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2023/12/28
大今里
みなさん、ヘナタトゥーというタトゥーを知ってますか?耳にしたこと、若しくは名前は知らなかったけど見たことがある人も結構いるのではないでしょうか。
手の甲などに細かく施されているアーティスティックな模様を見たことがある方もいるかもしれません。あれは「ヘナタトゥー」というタトゥーの一種なんです。今回はこのヘナタトゥーを紐解いていきたいと思います。
ヘナタトゥーは独特な模様が印象的ですが、タトゥーという文字が入っていますね。いわゆる一般的な刺青のタトゥーとは何か違いがあるのでしょうか?両者を比較しながらその違いを見ていきましょう。
そもそも一般的なタトゥーはどのように模様や色をいれていくのかご存知ですか?一般的なタトゥーは細い針で肌の表面を傷つけて模様や絵を描いていき、傷ついた部分に墨を入れることで色を入れていきます。
皮膚に何百回と針を刺して傷つけながら描いていくのでもちろん痛みを伴います。人体のあらゆる箇所にタトゥーを入れることは可能ですが、箇所によっては激痛を伴います。
タトゥーを入れる意味は人それぞれ違いますが、そこに自己主張の意味を持たせたり、ファッションで楽しんだり、宗教が関係しているものがあったりと多岐に渡ります。
一方ヘナタトゥーは、一般的なタトゥーが肌を針で数百回も刺しながら傷つけて墨を入れて模様を描いていくのに対し、肌を一切傷つけません。表皮に直接染色を施して模様を描いていきます。
一般的なタトゥーはなんだか「痛そう」というイメージが強い分、いざ自分の体に入れようと思うとなかなかハードルが上がってしまい、その時点で諦めてしまう方も大勢いるようです。ヘナタトゥーは肌を傷つけないのでその心配ありません。
一般的なタトゥーは皮膚の中に墨を入れていくので手術しない限り一生消えません。しかしヘナタトゥーは素肌に直接染色していくので徐々に消えていきます。
人によって細胞の再生速度が違うので一概には言えませんが、大体1週間〜3週間で消えてしまうので、期間限定のタトゥーということになります。
一般的なタトゥーは肌に入れられる色がさまざまで自由自在に染色することができますが、ヘナタトゥーはオレンジや茶色、赤茶色や焦げ茶色と似たような色でしか染色することができないため、色のバリエーションはさほどありません。
ヘナタトゥーの色はヘナの木の種類や、入れる人体の箇所によって変わります。基本的には体温が高い手のひらなどは濃い茶色になります。
ちょっとずつヘナタトゥーに興味が湧いてきた方もいるのではないでしょうか。今でも世界各地で人気を集めているヘナタトゥーですが、一体いつどこで生まれたのでしょうか?その歴史は意外とあまり知られていません。
ヘナタトゥーの起源がわかる現存最古の資料として、古代エジプトの洞窟壁画があります。壁画にはいくつものヘナタトゥーを思わせる独特の模様が描かれていてその真相は現在でも調査中です。
明確ではありませんが、もしこれがヘナタトゥーの一種であれば人類がヘナで人体を染め始めたのはなんと今から8000年前ということになります。
そんな大分歴史のあるヘナタトゥーですが、なんとあのクレオパトラもヘナを愛用していたという噂があります。彼女はヘナを爪に塗って装飾したり、白髪を染めるのに使用したいたという言い伝えがあります。
クレオパトラが登場するほどヘナタトゥーの歴史は分厚くて奥が深いんです。ヘナはタトゥーに使用される前に染色剤として人々の間で広く使用されていたようです。
先述したように古代エジプトから、ヘナの木を利用した染物というのは実際にあった可能性が高いですが、現在の、人体に綺麗な模様を描くあのヘナタトゥーの形になっていったのは一体どんな流れだったのでしょうか。
そこにはインドが大きく関わっているようです。なぜあの形のタトゥーが生まれたのか、ヘナタトゥーの持つ意味などを一緒にみていきまよう。
ヘナがたくさん採れるインド。昔から染物などに使われてきましたが、同時に東アジアからタトゥー文化が侵入してきたことが重なり今のヘナタトゥーが生まれました。
インドでのヘナタトゥーの歴史は非常に古く、3000年〜4000年前に生まれたと言われています。今でも伝統文化として現地に根付いています。
ヘナタトゥーはただの模様を描いたアートタトゥーではありません。どんな意味合いがあるのかご存知ですか?実は「幸運を呼ぶ」や「魔除け」になると言い伝えられているので、昔からお祭りや結婚式の装飾として使用されてきました。
ヘナタトゥーはデザインはさまざまですが、特に女性に施されています。妊娠や結婚、出産のタイミングでヘナタトゥーを体に施すのは新しい状況変化に向けた女性のお守り的意味合いが強いようです。
インドでは「メヘンディ・タート(メヘンディの夜)」という儀式があります。これは結婚式の前の日に花嫁の友達や親、親戚がヘナを使って彼女の体に模様を施して、魔除けや結婚後の二人の幸せを祈願するものです。
この時に描いたヘナの模様が色濃く長持ちするればするほど、二人の愛は深く長持ちし花嫁はずっと大切にされ、家が繁栄していくと信じられています。
ヘナタトゥーはその綺麗で独特の模様が特徴的ですが、よく見てみると色々なデザインあり意味もそれぞれ異なります。ヘナタトゥーで最も多いデザインが「お花」です。
蓮や蕾、百合、プルメリアなどは特に人気のデザインで、花や茎、葉っぱに至るまで華やかに綺麗に描かれていてなんとも魅力的です。
古代から人々に愛用されてきたヘナタトゥーの原料である「ヘナ」ですが、そもそもこの「ヘナ」とは一体何なのでしょうか。深く掘り下げていきたいと思います。
ヘナは昔から万能薬として使用されてきましたが、近年では美容効果にも期待されていて人々の注目を集めています。しかしその生体を知らない人は意外と少なくありません。
ヘナは植物の名称です。ミソハギ科という種類に属する常緑低木で、ヘナタトゥーに使用されるのはその葉っぱになります。タトゥーの染料として使う際はそれを粉砕して粉状にして水を加えます。よく混ぜてペースト状にし初めてヘナペーストとして使用できます。
ヘナは古来から人々の間で無くてはならない植物として重宝されてきました。染色する事以外にも薬草としての使い方がポピュラーで毒素排出や炎症抑制、新陳代謝を良くするなどの効果が期待され、多くの人々に使用されてきました。
またヘナの効能として他に挙げられるのが、頭皮を健康に保ってフケや痒みを抑えて綺麗な髪を維持できたり、手足の皮膚の薄い部分の保護剤や赤外線から肌を守ったり、便秘にもその力を発揮します。
PMSや更年期障害の緩和にもその効果は期待されており、ヘナ自体が万能薬とて必要不可欠な植物である事は言うまでもありません。
ヘナはこんなにも重宝するのに実は自生植物なんです。自生植物とは人の手を借りずに自分の力でかってに育つ植物ことです。成長すると1.5メートルから、大きいものだとなんと6メートルくらいまで成長します。
例えばヘナがお米や野菜のように手間暇かけなければいけない植物だったとしたら、もう少し希少価値も上がって手に取りずらかったかもしれませんが、ヘナが人々の間で広まっていったのはそんな手軽さもあったからかも知れません。
ヘナは今や世界中で知られ、愛用者も世界中に広がりましたが実は世界各地でその呼び名が違います。英語だと「ヘナ」や、「ヘンナ」というように発音されます。ヒンドゥー語では「メヘンディー」と呼ばれています。
ちなみに日本ではヘナでも通用しますが、主に「指甲花」や「ツマクレナイノキ」、「エジプトイボタノキ」という名前がついています。
ヘナタトゥーは今や世界中で愛される手軽なタトゥーで、大体2週間くらいは消えないことがわかりましたが、一体どういう原理で肌を染色しているのでしょうか?ヘナの成分なども併せながら詳しく見ていきたいと思います。
ヘナは一般的なタトゥーとは違い、肌の表皮を染め上げることで発色します。人間の肌は皮下組織、真皮、表皮の3層からなっており一番外側にあるのが表皮です。この薄さにしてわずか0.2mmの薄い膜を一時的に染め上げるのがヘナタトゥーです。
ヘナタトゥーは2週間前後で消えてしまう一時的なタトゥーなので英語ではテンポラリータトゥーとも呼ばれています。
ヘナには主に2種類の成分が含まれています。それはローソン(Lawsone)とヘンノタンニン酸(hennotannic acid)です。この2つが肌を染める成分になっています。人々は古来からこのローソンを頭髪や皮膚の染料とてい使用してきました。
このローソンが肌のタンパク質であるケラチンと結合することによってその独特の色が定着します。人間の体には頭髪や肌、爪にもケラチンがあるので肌に乗せるタトゥー以外にも染髪やマニキュアとしても使用されてきました。
タンニンはローソンが染め上げた色を強く定着させる効果があり、これによって染色が長続きするという原理です。
一般的なタトゥーは肌を傷つけるため感染症などの危険性を伴いますが、一方のヘナタトゥーは安全面ではどうなのでしょうか?一時的な染色とはいえ、肌細胞と異物が混ざるわけですからどうしても気になる方も多いのではないでしょうか?
いざヘナタトゥーを入れてみたくても危険だったらちょっと恐いですよね。こちらではアレルギーや感染症も踏まえてヘナタトゥーの安全性を徹底的に見ていきたいと思います。
ケミカルな染料は髪や肌のメラニン色素を壊して染色していくのでその負担はかなり大きです。それに比べてヘナはケミカルな成分は一切入っていない100パーセント植物由来の染料です。そのため肌への負担は少なく、アレルギー反応は出にくいとされています。
「タトゥーって感染症とかあるから心配。」と言う方にもヘナタトゥーはおすすめできます。ヘナタトゥーは肌を傷つけず表皮を染め上げていくので一般的なタトゥーと違って感染症のリスクがありません。
そのうえ、2週間前後で消えていくので跡も残らず綺麗に元の素肌に戻ります。一般的なタトゥーとは比べ物にならないくらい安全と言えるでしょう。
ここまでヘナタトゥーの安全性を謳ってきましたが、実は1つだけ注意しなければいけない事があります。それは、「ブラック・ヘナ」です。通常のヘナはオレンジや茶色、濃くても焦げ茶色になるくらいですが、ブラック・ヘナは黒く染まります。
黒く染まる理由は通常のヘナにPPDという化学物質が含まれているためです。このPPDはヘアカラーなどに使われる化学物質で、肌に直接塗ると有害でアレルギー反応で皮膚炎を起こす可能性があります。また、ケロイドとなって跡に残ってしまう恐れもあります。
ヘナタトゥーがファッションとしても広まっていくにつれ、ブラック・ヘナのような化学的な染料も多く出回るようになりました。最近ではブラック以外にも「カラー・ヘナ」という青や緑など他のいろの染色剤も出回っているので使用する際は気をつけましょう。
化学的に作られたヘナペーストを使わなければ安全である事はわかりましたが、2週間前後で消えるとされていることに対しては、人の細胞再生速度によって個人差があるなどとして、どうもざっくりした表現になっています。
もしかして人によっては消えない事もあるのではないかと疑ってしまいますよね?この辺りももうちょっと詳しく掘り下げてみていきましょう。
ヘナタトゥーは表皮を染めると先述しましたが、もうちょっと厳密言うと表皮の角質を染めています。人間の角質は大体14日ほどで古いものから新しいものに生まれ変わります。この原理は人間である以上みんなに共通していることです。なので自然由来のヘナタトゥーは必ず消えます。
それでもヘナタトゥーがどうしても消えない場合はいくつか理由が考えられるのでこちらでいくつか挙げておきたいと思います。
ヘナは本来天然成分でできた植物由来の原料ですが、ヘナタトゥーのまがい物が本当に数多く出回っていてわかりずらい場合もあります。
その多くは化学的物質を含んでいるので肌には悪影響を及ぼしかねません。そういった化学的なヘナで染色した場合は皮膚炎を起こすばかりでなく消えない可能性もあります。
自然由来のヘナですが、アレルギー反応がでずらいとは言ってもごく稀に体に合わない人もやはり中にはいます。そういった場合はそのアレルギー反応の具合や症状によって消えずらいこともあるようです。
あともう1つ、消えない可能性があるとすれば、病気や特質で体の角質が生まれ変わらない状況になってしまっている人です。この場合染まった角質がそのままなので、消えない可能性があります。
ヘナタトゥーのデザインはお花を中心に動物や太陽や月といった自然的なものまで種類はさまざまで意味もそれぞれ違います。いつくか紹介していきます。
吉兆の鳥として知られる孔雀は中でも一番人気のデザインです。綺麗な羽やその佇まいがデザインとしてよく映えます。意味としては「富の象徴」「愛の象徴」「金運」があります。
また、羽を広げていれば、「愛情」閉じていれば「成功」という意味も含まれています。
蓮の花は泥水の中で成長して綺麗な大きな花を咲かせる花です。その特徴の通り「辛い事があるからすばらしい人生になる」、「悟りが生まれる」という意味が込められています。
また、「創造」「再生」「純潔」「官能」「優美」といった意味もあります。
マンダラは一定の方則に乗っ取って描かれた方形や円形に整然と配置し描いたデザインです。仏教的な意味合いが強く宗教的な要素があります。人間と自然の調和から「宇宙の象徴」としての意味合いがあり、そのデザインはヘナタトゥー以外でも広く使われています。
太陽は万物のエネルギー源であり生命には無くてはならないものです。「知識」「再生」「生命力」「永遠の愛」「復活」などの意味があり、こちらも人気のデザインの1つです。
月は恋人との愛の継続や、変化のエネルギーを示しす。意味は「芸術」「想像力」「保護」「健康」「穏やかな愛」などがあり、三日月の場合は「新しい命を宿る」という意味も込められています。
ここまで読んでいただいた方はヘナタトゥーを実際入れてみたいと思っている方も多いのではないでしょうか?でも実際どうやって施術をしていくのかまだわからないですよね?
ここからは施術方法とどれくらいの価格でできるのかを紹介していきたいと思います。
ヘナタトゥーは会社や組織でやっているところはなく、アーティストの方々が個人で行っている場合がほとんどで、みなさん独自に値段を決めているのが普通です。したがって価格帯はピンキリで安いものと高いもので3倍近い値段差があります。
ピンキリの値段とは言ってもだいたいの平均価格は存在します。3cm四方くらいのワンポイントで800円〜2500円、5cmから10cmくらいの大きめワンポイントで1500円〜4000円、手のひらサイズで2500~6500円くらいが大体の目安になります。
値段の差はアーティストさん達のスキルや経験値であったりするので、安ければいいというものでもないのが現状です。
一般的なタトゥーは肌を傷つけてその部分に色を入れていくので痛みを伴いますが、ヘナタトゥーは針を刺すわけではなく、ヘナペーストを肌の上に乗っけていくだけなので全く痛みは伴いません。
「肌に乗せるだけなら自分でもできそう!」と思われた方もいるのではなでいしょうか?実際にセルフでヘナタトゥーを楽しんでいる方も結構います。
やり方はとても簡単です。粉末にされているヘナを水と混ぜてペーストを作り、自分の染めたい部分に好きなデザインを描いていくだけです。その後3時間ほど放置して乾かします。ポロポロと表面のペーストを剥がしていくとヘナタトゥーの出来上がりです。
市販でもヘナタトゥーの道具のセットが売っています。専門店もありまし、手頃な価格でインターネットでも簡単に手に入るのでセルフでチャレンジしたい人も簡単に始められます。
ヘナタトゥーは温度の差で発色する色が変化するのは先にも述べましたが、実際どこの部位に入れやすいのでしょうか?
ヘナタトゥーは角質を染めます。体の部位で角質が多いところがすなわち染めやすということです。手や足、腕などが比較的角質が多い箇所なのでおすすめの部位と言えるでしょう。
反対に角質が少ない部分の耳裏や腰、首、胸元は染まり辛いとされています。また、体温にも左右されやすいので、濃く染めたい方は施述後にお風呂に入るのもおすすめです。
近年ヘナタトゥーとは違う一時的なテンポラリータトゥーが新たに注目されています。それが「ジャグアタトゥー」主流になりつつあるこちらのジャグアタトゥーですが一体どんなタトゥーなのでしょうか?
ジャグアタトゥーが人気の理由はその色です。ヘナタトゥーが茶系の色に対してこちらは紺色。ジュニパーアメリカーナという天然果実からインクが作られているので、痛みがなく肌に優しいのはヘナタトゥーと同じですが、色が紺なのでより本物のタトゥーに近いことが人気を集めている理由です。
ヘナタトゥーとジャグアタトゥーは両方とも天然の植物由来の成分で染色するので、基本的には肌に優しいですが、体に合わない人も中にはいます。アレルギー反応など、少しでも体に異常をきたした場合はすぐに水で洗い流してください。
元AKB48で女優の秋元才加さんもインスタ場で自身のセクシーな背中姿を披露。そこには羽のタトゥーが施されておりファンは「本物のタトゥーなのでは?」と一時騒然となりました。「HENNA. Like a angel. I can fly to your side.」と自身でコメントしており、そのタトゥーがヘナである事を示しています。
いかがでしたか?ここまで読んでいただいた方はヘナタトゥーにとても興味が湧いたのではないでしょうか?その手軽で簡単なところから気軽に楽しめるタトゥーとして今や芸能人の間でも広がりつつあります。
ヘナタトゥーアーティストにアポをとってみるのも良し。自分でセットを購入してセルフで描くのも良しです。是非この機会に楽しんでみてはいかかでしょうか?
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