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2023/12/28
大今里
創価学会は大乗仏教の真髄である日蓮大聖人の仏法を信仰する団体です。1930(昭和5)年の創立から、日本では827万世帯、海外にも192カ国と地域の会員が日蓮大乗の仏法を実践して、各国の繁栄と平和を願って活動しています。
創価学会での葬式は、仏教の葬式と少し違う形式で行われる「友人葬」という形式で行われています。しかし、その友人葬が怖いという話があります。
どのように怖いのでしょうか?友人葬を詳しく解説していきながら、見ていきたいと思います。
公称会員数827万世帯が入っている創価学会は、25年以上「友人葬」と呼ばれる独自の葬式を行っています。この友人葬は、「開式の辞」から始まって、「読経・唱題」、「焼香」という流れで行われています。
僧侶の代わりに「導師」と呼ばれる古参の学会員が進行役を務めて、参列している学会員と共に、お題目の「南無妙法蓮華経」を唱えます。導師には、学会の「儀典部」に所属して教義の造詣が深いベテランの人が多いそうです。
友人葬とは、創価学会の学会員のために行われる葬儀の形になります。亡くなった方の遺族や親戚、友人などが参列して行われます。
創価学会によって1991年頃から行われるようになりました。
創価学会の葬式「友人葬」が怖いという噂がありますが、それはどのような理由からそう思われるのでしょうか?
そして友人葬と一般の仏教葬式がどの辺が違うのか友人葬の特徴を見ていこうと思います。
創価葬式の友人葬が他の仏教葬と大きく違うところは、僧侶を呼ばないことです。僧侶の読経によって人が成仏するといった考えは創価学会にはないようです。儀典長と呼ばれる学会の人が「導師」として儀式を進めていきます。
導師を中心にして、参列者全員で「南無妙法蓮華経」の読経が長い時間をかけて繰り返されるのが友人葬の特徴でもあります。
創価学会の友人葬には、祭壇にも特徴があります。一般的な葬儀では白木祭壇が用いられていますが、友人葬では高木の常葉樹である「しきみの祭壇」を使うことが慣例となっています。
ただ、これは厳格に決まっているわけではありません。祭壇や遺影を故人が好きだったお花などで飾っても問題ありません。
創価学会の友人葬の式の流れを見ていきましょう。
友人葬の場合、通夜でも葬式、告別式でも基本的には流れは変わりません。葬式、告別式の場合は、最後に火葬場に行くための出棺が加わります。
※地域によって内容や順番が異なる場合もあります。
友人葬の「会式の辞」では、司会者から友人葬が始まるという開始の案内があります。友人葬の司会進行は、葬儀社やプロの司会者に任せることが一般的です。
しかし、家族葬のように身内だけの場合は、親族から依頼された世話役が司会を担当することもあるそうです。
導師である儀典長(友人の代表)が中心となって「読経・唱題」を行います。読経とは法華経の方便品と寿量品の自我偈(じがけ)を2回読誦して、唱題は「南無妙法蓮華経」の題目を唱えます。
「方便品」は、法華経の経分の一つで、仏の智慧は容易に知りがたいから、悟り極めることには努力が必要であることを説いたものです。「寿量品」は、法華経の経文の一つで、釈迦は未来永却にわたって存在する仏であることを説いたものです。
また、「自我偈」は、創価学会員が朝夕に唱える経文で、仏の道を進んで、信仰に励むことを誓うことが内容となっています。
通常では、一回目の自我偈を読誦中に、焼香を行うことになります。焼香の順番は決まりがあり、導師・副導師、親族、参列者となります。
全員が焼香を終えると、導師が唱題終了の合図に鈴を鳴らします。導師が追善供養の祈念を行い、その後に、鈴の合図に合わせて参列者全員で題目を三唱します。
「弔慰文・弔電」を紹介していきます。弔慰文は、葬儀の流れの中で、導師の挨拶の時にまとめて行う場合もあります
導師である儀典長による挨拶が行われます。弔慰文・弔電紹介がまとめられている時は、ここで弔慰文・弔電の紹介がされます。
喪主または親族の代表の中から謝辞(友人葬の参加者に向けての感謝を表す言葉が述べられる)が行われます。
再び導師(儀典長)が鈴を鳴らします。これに合わせて、参列者の全員で「南無妙法蓮華経」の題目を三唱することになります。
司会者から葬儀終了の案内があります。終了後に翌日の葬儀や告別式についての連絡、ならびに注意事項があります。
葬儀や告別式が終了すると、導師や遺族、会葬者は、唱題する中で、しきみなどを棺に納めながら、お別れの儀式を行います。その後、数人の男性親近者により棺が霊柩車に運ばれます。出棺の時に喪主から挨拶があり、挨拶終了後に出棺となります。
友人葬に参列する時のマナーは、友人葬以外の葬儀とそれほど変わりはありません。
ただし、友人葬では基本的に香典を取らなかったり、創価学会では独自の数珠が使われているなど、友人葬以外の葬儀との違いもあります。
そのため、友人葬に参列するなら覚えておきたいマナーを紹介します。
日本では故人への弔意を表すものとして香典を持参するのが習慣となっています。しかし、創価学会の葬儀・友人葬では、香典を持参する必要はないとされています。そのため、創価学会以外の参列者は、持参するべきか悩むところです。
友人葬であっても、その地域や遺族の意向などで各葬儀ごとに受け取るか、一切受け取らないかの対応が違う場合があります。わからない時は、香典を一応持参して、香典を断わられたらそれに従い、受け取ってもらえたらそのまま香典を渡せば問題ありません。
香典の表書きは、仏教の場合は「御霊前」または「御香料」と書きます。のし袋には、黒白または双銀の水引きで、「結び切り」または「あわじ結び」の物を使用します。
焼香の仕方については、自我偈を読誦中に行うことになります。司会の指示に従って焼香をしましょう。
焼香の回数は3回で、お香を3回つまんで、額まで持ち上げて焼香します。焼香の前後には、必ずご遺族に一礼しましょう。
創価学会の数珠は、両手に掛けるために長めに作られたものを使用しています。
創価学会員以外の参列者は、自分がもともと持っている数珠を持参していいのか迷うかも知れませんが、故人を弔う気持ちが大事なため、自分が持っている数珠を持参してもマナー違反にはならないので、安心してください。
それでも、どうしても周りの目が気になる場合は、友人葬には数珠を持参しないことを選択するのが妥当です。
服装は特にこれという決まりはありません。友人葬以外の葬式と同じように、男女ともに通常の喪服で参列すれば問題ありません。
男性は、フォーマルスーツでネクタイ、靴下、靴はできるだけ黒で統一することをおすすめします。女性も同じように、黒いフォーマルスーツで問題ありません。
また、通夜や葬儀、告別式とも同じ服装で大丈夫です。
友人葬でのお悔やみの言葉は、それ以外の仏教の葬儀と同じように、仏教用語である「往生」、「供養」、「他界」などを用いながら、簡潔に故人の冥福を祈ることを伝えれば問題ありません。
創価学会の葬儀である友人葬は、一般的な仏教の葬式とは、葬儀で使用されるものや内容が大きく変わってきます。ここでは、大きく変わってくるところをご紹介します。
創価学会員同士で、お金の貸し借りはしてはいけないという決まりがあります。そのため、原則としては、香典を受け取らないことになっています。
近年では、親族と参列者との関係によっては、学会員同士でも香典を持ってくる場合があり、その場合は香典を受け取るという例もあります。学会員同士以外では、もし香典を持ってくる人がいたら、受け取ってもいいとされています。
友人葬では一般の葬儀を行う場合の参列者の他に、地区の創価学会員が来る場合も多いので、通常の葬儀と比べると参列者の人数が多くなる場合があります。そのため、葬儀場の規模が大きくなり、葬儀費用が高額になってしまう場合もあり得るようです。
初めて創価学会の友人葬を経験する人の中には、「友人葬は怖い」とか「友人葬は不気味」と感じる人もいるようです。理由としては、創価学会の方の参列が多く、導師と一緒に読経やお題目を唱えて、大きな合唱になるのが原因のようです。
すべての会葬者は故人または遺族の友人としての参列をされていると思います。すべての読経は難しいかも知れませんが、お題目の「南無妙法蓮華経」は聞いたことがあると思うので、故人のためにも一緒に唱えてみて下さい。
そのため、一度参加してみるときっと怖いとか不気味、異様だと感じる事も無くなると思いますよ。
創価学会の友人葬は、一般的な僧侶を呼んで行う葬儀に慣れている方からしたら、見慣れない分、不気味だったり、怖いと感じてしまうようです。しかし、友人葬は故人を偲ぶまごころを重視した葬儀としています。
しきたりに多少の違いはありますが、基本的なことは変わりません。創価学会員でない方が、友人葬に参列したり、施主を務めることになっても気負わず、故人を見送ることを中心に考えるようにしましょう。
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