2024/02/16
r.y6
今でも人気がある昭和を代表する人気少女マンガ『ひみつのアッコちゃん』ですが、やはり一番インパクトがあるものと言えばアッコちゃんが唱える「テクマクマヤコン~」という呪文でしょう。
現在もたまに耳にすることが多い「テクマクマヤコン」ですが、その意味や由来ってご存知ですか?実は間違えて覚えている可能性が高く、これを機に本当の意味や由来を知っておくと話のネタにもなるのでおすすめです。
今回はそんな『ひみつのアッコちゃん』に出てくる呪文「テクマクマヤコン」について、詳しく見ていきましょう。
早速、アッコちゃんの呪文である「テクマクマヤコン」の意味や由来について注目をしていきましょう。
昭和を代表する人気少女漫画であり、アニメでもありながら、実は多くの人が「テクマクマヤコン」の意味や由来を間違えて覚えている可能性があると言われています。
そ正しいテクマクマヤコンの意味や由来を知り、さらに深くひみつのアッコちゃんの世界を覗いていきましょう。
誰もが一度は耳にしたことがある「テクマクマヤコン」という呪文は、結論から言うとアッコちゃんが変身する際に唱える呪文になっています。
主人公であるアッコちゃんは魔法の手鏡を持っており、この手鏡を使ってなりたいものに変身出来るという魔法を使えます。この時、手鏡に対し「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、○○になれ~」と唱えることで、アッコちゃんはオーラに包まれ、なりたいものへと変身出来るのです。
また、変身を解除して元の姿に戻る際には「ラミパス、ラミパス、ルルルルル~」と唱えます。これにより、アッコちゃんはなりたい姿から、本来のアッコちゃんの姿へと戻れるのです。
ひみつのアッコちゃんと言えば「テクマクマヤコン」の呪文のインパクトが強いものの、実はアニメ化にあたって考えられた呪文である、というのも知られざる豆知識の一つです。原作では当時この呪文は使われておらず、アニメ化で誕生したものだったのです。
この「テクマクマヤコン」の由来は諸説ありますが、原作者である赤塚不二夫の過去のインタビューでは「特に意味はない」「ゴロがいいから」「覚えやすい」ということを明かしています。
由来はいい加減である、とも語っていますが、実際に数十年経った今でも愛される魔法の呪文の一つになっていることを考えると、その影響力は莫大なものであったということを改めて感じさせると言えます。
アッコちゃんの変身の呪文である「テクマクマヤコン」ですが、間違った解釈をしている人が多いと言われているのも事実です。
その間違った解釈というのが、「テクマクマヤコン」は「テクニカル・マジック・コイ・コンパクト」という言葉から考えられたというものであり、広く周知されている呪文の由来にもなっています。
しかし、実際この解釈や由来の出典元は不明であり、何より先ほど触れた通り、赤塚不二夫自身が「由来は適当」ということを明かしています。そのため、この「テクマクマヤコン」の解釈は間違ったものである、ということが濃厚だと言えるのです。
ひみつのアッコちゃんでお馴染みの「テクマクマヤコン」という変身呪文ですが、実は他の人気作品やドラマ、楽曲に使われているということはご存知ですか?
なぜ「テクマクマヤコン」が現代も愛されているかというと、こういった他の人気作品に取り入れられているからだ、ということが言えるでしょう。
そんな「テクマクマヤコン」が登場する、他の人気作品について触れていきましょう。
ひみつのアッコちゃん同様に人気を集め、さらに現代もアニメやゲームと幅広い分野で注目をされている『ドラゴンボール』にも、「テクマクマヤコン」が登場しているというのは意外に知られていない事実だと言えます。
ドラゴンボールの魔人ブウ編では、バビディの配下である『ヤコン』という魔獣が登場しています。もともとバビディ一味は知っての通り、世界的に有名な魔法の呪文である「ビビデバビデブー」や「チチンプイプイ」が由来となって名付けられています。
呪文「ビビデバビデブー」からは『バビディ』が、「アブラカタブラ」からは『ダーブラ』、「チチンプイプイ」からは『プイプイ』というように名付けられており、『ヤコン』も「テクマクマヤコン」の最後の三文字である「ヤコン」から名付けられているのです。
戸田恵梨香主演のドラマ、さらに映画にもなった『SPEC』でも「テクマクマヤコン」という呪文が使われています。おそらく当時のひみつのアッコちゃんを知らないという人の多くは、SPECを見ることで、その呪文のインパクトを脳裏に焼き付けたと言えるでしょう。
呪文が登場するのは、SPECの登場人物である未来予知の能力を持つ占い師『冷泉俊明』です。冷泉はアッコちゃんの呪文である「ラミパスラミパスルルルルル~」とレモンを噛りながら唱えることで、占い出来るという特徴を持っています。
また、冷泉には最大呪文と呼ばれる最終兵器を持っています。その最終兵器の呪文となっているのが「テクマクマヤコン」であり、どこか不気味で奇妙な冷泉の姿とベタとも言える魔法の呪文が、より作品にインパクトを与えたこととなりました。
人気ロックバンド『エレファントカシマシ』の楽曲には、『TEKUMAKUMAYAKON』という曲が存在しています。一見英語かな?と思えてしまうものの、じっくり見てみると「テクマクマヤコン」であるというのがわかるでしょう。
ロックバンドが手がけているということもあり、曲調はロックでかっこいいものになっています。エレファントカシマシのファンの中には、『TEKUMAKUMAYAKON』が一番好き、名曲であると思っている人も多いほど、印象深いものになっているようです。
ひみつのアッコちゃんで登場する「テクマクマヤコン」ですが、手鏡、所謂コンパクトミラーを使って変身をするというのもお馴染みのシーンになっています。
ひみつのアッコちゃんをはじめとした魔法少女系の作品では、必ずと言っていいほどに魔法の道具が登場し、変身や魔法を使う際に視聴者に大きなインパクトを与えています。
ひみつのアッコちゃんは魔法少女系のアニメの先駆けとなった作品とも言われており、そんな元祖魔法少女であるアッコちゃんが呪文「テクマクマヤコン」と共に使うコンパクトも、大きな人気を生んだものとなりました。
ひみつのアッコちゃんに登場するコンパクトミラーですが、実は歴代19個以上あると言われています。現代でも魔法少女系のグッズがオモチャとなって販売されているように、ひみつのアッコちゃんのコンパクトミラーも様々な形で販売されています。
単なるオモチャと思いきや、クオリティが高いものが多く、食玩としても親しまれていたものも少なくありません。可愛らしいコンパクトミラーから、キラキラとした、まるで宝石が埋め込まれているかのようなアッコちゃんのコンパクトミラーまで、見るものを魅了するほどの存在感を放っています。
中には歴代のコンパクトミラーを集めているという人もいて、通販サイトなどでもコンパクトミラーを見かけることは珍しいことではありません。気になるという人は、是非一度調べてみてはいかがでしょうか。
ひみつのアッコちゃんに登場するコンパクトミラーは、手軽に楽しめるガチャガチャ(ガチャポン)などでも手に入れられるのはご存知ですか?ここ数年でガチャガチャの景品のクオリティは跳ね上がっており、完成度が高いと評判にもなっています。
ひみつのアッコちゃんのガチャガチャはタカラトミーから出ており、1回200円で楽しめるようです。歴代コンパクトミラーが用意されていて、シークレットもあるので、当時のファンや魔法少女系作品のファン、また、可愛いものが好きという人には堪らないものになっています。
現在どこの店舗で取り扱いがあるかは場所によって異なりますが、気になるという人は、ガチャガチャを是非チェックしてみてください。
昭和を代表する少女漫画、アニメ、そして現在の魔法少女系作品の先駆けの一つにもなっているひみつのアッコちゃん。そんなひみつのアッコちゃんに登場する「テクマクマヤコン」やコンパクトミラーについて触れてきましたが、もともとひみつのアッコちゃんとはどういう作品なのか、改めて知りたいという人も多いでしょう。
特に当時アニメを見ていなかったという人や、平成生まれの人にしてみれば、ひみつのアッコちゃんの作品は知っていても、どんなストーリーなのかは知らないという人は決して少なくないはずです。
最後におさらいとして、ひみつのアッコちゃんとはどんな話なのか、どういった大ブームを起こしたのか、また、実写映画化についての情報に触れていくので、気になるという人は是非ご覧になってください。
ひみつのアッコちゃんとは、赤塚不二夫原作の少女漫画であり、1960年から2010年にかけて大ブームを巻き起こした魔法少女系の元祖とも言える作品になっています。また、元祖の一つには魔法使いサリーがあります。
主人公のアッコちゃんは小学5年生であり、鏡の精からなんにでも変身出来る魔法のコンパクトをもらいます。アッコちゃんはその力を使い、困っている人を助け、様々な経験をしていくというストーリーになっています。
アッコちゃんは2つ結びで桃色リボンをつけた可愛らしい少女であり、そんなルックスは今でも愛される理由の一つになっています。性格は明るく元気が良い活発なものであり、度々おっちょこちょいなところも愛嬌を感じさせ、可愛らしさをさらに感じさせています。
ひみつのアッコちゃんは1960年から2010年の期間の中で、少女漫画、アニメは第3作までという様々な形で人気を集めてきています。特にアニメは第1作~3作までの間で設定や声優なども変わっていましたが、それもまた魅力の一つとして愛されてきました。
また、ひみつのアッコちゃんのアニメ放送前には元祖魔法少女アニメの一つである『魔法使いサリー』が放送されていましたが、魔法使いサリーの最終回では主人公サリーが鏡の中へと入り、次回作として放送予定のアッコちゃんを「すごくチャーミングでおちゃめな女の子」として紹介していたのも印象的です。
アニメは度々再放送もされており、何度もその魅力を多くの人へと伝えてきました。再放送をするアニメは決して少なくはありませんが、これほどまでに再放送を望まれ、毎回楽しませていた作品というのは珍しく、まさしく大ヒット、大ブームを巻き起こした作品だと言っても過言ではないでしょう。
少女漫画やアニメとして親しまれ愛されていたひみつのアッコちゃんですが、実は2012年に人気女優綾瀬はるかさん主演の実写映画として公開されました。これはアッコちゃん生誕50周年を記念したものとなっており、当時のアッコちゃんファンにとっては特に朗報として話題になっていました。
ストーリーは映画オリジナルではありますが、アッコちゃんの設定は小学5年生のままです。そんなアッコちゃんは一般企業のアルバイトとして22歳の姿で活躍をしていくというものであり、原作漫画やアニメのようにドタバタコメディとなっています。
この映画は全国217ものスクリーンで公開されており、映画観客動員ランキングでは初登場5位を記録する大ヒット映画になりました。また、すでに2回地上波でも放送されており、今後も再放送がされると予想されています。気になる人は是非チェックしてみてください。
漫画、アニメ、そして実写映画、さらにはアッコちゃんの変身呪文でお馴染みの「テクマクマヤコン」は、現代でも愛され続けている魅力的な存在である、というのが知れば知るほど伝わってくるものです。
決して古い作品ではないと感じさせる魅力は、昭和を代表する作品としては珍しいものであり、今後も様々な形でひみつのアッコちゃんも、そしてお馴染みの呪文である「テクマクマヤコン」も愛され続けていくのであろう、と容易に感じさせてくれます。
また、ここ数年で昭和を代表するアニメのリメイクが作られていることも少なくありません。今後、ひみつのアッコちゃんが現代風にリメイクされる可能性もありえますし、そういった可能性も含め、ひみつのアッコちゃんの人気は50年以上続く今でも衰えることを知らないと言えるでしょう。
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