声優アワード2015を受賞したアニメ界のスター声優たちとは・・・?!
2016/04/27
fufuyou
週刊少年ジャンプで現在も連載中の大長編漫画です。
海賊王ロジャーが遺した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を得て海賊王となる事を夢見る少年、モンキー・D・ルフィが仲間達と共に冒険します。
この主人公ルフィは、幼い頃エースと義兄弟の盃を交わし、以後エースが海へ出るまで共に暮らしていました。
主人公ルフィが海賊になって、しばらくして、大きく育ったエースと再会します。
エースはスペード海賊団の船長から、白ひげ海賊団2番隊隊長へと躍進していました。
悪魔の実「メラメラの実」の力も手に入れていました。
この肉体美と気さくな性格が人気を集めていて、愛されキャラになっています。
炎の如く熱く鮮烈に生きたエース。そんな彼の声を担当した声優さんをご紹介します。
古川登志夫
生年月日:1946年7月16日
血液型:B型
職業:声優、俳優、ナレーター
事務所:青二プロダクション
声優デビュー:1974年アニメ「ゼロテスター」の隊員(通信員)役
「ONE PIECE」の声優さんは、ベテランと呼ばれる方が多いのですが、古川さんもベテラン中のベテラン声優さんです。エース以外にも、色々と有名な役を演じておられます。
それでは、古川さんがエース以外に声を担当したキャラクターを見てみましょう!
アニメ「ドラゴンボール」をご存知ですか?
とても有名で、連載が終わった現在でも映画の新作が上映されるほどです。
このドラゴンボールの中で、エースの声が聞こえてきませんか?
声優古川さんの代表作といえば、必ずあがるキャラクターの1人、ドラゴンボールの「ピッコロ」です。
古川さんはハイトーンボイスのキャラクターを演じる事が多かったため、それらのキャラクターとは異なるピッコロの演技については「低めの声を出し続けなければならなかったため、かなり難しかった」と後に述べられたそうです。
「名探偵コナン」も有名な漫画、アニメですね。
10年以上も映画が毎年公開されています。
まだ完結していないため、今後の展開も注目です。
このコナンのアニメからもエースの声が聞こえてきませんか?
「名探偵コナン」でも、古川登志夫さんは活躍しています。
群馬県警の「山村ミサオ警部」を演じています。
エースとは対照的にドジなキャラクターで笑いを演出しています。
「機動戦士ガンダム」「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムUC」に登場するキャラクター「カイ・シデン」です。
名前の由来は戦闘機の「紫電改」というのは有名ですね。
声優 古川登志夫さんが演じたキャラクター② 諸星あたる(うる星やつら)
名作「うる星やつら」の主役である「諸星あたる」の声優も担当しています。
この諸星あたるは、アホで楽観的な性格で、女性好きのキャラクターの代名詞となるほどの女好き。
でも時にはシリアスにもなる複雑なキャラクターの彼を一層輝かせたのは、担当声優である古川さんの好演もあっての事でしょう。
「北斗の拳」の「シン」も担当しています。
今もなお絶大な人気を誇り、ゲームやスピンオフ漫画が発売されている漫画「北斗の拳」。
その主人公ケンシロウの最初の敵ボスキャラである男、シン。
テレビアニメと1986年の劇場版アニメでの彼を演じた声優が古川さんでした。
こうして見ると、本当に様々なキャラクターを演じていたのがよく分かりますね。声優さんって本当に凄いという事がよく分かります。
男性キャラクターは、子供の時と大人の時とで、担当している声優が異なる場合が多くあります。エースもそうでした。
それでは、子供の頃のエースを演じた声優さんを紹介しましょう。
阪口大助
生年月日:1973年10月11日
血液型:A型
職業:声優
事務所:青二プロダクション
声優デビュー:1992年アニメ「美少女戦士セーラームーン」(ネコ)
アニメ「機動戦士ガンダム」に憧れた事が声優を目指すきっかけだった阪口さんは、声優となって間もなく、本当に「機動戦士ガンダム」シリーズの主役に抜擢されたという奇跡的逸話の持ち主です。
そんな阪口さんが、エース(幼年期)以外に演じたキャラクターを紹介しましょう!
前述の、ガンダムに憧れて声優となった阪口さんが演じたガンダムシリーズの主役というのが、この「機動戦士Vガンダム」の主人公ウッソ・エヴィンです。
ただ、声優デビューして間もなく、演技力も未熟だった当時の阪口さんは、毎回冨野監督から非常に厳しい演技指導を受け、アフレコの度に叱責され・・・と、苦労も多かったそうです。
声優 阪口大助さんが演じたキャラクター② 志村新八(銀魂)
強烈なボケキャラが圧倒的に多い「銀魂」において、希少なツッコミ&常識人枠の準主役キャラクターなのに、妙に影が薄く、周囲からはメガネが本体だと認識されている薄幸の少年「志村新八」を演じています。
声優阪口さんが演じたキャラクターといえば、真っ先に彼の名前があがるのではないでしょうか。
エースの人生は、生まれる前から波乱に満ちていました。
それは彼が、あの海賊王ロジャーの血を引く唯一の人間だったからです。
エースの生涯について、まとめてみました。
ロジャーの処刑は、エースが生まれる前に執行されました。
さらにエースの母ルージュは、エースを守るために文字通り命を削って、彼を産んだのです。
ロジャーの子を身籠った女性がいるという情報を掴んでいた海軍は、ロジャーの血を残すまいと血眼になってその妊婦を捜索しました。
ルージュは胎の中の我が子を守るため、母の執念で20ヵ月もの間子供を胎内に宿し続けました。そして、ほとぼりが冷めて捜索されなくなった頃に出産。「エース」の名を子供に付けた後、力尽きて帰らぬ人となりました。
「エース」の名を考えたのはロジャーでした。子供が生まれる前に自分は死ぬと分かっていたロジャーは、まだ見ぬ我が子のために男女両方の名前を残していました。エースの名は、ロジャーの父としての最初で最後の贈り物でもあったのです。
ちなみに、女の子だった場合は「アン」と名付けられる事になっていました。
生まれてすぐに親を失ったエースを引き取ったのは、ルフィの祖父で「海軍の英雄」と呼ばれている海軍中将ガープでした。
実はロジャーは処刑される前に、ガープに妻子の保護を頼んでいたのです。「何十回と殺しあいをしたお前なら、仲間と同等に信頼できる」・・・という滅茶苦茶な理由で。
しかし、実際にガープはロジャーの最後の頼みを引き受け、エースを保護しました。
ロジャーが言っていたように、不倶戴天の仇同士なはずの2人ですが、奇妙な信頼、友情に近いものもあったのかもしれません。ガープ自身、海兵としては色んな意味で規格外な人物である事も関係しているかもしれませんが。
ガープは、赤ん坊のエースを知人で山賊のダダンに託し、以後、エースはダダンとその仲間達が暮らすコルボ山で育てられる事になります。
幼年期のエースは(詳しい時期は不明ですが)自分の父が海賊王ロジャーだという事実を早くに知り、それ故に苦しんでいました。
世間では海賊王ロジャーの事を忌み嫌う声が多く、その血を引く自分の存在価値も見いだせなくなってしまっていたのです。
そんな中でサボ、そしてルフィと知り合い、やがて2人と義兄弟の盃を交わす事になります。
サボとは、ルフィがエースと会う前から既に親交があり、2人で海賊になるために貯金など色々と準備もしていました。
ルフィについては最初、よく思っていなかったエースでしたが、自分を必要だと言葉と態度で示すルフィに、次第に心を開くようになります。
義兄弟の盃を交わした後、一緒に行動していた3人でしたが・・・。
ある時、サボは実家の父親に見つかり、連れ戻されてしまいます。サボは貴族の子供でしたが、地位を守り、家を大きくする事しか頭にない貴族の家風に馴染めず、家出していたのです。
しかし連れ戻された実家で、この国の貴族がどうしようもなく腐敗している現実を見せつけられたサボは密かに海に出る事を決意し、実行します。
ですが国に視察に来た「世界貴族(天竜人)」により、船ごと砲撃されてしまいました。
偶然にもサボが砲撃された現場を目撃したダダンの部下の報告により、サボが死んだ事を知ったエースとルフィ。
幼いながらもサボを殺したのは”自由とは反対の何か”だと悟った2人は、「誰よりも自由に、悔いのないように生きる」思いを強くしたのでした。
ルフィよりも3年早く海に出たエースは、元々の実力に加えて自然系悪魔の実「メラメラの実」の能力を得た事で、若くして四皇にして最強の大海賊と言われていた『白ひげ』ことエドワード・ニューゲート率いる白ひげ海賊団の2番隊隊長を任されるほどの実力者となります。
しかし、同僚を殺害したティーチこと『黒ひげ』を、白ひげや仲間達が止めるのも聞かずに追った事で、彼の、そしてルフィの運命も大きく動く事になるのです。
黒ひげ追跡中に、ルフィと3年ぶりの再会を果たしたエース。ルフィにビブルカードを渡し、ルフィの仲間達に弟の事を頼むと言うと、再び追跡の旅に戻ります。
ちなみに仲間達がエースに抱いた感想は・・・
ナミ「あんな常識のある人がルフィのお兄さんな訳ないわ」
ウソップ「てっきりルフィにワをかけた身勝手野郎かと」
チョッパー「兄弟ってすばらしいんだな」
ゾロ「弟想いのイイ奴だ」
サンジ「わからねェもんだな、海って不思議だ」
・・・でした。
そして、ついに黒ひげを見つけたエースでしたが、黒ひげの自然系悪魔の実「ヤミヤミの実」の能力に不覚を取り、敗北。海軍へと引き渡されてしまいます。
ロジャーの血統を絶つために、海軍はエースの公開処刑にふみきり、エースを救出に来た白ひげ海賊団との全面戦争に突入します。
そして、エースの公開処刑の事を知ったルフィもまた、この戦いに参戦するのでした。
味方達の援護を受け、一度はエースを救出したルフィでしたが、海軍の猛追を止められませんでした。逆に無理をし続けた体に限界がきてしまい、動けなくなってしまいます。
そのルフィを庇い、エースが海軍大将赤犬の攻撃の前に倒れてしまったのです。
己の血筋に苦しみ、「自分は生まれてきて良かったのか」とさえ言っていたエース。海賊になる夢を抱いたのも、自分の名を世界に知らしめる事が、自分の生きた証になるという思いからでした。
ですが、真に欲しかったものはそうではなかった事を、本当は分かっていました。彼が心底望んでいたものはただ、「自分は生まれてきて良かったのか」という問いに対する答えであり、それは、この戦場でルフィ達が示してくれた行動そのものだったのです。
その後白ひげも戦死し、泥沼化した戦いは、駆けつけた四皇『赤髪のシャンクス』の介入によって終結しました。
一方、瀕死の状態だったルフィは海賊トラファルガー・ローに救助され、後に七武海ボア・ハンコックに匿われました。
ここでルフィは、かつて海賊王の右腕として活躍した伝説の大海賊『冥王』シルバーズ・レイリーの提案を受け、2年の間、彼の下で修行する事になります。
エースと白ひげの遺体はシャンクスが預かり、新世界のとある島に、共に葬られました。
2年後、とある人物が「麦わらの一味」の復活を知らせる新聞を、彼の墓前に持ってきます。「3つの盃」と共に。
こうしてエースの人生は幕を閉じました。しかし、彼の名とその影響は色濃く残り、今も「ONE PIECE」の物語を動かしています。
ルフィの新必殺技の1つが「ゴムゴムの”火拳銃”」と、エースの必殺技の名を冠したものだったり、彼の能力「メラメラの実」を巡ってひと騒動あったり、それを引き継いだのが、死んだと思っていたもう1人の兄だったり・・・。
もう物語の中で生きた彼に会う事はないけれど、ルフィ達の心の中で、彼はずっと生きています。ルフィ達がエースを忘れない限り、エースの名は物語の中で語られていくのでしょう。
声優さんとは、本当にすごいですね。
声だけで、様々なキャラクターを演じています。
そして、そのアニメの印象も作り上げてしまいます。
ベテラン古川さんの今後の活躍に期待しています。
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