ジャニーズで小説家!?異色のジャニタレ加藤シゲアキとは・・・?
2021/12/08
viona
加藤シゲアキ
本名 加藤成亮
1987年7月11日生まれ
広島県生まれ大阪府出身
ジャニーズ事務所所属
2011年11月22日、活動名を「加藤成亮」から「加藤シゲアキ」に変更し、『ピンクとグレー』(2012年1月28日発売)で、小説家デビューすることを発表。翌2012年1月28日に同書を発売しデビューを果たした。
ジャニーズ事務所は
アイドルグループの為、
これまで小説家になった人はいませんでした。
加藤シゲアキが小説家になったキッカケを
加藤シゲアキはインタビューで
このように話していました。
当時いろいろメンバー内も揉めてたとき、
自分が何か武器みたいなものがほしいっていうのもあったし、
歌も僕よりうまい人いるし、
ダンスもうまい人いるし、
お芝居もうまい人いるし、
おしゃべりももっとうまいやつがいるし、
自分の存在価値にすごく悩んでいて、
『自分ができること、何かありますかね』
みたいなことを事務所の人と話していて、
自分にできることが本当に小説しかなかったし、
小説を書きたいと言ってんだったら、
来月末までに書いてこい、って言われたんです
そんな加藤シゲアキの
小説家としてのデビュー作は「ピンクとグレー」でした。
ジャニーズ事務所所属の人気アイドルグループ「NEWS」のメンバー加藤シゲアキの初の小説が1月28日(土)に発売されました。
紙の書籍の発売と同時に電子書籍の配信も始まりました。
小説の舞台は著者も身を置いている芸能界。成功と挫折という異なる道を歩むことになった、親友同士を描いた青春小説です。
現役アイドルが芸能界での成功と挫折を描いた、と聞くと暴露本の類を思い浮かべてしまいますが、この作品はあくまでも小説。
加藤シゲアキの
この小説「ピンクとグレー」の
あらすじはこちらです。
大阪から横浜へ越してきた小学生の河田大貴は、同じマンションに住む同い年の鈴木真吾と出逢い、中学高校大学と密接した青春時代を送る。高校生になった二人は、雑誌の読者モデルをきっかけにバイト替わりの芸能活動をスタート。大学へ進学した二人は同居生活を始めるが、真吾がスターダムを駆け上がっていく一方で、エキストラから抜け出せない河田だけが取り残されていく。やがて二人は決裂。二度と会うことのない人生を送るはずだった二人が再びめぐり逢ったその時、運命の歯車が回りだす…。
加藤シゲアキのこの小説「ピンクとグレー」は
加藤シゲアキのファン以外の人からも大きな反響を呼びました。
”アイドルとしての加藤シゲアキさんについては
まったく知らないのですが
この本を読んで新人作家としての
加藤シゲアキさんに興味が湧きました。
次回作も是非とも読んでみたいです。
これは、現代人が陥りやすい苦悩を代弁してくれている作品である。
それゆえに、一気に読めるし、読み終えた後には余韻にひたることとなろう。
作者に対するくだらない先入観は棄てて、手にとってほしい一冊である。
加藤シゲアキという芸能界の人が書いた本ということ。作品としての評価が高いのでどんな小説かと思って読んだが、文章の上手さに衝撃だった。表現力、描写力、素晴らしい。すごく繊細な心を持った観察眼の鋭い人に違いない
そんな加藤シゲアキの小説「ピンクとグレー」は
2012年2月6日付のオリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門で
週間2.8万部を売り上げ初登場4位。
2012年12月時点で12万部の売り上げを記録しました。
2016年には中島裕翔主演で映画化されることが
決定しています。
加藤シゲアキは「ピンクとグレー」の発売後の
2013年2月26日に第2作目の小説「閃光スクランブル」を
発売しました。
加藤シゲアキの小説
「閃光スクランブル」のあらすじはこちらです。
5人組の女性アイドルグループ、MORSEのメンバー・亜希子は、年の離れたスター俳優の尾久田と不倫関係にある。パパラッチの巧は、ゲームに熱中するかのように亜希子のスクープを狙っていた。MORSEに押し寄せる世代交代の波に自分を失いかけている亜希子と、最愛の妻を失くして、空虚から逃れられない巧。最悪と思われた出逢いは思いがけない逃避行となって…。夜7時、渋谷スクランブル交差点、瞬く光の渦が2人を包み込む―。
加藤シゲアキの小説
「閃光スクランブル」も好評でした。
面白い。前作同様,芸能の世界の話だけど
完成度も高いし,読みやすい。朝井リョウを
思い出しました。
前作に比べて明らかに成長してる。
加藤シゲアキさんは自分もアイドルの世界に身を置きながら
こんな事考えてるんだね。
これからが楽しみ。
加藤シゲアキが小説を書くときは、映像で考えているのかもしれない。
タトゥーに派手な暴力。
スィートルームでの情事。
芸能界の暗部をさらりと描く。
アイドルグループの中で、自分のポジションに悩み、
結果的にソロの道を歩む主人公。
実際の彼は、グループに残された側である。
彼の本業の活躍も見守りたい。
この本は前から気になってて購入してみました。とても、文章が上手ですぐに物語に入っていけました!ジャニーズの人が書いたとは思えませんでした!加藤シゲアキさんの今後の活躍と次回作が楽しみです!
そして2014年3月24日に
加藤シゲアキの第3作目となる小説
「Burn. -バーン-」を発売しました。
この小説は
「ピンクとグレー」や「閃光スクランブル」と合わせて
「渋谷が舞台の「渋谷サーガ」3部作」と言われ
この小説が完成したことを加藤シゲアキはこのように話しました。
そんな加藤成亮の小説
「Burn. -バーン-」のあらすじはこちらです。
機械のようにさめきった天才子役・レイジが出会ったのは、魔法使いのようなホームレスと愛に満ちた気さくなドラッグクイーン。人生を謳歌する彼らに触れ、レイジは人間らしい心を取り戻し、いつしか家族のようにお互いを慈しむようになる。だが幸せな時は無慈悲で冷酷な力によって破られ、レイジはただひとつの居場所であった宮下公園から引き離されてしまう―家族、愛の意味を問う、熱情溢れる青春小説!
「渋谷サーガ」3部作を書き上げた加藤シゲアキは
2015年6月1日に、自身初となる短編集を発売しました。
加藤シゲアキのこの短編集も
高い評価を受けました。
これが、アイドルが書いたものとは到底思えない完成度で、感心した。
片手間では書くことができないと思える、しっかりとした作品。
6編の短編、それぞれ、よく練りこまれており、すばらしい。
この作品だけではないですが、加藤シゲアキさんの作品は描写が細かく、その情景がパッと浮かんでくるので物語に入り込みやすいです。
また、それぞれの作品で人間の感情が上手く表現されていました。悲しい、楽しいと一言で表すのではなく、遠まわしの表現で読んでいる人に、この人は悲しいんだな、楽しいんだなと思わせるということがかなり上手いと思いました。
ただ、少し暗い話が多く、後味が悪いと捉えられることが多いですが、私個人としてはそれが加藤シゲアキさんらしいと思っています。
今回の短編集ではそんな作品が集まっているので、一つの作品を読み終えるごとに、ため息がでました。
でもここまでくるとずっとこんな作品を描いてほしいです。
NEWSとして活動しながら
年に1度のペースで小説を発表している
加藤シゲアキ。
小説家として
高い評価を受けているので
これからも期待したいですね。
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