ代まで落ち込んでしまったそうです。なんでも、起き上がれないほど体調が優れないこともあったらしいです。
森下愛子さんは、体調不良によりドラマを途中降板して1988年から約10年間、女優としての活動を休みました。休止中は、専業主婦として暮らしていたようです。
そして、長い休止期間を経てドラマ「美しい人」で芸能活動に復帰しました。復帰するきっかけはKinKi Kidsの番組「LOVE LOVE あいしてる」でハワイロケに吉田さんのお供で付いていったことがあり、現場がとても楽しかったらしく、復帰したい気持ちが芽生えてきたからだそうです。
森下愛子さんの体調不良の原因は発表されていません。どうも、吉田さんと結婚してから家事と仕事の両立が難しかったのではないかと言われています。
森下さんにとって、結婚したことで自分のペースが乱れてしまい、なかなか自分をコントロールできなかったのかもしれません。
数々の映画やドラマに出演した森下愛子さん。そんな彼女の出演作の中から代表作や話題になった作品を紹介しましょう。
「サード」(1978年 監督:東陽一 脚本:寺山修司)は、ふとしたことから少年院に入ることになった地方都市に暮らす少年が、様々な経験を通して少しずつ大人へと成長していく姿を描いた青春映画です。主演は、永島敏行さん。
森下愛子さんは、都会に出る金を稼ぐために売春をする主人公の女友達「新聞部」に扮しています。当時20歳だった森下さんは、ヌードを披露する大胆な演技を見せ話題になりました。
共演は、峰岸徹さん、島倉千代子さん、片桐夕子さん他。
森下愛子さんは、長い休みを経て1999年にドラマ「美しい人」(TBS)で女優復帰しました。主演は、田村正和さんと常盤貴子さん。共演は、大沢たかおさん、池脇千鶴さん、柳沢慎吾さん他です。
美容整形外科医の主人公が、暴力的な夫から逃れようと整形を依頼してきた女性の顔を自身の亡き妻の顔にしようとする物語で、森下さんは、亡き妻の親友で主人公の娘が通う女子校の音楽教師・石野朝美役を演じています。
「木更津キャッツアイ」(TBS)は、千葉県木更津市の架空の草野球チーム、木更津キャッツを中心にストーリーが展開される2002年のドラマで、脚本は宮藤官九郎さん。チームメンバーとして岡田准一さん、桜井翔さん、岡田義徳さん、佐藤隆太さん、塚本高史さんが出演しました。
森下愛子さんは、木更津のストリップ劇場(木更津ホール)の看板ストリッパー役で出演しました。木更津の男たちが性犯罪に走らないのはローズさんのおかげと慕われていましたが、ヘルニアと年齢が原因で強制的に引退させられ、岡田准一さん演じる公平の父・公助と結婚するという役柄です。
森下愛子さんは、「池袋ウエストゲートパーク」「タイガー&ドラゴン」「うぬぼれ刑事」「流星の絆」「監獄のお姫さま」など宮藤官九郎さん脚本の作品に多く出演しています。下の写真は、「タイガー&ドラゴン」で水越小春役を演じたときのものです。
2020年に芸能界を引退していた森下愛子さん。75歳になった夫・吉田拓郎さんも2021年でライブ活動を辞めると宣言しているそうですし、これからは2人で老老生活を明るく平穏に暮らそうと決めたらしいです。
2には子供もいませんし、どうも夫婦どちらかが寝たきりになった時に備え、終活を始めたのではないかと思われます。ファンはにとっては残念なことですが、熟年夫婦のこれからを応援してあげたいものですね。
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