2022/02/01
chihiro1384
『リング』と並ぶ日本が誇るホラー映画といえば『呪怨』。映画を見たことがない方でも、少年の幽霊が出ているポスターは見たことがあるのではないでしょうか?
今回はそんな『呪怨』の画像を使いながら、いままでの『呪怨』についてご紹介します。今回の記事は取り扱うものの性質上、人によってはショッキングな内容になると思いますので、自己責任の上でご覧ください。
粗暴な夫により殺された佐伯伽椰子と息子の俊雄。彼女等の怨念が宿る一軒の家を中心にして描かれるオムニバス作品です。基本的には呪いの家に関わった全ての人間が伽耶子の怨念によって呪い殺されていくと言うお話です。
仏壇の中や布団の中に伽椰子が現れるなど、過激な恐怖描写と、少しでも関わった人間は全て無残な末路を迎えるという理不尽な恐怖で人気を博しました。
タイトルである呪怨は、『つよい恨みを抱いて死んだモノの呪い。 それは、死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、「業」となる。 その呪いに触れたモノは命を失い、新たな呪いが生まれる。』と定義されています。
ビデオ版も含めると全8作品ある『呪怨』シリーズ。スピンオフとも言える映画も一本あります。全作品に共通することは、佐伯伽椰子が次々と呪いを伝播させること。作品は時系列が非常に複雑にシャッフルされています。ハリウッドでもリメイクされており、現在3作を発表しています。
ただ、リメイクの二作目であるはずの『呪怨 パンデミック』は『2』のリメイクではなく、日本版との深いつながりを持たせたオリジナル作品となっています。3である『呪怨(ザグラッジ)』も同様です。
それではここから、各『呪怨』について、簡単にご説明しましょう。
全ての『呪怨』シリーズの原点です。2000年に公開された劇場未公開作品です。
小学校教師の小林俊介は、学校へ来ない佐伯俊雄の家を訪ねます。佐伯家には俊雄しかおらず、一緒に母親の加椰子を待つ俊介。佐伯家はとてもちらかっており何か不穏な雰囲気を俊介は感じますが・・・
『呪怨』の第二弾です。こちらも2000年公開で劇場未公開作品です。
不動産屋の鈴木達也は、あるいわくつきの物件が売れないことに悩んでいました。そこで心霊系に詳しい妹の響子に本当にいわくつきなのかを確かめてもらう事に。しかしその物件は、かつてあの佐伯家が住んでいた家でした・・・
記念すべき劇場公開第一作目。2003年1月25日に公開されています。キャッチコピーは「総毛立つ快感。」
福祉ボランティアの理佳は寝たきりの徳永幸枝の様子を見に行きます。徳永家はとてもちらかっていて、掃除をしているとガムテープで封印された押入れを見つけます。理佳は気味悪く思いながらその引き出しを開けると・・・
こちらは2003年8月23日公開の劇場版第二弾です。キャッチコピーは「身の毛もよだつ絶頂。」
伽耶子が再び肉体を得て転生し、さらに呪いの家に関するテレビ番組の放映によって呪いが爆発的に増殖することが示唆されるという衝撃のラストが待っています。
2009年6月27日公開の劇場版第3段作品です。『呪怨 黒い少女』と同時上映されました。
杉並区・西荻のある家で大事件が起きました。それは、司法試験を目指すこの家の長男が、試験に落ちた直後に家族を惨殺し、自分も首を吊って死んだ事から始まる恐ろしいお話。
2009年6月27日公開の劇場版第3段作品です。『呪怨 白い老婆』と同時上映されました。
呪われた少女とその家族、そして少女を担当した看護婦が巻き込まれる恐ろしい話です。
2014年6月28日公開の劇場版第4弾です。アジア14カ国でも公開されました。
興味本位で呪いの家に入った女子高生と、俊雄の新しい担任となった臨時職員、生野結衣とその恋人に起こった恐ろしい出来事をつづった作品です。
2015年6月20日公開の劇場版第5弾です。シリーズ完結編でキャッチコピーは『最恐が、終わる。』
前作で行方不明になった生野結衣の姉である麻衣は妹を探していました。妹が佐伯俊雄という少年の家に出入りしていたことを知った麻衣は佐伯家に向かいますがそこに家はなく・・・
実は元々配給会社の遊びから生まれた映画で、エイプリルフールのネタとしてポスターまで公開されています。画像がそれなんですが、よく見ると所々文字が強調されていて、つなげると「エイプリルフール」という言葉になっています。
2016年6月18日公開のスピンオフとも言える映画。日本ホラー映画界の二大ホラーヒロインが激突する驚きの作品です。
その他に海外版として『THE JUON/呪怨』(2004年・米、2005年・日)『呪怨 パンデミック』(2006年・米、2007年・日)『呪怨 ザ・グラッジ3』の3本があります
『呪怨』という映画そのものの怖さは、みなさんご存じだとは思いますが、実は一歩外に出てみると、意外と怖いばかりではない『呪怨』。一体どういう事なのかご説明しましょう。
映画の例にもれず、『呪怨』は映画を行うたびに舞台あいさつをしています。実はその場へ加椰子と俊雄が来ることも多く、このように芸人などともよく写真をとっています。日本エレキテル連合とのショットですが怖いと言うよりも面白いですよね・・・!
ちょっとわかりずらいかもしれませんが真ん中に加椰子と俊雄がいます。加椰子がかがんで俊雄の横で写真をとられる姿は、普通の親子と言えるかもしれませんね。
加椰子がまさかのマイクを持って話しています!この姿だけで衝撃ですね。
これは見てもどこに加椰子たちがいるのか分からないと思いますが・・・実は右端の少年は俊雄。緑のドレスの女性は加椰子を演じている方です。とてもお綺麗な女優さんで、子役の子もとってもキュートですね!役でなくても仲がよさそうです。
いつも二人で登場する加椰子と俊雄。実はあなたが思っている以上に仲良しなんですよ!
こちらのほのぼのとした日常の一ページは加椰子がアップした物です。インスタグラムで公開されている二人のほのぼのな日常。少しご紹介しましょう。
一緒にブランコですね!とても仲良しです。
こちらはひなあられを食べているんでしょうか?ちゃんと季節の行事も大切にしているんですね!
俊雄君、どうやら身長が伸びたようです!息子の成長をきっと喜んでいることでしょう。
見ているものはテストでしょうか?良い点数だったらいいのですが、加椰子の表情からは読み取れません。
呪いの家に近づく人間がいないと意外と普通の親子である加椰子と俊雄。そんな二人の日常をもっと見たいと言う方は、インスタグラムをのぞいてみてはいかが?
それでは最後に、あまりにも怖すぎて差し替えられたというCMをご紹介しましょう。あまりホラーが得意でない方は自己責任でご覧ください。
こちらは映画『呪怨ファイナル』のテレビCM。恐ろしさの余りクレームの嵐だったとか。
その恐ろしさの余り、寄せられたクレームは3日でなんと100件!ネットでも怖いからやめてと言う声が多く聞かれました。
確かにこのCMが流れると、怖いのが苦手だとチャンネルを変えちゃうかもしれませんね・・・
いかがでしたか?
『呪怨ファイナル』で一応の決着がついたシリーズ。最初に映画化されてから16年。今でも愛され続ける『呪怨』はまさに日本が誇るホラーコンテンツです。
ファイナルで最後との事ですが、本当に見ていて怖い続編が出来るのを期待しています!呪怨の呪いはきっと永遠です。
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