1963年3月31日、東京台東区入谷町の村越吉展ちゃん(4つ)が自宅前の公園に遊びに行ったまま行方不明となりました。まもなく村越家に数度に渡る身代金要求の電話が入り、4月7日、犯人指定の「品川自動車」に母親(当時28歳)が身代金50万円を持っていくが、吉展ちゃんは戻らず、身代金だけが奪われました。  65年、迷宮入りかに見えたこの事件の捜査に平塚八兵衛らが投入される。以前から容疑者の一人だった元時計職人・小原保(当時30歳)のアリバイ崩しに成功し、自供させた。それによると吉展ちゃんはすでに殺害されていたことが判明、荒川区にある円通寺墓地にて遺体が発見された。

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