2021/11/25
グリ777
映画4157
生年月日：1947年1月18日
出身地：東京都足立区島根
血液型：O
身長 ：168cm
活動時期:1972年
1980年代以降のお笑い界を代表する人物の一人。
最近では、映画監督としても世界的に高い評価をされた数少ない日本人監督の一人であり、その知名度は非常に高い。
1986年にフライデー襲撃事件を起こして逮捕。1994年にバイク事故を起こして重症を負うなどのトラブルや事故を起こしたが、それを乗り越えてきた不屈の人物でもある。
2010年6月12日に公開された日本映画で、北野武の15本目の監督作品。
キャッチコピーは「全員悪人」。
北野武映画①「アウトレイジ」あらすじ
関東一円を支配する巨大暴力団・山王会の関内会長は、傘下の池元組が麻薬を扱う村瀬組と兄弟杯を交わして親密になっていることを快く思っていなかった。そこで関内の右腕・加藤はこの2つの組を仲違いさせようと企て、池元に対して「村瀬を締めろ（軽い制裁を与えろ）」と無理な命令をする。兄弟分の村瀬に手を出せない池元は、配下の大友組に村瀬組を締めることを命令する。池元の二枚舌、山王会の思惑に翻弄されながらも、大友組は村瀬組を締めることに成功し、村瀬組は解散する。
池元の行動に不愉快を覚えつつ、大友は村瀬のシマを事実上継承し、大使館の闇カジノで成功を収める。一方、村瀬が隠れて麻薬を売っていることが発覚し、池元に唆された大友は村瀬を殺害する。ところが、このことを口実に池元は大友に破門を言い渡し、大友は怒りを露わにする。大友は復帰のため、関内の元を訪れ許しを請うが、逆に関内は池元の殺害を唆す。そこで大友は悪びれず闇カジノを訪れていた池元を殺害する。闇カジノを狙っていた関内は、今度は池元組若頭の小沢に、組を継ぎたければ親の仇を討てと煽り、大友組と池元組の抗争を仕掛ける。本家の手助けも得た小沢は、次々と大友組の組員を殺害し、彼らを追い詰めていく。
北野武映画①「アウトレイジ」キャスト
山王会池元組内大友組組長・大友を北野武さんが、大友に強い忠誠心を持つ山王会池元組内大友組若頭・水野を椎名桔平さんが演じます。
その他に加瀬亮さん、北村総一朗さん、小日向文世さん、森永健司さん、三浦友和さん、杉本哲太さんなどが出演しています。
北野武映画①「アウトレイジ」世間の反応
あの俳優陣を集めてつまらない映画を作る方が難しい
といっても良いくらい、まず俳優が良い
そして、ヤクザという重苦しい内容でありながら
所々に北野武ならではの「笑い」を織り交ぜており
その辺りの匙加減が上手いなと思う
単なるドンパチではなく、様々な人物の思惑が絡み合う
知的な権力争いも見物です
北野武監督作品を観たのがこの映画が初めてだったせいか、たけしがヤクザを演じているのがすごく新鮮で、たけしの演技が好きになった。
あの何ともいえない表情が素晴らしい。
そして…いい人キャラのイメージだった加瀬亮とか三浦友和とか杉本哲太とか小日向文世とか皆、悪人になっちゃってて…これまたすごく新鮮な気持ちにさせてくれた！
映画なんだから暴力やるなら徹底的にやるほうが良い。たけしさん＆椎名さんのコンビ、笑いながらやっちゃう残忍さがいい。それでいて、どこか冷めてる映画。だからかっこいいと思う。
北野武映画①「アウトレイジ」予告動画
北野武監督による日本映画で2012年10月6日に日本公開された。第69回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門正式出品。「全員悪人 完結。」、「一番悪い奴は誰だ?」がキャッチコピー。
北野武映画②「アウトレイジ ビヨンド」あらすじ
5年前、ヤクザ界での生き残りを懸け壮絶な権力闘争に明け暮れた暴力団「山王会」は関東の頂点を極め、政界にまで勢力を広げていた。彼らの壊滅を目指す刑事の片岡（小日向文世）は、関西最大の「花菱会」と対立させるべく策略を練る。そんな中、遺恨のある木村（中野英雄）に刺されて獄中で死んだはずの大友（ビートたけし）が生きていたという事実が持ち上がる。その後、出所した大友だったが……。
北野武映画②「アウトレイジ ビヨンド」キャスト
元山王会池元組傘下大友組組長を北野武さんが、山王会二代目会長を三浦友和さんが演じます。
その他に加瀬亮さん、小日向文世さん、西田敏行さん、高橋克典さん、新井浩文さん、塩見三省さん、中尾彬さんなどが出演しています。
北野武映画②「アウトレイジ ビヨンド」世間の反応
面白いです。疑心暗鬼が膨大すぎて誰を信じていいのか本当にわからなくなります。
ヤクザ映画って面白いです。要は人間は集団になると猿山と同じ類で、その展開に引き込まれるんでしょう。
ヤクザでも政治でも、経済界でも同じなんだけど、暴力的な事が入る事によって独特の世界があるんでしょうね。
ヤクザ映画は初めて見ましたが、引き込まれました。
全員悪人、簡単に殺しあう、残忍な映画ですが、なぜか筋が通っているような気がして、ぐいぐい見入る。
テンポもあって、セリフの掛け合いゴラゴラ言い合うところは、面白かった。
信じること、それを通すこと。裏切りには見返りがあること。
これらが不変だということがわかった。警察も巻き込んで、オセロゲームのように寝返って状況が変わる。
大変な世界だな、と思った。
「ただの」ヤクザ映画だが、「ただの」こそが重要。
無駄なく、YAKUZAの世界にどっぷり漬かることが出来る。ヤクザの世界はすぐ隣にあるが、カタギの人間には普通なら一見縁のない世界だ。我々はこのフィルムを通して「非日常」を体験したいのだ。
だから、「ただの」ヤクザ映画であることが非常に重要。奇をてらってないからこそいい。またVシネマでは得られない「高級感」があるのも味噌。
で、ところどころ、「気まずさ」とかで笑えるのがさすがお笑い出身だなと思う。俺はたけしさんの信者でもなんでもない。彼の作品は今まで２、３作品観て来たが、この「アウトレイジ」２部作が最も好き。
北野武映画②「アウトレイジ ビヨンド」予告動画
2003年9月6日に公開された北野武、監督・主演の日本映画。「盲目でありながら居合抜きの達人」という座頭を主役にしている設定以外、子母澤寛が執筆した原作や時代劇『座頭市シリーズ』とは全く関連が無いオリジナルである。
北野武映画➂「座頭市」あらすじ
盲目のやくざである市が、とある宿場町に到着した。その町はやくざの銀蔵一家に支配され、人々は苦しい生活を強いられていた。ここで市はおうめの家に厄介になる。賭場にて遊び人でおうめの甥の新吉と出会い、さらに幼少時に盗賊に両親を殺害され、その親の仇を探して旅をしている芸者の姉妹と出会う。一方、脱藩して職を失った浪人もまたこの町にたどりつき、剣術の腕を買われて銀蔵一家の用心棒を務める。とある飯屋で市と浪人は出会い、互いに相手の剣術の凄さを見抜くのだった。
ある日市は賭場の博打のイカサマを見抜いたことから、やくざと大殺陣を演じてしまう。やがて姉妹の親の仇が銀蔵と扇屋の主人だと判明し、姉妹は復讐を遂げるために銀蔵の家に乗り込む。
北野武映画➂「座頭市」キャスト
盲目の座頭市を北野武さんが、対立する浪人・服部源之助を浅野忠信さんが演じます。
その他に大楠道代さん、夏川結衣さん、ガダルカナル・タカさん、橘大五郎さん、大家由佑子さん、岸部一徳さん、石倉三郎さん、柄本明さんなどが出演しています。
北野武映画➂「座頭市」世間の反応
近年の日本映画に落胆させられている今日この頃、こういう映画があるんだと知っただけで嬉しくてしょうがない。
北野武監督作品は芸術性を持っている。
映画はただストーリーを追っていればいいものではない。
観客に感じれるポイントを的確に残しておきながら終焉へと
しっかり導いてくれる丁寧さ。
監督の遊び心満載なシーンの数々。
最近はどうしてこういうオリジナリティ溢れる映画が生まれないのだろう。
この映画で初めてキャッチコピーの通り「最強」の武を観た気がしました。
今までの武が監督・主演したバイオレンス映画は最後には敵に殺されるか、自殺するかのどちらかで「死」で幕を閉じました。
しかし、この映画では敵をほとんど皆殺しにして見事に生き残りました。
たまには気持ちよく終わるのもいいですね。
「最強な男」は死んだりはしないのだ。
武が現実に起こしたフライデー襲撃、バイク事故で生き残ったように!
北野武映画➂「座頭市」予告動画
2008年9月20日に公開された北野武監督・主演の日本映画。『TAKESHIS'』『監督・ばんざい!』に続く、芸術家としての自己を投影した三部作の最後の作品である。
北野武映画④「アキレスと亀」あらすじ
裕福な家庭に生まれ育った真知寿は絵を描くのが大好きで、将来画家になる夢を
持っていた。しかし両親が突然自殺し、一人ぼっちに。青年に成長した真知寿
は、バイトで貯めたお金で美術学校に通っていた。そんな彼の前に美しい理解者
が現れる…。同じ工場で働く幸子と結婚した真知寿は、彼女の手を借りながらま
すます芸術にのめり込んでいく。中年になった真知寿は来る日も来る日も創作に
励んでいたが、絵はまったく売れなかった。
北野武映画④「アキレスと亀」キャスト
売れない中年画家・倉持真知寿を北野武さんが、その妻、倉持幸子 を 樋口可南子さんが演じます。
その他に 柳憂怜さん、麻生久美子さん、中尾彬さん、伊武雅刀さん、 大杉漣さん等が出演しています。
北野武映画④「アキレスと亀」世間の反応
難しい
いろーんな解釈ができる。人それぞれに違う人生があるように違う解釈ができる。
自分の状況に近い解釈をしてしまう作品なんだね。アキレスと亀をなにと例えるか？見た人が感じればいいんだな。
あの年まで一つの夢を追い続けるのはすごい。でも夢を追い続けることの危険さを伝えてるのかもやけど。
でもマチスは幸せだったのかもしれない。誰にも作品を理解されず笑われ続ける。しかしたった一人だけ理解してくれる奥さんがいる。んーまだまだや
売れない芸術家をやっていると、必ず想像してしまう、人生最悪のシナリオ。絶望的な気分になる作品です。
まあ、普通は、マチスほど極端な人は少なく、生きて行くためのお金を稼ぐ時間は確保したり、周りに迷惑をかけないよう独身を選んだりする。でも、どんなに取り繕ってもこれがあんたの本性だ、と言われたような気がする。
自分の魂はまだ見ぬ成功した未来に生きていて、現在の自分を受け入れられない、諦めようにも、新しい作品がどんどん頭のなかで生まれて、形にして出さないと息がつまる、自分が自分でいると自分の存在が周りを不幸にする。それなのに、作品を作り続ける自分が憎い、、。
マチスがあのままお坊ちゃんのまま、画家になっていたら、おべっかを使う人たちが、作品を買ってくれ、売れたという、実績が実績をよぶ。天才とはいかなくても、あそこまで生活が困窮することもなく、迷走することもなかっただろう。マチスは才能がないだけでなく、運も悪い。
それなのに、なぜ奥さんは、マチスを選んだんだろう。
そして、なぜ大成功者の北野武が、これを作り、自分で演じたのだろう、あれだけ才能に恵まれた人でも、自分は一歩間違っていたら、こうなっていたという、恐怖を抱えているのだろうか。
初めて見たときは「なんだこれ、わからない」の一言で駄作じゃないかと思いました。
でも数年経って見てみると意外と面白いなと思いました。本当は小さい頃から才能があった(かもしれない)真知寿は幼少期のトラウマにプラスして素直過ぎる性格が故に、環境や出会う人の言葉に左右されて、時間をかけてゆっくりと狂っていってしまいます。この様子ってちょっとわかる気もするし、案外才能ある芸能人にもそんな人がいる気もします。
才能があったとしても評価されるかどうかは分からないし、夢持ってるだけじゃダメなんだという現実の厳しさも教えられる作品でした。
そんなんだから最後の樋口さんの「帰ろう」って言葉にとてもほっとしました
北野武映画④「アキレスと亀」予告動画
北野武さんの作品、堪能して頂けたでしょうか。2015年4月25日には新作映画「龍三と七人の子分たち」が公開されます。北野武監督のお得意のヤクザ映画ですが笑いの要素が強いそうです。
どんどん新しい作品を手掛けていく北野武さんから今後も目が離せませんね。
