2015/12/14
sakurayuzu
三田佳子さんの息子・高橋祐也さん
三田佳子さんといえば大ベテラン女優で、主役というイメージはあまりないものの映画「極道の妻たち」や「バトル・ロワイアルII 鎮魂歌」などの任侠映画・バイオレンス作品、またドラマ「外科医・有森冴子」といった女医の役を演じて人気となっています。そんな三田佳子さんを一躍有名に・・・してしまったのが、出演した作品よりも息子の起こした事件。しかも一度や二度ではなく、三度も同じ罪を犯して逮捕されたことです。当然、法を犯した息子が悪いのですが親としての責任を追及する世論の声が高まりました。
息子の三度目の逮捕で会見する三田佳子さん
これは息子の三度目の逮捕時に会見した三田佳子さんを取り上げたスポーツ記事です。過去の批判を受けてのコメントなのでしょう、三田佳子さんは自らを「親としてダメ」と責めていました。しかしこのときには世間はもう、「またか」と半ば呆れたような反応だったことを記憶しています。
三田佳子さんは1960年から現在に至るまでの55年間、女優として活動してきました。出演作品は数知れず、どれも名作といわれるものばかりです。映画やドラマだけでなく、アニメ映画「ポケットモンスター」では声優を務めたり、また調味料や洗剤のCMなどその活躍は幅広いものがあります。
女優業で多忙を極めるなか、元NHKプロデューサーの旦那様と結婚し二人の息子をもうけました。しかし、忙しい両親の目を盗んで息子の犯罪は行われ、逮捕に至りました。三田佳子さんが「人生をかけて究明する」と言った息子の犯罪の原因とは?
事件が起きたのは1998年、息子の高橋祐也さんがまだ高校生のときでした。容疑は覚せい剤取締法違反。未成年のうちから覚せい剤に手を出し、息子は逮捕されました。
三田佳子さんが自分の息子をかばうのは分かります。ですが公の場で、実際に息子が逮捕されて言うことではありません。悪いことをしたら逮捕される、報道されるのは一般人の未成年でも当たり前のことです。
この時点で、世間一般の常識とずれている三田佳子さんの言動。しかしもっと驚くべき事実が三田佳子さんの口から飛び出しました。息子への度を越えた愛情が明らかになるのです。
なんと息子のお小遣いは「月」に50万円。年間600万円にもなる計算です。これを一般家庭に置き換えると、サラリーマンの年収平均を余裕で上回る金額になります。三田佳子さんは多忙で息子にかまってあげられないという理由で、破格のお小遣いを息子にあげていたことが分かりました。
当然、世論から批判が集中した三田佳子さんは全ての女優活動を休止、10ヶ月間の休養を発表しました。
息子が当時未成年だったことから、当時の息子の写真やこの事件を扱った記事は探しても見つかりませんでした。
三田佳子さんの活動自粛、そして息子は未成年だったこともあって保護観察処分が下されたことで一応の収束を見たと思われた今回の事件。しかし、息子は再び罪を犯すことになります。しかも、再犯です。
息子は先の事件によって高校を退学処分となりますが、大検を受検して1994年の4月に東海大学教養学部に入学しました。そのまま大学で真剣かつ自分が起こした罪を反省していれば、これほど騒ぎが大きくなることはなかったのですが・・・。
自宅の地下室で「覚せい剤パーティー」を行なっていたことが発覚し、2000年10月25日、再び覚せい剤取締法違反で、友人の17~20歳の男3人、女1人と一緒に逮捕される。
2000年10月25日。息子は再び覚せい剤に手を出してしまいました。しかも、友人や芸能界に関係する人物まで巻き込んでの薬物パーティを行ったことが逮捕後に発覚。せっかく入学した大学からは退学処分を言い渡されました。
裁判によって再犯の罪は重いと判断され、懲役2年、執行猶予5年の判決を言い渡された三田佳子さんの息子。執行猶予があるとはいえ、5年という長さが罪の重さを感じさせます。
息子の再犯の影響は大きく、このとき三田佳子さんは1年間の活動自粛を余儀なくされたのです。母親として、息子の罪を防ぐことはできなかったのでしょうか?時間がないから、では今回は済まされません。一度覚せい剤に手を出した人はそう簡単に社会復帰できないことは過去の事例からみても明らかなわけですから、しっかりとしたケアが必要だったのではないでしょうか?
そんな三田佳子さんの息子に救いの手を差し伸べた人物がいました。唐十郎氏が身元引受人となり、舞台俳優としてデビューさせたのです。
演出家の唐十郎(からじゅうろう)氏
自身が主宰していた劇団で、三田佳子さんの息子を舞台俳優としてデビューさせた唐十郎氏。
その甲斐もあって息子は、2001年から2003年にかけて複数の公演に出演したほか、2003年、2005年には映画にも出演。とくに2003年に主演映画「ワル~序章~」でDVシネマ大賞最優秀新人賞を受賞するなど、俳優として活躍し更正の道を歩み始めていました。
2007年11月15日、コンビニエンスストアのトイレで覚せい剤を吸引していたことが店員の通報により発覚し、かけつけた警察官が路上で職務質問したところ、覚せい剤約0.1グラムを所持していたため、三たび覚せい剤取締役法違反で現行犯逮捕される。
しばらく仕事のない状態が続いていた2007年。三田佳子さんの息子はまたも覚せい剤で、しかも現行犯で逮捕されました。救いようがないとはこのことです。
自分を助けてくれた恩師のもとに通うこともやめていたという三田佳子さんの息子。唐十郎さんも呆れたような口調でコメントしています。
「すべては、私たち夫婦の養育、教育の失敗」と述べた三田は、祐也容疑者が重度の鬱(うつ)病(びよう)だったことや、自身も女優廃業を考えていたことなどを明かした。
三田佳子さんは三度目の記者会見に。しかし、息子はこのとき既に27歳。親元を離れ一人暮らしをしていたといいます。恐らく三田佳子さんとしても、舞台に映画にと出演していた息子を案じてはいても、仕事をこなしているものと思い込んでいたのでしょう。
涙の記者会見も、もはや三度目ともなれば世間は呆れて批判する気にもならないといった感じでした。しかしこの会見でまたも三田佳子さんから信じられない事実が語られたのです。
有り余るお金をクスリにつぎ込み一度目の逮捕があった。にも関わらず、以前にも増して、しかも立派な成人男性に70万円という高額なお小遣いを上げていたことが判明。なにが申し訳ないのでしょうか?三田佳子さんは自分の息子が世間をあれだけ騒がせたことを自覚していないのでしょうか?
――仕事が長続きしない状況?
三田「(軽くうなずき)すぐ失敗してしまう」
――だから、両親の援助が続いていた?
三田「私たちは、夫婦でいるから。両親で最低限の手助けをしないと(祐也容疑者の生活は)無理だった」
記者会見での、記者と三田佳子さんのやり取りの一部です。最低限の手助けが70万円?いったいどれくらい豪華な「最低限」だったのでしょうね?覚せい剤を買って余りある金額でしょう。当然といえば当然の再犯だったわけです。
2010年2月。薬物漬けとなり三度も逮捕された三田佳子さんの息子は一般女性と結婚していたことが判明しました。
逮捕されたのが2007年ですから、その当時から交際があったというその女性は三田佳子さんとも面識があるそうです。
逮捕されたあとはリハビリ施設に入って更正したという息子。・・・にわかに信じられませんが。
最後の一文を読むだけで呆れて物が言えなくなりそうです。
結婚したのが2月の始め、7ヵ月後に子供が生まれたということは・・・いわゆる「できちゃった婚」の可能性が大ですよね。相手の女性もそういういい加減な人ということです。
次に、三田佳子さん夫妻の庇護の下で新しい生活を始めたそうですが・・・やっぱり三田佳子さんもなにも学習していないようですね。あえて厳しく言わせてもらえば、こんなバカ息子を庇護してやる必要などないのです。社会的に厳しい制裁を与えられなければならない人物を守ってどうするのでしょう?
最後に、そんな息子が人の親になってしまったということ。子供が同じ道を歩むことになってしまったとき、この息子が親として責任を取れるとは思えません。
まあ、三田佳子さんが良しと言うならいいんじゃないでしょうか?もはや世間はいっさいの興味を失っているのですから。
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