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スプラトゥーン2で「ケモナー」が炎上!「ケモナー」とは何か?

「ケモナー」という言葉の意味は何なのでしょうか?大ヒットゲーム「スプラトゥーン2」での「ケモナー」に対する差別発言ではないかという投稿が炎上したことで話題になっています。その炎上した投稿と「ケモナー」という言葉の意味、使い方について詳しくまとめてみました。

「ケモナー」とは?

皆さん、ケモナーって聞いたことはありますか?たとえば、アニメが好きな人やゲームが好きな人、いわゆるオタクと呼ばれる人たちならば、ケモナーについて聞いたことがあるという人、理解がある人、または、自分自身がケモナーであると自称する人も多いでしょう。

ケモナーというのは、一般的に「ケモノ」を愛している人々のことを指します。たとえば、オタク用語のようなものではなくても、マヨネーズ好きがマヨラーと呼ばれるように、引退した歌手の安室奈美恵さんのファンがアムラーと呼ばれるように、そのようなニュアンスと理解してみるとわかりやすいでしょう。

ケモナーはもふもふとしたケモノを愛しており、特に様々なジャンルが入り乱れるアニメやゲームの中でも、ピンポイントでもケモノが出ているような作品を好む傾向にあります。今回はそんなケモナーについて注目をしていくというわけで、まずはケモナーの大まかな概要について見ていきましょう。

「ケモナー」と「ファーリー」の違い

日本ではケモナーという言葉をよく耳にしますが、海外のほうではファーリーという言葉を耳にすることが多くあります。ケモナーとファーリーは似ているとされており、同一視されることも珍しくありません。そこで気になるのが、ケモナーとファーリーにはどういった違いがあるのか、という点でしょう。

実は、ケモナーもファーリーも具体的な違いというものはありません。日本でいうケモナーが、海外ではファーリーと呼ばれているというだけなので、異なる点を挙げるのであれば呼び名が違うというだけなのです。そのため、もし海外のケモナーを見かけたら、ファーリーと声をかけてみるのもいいでしょう。

日本ではケモナーは、ケモノという言葉から作られていますが、海外では英語の「furry」がケモノを意味する言葉であるため、そこから派生してファーリーという言葉が誕生しました。そのため、もしケモナーとファーリーの違いを聞かれたとしても、ほとんど同じである、と答えていいでしょう。

「ケモナー」は差別用語?

日本の一部ではケモナーはよく使われている言葉ですが、差別用語という見方もあるため使う場合には注意が必要になります。この差別用語という点においては、かなり人によって解釈が異なるため、扱う際には細心の注意を払うか、それとも別の言い方「ケモノが好きなんだね」というようにしてみるのが無難です。

人によっては、ケモナーということに対して特に何も感じないという人もいます。また、自分自身をケモナーであると自称する人もいます。しかし、中には他人からケモナーと言われることに対し、バカにされている、軽蔑されていると感じる人もいるため、かなりデリケートな言葉だと意識しておくと良いでしょう。

たとえば、自分自身でバカ、アホというように自称するならば問題ないという人は多いでしょう。しかし、他人からバカやアホと言われると腹が立つ、バカにされていると感じる人は決して少なくありません。ケモナーも同じように扱われる言葉であるため、使用する際はかなり注意が必要となるのです。

スプラトゥーン2で「ケモナー」が大炎上?

ケモノを愛する人達の呼称であるケモナーですが、実は人気ゲームであるスプラトゥーン2にて、ケモナーが大炎上をしたと話題になっているのです。スプラトゥーン2というと、イカをモチーフにした可愛らしいキャラクターが、ペンキを使って相手と戦う人気ゲームなので、知っているという人も多いでしょう。

先程も触れたように、ケモナーという言葉はデリケートな言葉でもあり、人によっては差別だと感じられてしまう言葉です。そんな言葉を、スプラトゥーン2をプレイする海外ユーザーが発してしまったのです。それも、差別を明確にするような言葉を添えてしまったことで、大炎上に発展してしまいました。

スプラトゥーン2では、たくさんのユーザーが集まれる広場のような場所があります。そこではファンアートを公開することも出来て、多くのユーザーが可愛らしいイラストやメッセージなどを公開し、他のユーザーと交流を深めていました。そんな矢先、「ノーモア・ファーリーズ」という言葉が注目を浴びたのです。

「ノーモア・ファーリーズ」の書き込み

海外ユーザーが書き込んだ「ノーモア・ファーリーズ」という英文は、特に海外のケモナー達を大きく刺激するものとなり、一気にネット中に広まることになりました。ノーモア・ファーリーズという文を日本語に直してみると「ケモナーは来るな」という意味合いになります。炎上した意味も頷けることでしょう。

スプラトゥーン2をプレイするユーザーは、老若男女問わずいます。当然中には日本で言うケモナーも多くいて、ケモナー同士で交流をしている人たちも多くいました。また、解釈によっては、スプラトゥーン2のキャラクターも『イカ(ケモノ)×人間』なので、ケモナーの好みに合うとも言われています。

そんなスプラトゥーン2で起きてしまった、ケモナーへの明確な差別だと受け取れる言葉は、あっという間にネット上では話題になり、一部では「ファーリーズ・ウォー」と呼ばれる事態へと発展してしまっています。

書き込みは悪意あるものなのか?

ネット上の書き込みにおいて、悪意があるのか、ないのかというのは気になる点になります。悪意がなくても炎上する場合はありますし、悪意がある場合はさらに炎上してしまう場合もあります。そんな点を重視するにあたって、今回のスプラトゥーン2でのケモナー差別は悪意があるものなのか気になるでしょう。

今回の書き込みの悪意については、正直難しいと言えます。ただ、単なるイタズラや煽り目的として片付けられる問題でもなく、人種差別に関わる可能性すらある危険な行為でした。なぜ悪意についての判断が難しいのかというと、海外のケモナーに対する固定概念が要因になっていると考えられます。

海外の場合はケモナーに対する意識が日本とは違います。日本では多少オタク趣味、変わった趣味だと思われることはありますが、海外の場合だとケモナーに対して一部で異常者のように扱われてしまうことがあるのです。そのため、たとえ悪意を持った書き込みでも、本人を非難することは出来ないのです。

日本ではあまり話題にならない理由

スプラトゥーン2は日本でも好まれて遊ばれているゲームですが、あまりこの炎上については話題になっていません。そもそも日本は、海外と比べてみるとオタク文化は広く知れ渡っているものであり、悲しいことに元からオタクという分類に対しての印象が良くないことも要因として考えられます。

ここ数年ではオタクに対する風当たりも減ってきましたが、オタクという一括りが出来ているため、特にケモナーだったとしてもケモナーだからといって必要以上にバッシングを受けることもなく、好きなものは好きでいいのでは、という考えが浸透していることが、話題にならない理由の一つだと言えます。

さらに、スプラトゥーン2に関しては普段ゲームをしないという人でも楽しんでやっているゲームです。そもそもの話、ケモナーやファーリーについてはよくわかっていないという人も多く、海外で大きな炎上騒ぎになったとしても、「なにそれ?」程度でしか感じない人が少なくないと言えるでしょう。

ケモナーが差別視されるようになったきっかけはマスコミ?

なぜ、海外ではケモナーに対しての差別意識が強いのでしょうか。実はその理由には、マスコミの存在が隠されているのです。日本でもマスコミによる印象操作によって、風評被害を被ってしまうコンテンツは少なくありません。海外もそれは同様であり、その対象がケモナーだったのです。

そんな海外のケモナーに対するイメージについて、いくつかのポイントや、さらに差別を生む原因となった人気ドラマについて注目をしていきましょう。

また、現在は少しずつですがケモナーに対する風評被害は収まってきています。しかし、だからこそスプラトゥーン2で起きてしまったケモナーに対する差別表現は話題に上がり、過去のマスコミやドラマが犯してしまったケモナーに対する侮辱に対する問題が再度上がってしまったと言えます。

マスコミに確立されたケモナーのイメージ

たとえば日本でも、オタク=気持ち悪い、常識がない、というようなイメージ操作をしてマスコミが報道することも多くあります。犯罪を犯した人がゲームやアニメが好きならば、そのゲームやアニメといったコンテンツを好んでいることが原因かのように報じていき、度々ネット上では話題に上がります。

海外でもケモナーに対して同じような報道がされたことがありました。ケモナー=ヤバいやつら、というような特集が組まれたことにより、ケモナーに対する印象は一気に悪くなってしまったのです。また、オタクの中でもケモナーは一部を指すため、少数に対して大勢が間違った解釈を植え付けたのです。

特にケモナーに対してのイメージ操作は、歪んだ性癖を持っているというものにまで至りました。スプラトゥーン2でのケモナー差別表現も、そういった危険性を訴えるために一人のプレイヤーがやってしまったとも言えて、決して悪意だけが引き起こした騒動ではないのがポイントです。

ケモナーに悪印象がついたのは『CSI:科学捜査班』

また、ケモナーに対する悪印象をつけたのはマスコミのイメージ操作だけではありませんでした。日本でも人気の海外ドラマでもある「CSI:科学捜査班」で、ケモナーを一括りに悪とするようなテーマのストーリーが放送されてしまったことで、よりケモナーに対しての悪いイメージがつくことになってしまったのです。

CSI:科学捜査班のとあるストーリーでは、着ぐるみを着用した遺体が発見されるというものでした。性別が異なる着ぐるみを着用して楽しんでいたり、着ぐるみを来たまま性行為をしていたり、そういった行動をケモナー全てがしているかのように、ドラマでは描いてしまったのです。

当然、こういった解釈が出来るドラマに対し、多くのケモナーは非難の声を上げ、抗議をしました。しかし、ケモナーの数はあまり多いものではありませんし、ドラマ自体が社会的な問題として取り上げられなかった以上、話題になることはなく、ケモナー達の声もかき消されてしまったのです。

少しずつ変化するケモナーのイメージ

ケモナーたちはマスコミによる悪いイメージ操作や、ドラマでの描写に負けることなく、少しずつケモナーの悪いイメージを払拭するような働きをしてきました。日本でもオタクに対するイメージを払拭しようという働きがこの数年であり、世間からの印象も変わってきたところなので、通ずるものがあると言えます。

少しずつ変化をしてきたケモナーに対する印象を、スプラトゥーン2では覆してしまうかのような炎上が起きてしまったのが今回の騒動です。こういった差別がある以上、世間からの悪いイメージが完全になくなったとは言えません。

また、差別をしたユーザーも固定概念が植え付けられていた以上、一概に悪いとは言い切れないのです。マスコミやドラマでそのように報じられてしまえば、そういった考えが自然に身についてしまうのは当たり前のことでもあり、誰が悪いとは判断出来ない炎上騒動でもあるのです。

「けものフレンズ」とは?

アニメ、けものフレンズってご存知ですか?「けもフレ」や「○○のフレンズなんだね!」というようなフレーズを聞いたことがあるという人ならば、ピンと来る人も多いでしょう。

けものフレンズとは、世界のどこかに作られた「ジャパリパーク」という超巨大動物園を舞台にしたアニメ作品です。突然変異により、動物達はヒトの形へと変化をしており、半ケモノキャラクターとして活躍をしています。

この作品は、そんなジャパリパークで迷子になった一人の少女と、動物園内にいたケモノたちが、少女を帰すために冒険をするストーリーになっています。しかし、単なる冒険譚というわけではなく、世界の謎や仕組みなど、単なるアニマルアニメではないというのも魅力の一つになっています。

「けものフレンズ」とケモナーの関係は?

ケモナーは一部の人物だけ、差別されることもある…そんなイメージがついていたケモナーですが、ここ数年で一気にケモナーが増えてきています。その理由というのが、ケモノをテーマにしたアニメや漫画などの影響が大きくあり、それによってケモノの魅力や良さが伝わり、多くのケモナーを獲得しているのです。

特にここ数年でケモナーを増やした作品というのが、アニメ「けものフレンズ」です。けものフレンズは、普段アニメを見ないという人にまで浸透した作品であり、ケモノの良さ、ケモナーの魅力について多くの人が理解したと言っても過言ではありません。けものフレンズからケモナーの魅力を学ぶ人も多いようです。

また、アニメのストーリーも魅力の一つです。ケモノという純粋な生き物の視点から出てくる考え方や価値観は、人間が生きていく上で「必要な考えなのではないか?」と思えてしまうものばかりであり、アニメを通して学べるものが多いのです。単なるケモノアニメじゃないというところが人気の理由になっています。

ケモナーウケするアニメは「けものフレンズ」だけではない!

ケモナーを多く獲得したアニメのけものフレンズですが、他にもアニメにはケモナーウケする作品が多くあります。ケモナーウケする作品というのはケモノを擬人化した作品であり、そもそも擬人化したキャラクターがメインのけものフレンズのようなものもあれば、一部キャラクターが擬人化している作品もあります。

ケモナーにも細かく見ていくと様々な趣味趣向があり、ケモノらしさが残っているキャラクターが好きという人もいれば、擬人化をしているキャラクターが好きという人もいます。特に擬人化が強いキャラクターの場合だと、ケモノ系に慣れていない人でも見やすいという特徴があります。

また、アニメは多くの人の興味を引くような作品が放送されることも多いため、けものフレンズを機に増えたケモナーが惹かれるような、ケモノ系のアニメ作品が今後も生まれてくる可能性は十分にあります。ケモナーウケするケモノ系アニメはこれからどんどん注目されていくことでしょう。

「マイリトルポニー」

ケモナー、特に女性のケモナーの心に多く響いた作品なのが「マイリトルポニー」というアニメです。マイリトルポニーは、キュートでカラフルなポニーをモチーフにしたキャラクターであり、多くのグッズやイベント、そしてアニメシリーズも世界中で放送されている作品なのです。

マイリトルポニーは、けものフレンズよりかは擬人化はしていませんが、それぞれ髪型を連想させるようなおしゃれで可愛い、個性あふれるたてがみが生えていたり、性格も人間のようにそれぞれあり、とても可愛らしいキャラクターが魅力的です。また、ポニーの他にもユニコーンやペガサスがいます。

ここ最近でマイリトルポニーは、女性のケモナーを多く獲得した作品です。その理由の一つになっているのが、おしゃれな女子たちが好む「ゆめかわいい」雰囲気があるからです。ゆめかわいい系が好きな女性たちと、マイリトルポニーの相性は抜群であり、普段アニメを見ていない層からも人気が集まっています。

どんどん増えていく「ケモノ系」コンテンツ

ケモナーは、ここ数年で爆発的に増えてきていると言えます。それも、先程紹介したけものフレンズなどの存在があったからだと言えますが、実は気づかないうちにケモナーウケするようなコンテンツが、様々な作品にプラスされてきているってご存知ですか?

もともとケモノ系を扱わなかった作品でも、ケモノブームやケモナーのために、ケモノ系を取り入れているところが増えてきているのです。人気アニメや人気ゲームなどにも多く取り入れられているため、気づかぬうちに自分自身がケモナーになっていた…なんてこともありえるかもしれません。

そこで、ここ最近話題になったケモナーウケするアニメやゲームを紹介していきます。自分はケモナーではないと思っていた人も、言われてみればケモナーになっていたかも…と気付かされる作品もあるかもしれないので、是非ケモナーに興味がある人や普段アニメやゲームを好んでいる人はチェックしてみてください。

ポケットモンスター

ここ最近ではなく、昔からケモナー人気が高いゲーム・アニメだったのが、ポケットモンスターです。ポケットモンスターというと、ポケモンと呼ばれるケモノがメインの作品であり、かっこいいポケモンから、可愛らしいポケモンまで、様々な種類がいます。そんなポケモンに対して魅力を感じるケモナーもいます。

また、特にここ数年で話題になっているのが、ポケモンの中でも群を抜いて人気があるイーブイというキャラクターです。イーブイは愛らしい見た目が特徴的なケモノであり、色々なタイプに進化をするのも魅力の一つになっています。そんなイーブイが好きすぎるケモナーも増えてきているのです。

そういったイーブイ人気が理由ともなり、イーブイに関するグッズなどの展開も増えてきているのが現状です。また、これは男性向けというだけでなく、女性にもイーブイは受けており、コスメブランドとコラボをしたのも話題になりました。ポケモンは多くの人がケモナーになる入り口的存在と言っても良いでしょう。

ソードアート・オンライン

一部ではケモナーではない、という指摘もありますが、確実にケモナーかも…と多くの人を陥れた作品となったのが、ソードアート・オンラインです。人気ライトノベル小説であり、アニメ化、ゲーム化、映画化もされているほどの、超人気作品だと言えます。

そんなソードアート・オンラインのフェアリィ・ダンス編では、アルブヘイム・オンラインというゲームが舞台になっており、4つの種族が存在しています。プレイヤーはそれぞれの種族に合ったキャラクターメイキングがされますが、その中でもケットシー族がケモナーにウケているのです。

ケットシーはケモノを模した種族の一つであり、キャラクターはケモノの耳やしっぽなどを生やした容姿になっています。同作品の中でも人気のキャラクターであるシリカがケットシーであり、可愛らしい容姿にケモノ耳、しっぽを生やし、普段よりも魅力的な姿に夢中になったファンはかなり多いようです。

シャドウバース

スマホアポリ、PCでも配信されている人気カードゲームであるシャドウバースにも、ケモナー向けのキャラクターが多いと評判です。シャドウバースは様々なキャラクターのカードなどを用いて対戦をするゲームとなっており、ゲームシステムのわかりやすさだけでなく、美麗なカードがとにかく魅力的だと言えます。

そんなシャドウバースには人間のキャラクターが多くいますが、それと同じくらいにケモノ耳をつけたような半ケモノキャラクターや、ケモノそのもののキャラクターが多く存在しています。美麗ということもあり、ケモナーにとっては堪らないと感じる人は少なくないようです。

特にシャドウバースでは、ケモノそのもののキャラクターが人気になっています。どこか神聖さを感じさせるようなカード「古き森の白狼」や「大狼」はケモナーの間では定番になっており、もふもふとした見た目とかっこよさが魅力的です。また、半ケモノキャラクターならば「絡みつく蔦」が評判のようです。

細田守監督作品

サマーウォーズやバケモノの子などの映画を手がけた細田守監督の作品は、多くのケモナーウケするキャラクターが登場していると評判です。サマーウォーズでは仮想世界OZの中で、アバターがケモノっぽいキャラクターになっていたものも多く、多くの人がケモナーへの道を歩んだと言われています。

特にサマーウォーズでは、話のメインでもあるキングカズマの姿に惚れ込んだ人は多いようです。ウサギのキャラクターですが、スタイリッシュでクールでかっこよく、ケモノってこんなに魅力的なの…?と息を呑んだファンは多いほどであり、未だに根強い人気を誇るキャラクターにもなっています。

また、バケモノの子では登場人物のほとんどがケモノです。擬人化というほどではなく、ほとんどのキャラクターがケモノのままであり、それでいて人間のようにおしゃれをしていたり、立ち振舞がそうであったりして、ケモナーではなくても惹きつけられる作品になっています。

動物愛好者を研究している研究者が存在する?

動物愛好家、いわゆるケモナーやファーリーは様々な問題と立ち向かいつつも、自分たちの趣味趣向を大事にし、それぞれが存分に趣味やアニメなどを楽しんでいます。また、中には動物愛好家を研究している研究者が存在しており、なぜ、彼らが動物愛好家になっているのかについて日夜研究しているようなのです。

特に深くファーリーについての研究をしている人が、ドイツにいます。その人物は、動物性愛者の団体を人類的に研究している日本人であり、なぜ動物との性行為はダメなのか、なぜ人が人を愛すように、動物を愛することは異常なのか、という点について考えているようです。

一般常識や固定概念、その他の問題を考えてみれば、動物との性行為や言葉を交わせない動物を人間と同じように愛するというのは、倫理的にNGという見解がありますが、それでもディープなファーリーやケモナーからしてみればそんな常識は素直に飲み込めないものです。そんな点について研究しているようです。

欧州ではファーリーのイベントも開催される!

欧州のほうでは、毎年Eurofurenceと呼ばれるファーリーのイベントが開催されています。イベントは欧州最大のものであり、世界中からファーリーが駆けつけ、楽しんでいるようです。日本人の中でも、ケモナーとして参加をする人もいるようで、ケモナーの間では周知されている有名なイベントだと言えます。

また、このイベントには、アメリカのファーリー研究グループがくるとも言われています。ファーリーやケモナーは、どういった経緯やどういった気持ちでケモノを好んでいるかは様々であり、研究グループにとってはかなり刺激的で、研究材料も多く見つかるイベントとなること間違いなしだと言えます。

欧州最大のファーリーイベントEurofurenceは、かなり歴史あるイベントのようなので、もしケモナーとして参加をしたいという人や、ファーリーやケモナーについて研究をしてみたいという人がいるならば、是非足を運んでみることをおすすめします。その際は予めイベントについてよく調べておくと良いでしょう。

一度はケモノ系に触れてみてほしい

スプラトゥーン2で炎上をしてしまったケモナー、ファーリーの問題ですが、こうして様々なケモナーウケ作品などを見てみると、ケモナーも悪くないかもしれないと思えてくる人も多いはずです。ケモナーはやや変わった趣味趣向と思われがちですが、意外にも触れやすいコンテンツが多いのが事実なのです。

特に、けものフレンズはケモナー入門編としては最適ですし、普段アニメを見ないという人ならばポケットモンスターで自分のお気に入りのポケモンを見つけてみるのも良いでしょう。また、人型が良いのであれば半ケモノキャラクターが魅力のソードアート・オンラインなどがおすすめです。

日本ではあまり差別意識はありませんが、実際にケモノ系のコンテンツに触れてみると、思ったよりも悪くないということに驚かされます。もし、毛嫌いをしている、または自分はそこまでコアではないという人も、一度はケモノ系に是非触れてみてください。思ったよりも魅力的な世界に驚かされることでしょう。

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