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大友克洋の大人気漫画『AKIRA』に登場するバイクを追求する人々

世界中が熱狂した、大友克洋によるSF漫画の金字塔『AKIRA』。主人公の金田正太郎が乗る未来的で前衛的なバイクは、注目を浴び続けてきました。ここでは、AKIRAのレプリカバイクや、似せてカスタマイズされたバイクについてご紹介します。

AKIRAとは

『AKIRA』は大友克洋による漫画で、1982年より1990年にかけて週刊ヤングマガジンで連載され、世界中を熱狂させる人気を博する作品です。

映画化やゲーム化がなされています。なかなか進展していないようですが、実写映画化の噂も常に出されています。

第三次世界大戦が起こり、崩壊した近未来の東京で、超能力研究を進める政府らに対抗する暴走族の少年・金田正太郎を中心に描いています。

AKIRAの主人公金田のバイク

AKIRAの主人公金田が乗るバイクの前衛的なフォルムは、多くのマンガ好きやバイク好きの人々の注目を集めました。

全長2947mm、全高1171mm、全幅831mm、両輪駆動の200馬力で、ABS、対障害物用レーダー、オートナビシステムを備えているとされています。

公道を走る作者公認のAKIRAバイク

7年間の月日と1000万円という情熱と費用を費やし、AKIRAのバイクを完成させた人がいます。作品へのオマージュが感じられるバイクです。

2012年に開催された大友克洋原画展に展示され、シートにまたがっての写真撮影も可能でした。

YouTubeの原画展公式チャンネルに、原画展に展示するため、福岡から東京に公道を走って向かう動画が公開されています。

真っ赤なヘルメットに真っ赤なライダースーツを着た制作者がガレージからバイクを出し、福岡や大阪の街を走らせます。

大友克洋も認める唯一のレプリカAKIRAバイクとなりました。

2016年1月にフランスで開催された「第43回アングレーム国際漫画祭」には、大友克洋が登場し、このレプリカAKIRAバイクにまたがる写真も撮られています。

AKIRAのバイクをモデルにした電動バイク「zecOO」

AKIRAのバイクをモデルとした電動バイク「zecOO」は、デザイナーの根津孝太が取締役を務める「znug dezign」と千葉のバイクショップ「末広」のコラボレーションによって開発され、2015年に実車として発売されました。

49台の限定生産で、購入者に合わせてのカスタマイズが可能となっています。

100V・8時間充電で160キロの航続距離があり、最高時速は160キロです。

AKIRAのバイクに似てるとされるホンダ「NM4」

ホンダ「NM4」は近未来&クールをテーマに開発された750ccの大型自動二輪車で、2014年より市販されています。

11色のカラーオーダープランが利用できます。

カラーは、マットバリスティックブラックメタリック、マットアルタイルシルバーメタリック、マットビュレットシルバー、マットアクシスオレンジメタリック、ヴィクトリーレッド、ブライトライムグリーンメタリック、グリントウェーブブルーメタリック、パールヘロンブルー、キャンディープロミネンスレッド、パールグレアホワイト、パールシャイニングイエローがあります。

レッド系のカラーリングを選択すれば、AKIRAのバイクに雰囲気が似てきます。

リアルAKIRAバイクと評されるカスタムバイク「M2Z-01」

「M2Z-01」は東大阪市にあるバイクショップ「Quick」の店長が製作したカスタムバイクで、リアルAKIRAバイクと評されています。

最初、ホンダリード20に外装を取り付けて改装したのがきっかけとなり、その後、ホンダリード90をベースにして開発が進んでいきます。

その後、1000万円の費用を投じて本格的な開発がなされ、完成に到りました。

2012年のアメリカンカーフェスタのカスタムバイクコンテストでは優勝に輝いています。

AKIRAのバイクがレゴに!

レゴでもAKIRAのバイクが再現されています。

レゴの設計マニュアルを販売しているARVO BROTHERSでは、AKIRAバイクを再現した「Kaneda’s Bike」が26ユーロで販売されています。

200ページにもなるマニュアルで、作り方のほか、オリジナルモデルの分析、モデルの構造、ギャラリーなど充実した内容となっています。

まとめ

『AKIRA』が世に出てからすでに30年以上経ちますが、人気が衰えることはありません。

マンガの時代設定の2019年が近づいていますが、AKIRAのバイクの魅力は、いまだ色あせませんね。

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