「夫の介護が出来てしあわせ」誰もが涙する森公美子と夫の夫婦愛
2015/10/09
az2az
中村うさぎ(なかむら うさぎ、1958年2月27日 - )は、日本の小説家、エッセイスト。本名は中村典子(なかむら のりこ)。
福岡県出身。その後、親の転勤で横浜、大阪府茨木市と移り住む。捜真女学校、同志社大学文学部英文学科卒業。AB型。既婚。
住友系の繊維会社で営業をしていたが1年半で退社。その後コピーライターやゲーム雑誌ライターとして活躍。
1991年ライトノベル作家としてデビュー、角川スニーカー文庫より『ゴクドーくん漫遊記』で人気を博す。
その後、ライトノベルを中心に作品を発表していたが自らの浪費家ぶり(ブランド品の買い物、ホストクラブ通いなど)を赤裸々に書いたエッセイ『ビンボー日記』、『ショッピングの女王』がヒットした。現在では、主にエッセイストとして活動している。
ライトノベル作家・エッセイストとして活躍されている中村うさぎさんですが、2000年以降は買い物依存症になったり整形にハマッたりと赤裸々な告白エッセイや5時に夢中!での潔いコメントが評判となり、作品というよりも中村うさぎさん自身に興味のある人が多いようです。
中村うさぎさんはバツイチで、現在の旦那さんはゲイの方で恋愛感情はないとのこと。
2015年10月7日に日テレで放送がスタートしたドラマ「偽装の夫婦」が高視聴率を記録し、話題になっていますがまさにリアル「偽装の夫婦」な中村うさぎさん。
1999年にスキャンダル雑誌「噂の真相」で「偽装結婚か」と報じられましたが、中村うさぎさんは「偽装結婚ではない!」と反論しています。
中村うさぎさんの夫は一体どんな人なのでしょうか。
中村うさぎさん現在の夫の画像は残念ながら見つかりませんでしたが、本名は黄卓光という香港人の専業主夫の方のようです。
文春文庫の「浪費バカ一代―ショッピングの女王〈2〉」に特別夫婦対談「私たち、金銭感覚ズレてます」(中村うさぎ×黄卓光)が掲載されています。
その中ではこのような逸話が掲載されています。
専業主夫だと言うのに一年以上も一ヶ月3万円などと少しずつお金を貯金し続けたんだそうだ。しかも、一年後にいきなりその貯金を全て叩いて彼女に60万円のカルティエの指輪を誕生日にプレゼントしたのだそうだからかなりのツワモノだ。
コツコツ貯めたお金を全て妻の誕生日に遣ってしまうとは、これが愛のなせる業なのか、国民性なのか・・・出会いのきっかけは一体何だったのでしょうか。
うさぎ:当時わたしは、新宿二丁目で遊んでたんですけど。
しばらくは本当に、まわりがホモと女しかいないみたいな。ふつうの男の人と遊ばないっていう。
そういう三十代過ごしてました。
主人とは、新宿二丁目のホモバーで知り合って。彼はゲイなので。
彼は当時、香港から留学してきている学生で、私もこんな自由業じゃないですか。それでお互いに時間が自由で、良く2人で飲みに行ったりしてたんですよね。
それで、すごい仲良しだったんですよ。
それから何年かして。この人が学校卒業して、スチューデントビザが切れちゃうってなって、ワーキングビザに簡単に切り替えるのが、結構厳しい状況で、入国管理局に一緒に行ったんです。
その時のオヤジが、すごい嫌な奴で、「周富徳とか、有名な料理人とかいうんだったら別だけど、大して手に職も持っていないような外国人がね、日本に留まるには、ま、日本人の女と結婚するぐらいしかないんじゃない?」みたいな言い方をしやがったんです。
なんか、この人よりあたしの方がカチンと来ちゃって、「じゃ、結婚すりゃ良いんですね?」みたいなことを言ってしまったんです。
その入管の帰りに、「あんなこと、はずみで言っちゃったけど、どうする?」ってなって。
ま、あたしも当時バツイチで、もう二度と結婚はしないと思ってたから、
「あなたが日本にいるために必要だったら、別にあたしは良いよ。全然かまわないから。」
って言ったら、「そうね。」みたいなことになって。それで、ま、結婚したんです。
まず、中村は、夫の印象をこのように語っている。
「最初から全然私のタイプじゃなかった。恋愛対象としては、という意味ですが。外見もそうだし、性格にしても、恋愛感情が生まれる余地は一切なし。なんというか、実にテンションの低い人で、ほあんとしてて優しいんだけど、ひどい優柔不断なヤツでして。こんな男と恋愛して、盛り上がるわけがない、と最初から分かっていました」
黄卓光さんが中村うさぎさんと結婚したきっかけは日本の永住権のためという不純な?理由だったようです。
中村うさぎさんにとってこの結婚は恋愛というよりも、一人の友人を人助けするというような感じですね。
もう泥沼恋愛は疲れた、恋愛なんてゴメンだ──そんな気持ちでいたところに出会ったのが、結婚を決めた彼だった。しかし、前述したように、中村には彼への恋愛感情はない。そして、セックスの関係もない。「でも、それがわが夫婦なんです」と中村はきっぱりと言う。
「私たち夫婦の話に戻せば、気を使ってお義理でセックスする苦痛もないわけで、いわばいきなり「家族愛」からスタートした夫婦っていう感じですよね。それがすごく、私にはしっくりくるというか、落ち着くんです」
「私たちの間には男女の恋愛感情は存在しない。これは事実です。でも、これ不思議なんですけど、いままでの恋愛においては「私はこんなにあなたを愛してる。で、あなたはどうなの」って不安に常に苛まれてきたけど、いまはそれがなく、これまで感じたことのない大きな安心感と、もっと言えば、「絆」っていうものを強烈に感じているんですよ」
中村うさぎさんは現在の夫に対して男女の恋愛感情を超えた家族愛のようなものを感じており、猜疑心のない穏やかな生活に満足しているようです。
中村うさぎさんはバツイチで、現在の夫と結婚する前の元夫に関しても著書で赤裸々に語っています。
小学館文庫の「人生張ってます―無頼な女たちと語る」では元夫に関して、1才年上で奥田瑛二似の顔とコピーライターとしての才能に惚れたと語っています。
奥田瑛二さんの若いころの写真。
この顔に似てるとしたらかなりイケメンです。
ゴマブックスの「愚者の道」という本の中では中村うさぎさんと元夫の離婚の顛末が告白されています。
中村が最初の夫に出会ったのは20代半ばで、彼女がOLをやめてコピーライターに転職した頃だった。夫は一つ年上のコピーライターだったが、彼には才能があり、「彼の書いた文章を読むたびに愚者(中村うさぎ)はリスペクト(尊敬)の想いを新たにし、同時に、己の才能のなさに絶望する」のだった。
中村は、「あっという間に彼に傾倒した。それは恋愛というよりも信心に近いものだった」。そして、彼とつきあってみたら、地獄が待っていたのである。
<付き合い始めたその日から 彼はさっそく愚者(中村)を裁き始めた。言葉の選び方が粗雑である、ものの考え方が稚拙である、態度が悪い、気が利かない、何から何までなってない……容赦ない全否定に、愚者はべしゃんこになった。
それでも彼を慕い続けたのは、その全否定が神の言葉のごとく、愚者の死と再生と成長を促すものだと信じていたからだ。新しい自分になりたい、という愚者の自己再生の願望は、まるでカルト教団の教祖を信奉する蒙昧なる信者のように、自分を破壊する言葉を求めたのである(「愚者の道」)>
コピーライター時代に出会った元夫は仕事ができる男だったようです。
仕事のできる人は、自分だけでなく、他人にも厳しい人が多いものです。
自身を愚者とまで呼ぶ中村うさぎさんさんにとっては荷が重かったのでしょう。
この人だと思って結婚した相手は、結局のところ自分を束縛し目下のものとして扱うだけの横暴な不誠実な男だった。だからこそ、逃げ出した。
よくある話と言えばそれまでだ。ただ多くは語られないが、この離婚によって負った傷がどんなに深いかが伝わってくる。
中村うさぎさんは現在の夫と婚姻中にホストにハマッていたこともあります。
相手は歌舞伎町のトップダンディという店に所属していた桜木春樹という人です。
中村 一つの物にどれだけ金をつぎ込んだかって言う意味では、春樹が一番かかったんじゃない。
── ホストの春樹さんですね、いくら使いました?
中村 2000万ぐらい使ったんだよその男に。確かにブランド物だって相当使ったよ。だけど、一つ2000万なんてものは買ってないから。せいぜい時計とかでも300万、400万とかその程度なので、やっぱ一つの商品となると春樹かなあ。
中村 綺麗な顔していて、頭からっぽってのが好きだね。
── そうなんですか(笑)。馬鹿じゃないと絶対ダメなんですか?
中村 それは譲れない。綺麗な顔していても東大出ていたりしたら絶対駄目。つまんないそんなの。
完全に破局した原因が、正月のトーク番組で、おすぎがいきなり、「あんたさぁ、ホストにハマってる。みたいな話しを聞くけどさ。大体、いくら使って何回セックスしたの?」って聞いてきたんです。
それで、「1500万円くらい使ってて、3回しかセックスしてもらえてないんで、一回500万のチンコですね。ハハハ。」とか言って笑ってたけど。正月番組だし昼間の番組だから、絶対カットされるだろうと思ってたら、それがそのまま放送されちゃって。
ホストが家に怒鳴り込んでくるっていう事件が、正月早々ありました。(笑)
中村うさぎさんとホストとの詳しい顛末は角川文庫に掲載されています。
現在はスティッフパーソン症候群という100万人に1人という難病にかかり、夫に支えられ車椅子で投薬治療を行なっている中村うさぎさん。
結婚の動機は不純で恋愛感情はなくても、お互い支え合って生きていくという究極の夫婦愛がここにあるのではないでしょうか。
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