「プロポーズ大作戦」その最終回とは?有名キャスト揃いの名ドラマ
2021/12/18
utaka815
何かタイトルの段階で目を引きますね。『家政婦は見た』というドラマが古くからあるため、そこでまず引きつけられます。しかし、見たら違う意味で引き込まれていくという。子供たちが何だかんだいじらしかったです。
このセリフが『家政婦のミタ』における代名詞。最終回でも効果的に使われていました。某所でドラえもんに例えられていたような?
『家政婦のミタ』に登場した人物をご紹介。
主人公。通称「三田さん」。家事に関わらずどんなことを命令されても「承知しました」の一言で完璧にやってのける万能超人。しかし、命令の内容がどんなものであろうと躊躇なく行おうとするため、たびたび阿須田家の面々や他の雇い主が驚愕することも多々。常に無表情、感情を表に出すことはありません。仕事がない日は遊園地で決まったメニューを注文。しかし、それに手を付けることはありません。最終回間際でその理由が明らかに。家事全般、勉学、護身術から猫の鳴きまねまでこなせます。
できちゃった結婚で結婚(彼自身は望んでなかったそうな)したんですが、娘から自分が好きかを聞かれてためらいがちに「好き」と答えるなど、「情けないおやじ」感満載です。ついでに言うと会社の部下と不倫してました。しかし三田との生活の中で少しずつ変わっていくのでした。『家政婦のミタ』の番宣の際、子役たちから「演じてる長谷川さんはかっこいいのに、このお父さんは駄目だよね」なんて言われてました。
阿須田家長女。多感な時期に母親が自殺した上、弟妹のこともあるしで情緒不安定になりがち。学校の先輩と付き合っていましたが、彼から「遊ばれて」いたことを知って自暴自棄になり自分を殺すよう三田に命令します。必死に家族から庇われたことで本当の意味で救われた模様。『家政婦のミタ』の苦労人女性ナンバー2じゃないでしょうか。
阿須田家長男。バスケ部所属。家族思いで、少々突っ走る傾向にあります。しかし最終回間際のとあるシーンで、そのことが役に立ったりもしてたように思います。
阿須田家次男。私立中を目指して受験勉強してました。兄姉よりも大人びた印象。というか、感情の表し方が下手なだけ。若干皮肉屋で、姉が殺されそうになった際も皮肉交じりに姉を想う気持ちを口にしてました。最終回間際三田の過去について探ろうとしていたときも割と冷静だった気がします。
阿須田家次女で末っ子。まだ幼稚園生なためか、素直で三田にもすぐ懐いた。『家政婦のミタ』界における救いともいうべきキャラでした。
4兄弟の母、凪子の妹。つまり4兄弟にとっては叔母。結の通う学校で教員をしています。ドジでおっちょこちょいなため、甥たちには呼び捨てにされてました。最終回間際、恵一に告白しますが、彼女が愛していたのは実は恵一ではなく阿須田家そのものだったという。
「何者?」と言った感のある三田さんですが、『家政婦のミタ』というドラマが最終回へ続くにつれて徐々に人間味が現れてきました。結の夢の中で完璧超人の三田とドジなうららが入れ替わっていたり、希衣が料理の手伝いでやけどを負った際表情が出たり。
『家政婦のミタ』といえば、ダウンを着た三田さんと、このバッグ。最終回間際から「どうも夫のものだったらしい」ことが明らかにされていきました。
『家政婦のミタ』における象徴的な場所の一つ、遊園地。そして、重要アイテムの一つ「二人分の食事」。最終回間際、三田が決して手を着けなかったこの食事を食したのは、三田に救われたと感じた阿須田家の子供たちでした。
最終回付近に置いて、三田の過去が遂に明らかになりました。川で溺れたことで、自分を助けようとした父が死亡。以降母親からはずっと疎まれていました。再婚後義父が若い三田にアプローチを賭けるや母の恨みは加速。そんな母に愛されたい一心で、三田はあらゆる「特技」を身に着けたのでした。
最終回前。過去を語る三田は、実際には目を見開いたままでした。「泣いたのか?」と思わせる部分もありましたが、泣いてなかったそうです。
成長し、結婚。やっと幸せをつかんだと思った矢先、今度はギフト母の間に生まれた弟が三田に横恋慕。家に火を放ち、三田が悪いと言って自殺。息子と孫を一度に失った姑から「笑うな」と言われて以降、現在の三田が出来上がったのです。そして一方、うららは見合いをするなどしましたが、恵一に告白。三田は希衣の言葉で子供たちの「母」となることを承知します。
『家政婦のミタ』におけるキーアイテムの一つ。「家族の石」。それぞれを表す石から「母の石」を差し出し、「お母さんになって」と頼みます。
しかし。「母」になった途端三田は一転スパルタ化。食事は質素になり、海斗の勉強も見てやらない始末。挙げ句、うららの姉でもある「母の形見」を、仏壇もろとも焼いて処理しだす始末。そこに飛び込んできたうららとのやり取りにより、うららに阿須田家の「保護者役」を託します。彼女の役割は、保護者として阿須田家を守るすること。ドジばかりしていたのも一種の厄除けでした。
『家政婦のミタ』という作品が、どんどん収束へ向かって行く最終回。つらいと言うにはあまりにもむごすぎる過去を過ごした三田だから言えるセリフもあったようです。
最後の業務命令は、「笑ってください」。初めて笑顔を見せ、一人一人から声をかけられる見た。「承知しました」。無機質だった決め台詞が、温かみある言葉に変わるのは見ている方も泣ける演出でした。そして、阿須田家を去る三田。新たなる家もまた、大きな問題を抱えているようです。
最終回、遂に笑った三田さん。表情と声の感じで印象ってこうも変わるものだと改めて知らしめてくれるドラマ、それが『家政婦のミタ』。
とまあ、こんな感じで一つの過程が救われて、次の家庭へ舞台が移ることを示唆した最終回だったわけですが、当時『家政婦のミタ』というドラマの人気、視聴率はかなりのもの。
凄いですね。半数近くが最終回を見ていたとは。
のっけから最終回まで「怒涛」の言葉が似合い、人気もあった『家政婦のミタ』のこと。パロディ化もされました。
『家政婦のミタ』の主題歌。切なく、熱く。初回から最終回までの展開を象徴するにふさわしい曲と言えます。
こちらはいわゆる『スマスマ』こと『SMAP×SMAP』にて放送されていたミニドラマ。オリジナル『家政婦のミタ』の三田さんは万能超人ですが、こちらの「三田さん」はダメダメ家政婦でした。
三田佳子さん演ずる「三田さん」。買い物と称して映画に出かけたりしてました。そんな彼女を反面教師にして、家族が家事を分担するようになったという。『家政婦のミタ』においては、「家族のため、敢えて」スパルタな母を演じていましたが、こちらでは単に「やる気がなくなった」としてダメダメ家政婦になってました。まあ、コントですから・・・。
『ピカルの定理』にて放送されていた同じくコント形式のドラマ。
これはこれで凄まじい内容でした・・・。
『家政婦のミタ』がシリアスなためか、コメディ形式のパロディが作りやすいんでしょうかね。『三田さん』も『ミダ』もなかなか面白かったかと。
『家政婦のミタ』が円満(?)最終回を迎え、出演したキャスト陣はその後どうなったか?現在の活躍等を見ていきます。
『家政婦のミタ』とは違い、さっそうとした女社長役で登場。最終回に至るまでもなく微笑んでいましたが、共通点があるとすれば「凄そう」なことくらいでしょうか。
『八重の桜』のご出演。映画でも『進撃の巨人』などでご活躍。CMにおいてはあの「ウナギイヌ」ともご共演されてました。『家政婦のミタ』ではダメ親父でしたが、他は結構いい役?
『家政婦のミタ』初期では余裕のない少女、最終回間際では落ち着きを取り戻した長女を演じた勿那汐里さんは、ドラマ版『名探偵コナン』でも売りランなどを熱演。『家政婦のミタ』初期ではきつめの印象でしたが、最終回付近同様の笑顔がやっぱり似合いますね。
『家政婦のミタ』初期では「ちょっとやかましい」とか思っちゃいましたが、最終回間際での「石」のエピソードで活躍した希衣ちゃんこと本田望結さん。フィギュアスケートでも大活躍!『子供刑事』で「子供化した女刑事」の役をこなすなど、女優業でも好感を持たれているようです。
様々な問題を抱えながら生きていく人々をやや大仰に描いた『家政婦のミタ』。最終回までまさに怒涛の展開で、ある意味人生の縮図のようでした。最終回後も活躍を続けるキャスト陣とは違い、彼らの「その後」は「ご想像に」任されるのです。色々と感慨深い作品でした。
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