木村良平さんの結婚相手がバラされた事件の真相は?子供がいるのかも解説
2023/12/28
大今里
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皆さんは2015年頃に話題になった「ドローン」について覚えていらっしゃいますでしょうか? 祭りの妨害などで「ドローン」という単語が話題になり、首相官邸にドローンを侵入させるなどの事件が暫く相次いだことは覚えている方もいらっしゃるかもしれませんね。
その悪い意味でのドローンブームの起点となったのが、今回取り上げますニコニコ生放送で活動していた生放送主の「ノエル」と言う少年でした。悪乗りの境地の果てに人生を台無しにした存在とも言えますこのノエルは、一体どんな問題を起こし、どんな人物だったのでしょうか?
この記事ではドローン少年ノエルの現在や起こした問題の詳細についてまとめていきます。
ドローン少年のノエルの本名は北澤聖也と言いまして、自ら動画内で本名を公表しています。2014年の初頭からニコニコ生放送で活動していて、当時の彼は中学2年生でした。タイプ的には"キチガイ系配信者"と呼ばれており、無茶苦茶で過激な配信をして、視聴者を集めていくタイプです。
この「ドローン少年」と言う呼称も、後に世間を騒がせる事件でメディアが付けたものなのですが、本人はいたく気に入ったのか自ら「ドローン少年・ノエル」と名乗るようになり、ネット上での正式名称と化しているのが現在のようですね。
ただ、初期は特にドローンを飛ばしておらず、過激な行動をしてニコニコで注目を集めるだけの存在でした。
「ノエル」が名実と共に「ドローン少年」となったのは、2015年の5月9日の話。この時、長野県にある善光寺で7年に一度の「御開帳法要」が行われていたのですが、ノエルはこの時に放送のネタにするためにドローンを善光寺の敷地内で飛ばしました。しかし風に煽られて、よりによって式典の中心にドローンを落下させてしまい厳重注意を受けることとなりました。
これだけで終わればよかったのですが、この2週間ほど前に首相官邸に放射性物質入りのドローンが墜落したと大事件があったばかりで、各メディアはドローン少年としてノエルを報道。これに味をしめたのか、ノエルはドローンを使用して過激な放送を始めるようになります。
余りに過激すぎて、ニコニコ動画の運営側から何回もコミュニティを削除されているレベルでした。
実はドローン少年として「ノエル」が有名になったのは、ノエルの生放送配信生活でも末期な方でした。先程も軽く触れましたが、それまでは「キチガイ系配信者」と呼ばれる存在で、とにかく過激な行動が注目されるだけの存在でした。
無料体験セミナーに潜入し無断で配信したり、ランドマークタワーにパンツ一丁で乗り込んだり、無銭飲食スレスレの行為をしたりと過激というかもはや犯罪レベルの行動を行っていて、当時から何度も警察にご厄介になっていました。これも視聴者は「面白がって」見ていただけなので、視聴者から通報されて警察が駆けつける流れになっています。
行動だけではなく自分は「皇族の血筋」と言ったり、余りの過激な行動に姉からPCやマイクを破壊されたりと行動以外のネタにも事欠きません。
唯一評価されたのが、2015年2月末にに起きました川崎市中1殺害事件のときでした。なんとノエルはこの事件の容疑者宅前から報道陣に混じり配信し、容疑者の両親が帰宅する姿をメディアよりも早く正確に伝えたのです。この驚きの行動力は視聴者から評価されることとなりました。
しかしここで調子に乗って、次は同事件の被害者の通夜で配信を行い、葬儀が終わり中から出てきた遺族を撮影していたところで関係者と揉めて口論になり配信停止に。この事件もメディアで大きく報じられ、ドローン少年として有名になる前に全国に名前を知られる形となりました。
その後ノエルを大きく記事にした東京スポーツ本社にノエルは抗議をするために突撃していますが、またこれも警察沙汰になっています。
ノエルは配信を開始した頃は有名私立中学校である「巣鴨中学校」に入学しています。偏差値は「58」とちょっと高いかな位の数値ですが初年度の入学金は「104万円」で、年間の学費が「71万円」とそれなりのお金がかかる高校でした。
しかしノエルは「配信に専念したい」と自主退学を宣言し、退学の様子を学校内で放送するという暴挙を決行。これもまた視聴者により通報される形となり、学校側も事態を発覚。その結果、ノエルの望み通りに「懲戒退学」の処分を受けることとなりました。
退学後は中学校に通わないわけにも行かないので、地元の公立中学である汐見台中学校に通っていますが、2015年3月に卒業するまで結局、2~3回ほどしか投稿しておらず、卒業後も高校には進学していないようなので、最終学歴は中卒となりますね。
ここまで「ドローン少年として有名になる前のノエル」を中心にご紹介しました。ノエルはドローン少年になる前から何度も警察沙汰を起こしていますが、結局、補導や厳重注意止まりで、一度も逮捕案件には繋がっていません。
注意で済む状況とメディアからの注目から、ノエルは更に他人の迷惑を顧みない過激な放送を始めます。その調子に乗ってしまった結果が、今から紹介しますドローン事件の詳細です。
善光寺の法要にドローンを飛ばして厳重注意を受けてから5日後の5月14日。ノエルは永田町の憲政記念館付近でドローンを飛ばそうとして、またもや警察に連行され厳重注意を受けています。しかしノエルは反省はしていませんでした。
帰宅後の生放送でこの日に行われていた浅草三社祭にドローンを飛ばすと示唆。宣言通りにドローンを飛ばしたものの、何らかのトラブルでドローンが操縦不能に陥り、浅草三社祭が行われている真っ只中でドローンは墜落しました。この事件がきっかけで、ノエルの行動が「威力業務妨害」に当たるとして、逮捕状を警察が請求しています。
その一週間後の5月21日にノエルは外出しようとした所を、「逃亡の恐れがある」として、警察に遂に逮捕されました。
浅草三社祭にドローンを落としてから逮捕まで一週間が空いていますが、その間も千代田区の清水谷公園や有楽町駅でドローンを飛ばそうとしたところを、視聴者により通報があり警察が出勤し厳重注意をするという騒ぎになっています。
視聴者もファンと言うよりも、通報による反応を面白がって見ている部分もあるので、毎回警察騒ぎになってしまうわけですね。それを良しと思わない視聴者は、通報する視聴者のことを「通報厨」と読んで忌み嫌っていたようです。
そんなドローン騒ぎから数年が経過した2017年。すっかりノエルのことも忘れ去られ、過去の人となりつつあった頃にこの事件が起きました。ネットで「皆のおもちゃ」としてこれまた人気があった「性の喜びおじさん」が死亡説が出ていた頃でした。
ノエルは「性の喜びおじさん」と面識があり、住所を知っていたことからおじさんが済んでいたマンションに侵入。居住者がオートロックを外す瞬間を狙って侵入。マンション内で配信を始めますが間もなく通報により「住居侵入罪」で逮捕されています。
「逮捕されまーす」とおどけて言うなど、反省の様子は見られません。「キチガイ系配信者」はやっぱりまだ健在であり、更生した様子も反省した様子も見せてはいませんでした。
今回話題になった性の喜びおじさんですが、このおじさんは2016年秋に京王井の頭線の社内でカップルに向かって「性の喜びを知りやがって!」と叫んだ姿がTwitter中心に話題になって、変な人気が出ていた存在です。代表的なセリフを上げますが、どれもがパワーワードです。
「俺は女大好きだよ!」
「Weekend Loverのくせに!」
「あんなことこんなこと、ドラえもんみたいにやっとんだろ!」
「月曜日のマンデーに!」
見た目は西郷隆盛似の超強面のおじさんで、その様子が更にYoutubeやニコニコ動画に拡散されて「皆が楽しく使えるフリー素材」としてMAd動画などによく使われていた存在です。しかし2017年の3月頃に因縁を付けた相手から暴行を受け、亡くなっています。
ドローン少年ノエルは何故、何度も警察から厳重注意を受けてもこのような「キチガイ系配信者」であり続けたのでしょうか? 大体の方は普通であれば、警察の手が伸びれば二度と繰り返さないことだと思います。警察が駆けつけるのも視聴者の通報によるものが多分を締めているのですから、言い換えれば毎回通報されるのをわかっていて続けている事になるんですよね。
ドローン少年とされていますが、ノエルがドローンを中心に配信をスタートしたのは、ドローン少年として報道される少し前からとなります。それまでも問題行動は起こし続けていましたが、2015年5月までノエルのドローンは特に話題になっていません。
ノエルがドローンに強く興味を持ったのは、ノエルがドローンで問題を起こす少し前の2015年4月22日に「首相官邸無人機落下事件」があったからではないかと言われています。これも大きく話題になりましたし、何度も墜落事故を起こしていることから決してノエルのドローンの腕は優れているものではないようです。
ドローン少年ノエルは事件を起こしたときは中学生であり、自分自身で資金を稼ぐことはできない存在でした。私立中学に通っていましたので、それなりにはご家庭も資金面は潤沢な環境だとは思われます。
しかしそれを踏まえても、ノエルの活動はドローンの使用を始めとして何かと資金がかかるものばかりでした。それは本当に全て親に買ってもらったものだったのでしょうか? 少し度を超えていると思われますが、実は驚愕の事実がありました。
ノエルの行動力と資金力の裏にはネット上に支援者がいたと言われています。ノエルを快く思わない方々からは、「囲い」とも呼ばれていました。特に25万円を支援した「ハヤタ」さんはネット上でも有名ですね。
しかし支援した理由は心からの応援ではなく、ノエルという「キチガイ系配信者」がお金を渡せばどんな問題を起こすのか楽しみにしていた人が多数と言われています。ノエルは結局、ファンが多かったわけではなくて「奇行」を嘲笑される存在として踊らされていただけなんですよね。
ここまでで散々触れていますが、ノエルはとにかく発言や行動が過激でした。「他人の視点に立って物事を考えることができない」面はありありと出ていたことと、小学生の時代からクラスメイトに嫌がらせをして楽しむような人間だったとも言われています。
その性質のせいで周りに馴染めずに生放送を始めたわけですが、その性格をそのまま生放送で発揮したどころか前途の通りに掌で踊らされていたため、更に調子に乗ってしまったのでしょうね。これもある意味では、客観的に自分を見られないノエルの性格の現れかもしれません。
ノエルは何度も警察から厳重注意をされ、後期は逮捕案件も何度もありました。しかし反省している様子は全く見せず、戻ってきた後に生放送を即座に行い、警察に対し批判を行うことがいつものお決まりパターンとなっていたようです。当然、悪質な行動も何度も繰り返しています。
2015年5月についに「威力業務妨害罪」で逮捕されたドローン少年ノエル。メディアを騒がせたのはドローン事件が最後となりましたが、ノエルは反省するタイプでもありませんので、その後も何度も問題行動を繰り返しています。
最終的に2015年5月についに「威力業務妨害罪」で逮捕されたノエルでしたが、家庭裁判所で2週間の保護措置処分となりました。この時に支援者により署名サイトが立ち上げられるなど、ある意味ネットでもお祭りになっていました。
この逮捕騒動でドローン少年ノエルのご両親にも批判されることになりました。「親はどんな教育をしているんだ?」など、そういった手合の厳しい声が世論に飛び交います。支援者からは「鬼母」と呼ばれていましたが、インタビューを見る限りは優しそうな風貌でしたが、そのインタビューの内容は今は残っていません。
ドローン少年ノエルは言うことを聞かないと自宅でも癇癪を起こしていたそうで、パソコンを取り上げられたときは居間にマヨネーズを撒いて抗議したりと手がつけられない状態になっていたそうです。一部では自閉症スペクトラムではないかとも指摘されていて、母親は障害に対し適切な対応を行っていなかったのでは無いかと話題になりました。
保護観察処分から暫く経過して、ノエルはニコニコ生放送で配信を再開します。少年鑑別所で保護されている間も、自身の報道について全て確認していたそうで、「自分が話題になることへの興味」が見え隠れしていますね。配信もそういった自己顕示欲の高さからだったのでしょう。
この生放送でノエルはマスコミに対しての批判や、ノエルを逮捕した警察への批判を行っています。これもまた、毎回のことであり「自分が悪いと思っていない」んですよね。ノエルは注意されるたびに相手に対して批判を行うのがお約束です。
中学を懲戒退学となり別の中学に転校するもほぼ通っていなかったノエルですが、2016年頃に角川ドワンゴ学園が運営する話題の「N高等学校」に進学しています。インターネットの高校という当時としても新しい試みと話題になったものです。
しかしノエルは入学の時のインタビューで「学びたいことはない」「課外活動が面白そう」と発言していて、当時から興味本位であり真面目に勉強する気があるようには見受けられませんでした。結局はほどなくしてノエルはN高を退学し、最終学歴は中卒のままです。
ドローン少年として逮捕され、2017年も性の喜びおじさん宅への突撃で再び逮捕。全く反省の様子が見られなかったノエルでしたが、性の喜びおじさん事件を最後にノエルはネットで話題になることもなく、ここ数年は動画配信も停止しています。
ノエルは放送においての自己申告や逮捕時の報道により個人情報が殆ど割れています。ネットを少し調べれば性格的に問題がある人間ともすぐ分かる状態で、プライバシーも何もあったものではありません。この事から、就職どころかバイトの面接も通らない状況なのではと囁かれていますね。
ノエルは今現在は外への発信を一切行っていません。SNSも暴言により凍結されていて、2017年以降の消息は不明になっているようです。一説によるとパソコンを取り上げられたことと、支援者が飽きていなくなったことから、とても配信できる環境ではないと言われています。
注目されるために動画で問題を起こすと言えば過激系YouTuberなのですが、彼らは年齢的には大人が中心。自分でやっていいことと悪いことに判断をするべき存在でした。パフォーマンスとしてわざとやっている所もあるのでしょう。
しかしノエルは違います。元々性格は歪んでいたと言えど、世間を知らない中学生。それを面白がって心無い大人が醜態を見るためだけに「支援」してしまったことから、ノエルの行動はエスカレートし、姿を消すときまで半生の姿を見せることはありませんでした。「自分は悪くない」と。
当時の報道でも言われていますが、これには周りにいた大人の責任でもあります。道を正すべき存在が面白がって行動を助長し、一人の少年の未来を奪ったことに違いありません。 他人の醜態を見て楽しむような人間にはなりたくないものですね。
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【この記事は2021/05/28に更新されました。】