記事ID72540のサムネイル画像

夏目雅子、映画の中で今も生き続ける美しさと内に秘めた女優魂

30年前に27歳の若さでた逝去した、女優の夏目雅子。彼女が出演した当時の映画と画像。美しさの裏に秘められた女優魂に迫ります。故・夏目雅子さんが映画デビューした作品から遺作となった映画まで、特に人気のある作品の写真を集めてみました。

女優、夏目雅子

女優、夏目雅子は1957年12月17日に東京都港区六本木生まれ、神奈川県横浜市中区山手で育ちました。

1976年から1985年まで映画、テレビ、舞台で活動。1985年9月11日急性骨髄性白血病のため、満27歳でなくなっています。
没後30年の2015年に写真集「女優 夏目雅子」 (キネマ旬報ムック)が発売されました。

1977年『トラック野郎・男一匹桃次郎』で映画デビュー

東映映画『トラック野郎・男一匹桃次郎』のマドンナの小早川雅子役にえらばれ、桃次郎役の菅原文太とトラックに乗る。夏目雅子の初出演映画です。

1977年映画『トラック野郎・男一匹桃次郎』東映-小早川雅子役-夏目雅子

映画では、鹿児島で行われる剣道大会にマドンナ(夏目雅子)が参加します。桃次郎は太一を罵り剣道勝負を申し込みます。それで二人は仲良くなります。

カネボウ化粧品CMの「クッキーフェイス」のキャンペーンガールをつとめた、1977年の映画作品です。初々しい美しさが魅力的な夏目雅子です。

20歳の夏目雅子が小早川雅子役で映画デビューした作品です。

この映画、トラック野郎では、翌年に放送されるテレビドラマ、西遊記のメンバー(悟空-堺正章、はっかい-左とん平、和尚-夏目雅子)が出演しています。

映画の中で桃次郎(菅原文太)が小早川雅子(夏目雅子=キャンペーンガール)に「クッキーフェイスに惚れました。」という台詞があります。

1982年 映画『大日本帝国』東映 - 柏木京子・マリア 役夏目雅子

映画「大日本帝国」で夏目雅子が演じるフィりピン人のマリア。日本軍の下士官とフィリピン戦線で知り合い、曹長に射殺されてしまう。

映画で夏目雅子は日本人とフィリピン人の女性を演じています。日本人の京子はクリスチャンの学生江上の恋人です。

1982年映画『鬼龍院花子の生涯』東映 - 松恵 役-夏目雅子

映画『鬼龍院花子の生涯』の夏目雅子の名台詞「なめたらいかんぜよ!」は流行語になりました。
夏目雅子が演じる役は「松恵 」、鬼龍院花子ではありません。

25歳の夏目雅子の輝く美しさと内面に秘めた女の情念が表現された映画です。夏目雅子はこの映画が発表された3年後に白血病で亡くなっています。

映画の中で夏目雅子演じる鬼龍院花子は、高知、九反田(くたんだ)の侠客、鬼龍院 政五郎の、鬼政の娘です。だから、なめたらあかんのです。

映画を撮影中に夏目雅子はバセドー病が悪化する。手術のため1カ月入院することになります。1ヵ月後に痛々しい手術跡とともに復帰した。

元キャンペーンモデルの夏目雅子は「お嬢さん芸女優」から脱却するために、五社英雄監督の自宅を訪問して、自分を売り込み、この映画の主役を射止めました。

映画『鬼龍院花子の生涯』は大成功をおさめ、夏目雅子は第25回(1982年度)ブルーリボン賞で主演女優賞を獲得しました。映画の大ヒットで原作者の宮尾登美子も流行作家と呼ばれるようになります。

1983年 映画『時代屋の女房』松竹 - 真弓 役-夏目雅子

映画『時代屋の女房』で夏目雅子が演じる真弓。ある日突然、時代屋現れて居着き、主人の安と一緒に暮らし始めます。

夏目雅子が映画で演じるもう一人の役が美郷です。故郷に帰る前夜に安のところにやってきて、結ばれます。そして翌朝には電車で故郷にむかいます。真弓とは対照的です。

この映画に登場する人物は、皆それぞれに事情を抱えています。夏目雅子が演じる真弓はどこから来て、何処へ行ったのでしょうか。

時代屋に住み着いた真弓は、突然いなくなったり、帰ってきたりします。よく笑う人だった夏目雅子の映画で演じる笑顔が素敵です。

あの頃の懐かしい映画が今、ブルーレイ・クオリティでで蘇ります。夏目雅子が出演した映画の中で夫も人気がある「 時代屋の女房」です。

1984年 映画『瀬戸内少年野球団』日本ヘラルド - 中井駒子 役-夏目雅子

終戦後の淡路島を舞台にした青春映画で、野球少年たちの日々を描いている。夏目雅子が教師役を演じている。

映画のロケは、- 岡山県笠岡市笠岡諸島、金刀比羅宮 - 香川県仲多度郡琴平町で行われました。夏目雅子は親元離れてロケに参加している子どもたちを思いやり、一緒に風呂に入ってねぎらったという。

俳優の渡辺謙はこの映画でデビューしました。女優の夏目雅子の遺作となった。懐かしく、思い出深い映画です。

子どもたちが主役の映画です。戦後の民主主義を教える女教師が、野球に目覚めた少年たちと絆を深めていきます。夏目雅子の夫役で郷ひろみも出演しています。

あのときのまま、生き続ける女優夏目雅子

27歳の美しさ、透明感のある女優夏目雅子は、今も、そしてこれからも…、あの時のまま生き続けています。

関連する記事

この記事に関する記事

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す

TOPへ