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2023/12/28
大今里
日本を代表するアニメーション制作会社「スタジオジブリ」には日本人なら誰もが知っている作品が数多く存在します。その中でも特に人気の高い作品といえば…
「ガリバー旅行記」に登場する空に浮かぶ島・ラピュタのエピソードからインスピレーションを得た宮崎駿が自ら脚本・監督を務めた作品。
実はよく誤解されているが、このラピュタが
なのである。(ちなみに宮崎駿の前作『風の谷のナウシカ』はジブリの前身であるトップクラフトが制作)
すでに30年前の作品(劇場公開は1986年)ながら、テレビ放送されれば常に高い視聴率を叩き出す、まさに「国民的アニメ」と言える作品です。
そんなラピュタには【幻のエンディング】が存在するという噂があるのを知っていますか!?今回はその幻のエンディングをめぐる謎を追ってみたいと思います。
まずは、映画『天空の城ラピュタ』のあらずしをおさらいしましょう。
主人公のパズー(田中真弓)は、空から降りてきた少女・シータ(よこざわけい子)と出会う。シータは飛行石と呼ばれる特殊な鉱石のペンダントをしており、そのペンダントを狙って海賊のドーラ一味や政府の特殊部隊から追われていた。
ついに政府より密命を受けたムスカ大佐(寺田農)に捕らえられた2人は、飛行石は伝説上の存在とされるラピュタへの道を示すものだと知らされる。さらにシータはそのラピュタの王族の末裔であった。
シータを取り戻すためドーラ一味と手を組んだパズーは見事シータ救出に成功。しかし飛行石はムスカ大佐の手に渡り、ついにラピュタは人間の侵略を許してしまう。
パズーとシータはムスカの野望を阻止するために、滅びの呪文〈バルス〉を叫びラピュタを崩壊させる。その後ラピュタは上昇をはじめ、ついに大気圏を離れ広大な宇宙へとその姿を隠すのだった。
通常のエンディングは、ドーラ一味と別れシータの故郷ゴンドアへ向かうパズーの凧が旋回するカットを映した後、上昇するラピュタをバックにエンドロールが流れ終幕となります。
実際に幻のラストを見たという人が相当数おり、その内容がネットを中心に拡散されています。それぞれの情報を集約すると、
という流れだと言われています。つまりパズーとシータのその後を描いた別エンディングが存在すると考えられているわけです。
外野があーだこーだ言うのも映画の1つの楽しみ方です。実際にエンディングが複数存在する映画や、ラストカットで謎を残すのも映画の常道といえます。
しかしこの問題に関してスタジオジブリは公式に、
と公式に声明が出されているわけです。
えええ〜それじゃ〜一体どこから別エンディングの存在が噂されるようになったのでしょうか!?
実はラピュタの別エンディングと噂されるものの正体は、「金曜ロードーショー」で施された「編集」によるものでした。
幻のエンディングと言われるものは、テレビ放映用に“尺”を調整するためにこれまでのシーンと物語のその後を描いた設定資料の映像をつなぎ合わせたものでした。つまり、幻の別エンディングと噂されるものは、
その④にあたる画像が上にあげた設定画みたいです。その時のイメージから、【後日談でパズーがシータを訪ねる別エンディングがラピュタに存在する】という都市伝説を形成したのだと考えられます。
特に物語の後、2人がどうなったのかは天空の城ラピュタを見た誰もが考えることですよね。
その淡い願望に似たファンの気持ちが【ラピュタには別のエンディングが存在する】という都市伝説を誕生させたのだとしたら、それはとても素敵なことだと思います
天空の城ラピュタの興行成績は芳しくなく、はっきり言って「コケた」映画だったらしいです。しかしその人気に火がつき、今や国民的なアニメの一つに成長しました。
ラピュタの魅力は、なんといっても王道の冒険活劇であり、その物語を構成するキャラクターの関係性が絶妙であり、さらにラピュタやメカニックに関する造形が素晴らしく、メッセージ性の強い作品でありながら同時に娯楽大作として成立させてしまっている点です。
それはやはり宮崎駿という天才の素晴らしさであり、それを高いレベルで映画に落とし込んだジブリスタッフの実力だと思います。
この映画は子に、そして孫にと、何世代にも語り継がれる名作としてこれからも私たちを楽しませてくれるでしょう!!
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