2024/02/16
r.y6
漫画「ブラックアウト」を手掛ける作者は黒井嵐輔(くろいらんすけ)さんという方です。
この方実は、漫画家ではなく小説家なのです!2013年に双葉社がブラックアウトを小説として発売し、以後2015年に小学館クリエイティブより漫画化をされています。
ちなみにですが、作画は前川かずおさんという方によって描かれていますよ。
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ある日突然、ゲームが家に届いた。それが「βl@ck★OUT」だった。
プレイヤー同士の争いから、おとぎ話のクエスト、非現実的な兵器、そして、未知なるメインストーリー。
すべてが謎に包まれており、いまだにクリアできた者はいない。
このゲームの果てに待つのは“死”なのか?それとも・・・
前人未到の“生き残りゲーム”が始まる__
ネタバレに行く前に少し全体的なところをご紹介します!
「ブラックアウト」は、ゲームに巻き込まれた主人公が一体何の目的で誰が行っているのか、クリアはどうすれば出来るのかを追っていくものとなっています。
ゲーム内での死は現実世界での死を意味する、まさに命を懸けたサバイバルと言える内容でしょう。
実は漫画「ブラックアウト」には前身となる作品があると言われています。
それが、「サバンナゲーム」という漫画です。こちらも黒井嵐輔さんによって描かれた小説で、処女作となっています。作画を手掛けたのは春乃えりさんという人物です。
「サバンナゲーム」は世界観は似ていますが、内容は繋がっていない別のストーリーとなります。
しかし登場人物の性格や感じ方はほとんど同じといっていいほどで、「ブラックアウト」の前身というよりはアナザーストーリーという捉え方が正しいかもしれません!
それでは、次からネタバレ内容になります。
平凡な毎日を鬱々と過ごすニートの渋谷和也。
ある日、彼の元に『βl@ck★OUT』という謎のゲームが届く。
なんとそれは、一度踏み入れたらクリアするまで逃れられない「デスゲーム」だったのだ…。
漫画「ブラックアウト」の第1巻は、主人公となる渋谷和也がゲームに巻き込まれることから始まります。
世間では謎の死が続いている状況の中で、和也の元に謎のゲームが届き何気なくプレイしてしまったことがきっかけです!
届いたヘッドセットとリストバンドを装着し、ゲームの世界へとダイブする和也。
ゲームの中は現実世界と変わらないほど忠実に再現されており、手元にはDIMと呼ばれる端末と光る刀が。
端末と刀を手に冒険へ出発・・・
と思った瞬間にDIMには敵の出現を告げる画面が表示されます。
そこに現れたのは自分と同じ様なプレイヤーでした!
相手は新規プレイヤーを狙う4人組。
これはゲームだと思い敵に立ち向かう渋谷和也だったが、痛みもまぎれもなく現実世界と変わりません。
もしゲームの中で死んだら?
と脳裏をよぎった時、どこからか逃げろと言う声が聞こえてきます。
その声に従い逃げる和也!
そこに現れたのは新選組の沖田総司と同じ名を持つプレイヤーでした。
彼は炎の力を使い、敵をあっという間に一掃して和也を助けてくれました。
新選組・沖田総司の名を持つプレイヤーの本名は藤村優という人物でした。
優からはゲームは誰もクリアしたことがない、エンディングまでたどり着かないと止められない、ゲーム内で獲得したお金は現実世界に持っていけるなどを聞かされた和也。
さらには、世間で続いている不可解な死はこのゲームのせいだとも伝えられます。
困惑を続ける和也に、一度現実世界へ帰ることを勧める優!
帰れることを知り一安心するが、48時間以内に友達を2人ゲームに紹介しないと死んでしまうことを告げられます。
現実世界に戻れた和也。
二度とゲームをやらないと声を上げるが、腕に付けたリストバンドが外れることはありません。
その状況にあることを思い出します・・・
それは、ルールを破ればリストバンドから薬を打たれて死んでしまうという、優から伝えられたブラックアウトの掟!
焦る和也はゲームに誘う2人を探し出そうとするが、巻き込んでしまうことを恐れただ時間だけが過ぎていきます・・・
そんな中、友人である進藤美沙と古手川仁からブラックアウトに巻き込まれたことを知られ、自分達がゲームに行くことを提案されます。
一歩も引かない友人達に感謝し、共にゲームをプレイすることを和也は決断しました。
1巻のネタバレ結末は、友達とゲームに参加した和也が、再び優と接触を図り改めてゲームについて教えられることになります。
クリアの鍵は、ゲームのエンディングに関わるとされるメインクエストをクリアしていくこと!
メインクエストは童話をモチーフにされているらしく、1巻の終わりから2巻へ繋がるクエストは桃太郎をテーマとしています。
4人は鬼ヶ島へ鬼を退治に迎い、2巻のネタバレへ続きます♪
クリアするまで逃れられないデスゲーム、『βl@ck★OUT』。
この命がけのゲームに巻き込まれた和也、仁、美沙の幼なじみ3人組は、新撰組の沖田総司と共に鬼ヶ島に向かう。
しかしそこには行く手を拒む巨大な鬼が立ちはだかっていた…!!
桃太郎のクエストクリアを目指す4人は鬼ヶ島へ!
船に乗り島へ向かう4人に向けられてきたのは・・・
なんとミサイルでした!
知っている話と違う出来事に優以外の3人は驚きを見せます。
ミサイルは優が全て処理、島へ上陸後は一切手を貸さないと言う優に和也は不信感を持つのでした。
そんな3人の前に現れたのは、巨大な体をした鬼でした!
各々が持つ武器で3人は鬼に立ち向かいます。
和也の持つ光る刀は少し特別で、抜くと刀が話しかけてきます。
不思議な刀の力に鬼を圧倒するも、ちょっとした隙を鬼につかれ和也は傷を負ってしまいます。
唯一鬼に対抗する力を持っていた和也が倒れ、形勢は一気に不利な状況へ立たされます。
そんな中、仁が桃太郎攻略の鍵は旅立つ時にもらったきびだんごにあると気付き、鬼に食べさせる行動に出ます。
3人で何とか鬼の口にきびだんごを入れることに成功!
きびだんごを食べた鬼の全身から煙が吹き、姿を現したのは桃太郎でした。
実は鬼の邪念で姿を変えられていたようです。
最後に「かぐや姫」に関するクエストが解放され、桃太郎クエストはクリアを迎えます。
しかし、傷を負った和也はそのまま気を失うことに・・・
目を覚ました和也の傷は完全に治っていました。
優の仲間が回復魔法で傷を癒してくれていたようです。
3人は優と再会の約束をし、一度現実世界に戻ることになります。
2巻のネタバレ結末は、再びゲームに戻った3人は高校時代の友達だったはるかと再会を果たすことになります。
そして優とも再会した一同は、新選組の拠点へ向かいます。
そこで新選組への勧誘と藤村優の正体について知らされます。
優の正体は「ブラックアウトの製作者の逮捕」を目的とする、警視庁特別捜査課の人間でした。
もう少し強くなってから新選組に入ることを考えた和也は、仲間と共にかぐや姫のクエストに向かいます。
かぐや姫のクエストでは一体何があるのか、ネタバレは3巻に続きます♪
かぐや姫クエストをクリアするため、与作と共に蓬莱の玉の枝を取りに向かう4人だったが、後一歩のところで更なる試練に見舞われてしまう。
そんな中、仁の不条理な行動に仁に対する不信感を持ち始めた和也。
徐々に4人の絆に亀裂が生じていく__
果たして4人は、このデスゲーム、『βl@ck★OUT』をクリアする事が出来るのか・・・!?
このクエストでは、「蓬莱の玉の枝」を賭けてかぐや姫の婿候補とのレースが始まります。
攻略の鍵はレースの途中で美沙が出会った与作という人物!
開始時にかぐや姫聞いた話から、「このレースは争ってはいけない」ことに気づいた仁は走るのを止めます。
「蓬莱の玉の枝」の在りかは与作が知っていました。
仁は与作に案内するように促します。
それ以降も積極的に中心となって攻略を進めようとする仁に対して、和也は不信感を持ち始めます。
「蓬莱の玉の枝」の在りかまでたどり着いた時、ついに和也と仁は一触即発の空気に包まれます。
「蓬莱の玉の枝」をかぐや姫に届けクエストクリアかと思われたが、戻ってきたのは和也・美沙・はるかの3人だけでした。
和也が新選組に連絡すると、仁は3人のために犠牲になったことを告げられます。
仁が不振と思われる行動をとったのは、皆を無事にクリアさせるためでした。
和也はもう一度クエストへ行くことを決意します。
意図的にバッドエンドを作ることで、3人は仁がいる別世界に行く作戦を決行します。
その頃、別世界にいた仁は新たなゲームに参加していました。ゲームの内容は「30分以内に逃亡した殺人犯を殺す」というものでした。
そこに和也達も合流することになります。
3巻のネタバレ結末は、合流した和也達も仁が体験したゲームに参加することになります。逃亡した殺人犯というのは、各々の記憶の中の大切な人を殺すという狂気じみたものでした。
皆は無事にゲームをクリアし、ブラックアウトを経験したことで本当の友達を得たという内容で物語は終焉を迎えます。
3巻のネタバレはここまでです!
以上で漫画「ブラックアウト」のネタバレは終了となります!
ストーリーは中々にドキドキする展開が多かったと思いますが、ブラックアウトの製作者や目的は謎のままだったのが少し残念な気持ちでしたね。
しかし、最後のページに「第1部‐完‐」と書いてあったので、もしかしたらいつか続編が描かれるかもしれません!
今のうちにネタバレだけでなく、漫画や小説を読んでみることをおすすめしますよ♪
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【この記事は2019/11/27に更新されました。】