2016/04/11
viona
このポスター、よく見たなあ……
空前のヒットとなったアニメ映画『時をかける少女』。皆さんの中にも観て感動した方もいやっしゃるのではないでしょうか。さてさて、そんな『時をかける少女』の原作小説はどんな作品なのでしょうか?
こんな青春が送りたかった
アニメ映画『時をかける少女』は、タイムリープという特殊な能力を得た女子高生と、その仲間たちとの青春の一コマを描いた大変魅力的な作品。原作小説通りには作られていませんが、ものすごく感動できる作品となっています。
主人公 紺野真琴
彼女が映画『時をかける少女』の主人公・紺野真琴。彼女はあるひょんなきっかけによって、「タイムリープ」という時間を遡る能力を手に入れてしまいます。そのことから色々なドラマが生まれるんですね。
切ない感動が胸をゆさぶる!!
『時をかける少女』は明るいだけの作品ではありません。ひやひやする場面もあるし、どきどきする場面もある。そして、大切な人との別れを描いた作品でもあります。小説の方はどんな作品となっているのでしょうか。
数字が物語るこの作品の人気
2006年に発表されたアニメ映画『時をかける少女』は、多くの賞を総なめにしました。それだけこの作品は魅力的だったということですね。小説作品は随分昔に発表されていましたが、リメイク作品によって小説作品の方も注目が集まったかも知れません。
1967年刊行 小説『時をかける少女』
現在の表紙とは大きく違ってしますね。小説『時をかける少女』は1967年3月に初版が刊行されています。原作者は筒井康隆。さてさて、アニメ映画と原作小説とはどのような関わりや違いがあるのでしょうか?
渋い……!!
筒井康隆はたくさんのSF小説を上梓されている方。まさに小説界の重鎮と言っても良いでしょう。筒井康隆は多くのファンを獲得しています。『時をかける少女』意外にもたくさんの面白い小説を書かれていますよ。
1983年 原田知世主演で映画化
小説『時をかける少女』は何度も映像化されています。こちらは原田知世主演の映画の画像。初々しい原田知世の姿がたまらないですね。この作品のイメージは強い!!
2010年にも実写映画化
2010年にも仲里依紗主演で映像化されています。仲里依紗はアニメ映画の『時をかける少女』でも主人公の声優として起用されています。それにしても、これだけ映像化を繰り返すというのはすごいことですねえ。
こちらは1997年バージョン
小説『時をかける少女』は何度も版を重ねています。それだけ人気の作品であるということでしょう。実際に何度もドラマ化、映画化されていて、実に広い年齢層に知られています。
物語は、やはりある少女と男性との出会いと別れを描いています。アニメ映画は原作小説の後の世界を描いており、実際にアニメ映画の中に原作小説の登場人物が登場しています。さて、その人物とは……。
そう、この方……!!
実は原作小説『時をかける少女』の主人公・芳山和子なのです。映画の中でも意味深な発言をしていたりしましたね。原作小説を知っている人からすると「おお!!」という感動があるところです。
主人公の叔母として登場
アニメ映画『時をかける少女』では、主人公の叔母として登場します。この方、30代後半でこの美しさ。そして、まだ独身なのだそうです……。もしかしてその理由は原作小説の中にあるのかも。
絵画の修復のお仕事をする美人
アニメ映画『時をかける少女』の中では「魔女おばさん」と呼ばれている彼女ですが、原作小説の中ではお年頃の少女として登場します。まさかあの少女がこんな美人なご婦人になるなんて……。
タイムリープで時空を駆ける
アニメ映画、原作小説ともに主人公がタイムリープします。アニメ映画では、変なものを押しつぶしてしまって、タイムリープの能力を得ていました。小説ではどんなきっかけで能力を得るのでしょう。
原作小説ではラベンダーの香りを嗅いで能力を得る
原作小説『時をかける少女』では、主人公がラベンダーの香りを嗅いでタイムリープの能力を獲得します。それから、物語が展開していくわけですが……。ラベンダーは小説の物語の骨子になっています。
アニメ映画では、ちょっとチャラい男の子に恋をする
アニメ映画『時をかける少女』では主人公の恋模様が描かれています。そして、友人という関係から恋愛関係に発展する歳のもどかしさも。いいですねえ。青春ですねえ。
原作でも映画でも切ない別れが待っている
原作小説では、主人公はタイムリープの秘密を守るために記憶を消されてしまいます。ただ、主人公の心の中にはずっと少年の姿がちらついています。
いつか別の人間になって会いに来るという約束
原作小説では、未来からやってきた少年が主人公に「いつか別の人間になって会いに来る」と約束します。そして、彼は未来へと帰っていく。切ない約束ですね。
筒井康隆作品には面白いものがいっぱい!!
小説『時をかける少女』を読んで、もっと筒井康隆の作品が読んでみたいと思ったあなたに、少しだけおすすめの本を紹介します。さてさて、これから読書の時間がはじまりますよー。
旅のラゴス
一人の男の人生を描く、ダイナミックな小説。舞台は日本ではないので、少しとっかかりが掴みづらいかもしれませんが、ぜひぜひ読んでみて下さいね。
七瀬シリーズの最終巻
筒井康隆の人気シリーズ・七瀬シリーズの最終巻。今までの読書体験を大きく裏切られることうけあい!!びっくりする展開が欲しい方はぜひ読んでみましょう。良い小説ですよ。
抱腹絶倒必至の読書体験!!
こちらは一風変わった内容の小説。しかし、その内容は他の追随を許さない!!面白すぎて、笑いすぎて泣いてしまうという人が続出しています!!
何歳になったって、あの青春を忘れない
人間はいつになっても青春に戻りたくなるもの。そんなときは『時をかける少女』を観て、読んで、思う存分青春の雰囲気を味わいましょう。夏空の下で思い切り笑い合った、あの輝かしい思い出を取り戻すために……。
筒井康隆絶賛の作品『涼宮ハルヒの消失』
この作品も『時をかける少女』が好きな人にはおすすめです。なにしろあの筒井康隆が絶賛していましたからね。筒井康隆はこの作品に影響を受け、一冊だけライトノベルのような作品を書いたようですよ。
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