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    ホワイトタイガーに襲われた飼育員・古庄晃さん!なぜ襲われたのか?

    ホワイトタイガーが飼育員を襲うという事故が起こりました!襲われた飼育員・古庄晃さんは、飼育しているホワイトタイガーに首を噛まれて、亡くなられたそうです。何故このような事故が起きてしまったのか?古庄晃さんの働いていた動物園の安全管理はどうだったのでしょうか?

    飼育員・古庄晃さんがホワイトタイガーに襲われたのは何故?

    2018年10月8日、ホワイトタイガーが飼育員を襲って、死亡させるというニュースがありました。亡くなった飼育員は、古庄晃さんという方だったようです。動物園で飼育されているホワイトタイガーに何故襲われてしまったのでしょうか?

    今回は、襲われて亡くなられた飼育員・古庄晃さんは、どんな人だったのか?働いていた動物園はどこなのか?動物園での安全管理はされていたのか?など、調べていきます!

    古庄晃さんが勤めていたのは平川動物公園?どこにあるの?

    亡くなられた古庄晃さんが勤めていた動物園は、平川動物公園だという話があります。この平川動物公園で、古庄晃さんを襲ったホワイトタイガーが飼育されていたという事ですね。
    平川動物公園はどこにある動物園なのでしょう?見ていきます!

    古庄晃さんの職場は鹿児島県にある平川動物公園!

    鹿児島市平川動物公園(かごしましひらかわどうぶつこうえん)

    住所・鹿児島県鹿児島市平川町5669-1
    営業時間・9:00~17:00(入園は16:30まで)
    休園日・12月29日~1月1日
    入園料・大人(高校生以上)500円、小・中学生100円

    平川動物公園の動物の種類

    平川動物公園では、「楽しく学べる、楽しく遊べる動物公園」というコンセプトがあり、野生動物の研究の場・自然保護の場・野外レクリエーションの場・社会教育の場の4つの役割を大切にしているそうです。

    平川動物公園では、2015年3月末の時点では、飼育している動物の種類が141種、飼育数967点だったそうです!

    様々な動物を飼育しているようですが、中でもコアラが見どころのようで、九州では唯一コアラを見られるのは、平川動物公園だけなんだそうです。ホワイトタイガーも中々見かけられない事もあり、見どころの一つのようです。

    古庄晃さんはどんな人?

    古庄晃さんが勤めていた平川動物公園が鹿児島にあり、ホワイトタイガーも見どころの1つの動物であることが分かりました。
    ここで、古庄晃さんがどんな方だったのか見ていきます!

    古庄晃さんのプロフィール

    古庄晃(ふるしょう あきら)

    出身地・福岡市行橋市
    居住地・鹿児島県鹿児島市
    年齢・40才
    学歴・福岡県立京都高等学校(1996年卒業)、高知大学(2000年卒業)

    古庄晃さんの経歴

    古庄晃さんは大学卒業後、化粧品のドモホルンリンクルで知られる、再春館製薬へ入社しますが、2005年に転職し、熊本県にある「阿蘇カドリー・ドミニオン」へ再就職します。

    阿蘇カドリー・ドミニオンといえば、テレビ番組「天才!志村どうぶつ園」で有名になった、チンパンジーのパン君が飼育されていることでも有名ですね。
    古庄晃さんは、阿蘇カドリー・ドミニオンではクマの飼育担当をしていたそうです。

    その後、2016年4月から平川動物公園で働き始めたそうです。最初は化粧品会社へ勤めていたのに、その後動物に関わる仕事に就いていたという事は、古庄晃さんは元々動物が大好きだったのかもしれませんね。

    古庄晃さんを襲ったのはホワイトタイガーのリク?

    古庄晃さんのプロフィールなどを見ていきましたが、古庄晃さんが阿蘇カドリー・ドミニオンで働いていた時に、担当していたのがクマという事もあり、ホワイトタイガーと同じように猛獣の扱いには慣れていたはずです。

    それなのにどうしてこのような事故が起こってしまったのか、不思議でなりませんね。
    次は、古庄晃さんを襲ったホワイトタイガーについて見ていきます!

    ホワイトタイガーのリクは古庄晃さんを襲った!

    平川動物公園では、2011年頃からホワイトタイガーの飼育を始めたそうです。ホワイトタイガーを現在4頭飼っているようで、その中の1頭が今回、古庄晃さんを襲ってしまった、リクという名前のホワイトタイガーだったようです。

    リクは、5才のオスのホワイトタイガーで、体長1.8メートル、体重170キロだそうです。
    事故当日は、古庄晃さんが閉園後の午後5時頃に、ホワイトタイガーの飼育室内で首から血を流して倒れている姿を、別の職員が発見して通報していました。

    発見直後は、職員の獣医師が古庄晃さんを救出するため、ホワイトタイガーのリクを麻酔銃で眠らせていたようです。

    ホワイトタイガーは絶滅危惧種!

    ホワイトタイガーとは、インドやネパールなどで生息している「ベンガルトラ」の白変種で、ベンガルトラの出産時に稀にこのような姿で産まれてくるそうで、絶滅危惧種として指定されています。

    ホワイトタイガーは、他のトラとは違い、目が青い・体が白い・肉球の色が肌色という特徴を持っています。草食動物を襲って食べる以外にも、魚や爬虫類など何でも食べるそうです。

    リクは以前にも人を襲いそうな姿があった!

    ホワイトタイガーのリクは、以前にも来園しているお客さんに、ガラス越しに襲い掛かりそうな姿を目撃されていたそうです。しかし、ホワイトタイガーに限らず、動物は人に威嚇する事もあるので、よく見かける姿ではないでしょうか。

    確かに、ホワイトタイガーは猛獣動物なので、ガラス越しとはいえ危険があるのは確かです。ホワイトタイガーの習性は、獲物に追いかぶさって、転ばせて、首にかみつくという風に襲うのだそうです。

    今回の事故も、古庄晃さんはホワイトタイガーのリクに首を噛まれていました。
    そして、このホワイトタイガーの習性は、襲う時につかうだけでなく、じゃれたりする場合でも首を噛むことはあるようです。どういう理由で事故になってしまったんでしょうか。

    ホワイトタイガーが襲う事はあり得ない?なぜ襲われたのか!?

    ホワイトタイガーの習性を見る限り、古庄晃さんがホワイトタイガーのリクに首を噛まれてしまったのは、襲うためだけではなく、古庄晃さんとじゃれたくて、そういった行動を起こしてしまった可能性もあるかもしれません。

    しかし、動物園の構造上、襲われる事はありえないという話があります。一体どういうことなのか見ていきます!

    構造上襲われるのはあり得ない!

    平川動物公園の園長の会見によると、ホワイトタイガーの飼育員は掃除などをする際に、展示場にいるホワイトタイガーを寝室に収容して、鍵をしっかりかけてから作業するという流れがいつもの行動だったそうです。

    そして、飼育員がホワイトタイガーと鉢合わす事はあり得ない構造だったのです。ホワイトタイガーの居るトラ舎は、2階建ての構造になっていて、トラと飼育員が同じ空間に居ないように作られているそうです。

    トラは1階部分の1.5メートルの高さの場所を移動して、展示場と寝室を行き来するようで、飼育員は2階部分から手動で扉を開け閉めして、トラを誘導するのだそうです。
    つまり、1階と2階は完全に分かれているので襲われる事は、あり得ないという事になります。

    古庄晃さんが油断した事が原因の可能性も!

    古庄晃さんとホワイトタイガーのリクが、鉢合わす事はあり得ない事が分かりましたが、ではなぜこのような事故が起きてしまったのかとても不思議です。トラ舎の行き来する場所も、どこかが故障してしまったなどの報告も無いようです。

    しかし、鉢合わせする事の無い構造だとしても、少しのミスで起きうる事故なのではないか?と思ってしまいます。飼育員の安全管理を徹底していたとしても、許されないミスかもしれませんが、やはり人間なので失敗する事もあるでしょう。

    古庄晃さんは、平川動物公園で働き始めて2年ほどの時に、このような事故が起きてしまいました。慣れてきたときに油断してしまったミスなのか、もしくは何かトラブルが起きてしまった可能性もありますが、事故の目撃者は居なかったので、誰にも分かりません。

    ホワイトタイガーのリクは殺処分される?

    結局、なぜ古庄晃さんがホワイトタイガーのリクに襲われてしまったのかは、古庄さんとリクにしか分からない事となってしまいました。さて、このような事故が起きてしまったので、ホワイトタイガーのリクは殺処分されてしまうのでしょうか?

    古庄晃さんの遺族から殺処分しないでという声!

    古庄晃さんが亡くなり、襲ったホワイトタイガーのリクは、殺処分されるのでは?と言われていました。しかし、古庄晃さんの遺族の方が、「リクを殺処分しないで、これからも平川動物公園で飼育して欲しい」という声があったそうです。

    さらに、動物園の来園者たちからも、「リクを殺処分しないで!」という電話や手紙がたくさん来たのだそうです。

    そういった声が多かったことから、リクの殺処分は無くなり、10月27日からホワイトタイガーの展示を再開したようです。

    飼育管理マニュアルの改訂で2人体制に!

    平川動物公園は、事故後に新たに飼育管理マニュアルを改訂し、ホワイトタイガーなどの10種の猛獣は、今まで1人体制で作業していましたが、2人体制にして安全の強化を図ることが決まったそうです。

    さらに、週1回の安全対策ミーティングや、監視カメラの設置なども行ったようです。
    今後、しっかりとした管理をして、古庄晃さんのような残念な事故が起こらない事を願います。

    古庄晃さんのような事故が起こらないように気を付けて欲しい!

    今回は、ホワイトタイガーに襲われて亡くなられた、飼育員・古庄晃さんの事故について色々と調べてみました。動物園の動物たちは、来園する人たちを癒してくれる場所でもありますが、こういった事故が起きてしまうのはとても悲しい事です。

    動物が大好きで仕事熱心な飼育員でもあった、古庄晃さんのご冥福をお祈り申し上げます。

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