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「思い出のマーニー」の主題歌、あなたは聞いたことがありますか?

2014年、ジブリが製作した思い出のマーニー。とても話題になった思い出のマーニーの主題歌は、ご存知でしょうか?少女のとても繊細な心情をうたった、この映画にぴったりの曲です。今回は思い出のマーニーの主題歌に注目してその魅力をご紹介します!

思い出のマーニー、ご存知ですか?

『思い出のマーニー』は、イギリスの作家、ジョーン・G・ロビンソンによる原作の映画です。児童文学作品として書かれました。

その児童書を2014年にアニメ映画化したのが、日本が誇るアニメーション会社、ジブリ。すでにご覧になったという方も多いかもしれませんね。

思い出のマーニーは米林宏監督が手掛け、借り暮らしのアリエッティから4年目の2作品目。製作に宮崎駿・高畑勲の二人は一切関わっておらず、試写を終え二人から賞賛のコメントを頂いたそうです。

第88回アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされるなど、話題の作品となり、思い出のマーニーの主題歌にも注目が集まりました。

思い出のマーニー あらすじ

思い出のマーニーの主題歌について入る前に、簡単なあらすじをご紹介します。

あらすじ

学校や家で上手く関係を作ることが出来なかった主人公杏奈は、喘息の療養のために自然に囲まれた海辺の町にやってきます。

杏奈の目に海の浅瀬を渡った先にある大きな屋敷が映ります。その屋敷を、杏奈は知っている気がしました。そしてこの場所で不思議な少女マーニーと出会います。

杏奈とマーニーはすぐに仲良くなり、親友になっていきます。このときの杏奈の心境を歌ったような歌詞が主題歌のFine On The Outside。

二人はお互いにしか言えない秘密を話し、関係を深めていくのですが・・・二人はどうなっていくのでしょうか?続きは映画思い出のマーニーを見てみてくださいね。

思い出のマーニーのあらすじをご紹介しました。
このあらすじを知ってから聞く主題歌は、思い出のマーニーの世界を感じさせてくれる曲になっています。

思い出のマーニーの主題歌を歌っているのは

思い出のマーニーの主題歌は、英語の歌詞になっています。
映画の世界を感じさせてくれる主題歌についてご紹介します。

主題歌を歌っているのは「プリシラ・アーン」
韓国系アメリカ人のシンガーソングライターです。プリシラ・アーンはジブリ映画の大ファンだったそう。

彼女は1984年3月9日、ジョージア州に生まれ、2008年にメジャーデビューを果たしL.A.を拠点に活動を続けています。
ジブリ好きから、スタジオジブリで使われた曲をカバーしたアルバム「ナチュラルカバー」を2012年に発売。主題歌が収録されたアルバムもその後発売されています。

思い出のマーニーの主題歌を歌っているプリシラ・アーンは、2012年にNHK BSプレミアムで放送された「そこをなんとか」の主題歌も歌っています。

プリシラ・アーンは、思い出のマーニーで自分の曲が使われたことに対して、「映画の中で音楽がいろんな感情を一つに繋げている。そこで最後に自分の曲に繋がっていきます。ジブリの主題歌を歌うことが夢だったので嬉しい。」と語っています。

思い出のマーニーの主題歌はどのように作られた?

思い出のマーニーの主題歌はどのように作られたのでしょうか?

実は、思い出のマーニーの主題歌は2014年の映画の公開から9年前に作られていた曲だったのです。主題歌が作られた背景は?

主題歌Fine On The Outsideが作られた時、プリシラ・アーンはちょうど実家を出てロサンゼルスに住んでいた時でした。

1人のロサンゼルスで孤独や寂しい思いをしていたプリシラ・アーンは、それを乗り越えられる自分になりたい、そういう自分を受け入れたいという思いから作られました。思い出のマーニーの杏奈の心境と似ています。

思い出のマーニーの杏奈と似た心境から作られた主題歌だったのですね。杏奈の気持ちを表現しているような主題歌が映画に色を添えます。

主題歌の歌詞を和訳すると?

そんなプリシアさんの思いが詰まったFine On The Outside。
英語であるというところがマーニーの世界を壊さず素晴らしい音楽になっていることは間違いありません。ただ英語だと日本人の私達にはなかなか意味が伝わりにくいですよね。

そこでFine On The Outsideの日本語訳をご紹介します。

小さい頃からずっと 友達は少ないほう だから平気でいられるようになったの
ひとりでも ひとりでも

これからも外側にいたっていいの 学校ではひとりで食べるのが好き 
いつもそう ずっといると思う
ここに ここに

これからも外側にいたっていいの
夜更けに何時間も 自分の部屋で座って月を眺め
誰が私の名前を知っているか思いをめぐらす
もし私が死んだら 泣いてくれる?
私の顔を覚えていてくれる?

ある日 家を出たの
荷物をまとめて 自分の過去から遠く離れて
笑う 笑う

だから外側にいても大丈夫な気がする

ときに迷い ときにわからなくなって
ときに ぜんぜん大丈夫じゃなくなって
泣いてしまう 泣いてしまう 泣いてしまう

9年前に作られたとは思えないほど杏奈の気持ちを歌った歌詞ですね。プリシラさんの思いや、すべてを見終わった後に改めて歌詞を見ると、新しい発見や感動を見つけることができます。是非この歌詞を思い浮かべながら、思い出のマーニーを見てみてくださいね。

日本語の歌詞を思い浮かべながら主題歌を聞いてみてください

思い出のマーニーの主題歌は、プリシラ・アーンが孤独だった頃に抱えていた感情を元に作られた曲でした。とても映画に合っていて、素敵な曲ですね。

是非、思い出のマーニーと一緒にプリシラ・アーンのアルバムも聴いてみてくださいね。

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