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2023/12/22
大今里
花吐き病は、漫画「花吐き乙女」に登場する架空の病気で、現実には存在しない病気です。正式名称は「嘔吐中枢花被性疾患」と言います。ところ構わず、花を吐き出すのが症状で、社会生活が困難になる厄介な病気です。
「花吐き乙女」は、松田奈緒子さん原作の漫画で全3巻の作品です。松田奈緒子さんは、ドラマ化もされた「重版出来!」の作者としても知られています。
謎の奇病「花吐き病」の研究を続ける准教授の種堂新が全編を通して登場しますが、花吐き病を発症した様々な人物の物語を描いたオムニバス作品になっています。
花吐き病はあくまで架空の病気ですが、作中では室町時代に大流行した病気とされています。その後は大流行していませんが、現代に至るまで花吐き病気は、潜伏と流行を繰り返しています。
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花を吐くという不思議な症状の花吐き病ですが、意外な原因で発症します。また、治療法はあるのでしょうか?花吐き病の原因や治療法についてまとめました。
花吐き病は医学的な治療法が確立されていない難病で、花吐き病が発症する根本的な原因もわかっていません。しかし、片思いをこじらせたことが原因で、花吐き病が発症することははっきりしています。
片思いの苦しさから花を吐き出すようになる以外の症状はないですが、吐き出した花に触れた人間も花吐き病になってしまいます。吐き出された花は、通称・吐瀉花(ゲロばな)と呼ばれています。
花を吐き出す症状は抑えることができず、重症化すると通常の社会生活を送ることは困難です。
医学的な治療法がない花吐き病ですが、唯一の治療法は片思いの相手と両思いになることです。片思いが実ることで、患者は白銀の百合を吐き出して花吐き病は完治します。また、最後に吐き出された白銀の百合には、花吐き病を浄化する力があると伝えられています。
花吐き病はネットで人気が高く、パロディ作品も多いです。花吐き病を描いたイラストはpixivやTwitterで数多く投稿されており、YouTubeでも花吐き病を扱った動画を見ることができます。ただし、花吐き病を扱っていても、元ネタの花吐き乙女を知らない人も多いようです。
花吐き乙女はコメディタッチの漫画ですが、パロディ作品はシリアスで耽美な世界観を描いたものが多くなっています。花吐き病の患者もしくは片思いの相手が死んでしまう作品も多いです。
銀魂や刀剣乱舞、おそ松さん、鬼滅の刃、初音ミクなどの2次創作から、オリジナルキャラを描いたものなど様々なパロディ作品があります。
花を吐き出すという特殊な症状の花吐き病ですが、人が死ぬことはあるのでしょうか?花吐き病の症状はパロディ作品と元ネタではかなり違うことも多く、人が死ぬかどうかは作品によって変わってきます。
花吐き病を扱ったパロディ作品では、花吐き病で人が死ぬ設定になっている場合もあります。パロディ作品では、花吐き病の設定が元ネタとかなり違うことも多いです。また、パロディはシリアスな作品が多いので、登場人物が亡くなったことによる「死別の悲しみ」を描くことも珍しくありません。
花を吐く描写を吐血に見立てて、赤い花を吐き出すパロディ作品もあります。
パロディ作品では発症した人間が死んでしまうことも多い花吐き病ですが、元ネタの花吐き乙女では花吐き病で人が死ぬことはありません。花吐き病の症状は花を吐くだけで、死ぬような病気ではありません。花吐き乙女は、ギャグ色の強いコメディ作品です。
また、とっても前向きなメッセージが込められた作品なので、悲劇的な展開にはなりません。ただし、花を吐き続ける描写は、恋愛の苦しみと結び付いていることもあり、花吐きの症状はかなり苦しそうに描かれる場合もあります。
花吐き病の元ネタとなった花吐き乙女は、どんな作品なのでしょうか?花吐き乙女のあらすじをまとめました。
花吐き乙女は、様々な短編を描くオムニバス作品です。乙女は、花吐き病の研究を行うトンデモ大学の種堂新やトンデモ大学の面々が全編を通して登場します。ただし、基本的にオムニバス形式になっていて、花吐き病に感染した様々な人物の物語を描いています。
今回は、部活のコーチに片思いをして、花を吐いた女子高生の話をご紹介します。
女子高生の明日香は、所属する部活にやって来たコーチに片思いをしています。最初は自分の気持ちが恋であることがわかりませんが、花を吐いたことで自分が恋をしていることを自覚します。恋心に気づいた明日香は、コーチに対して積極的にアプローチをかけるようになります。
積極的に行動するようになった明日香ですが、彼女の恋は実りません。コーチにはすでに恋人がいて、その恋人のためにコーチを辞めて実家に帰ることを決めていました。明日香は失恋しますが、自分は本当に誠実な人を好きになったと前向きな気持ちで恋を終えています。
フィクションの世界には、花吐き病のような架空の病気が多く描かれています。花吐き病に似た架空の病気についてまとめました。
天使病とは、背中に天使のような白く美しい翼が生えてくる創作上の奇病です。翼を使って実際に飛ぶことが出来る場合もあります。綺麗で空も飛べる翼が生えるのは、悪くないようにも思えるかもしれません。
しかし、翼が体に生えることの負担は大きく、翼が美しく大きくなるほど患者は衰弱してしまいます。翼が美しくなるほど、死に近づいていく点に切なさや儚さが感じられる病気です。
星涙病は片思いをこじらせると発症する病気で、涙が星に変化します。花吐き病とよく似ており、両思いになることで完治するという点も同じです。ただし、花吐き乙女の花吐き病と違い、厄介な症状が進行していきます。
星涙病は、視細胞がダメージを受ける病気で、悪化すると色彩感覚を失うことになります。それだけではなく、記憶障害が出ることもある厄介な病気です。
花咲病は、皮膚や身体の中に花が咲いていく病気です。花吐き病に名前が似ており間違われやすいですが、命に関わる恐ろしい病気です。身体中に花が生えてしまい、最後は身体の養分を吸い尽くされて死んでしまいます。
治療法も原因も不明なので、発症すると確実に死に至ります。花咲病を題材にした映画が数本製作されており、架空の病気の中でも知名度が高いです。
トロイは身体が透明になっていき、最終的に肉体が蒸発して消滅してしまう病気です。正式名称は「透過病」と言います。トロイは、週刊少年ジャンプで連載されていた漫画「ダブルアーツ」に登場した病気です。発症すると、1分程度で死亡する恐ろしい病気で、感染者に接触するだけで感染してしまいます。
患者の身体から毒を吸い出すことで、治療自体は可能です。作中ではトロイに耐性を持った一部の女性が、感染者の毒を吸い出すことで進行を抑えていました。ただし、根本的な治療法は見つかっていません。
SNSなどでは、自分自身が消えたいと願うと身体が消えてしまうという設定に変更されたトロイが流行しています。
蝶々病は背中に蝶のような痣(あざ)ができる病気です。暗い場所や狭いところで発症します。痣ができるだけではなく、症状が進行すると自我を無くして人の形をした蝶になってしまいます。クチナシの花の蜜を吸うことで、完治させることが可能です。
季節に関係なく発症する病気ですが、クチナシの花は初夏にしか咲かないので、すぐに治療出来ない場合があるのが厄介です。
SNSなどで人気の「花吐き病」についてまとめました。花吐き病は、花を吐くという描写が美しいことからパロディ作品でも人気になっています。他にも創作作品で描かれる奇病は多いです。花吐き病はあくまでフィクションですが、実際に奇病で苦しんでいる人や命を落とす人もいます。
パロディ作品を作る際は、実際に苦しんでいる人を傷つけないように配慮することが大切です。
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花吐き病はネットで話題になっている架空の病気ですが、元ネタはなんなのでしょうか?元ネタになった漫画や元ネタの原作者などについてご紹介します。