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「西遊記」で三蔵法師を熱演!夏目雅子さんとはどんな女優なのか?

朝ドラ「朝が来た」の放送が進むに連れ、ネットで夏目雅子さんの検索が増えたそうです。夏目雅子さんと言うとやはりドラマ「西遊記」が有名です。人気ドラマだった為、西遊記は何度も再放送されたり、リメイク版が放送されました。夏目雅子さんとはどんな女優なのでしょうか。

夏目雅子さんのネット検索が増えている理由とは?

夏目雅子さんと言うと「西遊記」が1番人気ですが、その他にも数多くの作品に出演しています。そんな作品の中でもチェックしておきたい映画やドラマを紹介します。

ネットやYouTubeでは、波留さんと夏目雅子さんが似ているという動画や写真が数多くアップされています。中には「波留さんは夏目雅子さんの生まれ変わりでは?」というものまであるようです。

実際、こうやって比べて見ると口元が特に似ているような気がします。

気になる夏目雅子さんのプロフィールはどうなっているの?

波留さんが似ていると話題になっている夏目雅子さん。彼女のプロフィールについて調べてみました。

名前 夏目雅子
本名 西山雅子(旧姓 小達雅子)
生年月日 1957年12月17日
出身地 東京都港区
没年月日 1985年9月11日

1976年にCM、ドラマデビューをした夏目雅子さん。実は通学していた学校がとても厳しく、デビュー前にCMが放送されたことから学校と中退することになります。

1977年にはカネボウ化粧品のキャンペーンガールとなり、ドラマで見ていた色の白い夏目雅子さんではなく色黒で健康美を披露した姿が話題となりました。

黒い肌に白い水着が印象的な夏目雅子さん。
髪もショートヘアーにして、お嬢様女優と言われていた印象は全くありません。

このCMでディレクターをしていた伊集院静さんとのちに結婚しました。

映画やドラマで活躍していた夏目雅子さん。
1984年には伊集院静さんと結婚し、その後も仕事は続けていました。
しかし、1985年に舞台の途中で体調不良を訴え緊急入院します。その時に告げられた病気が、「急性骨髄性白血病」でした。しかし夏目さん本人には貧血と伝えられていました。

体調回復のための入院し、治療に専念していましたが1985年9月11日に逝去。白血病の病状は回復傾向にあったのですが、抗がん剤などの副作用による肺炎による高熱で亡くなったと言われています。享年27歳でした。

夏目雅子さんが急性白血病で逝去したことを受け、同じような病気の治療の副作用で悩んでいる人たちを助けるために「夏目雅子ひまわり基金」というものが出来ました。

夏目雅子の遺志を継ぎ平成5年12月、治療の副作用による脱毛に悩む方々へカツラの無償貸与を開始。
骨髄移植の啓発とドナー登録の呼びかけ、臓器移植に関する知識・ドナーカードの普及、エイズの正しい知識の啓発も推進しております。

出典:http://www.himawari-kikin.com

夏目雅子さんの人気が高まったのは「西遊記」だった

夏目雅子さんはいろいろなドラマや映画に出演していましたが、夏目雅子の人気を高めた作品と言われているのは「西遊記」です。

「西遊記」というと深津絵里さんが三蔵法師を演じたものを思い浮かべる人が多いですが、実は夏目雅子さんが出演する「西遊記」が1番最初に放送されたドラマになります。

西遊記の出演者・あらすじはこうなっている!

「西遊記」のあらすじ

石から生まれた猿の孫悟空は天界から追放されて500年後、三蔵法師・沙悟浄・猪八戒と出会い、天竺を目指して旅していきます。
旅の途中、いろいろな妖怪などに遭遇し退治していくことで悟空の成長や三蔵法師一行の絆を深めていきます。

「西遊記」の出演者

「西遊記」で孫悟空を演じた、堺正章さん

石から生まれた石猿、孫悟空。三蔵法師の一番弟子です。

悪いことをすると頭につけられた輪っかが頭を締め付けたり、頭の毛を抜いてフーっと息を吹きかけると変身したり、筋斗雲に乗る姿が子供にも人気で子供向け雑誌などでも「西遊記」はよく取り上げられました。

「西遊記」で三蔵法師を演じた、夏目雅子さん

天竺へ三蔵真経を受け取りに行く若き僧侶。

「西遊記」の物語では本来三蔵法師は男性だったのですが、このドラマでは女性である夏目雅子さんを僧侶の慈悲深さなどを出しました。
このドラマがきっかけで、リメイク版の「西遊記」でも三蔵法師は女性が演じるようになりました。

「西遊記」で沙悟浄を演じた、岸部シローさん

天帝の御簾を警護する捲簾大将だった河童。

流沙河で船に襲い掛かるも、乗っているのが観世菩薩と知り贖罪を懇願。天竺に三蔵真経を取りに行く者を助ければ、罪は問わないと言われ三蔵法師を待ち、弟子となります。
頭の皿がひからびないよう、常に帽子を被っているのが特徴です。「西遊記」では沙悟浄は関西弁を喋っていました。

「西遊記」(パート1)で猪八戒を演じた、西田敏行さん

天の川の水軍を指揮する天上界の将だった豚。三蔵法師の三番弟子。

福陵山雲桟洞を通りかかった観音菩薩一行を襲撃。怪力で一行を襲うがその一行が観世菩薩と聞くと贖罪を懇願。
菩薩の使いが来るのを待つよう言われていたが我慢できず山を下り、金持ちの家の末娘を娶っていた。それを悟空に退治され、三蔵法師の三番弟子になります。

「西遊記」(パート1)では女性に弱く、綺麗な女性にはすぐ恋をしてしまいます。

「西遊記」(パート2)で猪八戒を演じた、左とん平さん

パート1では西田敏行さんが演じていた猪八戒を、パート2では左とん平さんが演じました。

「西遊記」(パート2)になっても女好きは変わりませんでしたが、女性に対するガツガツする性格が穏やかになっていました。あと女性より、食欲に弱くすぐにお腹がすき「腹減った」とよく口にしていました。

「西遊記」(パート2)で玉竜を演じた、藤村俊二さん

西海竜王の子供だが、パート1ではただ三蔵法師を乗せて歩く白馬。三蔵法師の二番弟子。

御殿で失火し、宝の玉を焼いてしまったことから罰を受けていたところを、観世音菩薩に助けられる。その時、経を受け取る旅をする者が通るまで待ち、その人の乗り物になるよう命じました。
しかし、三蔵法師が通りかかった時、その馬を食べてしまう。その馬の代わりに三蔵法師を乗せて旅に出ます。

「西遊記」(パート2)になると玉竜が人間に変身するようになります。喋り方は子供ような感じで、自分のことを「僕」と呼んでいるのも印象的です。

「西遊記」は主題歌・エンディングテーマも人気だった

「西遊記」はドラマもに気がありましたが、ゴダイゴが歌う主題歌・エンディングテーマも人気があり、今でも歌番組などで歌われています。

ゴダイゴ 「モンキーマジック」

「西遊記」のオープニングテーマの「モンキーマジック」
ゴダイゴのライブなどでも歌われ、とても人気の曲です。

軽快な音楽が、ドラマが始まるワクワク感を演出していました。全編英語なので、子供は「モンキーマジック」だけ口ずさんでいたそうです。

ゴダイゴ 「ガンダーラ」

「西遊記」のエンディングテーマの「ガンダーラ」

「まだ旅が続く」というイメージが持てる音楽で、この曲もよくテレビ番組で歌われています。
今でも人気が高く、この曲を聞くと心が落ち着くという声もあります。

「西遊記」は何度となくリメイクされていた

夏目雅子さんが出演する「西遊記」が放送されて以降、何度となく「西遊記」はリメイクされています。
リメイクされるたびに孫悟空・猪八戒・沙悟浄のイメージは変わっているのですが、三蔵法師のキャラクターだけはほとんど変わらず、そして夏目雅子さん以降はずっと女性が三蔵法師を演じています。

「西遊記」(1993年放送)

日本テレビ開局40年記念ドラマとして特別ドラマとして放送されました。

(出演者)
孫悟空 … 本木雅弘
三蔵法師 … 宮沢りえ
沙悟浄 … 嶋田久作
猪八戒 … 河原さぶ

「西遊記Ⅱ」でいた玉竜はこのドラマでは人間としての登場はありませんでした。

主題歌はB'zの「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」でした。

「新・西遊記」(1994年放送)

日本テレビで放送されたドラマで、堺正章さん・夏目雅子さんの「西遊記」をリメイクしたものです。

(出演者)
孫悟空 … 唐沢寿明
三蔵法師 … 牧瀬里穂
沙悟浄 … 柄本明
猪八戒 … 小倉久寛
白竜(玉竜)… 柳沢慎吾

「西遊記」の完全リメイクということで、白竜(玉竜)も登場しています。

「西遊記」(2006年放送)

「西遊記」は今まで全て日本テレビでの放送でしたが、この作品はフジテレビの月9枠で放送され、映画化もされました。

(出演者)
孫悟空 … 香取慎吾
三蔵法師 … 深津絵里
沙悟浄 … 内村光良
猪八戒 … 伊藤淳史

主題歌はMONKEY MAJIK「Around The World」で、堺正章さん・夏目雅子さんが出演していた「西遊記」のオープニングテーマである「モンキーマジック」とかかっているのか?と話題になりました。

「西遊記」以外にチェックしておきたい夏目雅子さん出演作

NHKの朝ドラ「朝が来た」の放送が進むにつれ、実はネット検索で「夏目雅子」を調べる人が増えてきたそうです。
その理由は、あさを演じた波留さんが夏目雅子さんに似ているからだそうです。

野々村病院物語(1981年)

名前の通り、宇津井健さん演じる野々村隆之が病院を開院し、患者や病院とどう向き合っていくかを描いたドラマです。
夏目雅子さんは看護婦主任・北見紀子を演じています。

このドラマ、1年後に「野々村病院物語Ⅱ」が放送されるのですが、全く違った内容になっており、夏目さんも「野々村病院物語Ⅱ」では倉方千恵と役名が変わっています。

「鬼龍院花子の生涯」(1982年)

侠客鬼龍院政五郎と、その娘である花子の波乱万丈の生涯を描いた映画です。

よくこの映画の紹介をする時に使われる「なめたらいかんぜよ!」はこの当時の流行語となりました。
この作品では今まで清楚でお嬢様と言われていた夏目雅子さんがヌード姿を披露したことも話題になりました。

NHK大河ドラマ 徳川家康(1983年)

夏目雅子さんは1981年のNHK大河ドラマ「おんな太閤記」ではお市を演じ、1983年の「徳川家康」ではその娘である淀君を演じています。

生前、時代劇にも多く出演していましたが、時代劇ではこの作品が生前最期のものになります。
端正な顔が時代劇に向いているとも言われていました。

南極物語(1983年)

「南極物語」というと、高倉健さんと犬のタロ・ジロが有名ですね。
夏目雅子さんは、高倉健さん演じる潮田暁と共に第1次・第3次越冬隊員として南極へ行く越智健二郎(渡瀬恒彦)の婚約者を演じます。

南極に置いてきた犬のことで苦悩する越智を支える姿が献身的でした。

瀬戸内少年野球団(1984年)

阿久悠さんの自伝的小説を原作とした、終戦後の淡路島の子供たちや、その子供が所属する少年野球団を描いた映画です。

この後、夏目雅子さんは急性白血病となります。その後、映画のナレーターはしていますがご自身が出演した作品はこれが最後となります。

この映画は渡辺謙さんの映画デビュー作でもあり、朝ドラ「朝が来た」に出演していた山内圭哉さんも野球少年として出演しています。

27歳という若さで亡くなられた夏目雅子さん。彼女の笑顔はいつまでも美しいと語り継がれています。
作品の中の夏目さんもすごく素敵で、よくテレビなどでも特集されています。
昨年は没後30年ということで、雑誌などでも取り上げられることが多かった夏目雅子さん。知らない人も素敵な笑顔を作品で見て欲しいです。

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