木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
2019/09/05 更新
2ちゃんねるを利用したことのある人は知っているであろう「鮫島事件」。今回はその「鮫島事件」の真相に迫っていきたいと思います。この事件は誰が作り出したのか、インターネット上の架空の事件なのか。現在までに語られてきたことをまとめてみました。
鮫島事件は、2チャンネルの長い歴史の中で有名なスレッドです。まだ2チャンネルが無名だった2001年にスレッドが立ち、瞬く間に有名になっていきました。様々な憶測が飛び交っては消える謎多き事件の真相とは、どのような結末だったのでしょうか。
後年、NHKの番組として取り上げられることになったのですが、何らかの理由で放送を見送られたことが判明しています。何やら不気味な気配すら漂う鮫島事件の全貌を調査します。
鮫島事件について、都市伝説やオカルトの類の1つとして認識されている人は多いようですが、詳細について一度振り返りをしてみましょう。鮫島事件とは、インターネット巨大掲示板である「2ちゃんねる」上に書き込まれた有名なスレッドの1つです。
2001年5月24日に、「伝説の鮫島スレについて語ろう」という書き出しで始まるスレッドが匿名で立てられたことから始まりました。現在も鮫島事件のスレッドは、存在しており脈々と続いています。
鮫島スレについて語ろうというスレッドには、「知らない方も多いかと思いますが、鮫島スレをみたことで俺も2ちゃんねるにハマった1人で、あれを見た時のショックが忘れられない」と続き、さらにあのスレを保存している人はいませんか?と呼び掛けています。
2ちゃんねる上で反応した人が、「鮫島スレ」について書き込みをしていきました。引火するかのように、次々に鮫島スレに興味を持った人が次々に現れて複数のスレッドが立ちました。
事件に関しては、何一つ解決することなく多くの謎を残しながらも最初にスレを立てた本人を名乗る人物が登場し「事件はジョークでした」と宣言したことで解決したかのように見えました。
しかし、この後も、スレッドは沈静化することなく、鮫島事件について語るスレッドは後を絶たず現在に至っています。
様島事件のスレに関し、事件について考察する人や裏取りを取ろうとする人、それを眺めて楽しむ人で賑わいましたが、タブー視することが暗黙のルールとなっていきました。
その他には「多くの情報を語ってはいけない」と書きながらも、事件の手掛かりとなる情報が、断片的に語られるというスタイルを貫き通しています。
現在では、2001年当時に立てられたスレッドは全て削除されていることから、2ちゃんねるの運営側もタブー視していたのではないかと怯える人が後を絶ちません。
鮫島事件を架空の事件であると言う人が多い中、実在説も流れています。諸説について詳しく見ていきましょう。
2ちゃんねるは、「ひろゆき」と呼ばれる西村博之さんによって開設されました。2ちゃんねるには、モデルとなる「あめぞう」と呼ばれる電子掲示板がありました。
人気のあるサイトだったのですが、1999年に突如「内部告発板」という掲示板が立ち、何者かの圧力により閉鎖されてしまいました。鮫島事件は元を辿ると、あめぞうで起きた事件であると言われています。
鮫島スレは、あめぞうでも人気だったそうです。多くのユーザーが訪問したことで、読み込みが重くなり頻繁に落ちるスレッドとして有名だったそうです。しかし、閉鎖されてしまったことで証拠となるデータがありません。
鮫島事件には、リンチ説を唱える人もいます。これは、2ちゃんねるの実況掲示板において鮫島という固定のハンドルネームを名乗る人物をJR柏駅に呼び出したうえで、複数の人間でリンチ上殺害した様子を実況していたと言われています。
この事件の舞台となったのは、鹿児島県沖にある諸島の1つである鮫島に、2ちゃんねる愛好家(以後2ちゃんねらー)5人が島を訪れたと話が続き、全員が行方不明になったという過去の回想へと続きました。
2ちゃんねるは、話を実況しながら繋げていくことが主流でしたが、このスレッドでは、関係者が不在のスレッドとして2ちゃんねらー達の好奇心を刺激していきます。5人の内4人は、警察の手により白骨化した状態で発見されました。
しかし、最後の1人がどうしても発見できず、捜査は打ち切れてしまいました。
発見されることのなかった最後の1人と思われる人から2ちゃんねるに「鮫島にいる」という書き込みがされたことで、警察の捜査が再開されました。
やがて該当の人物であるとされる遺体が発見されました。しかし発見された遺体には、いくつかの解明しきれない謎が残りました。遺体には、首を絞められた形跡や人間の歯型と見られる跡が体内に刻まれていました。
鮫島事件の最大の謎は、「鮫島にいる」と書き込みをした人間が最後の1人と言われる本人がしたものか、否かが明確になっていません。インターネット黎明期の2001年には、IPアドレスの追跡という技術が発展していませんでした。
鮫島事件については、ジョーク説として捉えている人も多いようです。長年続くスレッドですが元から情報を多く与えてはいけないという、暗黙のルールの元でスレッドが進行していったことから、証拠に繋がりそうな情報があまり存在していません。
鮫島事件には、「鮫島事件実在説」、「鮫島という人物が2ちゃんねらーに復讐する事件」といったスレが多数存在していますが、現実に起こったことであるという信憑性の低さから、事件自体がジョークなのではないかと言われています。
鮫島事件には、「血の16画像」と呼ばれるキーワードをよく見かけます。元々は、鮫島事件の関係者である鮫島を名乗る人物のリンチを実況中継するスレに16枚の画像が投稿されていることが由来です。
JR柏駅の看板を含んだ16枚の画像には、かなりの量の血液が映りこんでいることから非常にグロテスクで耐性が必要だと言われています。画像のリアルさがより真実味を増してスレッドは、盛り上がったそうです。
現在は血の16枚画像を探しても該当する画像が見当たりません。元のスレが削除されていることが原因であるようです。
NHKで放送された「NHK平成ネット史(仮)」という番組は、Windows95の発売から20年の区切りとしてネットで流行った物を振り返るというテーマで進められました。
取り上げられたのは着メロや、テキストサイト、Twitter、mixiなど懐かしいものから、現役のコンテンツまで様々でした。NHKでは、鮫島事件について番組での扱い方についてコメントを発表しています。
取り上げて欲しい内容を募集したとろリクエストに鮫島事件が上がりました。番組Twitterでは、「期待されているかもしれませんが、さすがに地上波で鮫島事件を扱うことは出来ません」というコメントを発表しています。
NHKによる番組で扱えないというコメントに対してネットでは「それ以上口にしてはいけない」、「鮫島事件の話はやめようぜ」、「裏の組織が関係しているのか」とNHKを案じる声が寄せられました。
一方では、「ノリが古い」、「こういうネタ好きだな」と冷静に時代の変化を感じ取っているコメントもありました。
鮫島事件は、「真相を語ってはいけない」、「消される」というような、不穏な緊張感を持っていますが、映画化された歴史がありました。
2011年に公開された「2ちゃんねるの呪い 劇場版」で鮫島事件が映画化されています。主演は元人気アイドルユニットの尾島知佳さんが務めました。作品では、鮫島事件の真相に関しては触れずにホラー映画という立ち位置の作品となりました。
事件を立証するために様々な説が浮かびましたが、現在も真相は解明されていません。発端となった事件も信憑性が薄いことから、都市伝説として考えている人が多いようです。
逆に事件が存在していないことを立証することも難しいことから、鮫島事件が世の中に定着した理由の1つとして見られています。
鮫島事件とは2001年に2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)において突如現れたスレッドを指します。今もなおスレは更新されており、リンチ説、ジョーク説など諸説が浮かんでは消えています。
現在も真相については解明されておらず、都市伝説として考えている人が多いようです。実際に「鮫島事件は架空だから」と力説するコメントも数多く上がっています。それでも真実を知りたいと発言する人が次々と出てくることも事実です。
事件の背景となる島での行方不明者や、「鮫島にいる」と書き込んだ人が何者なのかという多くの不可解な謎は、時代が変わっても人間の好奇心をくすぐる設定が多くの人を魅了し続けています。
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